時代劇拝見日記
2017年1月

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2017/1/31

■ 鬼一法眼 第15話「消えた賞金稼ぎ」1974.1.13日テレ

 荒くれの賞金稼ぎどもが集められ、幕府大目付お声掛かりで賞金首が示される。しかし丹波山中では、殿さまを守る老忍びが荒くれどもを次々消してゆく。一人残った法眼、遂に的に迫るが、そもそも起こりは幕府の勝手きわまる陰謀と知るのであった。

ロケ地
  • 賞金稼ぎどもが騎馬で集結する野原、天神川河床。大目付と配下が待つのは台地状の地形か。このあと賞金稼ぎどもが散ってゆく山道も湖南アルプス?
  • 丹波山中、玄斉の勧めで大江山へ身を隠す殿様・大膳、野猿のように駕籠が渡される山峡は落合か。
  • 他の賞金稼ぎどもと離れて丹波へ赴く法眼、北嵯峨農地農道。あとは山道へ。
  • 賞金稼ぎどもが野営する森、鳥居本八幡宮広場。法眼は皆と少し離れて木の下で休む。ここで既に一人目の大蛇丸が殺られる。翌朝はじまる殺戮は湖南アルプスか。
  • 鳴神らが殺られてしまうくだり、仲間の死体が横たわるのは広沢池北岸(水少なし)、逃げ惑う林は遍照寺山山腹と思われる。
  • 仲間と落ち合うと決めていた峡谷にやって来る夜叉と法眼、保津峡落合巌上。「六人は死んだ」と記された矢文が飛んでくる。このあと、川で洗濯をする娘に無体を仕掛ける夜叉は清滝河口右岸、過去がフラッシュバックした法眼は激しく怒り、夜叉を制し娘を助ける。
  • 子犬と山道をゆく法眼、林道か。夜叉の死体を見る。
  • 法眼が来ると報告を受ける殿様、山稜は湖南アルプスか。
  • 殿様を殺すことをあきらめ帰ってくる法眼、秘密を知る彼を消すため幕府の追っ手が待ち構えるのは天神川河床。ここでの、怒りに満ちた大立ち回りは必見。当地を去ってゆく法眼の画は、つぎはぎバンクフィルム。

2017/1/30

■ 鬼一法眼 第14話「花の舞台」1974.1.6日テレ

 堺の納屋衆に頼まれ、麻薬密貿易に関わる男を求めて、法眼は横浜へ。その地では、お菊の再会という心温まる出来事が待っているが、彼女と親しい道化がどうにも怪しいのであった。
定吉と法眼の間に立って苦悩する、お菊の悲痛な叫びが、賞金稼ぎの心を動かす。

ロケ地
  • お蝶一座が小屋掛けする神社境内、不明。セット併用か。
  • 法眼が野営する林、鳥居本八幡宮。外国奉行所吟味役・宇多左門が誰何しに来たり(夜仕立ての画)、とっちめられた万蔵が乾分連れて仕返しに来たり(餅で返り討ちにされる、傑作な画。こちらは昼設定)する。
  • 「丈吉」を連行せず去る法眼、琵琶湖岸。遠景、河口州が長くのびる。

2017/1/28

■ 雲霧仁左衛門3 第4話「忘れ形見」2017.1.27BSP

 的たる店の様子を探りに行った伝次郎は、思わぬ顔を見る。それは昔の女、深く心を通わせながら二十年前消えてしまった愛。
そしてその女は、別の盗賊の引き込みとして丸子屋に入っているのだった。

