時代劇拝見日記
2015年5月

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2015/5/30

■ 桃太郎侍 第224話「邪剣に勝った瓦版」1981.2.8日本テレビ/東映

 米価高騰の黒幕を暴く瓦版、出しているのは正義漢の元武士。ペンは剣より強しをモットーに戦うが、身を切るよりつらい犠牲を出してしまうのだった。

ロケ地
  • 浅草寺境内で瓦版を売っていてチンピラに袋叩きされる彫師の青年、今宮神社石橋上。
  • 版元・三谷新十郎が襲われる両国界隈、大覚寺五社明神

2015/5/29

■ 疾風同心 第6話「女狐おぎん」1978.10.25東京12チャンネル

 阿片密売を追う風間は、運び屋の情婦に張り付くが、したたかな女狐が実は哀れな身の上と知る。風間の人柄と誠意を知った女は、最後のさいごに心を開いて逝く。

ロケ地
  • 不忍池のほとりに佇む風間に声をかけ出合茶屋へ誘うおぎん、風間が腰掛けているのは大覚寺大沢池船着(小)の手すり。
  • おぎんの男・伊八が姿を消したあと、おぎんに張り付く風間、外出にもついてゆきなぜ伊八と切れないのか問い詰めるシーン、今宮神社稲荷社前。やり直せと諭すシーンは、上賀茂神社神事橋上に切り替わり。事後、おぎんを思い佇む風間のシーンも神事橋上。
■ 桃太郎侍 第223話「娘剣法一番勝負」1981.2.1日本テレビ/東映

 鎖鎌の遣い手に長兄が敗れ、次兄は呑んだくれという事態に、妹である道場のお嬢様が男装して乗り出すことに。武道の面目のほか、兄の横死に疑問を抱いていた妹は、一目で女と見抜いた桃さんを恃み、訳を話し縋るのだった。

ロケ地
  • 胃を痛めたつばめの養生を兼ねて旅回りに出る玉川一座、地図に被さる東海道イメージは嵐山東公園の木(頂部のみ)
  • 小田原城イメージ、和歌山城天守(遠景)
  • 小田原城下の八幡さまに小屋掛けする一座、下鴨神社馬場に設営。茶店越しに二の鳥居や楼門がちらり。林際に高札が立ち、明後日の御前試合を告知。
  • 城下の中西道場、相国寺大光明寺門内外を使う。
  • 桃さんを伴い長兄の墓に詣でる美奈、金戒光明寺墓地
  • 美奈に乞われ稽古をつける桃さん、下鴨神社河合社塀際。仁兵ヱが来て「お嬢さん」とか大声を出し、家老の手下に聞かれてしまう。
  • 美奈の兄を陥れた疑いのある御納戸役を尾行するつばめ、相国寺大光明寺南路地。御納戸役が入る家老屋敷は豊光寺か(門内から外を見た図と、門のパーツのみ)
  • 美奈の次兄を連行するため江戸へ急ぐ家老配下の侍、駕籠がゆく街道は嵐山自転車道・嵐山東公園前を堤外地から見上げ。それを阻止するべく後を追う仁兵ヱの早駕籠、同じく自転車道だが、こちらは公園側の堤内地から見上げの図。先を越され夜道を急ぎ戻る仁兵ヱの描写は、堤外地から見上げのほうを使う。
  • 次兄が犠牲になり家老の刃を自らの胸に刺したあと、道場から引き上げてきた家老の前に出る鉄心(鎖鎌遣い)相国寺鐘楼脇。かくなる上は試合で殺せと家老。
  • 御前試合会場、下鴨神社馬場に柵と幔幕設営。見物衆は試合を見られないので、ちどりとかもめが木にのぼる。桃さんの闖入あり。
  • 江戸へ帰る一座を見送る美奈、金戒光明寺参道石段下

2015/5/28

■ 疾風同心 第5話「甦えった父娘の絆」1978.10.18東京12チャンネル

 内偵に使っていた男が惨殺され、自らスラムへ潜入する風間。悪党との戦いの中で、永年隔たったままだった親子の確執をほどく役目もするダンナであった。
首魁に辿りついたと思ったら、一枚奥にという、あのパターン。

ロケ地
  • 風間(変装中)から財布を掏った喜八、逃げてなかみを改める水辺は大覚寺大沢池堤水門そば汀(心経宝塔が遠景に映り込み)。土手に風間が現れ、喜八をシメる。以降、兄哥呼ばわりとなる。
■ 桃太郎侍 第222話「出世、ご免蒙ります」1981.1.25日本テレビ/東映

 南町きってのダメ同心は、新任の上司におだてられて大張り切り、次々と手柄を上げてお褒めにあずかる。しかしそれははなっから仕組まれた、邪魔者を陥れるための企み。事実を知った男は命がけで上司に強訴、しかし誠意の通じる相手ではなかった。

ロケ地
  • 秋田屋の法被を着た人足が木曽屋に放火と証言した大工が「水死体」で見つかる川端、大覚寺天神島汀。検分していた神谷に、死体を見た桃さんが毒殺と告げるシーンは木の根方。
  • 事後、回復した神谷が釣りの桃さんのところへやって来る土手、大覚寺大沢池堤(法面に腰掛け/仁兵ヱとつばめ入り)。舞い戻ってきた元の上司が、神谷の両刀と羽織持ってきて「呼子が鳴ってる」と怒って連れてゆくシーンは堤上。

2015/5/27

■ 疾風同心 第4話「命をかけた手鎖旅」1978.10.11東京12チャンネル

 甲州から犯人を護送する風間は、相手と自分を手鎖でつなぎ、決死の覚悟。逃げられかけたり、身の上を聞いたりするうち二人は打ち解けてゆくが、宿命が追いかけてくる。

ロケ地
  • 甲州・石和在の道をゆく風間、不明(竹藪沿いの道から萱葺民家見下ろし/軒に瓦)
  • 徳次が佐吉を刺してしまうお堂、不明(菱形の格子窓ある建物、「痛快三匹第6話」でも出たアレ、朽ちかけてる感じ/ここへは石段をのぼる)。風間が介入、徳次を捕縛。
  • 石和代官所から出立する風間と徳次、大内辻堂前を南へ、次いで若森廃橋を南に渡る。辻堂の傍ら、田畔などに徳次を狙う一味が変装して潜んでいる。
  • 徳次がトイレで逃げかける茶店のある山道、不明。
  • 風間と徳次がゆく山道、谷山林道。へつりながら歩く崖道や、頂上付近(ここで一味の襲撃)
  • 襲撃を利用して逃げた徳次、通りすがりの旅人から幼女を奪いタテにするやしろ、不明(谷山林道の波切不動に似た立地、谷川に橋が渡り朱鳥居あり、玉垣の連結は鉄線)
  • お仙が一味の首領・望月浪人に「兄を殺して」と依頼するやしろ、藪田神社。舞殿はまだ萱葺。
  • 誰か会っておきたい人がいて逃げるのかと、徳次に問う風間、二人佇む渓流、不明(水量はさほどでもない)
  • 風間が徳次のため駕籠を拾ってやる街道、谷山林道か。先棒は福ちゃん。このあと一味の襲撃がある切通しも谷山か。
  • 一味が徳次を呼び出す地蔵ヶ原、酵素河川敷。地蔵があしらわれていて、ここに杭立ててお仙を縛ってある。
■ 桃太郎侍 第221話「どうぞお縄を………」1981.1.18日本テレビ/東映

 嫌がる孫娘に早く婿をと急かす祖父には、よそとは違う理由があった。
千恵蔵御大の、「優しいおじいちゃん」が見られる、貴重な一作。

ロケ地
  • 玉川一座観覧の帰り、奥山の茶店に立ち寄る和泉屋と孫の千鶴、松尾大社亀の水場近くの石積際に茶店設営。ここへ駒形一座の千太が通りかかり、「源吉」と声をかけるが、和泉屋は否定して去る。
  • 祖父を脅迫する千太の話を立ち聞きしてしまい家を飛び出した千鶴、行き合わせた桃さんとつばめに「祖父が実の父母の仇」と話し泣く川べり、中ノ島橋下手中州法面(南側斜面、奥に橋が映り込んでいる。役者は傾斜のきつい石積の上に草履はいて立っていて、見ていて怖い)。流水が背景に来る絵も。
  • 自首すると書置を残し家を出た和泉屋、千鶴の両親の墓に参りこれが最後と語りかけるのは北嵯峨農地小丘・木の根方。両親の旅籠は「街道沿い」らしいが、墓に額づく御大は別に旅姿ではない。
  • 千太が岩田屋の手先の辰造に刺殺される祠、松尾大社摂社前。脅迫状を見てやって来た千鶴が犯人にされてしまう。
  • 和泉屋は伝馬町送りで死罪確実、これからは禁制品取引やりまくりと高笑いの悪党ども、集まる料亭は嵐山公園・錦(外観のみイメージ、夜間撮影)

2015/5/26

■ 疾風同心 第3話「涙の張り込み」1978.10.4東京12チャンネル

 逃亡犯の妻子を見張ることになる風間と辰、もう母と子が気の毒で見てらんない状態で、店立て食わした大家をきつく叱ったりするのだが、結局御用と相成る次第。しかし、安次郎がわるい仲間にやられかけてるところへ踏み込んだ風間は、畏れ入る彼を自訴扱いにしてやるのだった。

ロケ地
  • 安次郎の妻子の行方を捜しあぐねてほっつき歩く風間たち、上賀茂神社ならの小川畔。このとき、神事橋を渡って蜆売りの少年・太吉がやってくる。彼を見た村瀬のダンナは、五年経ってるにもかかわらず「あれは安次郎の子」と断言。
  • 安次郎からという偽手紙に騙され、指定の招善寺(文にこう書いてある)へ赴く風間と辰、招善寺。鐘楼前へ東から駆け入り、本堂の方へ。墓地へ行ってみようと山門の方へ駆け出すが、画面切り替わり墓地入口門を抜け坂をのぼり墓地へ。ずっと安次郎どこだと呼ばわっているが応答なく、風間はおびき出しかもと気付く(しかし長屋へ戻ったら夜。どんな時間経過で距離なのかよくわからない)
■ 桃太郎侍 第220話「追い出せ!長屋のお邪魔虫」1981.1.11日本テレビ/東映

 桃さんに命を助けられ、その人柄に惚れ込んだ中間は、遂に屋敷を退転し桃さん宅へ現れ、押しかけ従者に。彼は桃さんを思うあまりしつこく仕官を勧め、本人にその気が無いのは長屋衆のせいと決め付け、コミュニティを壊しにかかる。しかし桃さんに諭され、一同に総スカンを食い、さすがに萎れて諦め出て行くところへ、元の主のもとから刺客が送り込まれるのだった。

ロケ地
  • 石川の配下に斬られた材木商・木田屋のむくろが上がる川端、広沢池東岸汀。見物衆が取り巻くところへ、町方が走って来る。この直後、木田屋へ使いに立った弥助の始末が命じられる。

2015/5/25

■ 疾風同心 第2話「殴り込み阿片地獄」1978.9.27東京12チャンネル

 人一倍悪党を許せない風間だから、阿片密売など捨て置ける筈が無い。例によって売人をギタギタにのすが、そこを悪党に付け込まれてしまう。
謹慎くらったダンナ、十手置いて町人に身をやつし「潜入」、しかし早々にバレバレ。マジでヤバいところへ、辰の注進を受けた捕方が現れるのだった。