ロケ地
  • 二十年前、おなみと約束した浜辺へやって来る伝次郎、第二なぎさ公園琵琶湖畔、例のヤナギを中心に画を組み立ててある。回想シーンももちろんここで、昼夜のロケあり。
  • 二十年前、三日後ともに上方へと約束した際の、時間経過を表す日の出の画は広沢池西岸からのビュー、水があるときの撮影。
  • 磯部が丸子屋に警戒を促すくだり、藤堂家上屋敷の居室は随心院書院座敷。後段、関口との会話でも出てくる。
  • 笠森稲荷の茶屋へ勤めているという、おなみの娘・お志乃を見に行く伝次郎、仁和寺中門をくぐり茶所へ。
  • 丸子屋へ変装して入ろうとした伝次郎を止めるおかしら、その後火盗を侮れぬと話すシーンは蓮華寺露仏の間。かなり上から撮った画も出る。
  • 蕎麦屋へ行く丸子屋宗兵衛を見張るお千代と州走り、日本民家集落博物館石仏に額づく。芋坂の松桂庵は、南部曲家(スロープを巧みに隠してある)。後段、伝次郎が声色をつかい妾を騙し戸を開けさせるシーンもあり、これは夜間撮影。
  • おなみの文で呼び出される伝次郎、火盗の密偵に尾行されてしまうシーンは大覚寺竹林。おなみのかしら・平助に脅される根岸の廃寺はセット撮り。
  • 伝次郎らの危機に駆け付け、火盗を煙にまいて逃げる州走りと七松、西教寺納骨堂裏手石垣。火盗が追ってくるシーンには、坂や手水舎なども映る。

2017/1/27

■ 鬼一法眼 第13話「黒髪地獄」1974.12.30日テレ

 一度は出会うも、そのままにして去った許婚者と、今度は向き合うことになる法眼。
異人の贄にされる娘の代わりを買って出る菊乃、さすがの復讐鬼もその心根に打たれたか、彼女の危機に馬を駆るのであった。

ロケ地
  • 冒頭、崖下に法眼がいて、峰から菊乃が見つめる山、不明(砕石場跡か、モヒカン山の側面には段がついている)
  • 勘定頭・坂田の娘の代わりを菊乃がつとめることになった経緯を、留守居役・大山に報告する庭番のくだり、島津藩上屋敷イメージは民家長屋門
  • 菊乃が行ってしまったあと、慈海和尚が坂田に経緯を知らされるくだり、庭と縁先不明、どこかの塔頭か。
  • 菊乃の駕籠とお供がゆく道、民家門続き塀際琵琶湖(西岸浜辺、遠景に権現岬のシルエット。このあと河口州と思しき草原に出る)
  • 藩士の雇ったチンピラが法眼を襲うくだり、民家門続き塀際民家南塀際。設定はまだ江戸のもよう。
  • 釣りの法眼に、同じく釣りに来た態で接触する坂田、広沢池東岸汀。水はずいぶん少なくなっている。山には靄かかり。
  • 菊乃の駕籠が渡ってゆく橋、琵琶湖流入河川の橋か(小さいが欄干のある木橋)
  • 菊乃を追って馬を駆る法眼、琵琶湖西岸。漁師の女に聞き込みのシーンは石積護岸、琵琶湖岸と思われる。このあとの追跡シーンで、湖に張り出したような砂浜や、静かに波寄せる砂浜、砂丘にも見えるような浜、松林、涸れ川河床のような地形など出てくる。
  • 菊乃の駕籠がゆく街道、北嵯峨農地農道・山には靄(後で法眼も馬を駆って通る)。このあと山道へ(九十九折の道など出る。林道?)。法眼もここへ現れる。

2017/1/26

■ 鬼一法眼 第12話「獄門峠の菊の花」1973.12.23日テレ

 「弟」の指し示した「手段」へ、傷ついた体を引きずりつつまっすぐに進む法眼。しかし渡海屋に会える日を待つうち、賞金首にからんだ事件に巻き込まれる。
堺奉行所に入牢中の侍の弟が叫ぶ、「兄は異人に辱められて」という言葉が、復讐鬼の頭の中を駆け巡り、強烈なフラッシュバックを現出せしめるのだった。

ロケ地
  • 神奈川奉行所、大覚寺大門。筑後守に、渡海屋が会いに来るくだり(奉行は彼が来ることを知らず、法眼とは行き違いに)
  • 堺町奉行所、民家長屋門。10話とは逆の、向かって左部分を映してある。
  • 堺町奉行所を出た井川敬之助が馬を駆る街道、北嵯峨農地竹林際。ここは後段何度も街道として出て、石を置いてある道隈とか、陵そばの竹林の道とか、竹林越しに農地側を見る図とか、いっぱい使われている。
  • 河原で手配書を見る法眼、大堰川河川敷。ここへ手向けの花を流しにお柳が来て、板倉藩の御用金強奪現場を目撃したことを話す。
  • お柳が強盗を見た、獄門峠過ぎた脇街道の祠前、大堰川堤か。
  • 鮫島が御用金を隠していた獄門峠、砕石場跡か(すごく大きい切通しがモヒカン状、向いにも小規模な切通し。規則正しい段差ができていて、ヨロキンの柳生一族の陰謀のラストに出てきたアレに似ている)