ロケ地
  • 売人を追い詰める風間と辰、仲間がたむろするところへ逃げ込まれ大立ち回りのやしろ、大覚寺五社明神舞殿と周辺。茶店が近くにあしらわれている。
  • 一味の伊蔵に阿片をせがんだ帰りのお冴に、一芝居打って接触する風間、大覚寺大沢池堤水門付近。芝居がエキサイトして、辰つぁん池ボチャ。
  • 風間とお冴を始末するため一味が船を出すと、行く手に捕方の船が見えるくだり、広沢池東岸(夜間撮影)。一味の屋形船はセットで別撮り。
■ 桃太郎侍 第219話「悪ガキ塾の桃太郎」1980.12.28日本テレビ/東映

 理想に燃えて孤児を養育する私塾を経営してきた桃さんの友だち、しかし悪ガキに手を焼き困り果てて相談に来る。子供たちは桃さんの体当たり真心に打たれ改心、しかし塾の土地に悪党の魔手が伸びていた。

ロケ地
  • 「ゆうあい塾」、民家塀と門。導入は南東角から。
  • 忠次が幼女のため作ってやるうさぎのお墓、北嵯峨農地小丘上の松の根方。
  • 桃さんの心意気に感じた子供たち、自ら野良仕事の手伝いに出る畑、北嵯峨農地畑地。
  • 皆の様子を覗いていた忠次、桃さんに見つかりお説教をくらうのは大覚寺五社明神
  • ふててとぼとぼ来る忠次の前に現れるチンピラたち、大覚寺放生池堤〜護摩堂。土地の権利書を盗ってこいと迫られ打擲される。

2015/5/24

■ 桃太郎侍 第218話「十年目のお化け長屋」1980.12.21日本テレビ/東映

 むかしお化け長屋で暮らしていた男女二人が再会、男は愛する娘の身売りを阻止するため盗みを働き、女もまた以来辛酸を舐めて生きてきた。やっと会えた二人を隔てるわだかまりをほどき、ふりかかる悪の魔手を滅し、桃さんは旅立つ二人を笑って見送るのだった。

ロケ地
  • おゆうから逃げた長次郎を追った桃さん、身の上について打ち明け話を聞くのは大覚寺天神島木の根方。ここへおゆうがやって来て、二人は意思を確かめ合う。
  • おゆうが女掏摸と聞いてしまった長次郎、仙造のもとへ飛んでゆき問い詰めるのは大覚寺五社明神祠脇林間。つばめが立ち聞き・水面もちらちら映る。

2015/5/23

■ 神谷玄次郎捕物控2 最終回「日照雨」2015.5.22BSP

 大店の道楽息子は、必然ともいえる最期を遂げる。神谷の読みどおり恨みの筋、犯人を許すわけではないが猶予を与えてやるダンナの情は、朋輩の恋にも適用されるのであった。
縁談が鳥飼のほうへ行く話は、神谷とお津世の仲へ回ってくる寸法。

ロケ地
  • 重吉が入り浸っていた賭場(松村町網打場、博打好きの妓楼の亭主が「離れを作って」人を集めと語られ、小料理屋設定は出てこない)守山・大庄屋諏訪屋敷の書院前。神谷らが入ってゆくのは書院玄関右手の入口。このあと辻斬り浪人を追っての立ち回りの竹林は北嵯峨か。
  • 銀蔵相手に惣助犯人説をぶつ神谷、八幡堀堀端。このあと二人が訪ねる、おそのの婚約者・信助の仕事場裏は同じく八幡堀・舟橋まわりに経師屋の道具ずらり展開。

2015/5/22

■ 疾風同心 第1話「謎を呼ぶ唐人剣」1978.9.20東京12チャンネル

 悪党どもから「疾風」と恐れられる南町同心・風間駿介、その暴れっぷりを存分に描く、「外伝」。
初手は、清国使節団の姫君を悪党どもからお救い申し上げる派手な展開。しかし美女の残り香は、香織にさらわれてしまう間抜けな始末であった。

ロケ地
  • 清国使節団が賑やかに来る街道、不明(池端は縦貫道整備前の中山池か/後のは田畦)
  • 使節団が入る品川の東海寺、大覚寺大門。中はセット撮り。
  • 胡蝶太夫の小屋へ赴き聞き込みを行う風間、その帰途尾行者に気付き回りこんでシメるのは大覚寺護摩堂まわり、塔も映り込む。
  • 尾行者の口を封じた短剣のことで太夫を問い詰める風間、このとき襲撃があり出火、逃れた座頭と太夫だが、早崎が采配する捕方に囲まれてしまうのは広沢池東岸、船には肥前屋(正体は海賊)

2015/5/21

■ 桃太郎侍 第217話「その処刑許さん!」1980.12.14日本テレビ/東映

 つばめが前にいた座の太夫が倒れ、容態がいっこうに良くならないわけは、惚れぬいた亭主の失踪。つばめが代役をつとめる間、桃さんたちは亭主を捜し回るが、その男は悪いのにハメられて処刑の運び。まさに土壇場で桃さんが助け出し、もう危ないという太夫のもとに送り届けるが、結果はあまりにも空しいのだった。

ロケ地
  • 玉川一座と、恩ある駒形一座の親方と親友である相弟子の板挟みになったつばめ、怪我でもしようと飛び降りる崖、金戒光明寺経蔵裏手(石積の裾は映さず、すごく高い石垣に見せてある)。つばめを案じて駆け寄るとん太(突き落とせと頼まれるが怯み)は参道坂を走ってきて、ちょっとの段差を飛んでイテテテ。どこも怪我せず着地したつばめ、今度は右手を傷つけようと石垣に手を置いて簪を振り上げるところへ、西の方から桃さんが現れる。
  • 新吉から託された隠し部屋の図面を寺社方に届けて出てくる桃さん、大覚寺大門。つばめは御殿川畔の手すりのところで待っている。
  • 新吉の棟梁を斬って逃げたチンピラ、分け前を貰おうとして始末される川端は広沢池東岸。土手下に海鼠壁の蔵を演出(一枚ものと思われる)、汀には祠やぼんぼり演出。
  • 新吉の引き回し、セットから移動して下鴨神社馬場。磔刑台が据えられる刑場は池跡。救出後、早く太夫のもとへと桃さんが言うシーンには、題目塔が置かれている。
  • 隠し部屋を作らせ、諸藩の留守居役を集めて抜け荷の品を取引する芝口の浄光寺、二尊院。ほくほく顔で出てくる留守居役たちに、寺社奉行がいくらでも供給と哄笑するシーンは黒門。小柄が投げられ、護衛が緊張するところ、紅葉の馬場坂下に被衣の人が現れる寸法。ラス立ちは坂を駆け上がり、黒門前を過ぎ勅使門から門内へなだれ込む(ただこの勅使門、まわりの拵えや門扉、それに本堂まで一致するが、唐門でなく瓦葺の棟門。この様態は前にも見た気がする)

2015/5/20

■ 桃太郎侍 第216話「大荒れすずめの里帰り!」1980.12.7日本テレビ/東映

 突然のすずめ帰還は、やはり碌なもんじゃなかったの巻。すずめは春若太夫の真意を知って涙し和解という筋だが、出しものの道具に火薬が仕込まれ爆発という、物騒な展開も用意されている。
珍しく桃さんの言うことも聞かず突っ張るつばめと、躾がきっつい春若太夫の衝突が見もの。

ロケ地
  • 企みに引き込んである森田座の座員・千吉に、火薬仕込みの松明を渡す板倉屋、大覚寺護摩堂脇。裏手からのアングルも。
  • もう森田座が竹田家へ興行に出てしまったあと、やっとすずめを見つけるつばめ、広沢池東岸汀。ひっぱたいて連行のところ、桃さんが来る。
■ 駆込み女と駆出し男 2015.5.16松竹

ロケ地覚書
  • 八幡堀堀端 堀切屋荷揚場 堀切屋妾・お吟が采配
  • 八幡堀堀端小径 座敷鮓いさご表(夜間撮影) 鳥居の密偵も見える
  • 鴻池新田会所跡 堀切屋(日本橋唐物問屋)
  • マイアミ浜 鉄練りのじょごが歩く、夜の七里ヶ浜?
  • 三井寺唐院参道坂と周辺 じょごとお吟が駆け込む東慶寺山門
  • 百済寺参道坂と仁王門 東慶寺中門 門に葵紋透彫の衝立
  • 西教寺書院と渡廊 東慶寺境内
  • 書写山円教寺 東慶寺境内描写はここを多用
  • 聖護院宸殿座敷 江戸城内居室 鳥居耀蔵が密命を受ける
  • 伏見稲荷奥の院参道坂 鎌倉・佐助稲荷、じょごの夫と信次郎
  • 油日神社 鎌倉・佐助稲荷 田ノ中勘助野外稽古奉納
  • 東福寺龍吟庵方丈前庭南庭 東慶寺境内
  • 教林坊本堂と庭 曲亭馬琴邸
  • 摩気神社裏手 柏屋裏手?布団など干している場面も
  • 春日奥山? 東慶寺と柏屋の間の渓流
  • 西の湖 堀切屋が船を出す大川?
  • 坂本・芙蓉園石室 堀切屋地下蔵(出口)
  • 楊谷寺上書院庭園浄土苑 東慶寺
※例によってメモとってないので、うろ覚えです
2015/5/19

■ 桃太郎侍 第215話「生みの親より育ての親か」1980.11.30日本テレビ/東映

 桃さんの薬箱から人参を盗ったガキ、悪びれず「借りた」などとぬかすが、母は病で父は投獄中という訳あり。しかもそのあと、泥棒ガキはさる大名のご落胤であることが判明するのだった。

ロケ地
  • 桃さんが釣りに出ると、人参盗ったガキが鯉を釣り上げているのを見る川端、大覚寺大沢池堤と法面汀。ここはこのあと何度も出てくる。
  • 高田藩下屋敷、大覚寺大門。病の殿様が用人に落胤さがしを命じるくだり。室内はセット撮り。

2015/5/18

■ 桃太郎侍 第214話「その喧嘩俺が買った!」1980.11.23日本テレビ/東映

 揉め事があると嗅ぎつけてやってくる荒くれ男の安、暴れっぷりを怖れた町衆が小金をつかませるものだから、ゆすりたかりが習い性となり、町の迷惑者に。しかし桃さんにぎゅっと捻られてからは改心、世のため人のために精を出す。その矢先、富商を狙う刺客を見て介入するが、相手は刀を持った侍の集団だった。

ロケ地
  • 長屋へ越してきた安、釣りの桃さんについてゆき子分にしてくれと土下座する川端、広沢池東岸。簡素な桟橋をあしらい、桃さんはそこに腰を据えて糸を垂れる。桃さんがバラした魚を追って水に入った安のため、火を焚くシーンも。

2015/5/17

■ ナショナル劇場50周年記念特別企画
  大岡越前2時間スペシャル 2006.3.20TBS

 名奉行に難題二つ、町火消しシステムの構築と、尾張の始末。ことに後者は、尾張公の御舎弟を使嗾する大悪党が関わっており、扱いに難儀する。
難局を切り抜けた忠相には、寺社奉行に任命され大名に格上げという栄誉がもたらされるのであった。