2017/1/25

■ 鬼一法眼 第11話「怒涛の兄弟」1973.12.16日テレ

 復讐の念いや増す法眼は、横浜の地へ。胡乱な異人とその取り巻きがたむろする回船問屋を窺っていて、異人襲撃犯と誤認され捕まった彼はリンチに遭い吊るされるが、「実は」のヒトが職権を振りかざして救出するのだった。

ロケ地
  • 冒頭の海イメージ、9話の平海岸か(陸繋島と思しき地形)
  • 平塚へ一里・藤沢へ二里の道標立つ街道、琵琶湖岸か。騎馬の法眼が来て捨て子を拾うシーンは河口州っぽい葦原。
  • 赤子を抱いて馬でゆく里の道、仰木棚田か。立ち寄る茶店、前掛けをとろうとして断念する地蔵、おむつ替えする田んぼ等の描写がある。
  • 横浜へ着いた法眼、様子を窺う漁村は琵琶湖畔か。この前にマジ海が挿入される。
  • 異人殺害犯の浪人たちが切腹する刑場、不明(山裾の原っぱに幔幕と竹矢来)。赤子の父が処刑され、母は柵外で喉を突く次第。
  • 駿河屋以下、法眼を私刑にかけた者どもが引っ立てられる神奈川奉行所、大覚寺大門。後段、松葉杖をついた法眼が門を出てきたところ、子供のお使いが「泉州堺の渡海屋を訪ねよ」と記された卍の文を渡すのは参道石橋。その後駿河屋の用心棒たちが襲撃してくるのは天神島、斬り抜けた法眼のもとに愛馬が駆けてくる次第。
  • 馬を駆る法眼、渡渉する川は大堰川か、その後草深い土手を疾走。湖南アルプスっぽい地道、水食崖下などの画は既出のものか。

2017/1/24

■ 鬼一法眼 第10話「吠えた峠の女心」1973.12.9日テレ

 賞金首を追う法眼、いつもの如く金と力に蹂躙される側に頼られるが、復讐を成し遂げるため大金を要する身の上なのだった。
けっきょく賞金首は「敵側」におり、悪い奴をやっつける法眼、褒賞金も手にして去ってゆく。

ロケ地
  • 谷川のほとりに腰掛け食事を摂る法眼、山中の渓流は前話と同所か。
  • 放駒を制する法眼、街道設定の山道、不明(山腹に通じる地道)。馬に血が付いていたのを不審に思い行ってみる道は林道、崖下に被害者発見。このあと宿場に向かう途中、荷を放擲する浪人者たちを見る峠は砕石場か(後段にも出る。ここがタイトルの峠で、一部描写は湖南アルプスに似る)
  • 厚木を倒して届け褒賞金を貰う結城代官所、民家長屋門。当地を去る法眼が騎馬で渡渉する川、大堰川か。このあと疾駆するススキ原も大堰川河川敷に似る。

2017/1/23

■ 雲霧仁左衛門3 第3話「ほおずきの調べ」2017.1.20BSP

 次なる的も藤堂家出入りの商人、しかし火盗密偵の手が雲霧自身に伸びている。その「イヌ」は、幼馴染を陥れる行為を強いられていたのだった。

ロケ地
  • ほおずき市で賑わう浅草寺、清凉寺山門と境内に演出。はじめおかしらと千代が通り過ぎる画、後段仕事帰りの七松がおさきと再会するシーンで出る。おさきは女掏摸、七松の懐を狙うもシメられる次第。
  • 後輩・高瀬の筋から、親切ごかしに火盗へ助力を申し出る関口、このことを磯部に報告する座敷は随心院書院
  • おさきは火盗の密偵と七松に告げる州走りと小頭、上賀茂神社北神饌所裏手。
  • 豊田屋の件が終わったあと、小川に足を浸し感慨にふける七松、上賀茂神社ならの小川。男女の童が神事橋下手の川中に入って遊ぶさまを演出。
  • おかしらの判断で成敗を免れたおさき、巡礼姿で渡る橋は流れ橋