ロケ地
  • 鎌倉河岸に次いで西の丸大奥で火の手上がり、腰元たちが慌てて荷を運び出す城門、二条城北大手門(この前に火の粉を演出した絵が出ている)。このとき、騒ぎに紛れて運び出される千両箱を載せた大八は、外濠端を西へゆく。北大手門は後段にもイメージで出る。
  • 江戸城イメージ、姫路城天守。忠相が登城しているシークエンスで、以降も違うアングルで何度か出る。
  • 金蔵から三万両が消えた件で城内を走り回る侍たち、姫路城にの門
  • 楓が瓔石のもとから城へ戻ってくるくだり、先立って映る、走り回る侍たちのシーンは姫路城三国濠端。楓のシーンは、はの門内側へ出て、にの門へ行く坂へ。
  • 伊三郎が、目撃した若い衆から聞いた、金箱を積んだと思しき大八が入っていった湯島聖堂近くの千祥寺、岡崎別院。このときは門内外で夜間撮影、後段月光院がらみで出る際は、門のほか本堂前石畳などが使われ、手水舎など映り込む。大銀杏が葉を落とし、黄葉散り敷く情景もある。
  • 楓が仮病を使って入る御用屋敷の治療院、好古園茶の庭建物座敷(床をのべてある)。開口部から、お城の櫓が望まれる。ここから抜け出した楓が入り込むお庭番屋敷、好古園お屋敷の庭・潮音斎渡廊(庭番衆に囲まれ捕まる)
  • 岬同心たちの処分を迫られたと、孫さんに話す忠相、役宅の庭は好古園築山池泉の庭の塀際、ここからもお城の櫓を望む図。
  • 寺社奉行として初出仕する忠相、好古園流れの平庭門前。晴れて町火消しとなった鳶たちに木遣りで送られ、北側の路地を東へ。

2015/5/16

■ 桃太郎侍 第213話「仁兵衛の天中殺」1980.11.16日本テレビ/東映

 祠脇に埋めていた全財産を盗られた仁兵ヱ、給金を払えず総スカンのところ、岡場所で居残りという羽目に。そして、窮する男にうまい話が舞い込むが果たしてという、お決まりの構図なのであった。

ロケ地
  • 座員の給金のため金策に走る仁兵ヱ、三日駆けずり回ってたった二両、自棄になってこれで派手にぱあっとと立ち上がるが小判を落としてしまう川端、広沢池西岸汀の桜の根方。

2015/5/15

■ 大岡越前 第十五部 第26話「帰って来た友情」 1999.3.15TBS

 疱瘡が流行、今年の種は弱いとみた伊織は、人痘法の実施を進言。しかし、紛い物の新薬で大儲けを目論む悪徳奥医師どもは面白くない。伊織と、長崎から帰ったばかりの新三郎に魔手が伸びるが、お奉行は丹念に悪事をあぶり出していた。

ロケ地
  • 江戸城イメージ、姫路城天守。奥医師に人痘法の可否がはかられるくだり。
  • 品川を過ぎ、夜道を江戸へ急ぐ新三郎が闇討ちに遭う橋、中ノ島橋。狙撃されて新三郎川へドボン。
  • 臨時に小石川養生所仮病舎となっている源心寺(両方ともそう書いた看板がかかっている)神光院。新三郎が患者の子らをみるシーンは中興堂、元気を取り戻し遊ぶ子らは宝筐印塔付近、急患(襲撃犯の一人・升吉の母)が担ぎ込まれるシーンは山門。ラストシーン、すっかり回復した子らが親に引き渡される場面でも出る。

2015/5/14

■ 大岡越前 第十五部 第25話「最後の罪が恩返し」 1999.3.8TBS

 赤垣のおやっさんの情が、難事件解決の突破口をつくる。どう説得しても足を洗わない娘掏摸は、いま命を救ってくれた赤垣の手が、その昔も自分を掬い上げてくれたものと知り、「最後の仕事」を捜査に役立てて貰おうとするのだった。

ロケ地
  • 釣り帰りの子供が人にぶつかり、しつこく指弾されているのに介入するお秀、神護寺山門内側参道白州。お秀は、文句を言い立てていた権高な内儀から財布を掏っている。神護寺境内はこのあと何度も出てきて、五大堂下の崖際や、参道南側の道へおりる段差、廟所付近などいろいろ細かいカットがある。
  • 加田屋内偵中の赤垣、石段に腰掛けているお秀を見つけるシーンは神護寺石段、お秀は一番下にいて、参道側から見る図。このあと石段をおりてくる男女を狙うが、赤垣に阻止される。
  • 赤垣の説諭から逃げたお秀、ごろつきにからまれて川に放り込まれる橋は中ノ島橋、赤垣が飛び込んで助けるシーンは嵐峡にスイッチ。中ノ島橋は、後段、お秀を捜しあぐねた赤垣の慨嘆シーンでも出る。
  • 掏摸の元締を通じ、大間々の嘉兵衛の仕事(加田屋の財布を掏る)を受けたと赤垣に打ち明けるお秀、神護寺鐘楼裏手。ここを去る際には、鐘楼前石段を走り降りてゆく。
■ 桃太郎侍 第212話「本家玉川一座と元祖玉川一座」1980.11.9日本テレビ/東映

 上州路へ興行に出たつばめたちだが、長雨に祟られ身売り寸前に困窮。そこへポンと金を出して助けてくれた、気風のいい女芸人に甚く感謝するのだが、倉賀野宿へ行ってみると、なんとそのひとが「玉川つばめ」を名乗って小屋掛けしているのだった。

ロケ地
  • 旅に出る玉川一座、安全を祈願して出てくる観音さま、松尾大社本殿。一座が楼門を出てくると、門前に置かれた荷駄のそばに見送りの桃さんたちが待っている。
  • 熊谷、深谷と雨続き、江戸からやって来た桃さんと合流したあと、一座が渡る橋、若森廃橋(川は増水ぎみ、堰を勢いよく水が越す)。今になって晴れたと仁兵ヱがぼやき、高崎へ入る前に倉賀野でと予定を話す。
  • 倉賀野へ向けて歩く街道は穴太寺西側(407号東掛小林線から見た堂塔遠景、小菊を置いてナメる)
  • 偽の玉川つばめ一座が小屋を掛ける倉賀野の神社、小幡神社。脇参道の突き当たり、境外の空き地に小屋入口を演出してある。つばめたちが本家を名乗って出す小屋はセット撮り。
  • 事後、それぞれ別の土地へ行くつばめたちの別れの道隈、大内辻堂前。玉川一座は亀岡道の方へ、桜川一座は八木道の方へ、これを辻堂東側の田んぼに実った穂越しのロングで。お堂そばには、中仙道とかいた道標も置いてある。

2015/5/13

■ 大岡越前 第十五部 第24話「冤罪」 1999.3.1TBS

 隠れ岡場所の主殺しで捕まる青年、彼には充分な動機があり現場にいたことも確かだったが、頑として犯行を認めないその態度を見て、お奉行は九分九厘の残りの一厘を調べさせる。

ロケ地
  • 目明しの仙造が南の同心たちに教えた政吉の居場所の、芝神明近くの妙正寺という荒れ寺、妙光寺。夏目らが踏み込む際は、破れ障子の隙間から政吉が見ているという絵で、向唐破風?の入口が見えている。町方を見て政吉が逃げ出す門はここか不明(桟や柱が赤い)。捕まってしまう墓地は同寺敷地内で、無縫塔など見える。
■ 桃太郎侍 第211話「バクチが教えた商人根性」1980.11.2日本テレビ/東映

 道楽息子の馬鹿旦那が更生する話だが、代償が大きすぎ。最後が悲惨な以外は、若旦那とファミリーがからむどたばたで、賭場へ乗り込んでイカサマを暴く桃さんがかっこイイ。

ロケ地
  • 馬鹿ヅキのあと大負けして多額の負債をこさえた若旦那と田之さん、「もう死のう」とやってくる夜の河岸は広沢池東岸。いつもより高い桟橋が作ってあると思ったら、きっちりドボン。しかし引き潮だったので若旦那は助かり。このほか、灯台が置いてあって、岸には漁具。皆はここを漁師に聞いてやってくる。

2015/5/12

■ 大岡越前 第十五部 第23話「辻斬りは拝領の太刀」 1999.2.22TBS

 頻発する辻斬りは、片瀬の読みどおり旗本の仕業。その男、図に乗ってよその家の宝刀を血で汚すところ、切っ先を折ってしまうという椿事が出来する。そして、相手が武家でもきちんと始末をつけるお奉行であった。

ロケ地
  • 脇田の倅に拝領刀を持ってこさせ、その刀で辻斬りをはたらく左京、大覚寺五社明神。本殿に入って刀身を確かめ、表にいる宗九郎を背中から斬ろうとするが、通行人の方をやることにし襲い掛かるのだが、有栖川畔を来たのは伊織。体をかわした伊織が舞殿に駆け上がるシーンもある。結局、本殿前の石灯籠に刃を当ててしまいポッキリ。設定は、捕吏が走る町イメージに挿入される切絵図にある神田明神か。
  • 刀剣マニアの佐賀屋摘発に走る町方、大覚寺放生池堤〜佐賀屋寮?(不明)
■ 桃太郎侍 第210話「悲願!仲人百組目」1980.10.26日本テレビ/東映

 仲人マニアのおっさんが現れ、桃さんファミリー振り回されて大迷惑。しかし彼が過去に世話した女二人に、不審死の疑いが浮上するのだった。

ロケ地
  • 三河屋がみちのく屋へ現れ、皆のお見合いを世話する話をしていったあと、田之さんたちにいい人が見つかるといいねと話しつつ町をゆく桃さんとつばめ、仁和寺観音堂前〜脇・石畳際に露店あしらい、御室桜林はよく葉を茂らせている。桃さんがお見合い断って嬉しかったと艶っぽく迫るつばめだが、逃げられて怒。後段、帰る三河屋を追っかけてきたつばめが、桃さんとの仲を取り持ってと依頼するのも同所。

2015/5/11

■ 桃太郎侍 第209話「桃太郎とヘンな泥棒」1980.10.19日本テレビ/東映

 お化け長屋へ舞い込んだ調子のいい男実はコソ泥、盗ったものを隠し人が困るのを見て喜ぶというビョーキ。つばめの提案で、大金持ちの女将が暮らす寮に送り込まれるが、何をやっても動じず盗んだものは買い取ってくれる天然ぶりに遭い辟易、空しさをおぼえ足を洗おうと決めるコソ泥、そこへ、この商家を狙う悪党が現れるのだった。

ロケ地
  • 釣り指南と称し源八が桃さんを連れてゆく浅草川、広沢池東岸。桃さんを桟橋に座らせ、夜が白むまで待てと指示しその間桃さん宅を物色するが、寒さに耐えかねた桃さんは帰ってきてしまう。

2015/5/10

■ 神谷玄次郎捕物控2 第六回「鬼ごっこ」2015.5.8BSP

 生涯ただ一人愛した女を殺され、意趣返しを実行する老盗。その一念を貫き通させてやる神谷のダンナは、彼に「逃げられて」ご支配から雷を落とされる。
そして、約束した花見を忘れずちゃんとやって来る、優しい男であった。

ロケ地
  • 船が上下し、堀端を人が行き交う江戸の町イメージ、八幡堀(明治橋を遠く望む図)。よし野店内へスイッチ。
  • 井筒屋から姿を消した忠兵衛が佇む「浜辺」、広沢池池底(水は引いて、水脈があらわになっている。飛び立つアオサギ入り)
  • 陣内浪人のあとをつける忠兵衛(旅装)、南禅寺三門大覚寺竹林(気付かれ誰何される)
  • 花見に、遅れてやって来る神谷、大堰川緑地(堤上、花は作り物か)

2015/5/9

■ 大岡越前 第十五部 第22話「餅騒動の名裁き」 1999.2.15TBS

 商標権にまつわる情話、恩を忘れた増上慢も、欲をかいた元祖も、ともにお白州で反省。純愛が評判となったくだんの夫婦は、お忍びの上様が結びの神という寸法で、白州も覗きに来ている吉宗であった。