2017/1/21

■ 鬼一法眼 第9話「青い目の少女」1973.12.2日テレ

 漁村で祖父と暮らす金髪碧眼の少女は、父母も友も無く、疎まれて暮らす孤独な身の上。初めて親し気に口をきいてくれたおじさんは、賞金首のお尋ね者だった。
そんなに悪い人じゃなかったおじさん、少女にもすこしは展望のある結末、法眼の見せ場もきちんとある佳作。

ロケ地
  • 舞台の漁村、丹後松島か。陸繋島と思しき地形、岩が露出した砂浜、犬ヶ岬に似たシルエット、松林の位置等、平海岸と思われるが同定は難しい。
  • 千里とさぶが出会う谷川、不明(けっこう水量のある岩がちの渓流、周囲は混交林の山。洞窟もこの続きと思われる)
  • さぶが網元を呼び出す夜の鎮守、鳥居本八幡宮。舞殿、石段などを使う。
  • 千里の祖父・甚兵衛が、さぶの居場所を教え金を貰って帰る夜道、鳥居本八幡宮小柴垣道か。欲をかいた村人に殺されてしまう。

2017/1/20

■ 鬼一法眼 第8話「濁流の美女狩り」1973.11.25日テレ

 容易ならぬ追っ手に狙われている、藩の存亡がかかるアイテムを持った、若衆姿の娘を助ける法眼。彼が娘の求めに応じたのは「仕事」がらみだったとか、姉妹はあらかじめ苛酷なさだめを負わされていたとか、ハードな展開でドラマチック。
妙に法眼のことを評価する「敵方」の成田三樹夫が、なかなかに渋い。

ロケ地
  • 法眼が馬に乗って現れるシーン、湖南アルプスか。「涸れ川」の河床か、足元は砂だらけ。
  • 土砂降りの道に馬を駆る法眼、大沢池北辺並木か。
  • 廃村で助けた加根とともに、彼女の姉・香代を葬る塚、広沢池北岸。斜面の林を巡礼女が二人やってくるが、これも刺客。
  • 笛吹川・三坂の渡しへ急ぐ法眼と加根、山道。川止めとなる濁流イメージは桂川か。加根が倒れてしまう墓地、ありものか(竹林の中)
  • 焦る加根に頼まれ、船頭を見つけにゆく法眼、通る山道は岩山、罠を張られていて爆破されてしまう漁師小屋は砕石場か。
  • 遂に左門と対峙する法眼、河原か(丈高い葦原、アワダチソウも繁茂)。騎馬侍が走ってきて、その戦いは無駄と告げて去る。加根が最後の力を振り絞って現れ、徹之介を「討つ」シーンもある。
  • 賞金首を下げて馬を駆る法眼、砕石場か(切り立った崖の上を走る)

2017/1/19

■ 鬼一法眼 第7話「くちなしの別れ道」1973.11.18日テレ

 佐渡へ送られる唐丸についてゆく法眼。護送される男は、仲間が口封じに現れると脅えているが、こやつのほうこそ凶悪で、隠し金山の財を狙っているのだった。
山で出会った、自分と同じように口がきけぬ少女を保護しいたわる法眼だが、荒くれどものみならず彼女も儚く散ってしまう。

ロケ地
  • 唐丸の護送を見下ろす法眼、湖南アルプス。道は川沿い、川は砂川。
  • 川の水を飲もうとした法眼を止めるお咲、清滝か湖南アルプスか。川中に岩が露出。水は鉱毒で汚染されている設定。
  • 護送の行列がゆく「佐渡路」、雑木の山道、植林杉の林道など。退避する陋屋があるのは草原、酵素っぽい。
  • 門弟を法眼に懲らされ、恥辱を雪ごうとして挑んでくる神崎半十郎、対決シーンは湖南アルプス切通し崖道。
  • 唐丸を脱した伝次郎が山砦に向かうくだり、不明な山中のほか湖南アルプスと思しき河原など。山砦は天神川河床か。
  • お咲の塚、谷川の土手。岩盤を流れる渓流。