ロケ地
  • 影供をまいて消えた上様を捜しまわる同心たちのくだり、赤垣が急ぎ渡る橋は宇治公園・橘橋で、その直後橋たもとで身投げ寸前の与吉を吉宗が阻止している。このあと、勤め先へ吉宗に押しかけられたおみよが、与吉のもとへ来るのも同じ橋のたもと。心通じ合い、吉宗の提案を受け三次屋へ走ってゆく与吉は橋上、そこにはやっと将軍を探し当てた赤垣と北島もいて会釈。
  • 三次屋が名前を貸すと承知したことを聞いていた元従業員の証言を聞くべく、流山へ向かう太市と辰三、「流山みち」と道標のある街道は北嵯峨農地農道
  • 唯一の証人が既に死んでいたと知り落ち込む与吉、別居していたおみよが心配して捜しにくるシーンは宇治公園・橘橋下手左岸河川敷(堰堤脇から上流を望む絵、背景に橘橋が来る)

2015/5/8

■ 大岡越前 第十五部 第21話「疑惑の恩人」 1999.2.8TBS

 強盗殺人で捕まった、赤垣の碁仲間の冤罪を晴らす話、何か知っていそうな研師には、恩人のため黙りとおしてきた秘密があった。
このところの赤垣の「おやっさん」ぶりについて、セルフパロじみた展開がある。

ロケ地
  • 別れて暮らしている、勘助の妻子を王子在に訪ねる赤垣と片瀬(旅装)、おうめに会って話を聞くのは北嵯峨農地(野良仕事)広沢池東岸(野菜洗い、汀に足場)
  • 勘助の娘・おはるが幼い頃溺れ、巳之助に助けられた石神井川、桂川か(モノクロ、川面と汀のみ)。白州にて、昔の調書を読み上げるお奉行のシーンに被る回想。
■ 桃太郎侍 第208話「松竹梅 晴れて旅立ち」1980.10.12日本テレビ/東映

 神隠し頻発の折現れた、挙動不審な男。彼の幼い息子が桃さんに保護されて以降も妙な振る舞いは続くが、それが人さらい事件解決につながってゆく。
最後はタイトル通り一家が揃い、長屋一同で見送ってめでたく終わる。

ロケ地
  • 松五郎が寝起きしていたお堂、大覚寺五社明神本殿。堂内描写、破れ障子の扉の向こうに筋塀が見えているので、中も使った感じ?後段、女房を連れ帰ったものの悪党どもに囲まれ万事休すのシーンでも出て、本殿前で立ち回り。危機に駆けつける桃さんは、有栖川沿いを北から走ってくる。いずれも夜間撮影。

2015/5/7

■ 大岡越前 第十五部 第20話「裏切られた友情」 1999.2.1TBS

 夏目同心、貧乏旗本の次男坊との友情に熱血すの巻。彼らを優しく見守っていたお奉行は、「厄介叔父」のしがらみも除いてやるのだった。

ロケ地
  • 誘拐されたかも知れない子を捜しまわる夏目、もう日暮れなのにと激する橋の上、中ノ島橋(鐘の音演出、落水入り)。その後橋下手右岸河原に、当の子を連れた人足がいるのを発見(迷子を拾ったと主張する人足とつかみ合い、被り物を取ってみると武士という次第/その後詫びにたぬきで痛飲・親友に)
  • 平四郎が人足仕事をしている普請場へ、辻斬り目撃者の蕎麦屋を連れて行き首実検させる夏目、罧原堤下河原
  • 北島と片瀬が調べる茶人・桂香庵邸、中山邸門。駕籠が出てくるが警戒厳しくためらうところ、変装した六助が表れて二人に目くばせ・そのまま尾行してゆく。
  • 平四郎の姪・初音の墓参のお供で来ている、下女のお袖(平四郎と恋仲)に昨日訪ねてきたかと問う夏目のくだり、直指庵道場前小柴垣の細道まわり。境内奥へ行くところにある門(両側にベンチのある一件)も使われている。お袖、初音ともに平四郎は無実であると訴える。
  • 母の長患いで難儀するお袖が、十両もの借金を返済したと聞いた夏目、激して平四郎を問い詰める河原、桂川・罧原堰堤下右岸河川敷(砂河原、背景に激流・堰堤も見えている)
  • 平四郎とお袖が祝言を挙げている頃、出席せずに釣りにいそしむ忠相、嵐峡汀。お供は伊織。

2015/5/6

■ 桃太郎侍 第207話「ちどり・かもめ只今特訓中!」1980.10.5日本テレビ/東映

 しごかれて音を上げたニューフェイス二人に魔手、人さらいの手にかかり危ういところ、お師匠さんは体を張って助けてくれる。
若い娘の我儘にキレた仁兵ヱがやらかすどたばたがいつものように展開されるほか、お勝さんとおさよちゃんが引っ込む設定がフレームになっている。

ロケ地
  • 一座に小間物行商が来るが買えず、クサったちどりとかもめがやって来る雑踏、仁和寺御室桜林際に露店設営。芋買って半分こして食べる二人は、観音堂階。

2015/5/5

■ 大岡越前 第十五部 第19話「花は知っていた」 1999.1.25TBS

 冤罪と判明し島から戻された青年だが、遠島になった事実が重くのしかかる。そんななか、依怙地から彼を苦しめた隠居が殺され、間の悪いことに青年が第一発見者となってしまうのだった。
サブタイトルは、真犯人による真実の暴露を引き出した、花の生態。

ロケ地
  • むかし、忠相と伊織がトウカエデの盆栽を見つけた花の市、不明(山際か林際の造園業敷地か)。ここで清吉と知り合う。後段、清吉夫婦が花を仕入れに行き甚兵衛に妨害されるのも同所。
  • 赦免船が着く浜、水面は広沢池か(船番所はセット撮り、切り替えで併用)。御赦免船の棹を操る役人は福ちゃん。
  • 花市で甚兵衛の妨害に遭った清吉、その場を走り去り背負子を擲ち嘆く川辺は罧原堤下汀

2015/5/4

■ 桃太郎侍 第206話「さようなら! すずめちゃん」1980.9.28日本テレビ/東映

 すずめに、さる姫さまの身代わりにと依頼が来る。すずめに瓜二つの跡継ぎ姫は、血筋の江戸家老から命を狙われていた。
お姫様と下品な町娘の比較を見せるのもお約束の見せ場のひとつ、新メンバー三人加入にもそれぞれ逸話を入れてある。

ロケ地
  • 加納藩の姫様とすずめが入れ替わる菩提寺、相国寺。お供と駕籠が控えるのは、方丈・法堂間回廊・怪しの編笠侍が見張っているのを、回廊の向こうから桃さんが凝視。。すずめに入れ替わった「姫」の駕籠は回廊を西へ、画面切り替わり鐘楼前を東へ・この間、江戸家老の手先が見張っていて、その後を田之さんがつけてゆく。町娘のなりをした本物の姫が裏口から出るのを迎える桃さん、大光明寺通用門か(扉の造作等は一致、しかし塀が白くて筋入りなので??)

2015/5/3

■ 桃太郎侍 第205話「鬼より恐い母がいる」1980.9.21日本テレビ/東映

 仇討ち母子とかかわる桃さん、なんとも頼りない弱虫侍の倅と、猛々しい母。まず親子間の齟齬を何とかしようとはかる桃さんだったが、途中で仇の方の事情が変わってくるのだった。

ロケ地
  • チンピラにからまれている母子を助ける桃さん、上御霊神社本殿脇。駆けつける際に、参道石畳付近も映る。
  • 母に頼み込まれ、倅に剣の稽古をつける桃さん、大覚寺五社明神祠裏林間。
  • 家老の使いに言われ、仇がいるという三枝神社へ行く母、鳥居本八幡宮鳥居前付近広場。母も仇も物陰からズドン(母は負傷で済む)。三枝神社は地図つき、亀有・綾瀬・千住の間にあるらしい。

2015/5/2

■ 大岡越前 第十五部 第18話「消えた財布」 1999.1.18TBS

 匠を、己が店へ引き止めるばかりでなく、安くこき使う女将あり。調子に乗って欲をかき人を追い詰めるが、行き過ぎた行為は自分に返ってくる。
一筋縄ではゆかぬ悪女を、みごとにハメるお奉行の為様が見もの。

ロケ地
  • 伝七宅から盗まれた「広東縞の財布」を注文した、目黒の大庄屋に会いに行く北島同心たち、ところの目明し・三五郎が出迎える道は北嵯峨農地竹林際。
  • 篠塚宇右衛門邸、門は法然院山門。宇右衛門が財布を出してみせる座敷は白沙村荘存古楼
■ 神谷玄次郎捕物控2 第五回「神隠し」2015.5.1BSP

 内儀がいなくなったと駆け込んでくる伊沢屋だが、碌に情報提供もせず神隠しと言い張る不自然。女将は四日後ふいに戻ってくるが、これもだんまり。もちろん言うに言われぬ事情があるのだが、女の身の上が「浅草の女」と被り、神谷の心中も複雑なのだった。

ロケ地
  • 伊沢屋の女将・お品が下駄をもとめた深川元町の履物屋に聞き込んだ帰り、銀蔵と直吉が通る堀端、八幡堀堀端。お品は店を出たところで誰かに会った?と見上げる橋は白雲橋、「誰かと一緒にな」というシーンではお品が下駄を小脇に抱えこちらを見る絵にしてあり、フォーカス。
  • お品の元勤め先・深川の料亭・梅本、大覚寺望雲亭入口を料亭に演出。銀蔵が玄関先を掃く女中に聞き込み。
  • 引き止めてくれない倅夫婦への愚痴を垂れながら戻ってくるおさく、大覚寺天神島鳥居前(俯瞰)〜朱橋。
  • 根津の岡場所でお品の情夫だった民蔵が島から帰って暮らしている、池之端七軒町の慶安寺、長命寺・太郎坊大権現拝殿と下の石段をロングで。民蔵の部屋はセット撮り。
  • 手代・忠吉への疑惑が決定的になったある夜、店から出た忠吉のあとすぐ出てくるお品、渡る橋は八幡堀白雲橋

2015/5/1

■ 桃太郎侍 第204話「拾った財布に恨みがござる」1980.9.14日本テレビ/東映

 お化け長屋に住む蜆とりの留吉はぐうたら男、女房を泣かす日を送っていたが、桃さんに諭され心機一転。しかし早暁川に出て蜆をとっていると、ずっしり重い財布が網に入ってくるのだった。
「芝浜」ベースの話に、財布の出所がヤバい筋という、「桃太郎侍」風味をつけた一作。

ロケ地
  • 留吉の女房・おたかが、亭主の改心を願ってお百度を踏むやしろ、吉田神社神竜社。後段にも出るが、ともに夜間撮影。
  • 認許状を貰い勘定奉行邸から帰る材木商・浜田屋を襲う刺客、大覚寺放生池堤。夜釣りの桃さんと仁兵ヱが悲鳴を聞くのは五社明神、桃さんと斬りあった刺客は池にドボン←浜田屋の懐から奪った財布と書付を失くす次第。
  • 早暁、川で蜆をとる留吉、広沢池東岸。財布についてた書付はポイ。
■ 大岡越前 第十五部 第17話「嘘で暴いた大岡裁き」 1999.1.11TBS

 阿漕な金貸しが殺され、強い恨みを抱く小僧が逮捕されると、金貸しの後妻である姉が我こそ下手人と名乗り出る。しかし調べが進むにつれ、この二人ではない犯人像が浮かび上がる。そして、真犯人を屈服させたのは、久々に出た伊織の大嘘であった。

ロケ地
  • 配達中の弟・梅吉(大黒屋丁稚)のところへ行き問い詰める姉・鈴(安達屋後妻)大覚寺放生池堤。二人を見ている北島と辰は放生池畔。

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