2017/1/18

■ 鬼一法眼 第6話「血風峠」1973.11.11日テレ

 相も変らぬ賞金稼ぎの日々のなか、鬼一法眼は出会いと別れを繰り返す。そして、異人と斬りむすび顔を裂かれた侍や、異人の慰み者にされる女を見て、否応なくトラウマは襲い来る。
再会したお嵐が、更生してしおらしく可愛くなっているのも見どころ。

ロケ地
  • キャストロール前、伏兵を撃つ法眼のくだり、砂丘はマジものか。
  • 法眼を見つけ仲間へ知らせに走る男、保津峡落合崖道。このあと、彼らは的を間違えていたというオチがつく。
  • 柴軍兵衛が英国人・ブラッドと対決するのにつきあう法眼、湖南アルプス。岩が露出した山腹、崖際の道など映る。頭でっかちな奇岩、ガレ場だらけの山なども見える。
  • 法眼に追い縋り、許しを請うお嵐、広沢池西岸葦原。お嵐は、生地がこの近くなことや、生き別れの妹が苦界にいることなど話す。対岸の萱葺が映る画も。
  • 芸者・お光が恋人の清次とデートする神社、今宮神社境内・稲荷社脇あたり。ここは後段お光が拉致されるシーンにも出て、信州・板倉藩の侍に啖呵を切ったお嵐が斬られて倒れ法眼が駆け付けるなどの芝居がなされる。
  • お嵐の母の墓、不明(高台、墓の間に木が生えている。小谷墓地に似る)。ここで、妹・お光と再会、清次とも会う。
  • お嵐から事情を聞いた法眼、お光が連れ込まれた異人屋敷に侵入、大立ち回りは外に及び大覚寺護摩堂前へ。逃げ込もうとしたブラッドと坂田家老に刀を投げて仕留めるのは心経宝塔。
  • お嵐の同行を拒み立ち去る法眼、馬を駆る野は湖南アルプス・天神川河床

2017/1/17

■ 鬼一法眼 第5話「流転のめぐり会い」1973.11.4日テレ

 開かれた港である、下田へやって来る法眼。そこでは、凄惨極まりない事件が起こっていた。
小児病的な徒党の隊長は菊乃の弟、それを彼女の目の前で斬らざるを得ない法眼であった。

ロケ地
  • 稼いだ銭を数える法眼、少女の眼に己を恥じ出てくるお堂は鳥居本八幡宮、舞殿に扉を付けてある。鳥居越しの図も。
  • 砂丘に馬を駆る法眼、海辺を走るシーンもマジもんと思われる。ラストシーンも同所、夕景。
  • 風神党が人質をとって立てこもる山砦、湖南アルプス。岩が露出した崖、谷水流れる岩場、湖が遠望される尾根など、各所がダイナミックに使われている。
  • 殺された娘の亡骸が届けられる庄屋屋敷、不明(長屋門続きの塀が長く延びている。広壮な母屋は瓦葺、虫籠窓あり)
  • 山砦へ向かう法眼、この前後に出る里の道は亀岡あたりか(山際の坂、田んぼの中の道)

2017/1/16

■ 雲霧仁左衛門3 第2話「新たなる盗め」2017.1.13BSP

 定七の報告で藤堂家の動きを知った雲霧一党は、藩に裏金を提供している商人を狙うことに。さっそくお千代が潜入するが、金のありかが判らない。ここで雲霧、火盗も舌を巻く奇抜な手段をとってみせるのであった。

ロケ地
  • 雲霧は生きていたと、若年寄・大久保長門守に報告する安部式部、金戒光明寺方丈座敷。虎の襖絵が映っている。下城してくる式部に走り寄る山田、二条城北大手門
  • 雲霧のアジトの船宿・嶋屋、八幡堀舟橋付近の民家に設営。関口の襲撃のくだりでは、もう少し下手の掘割に桟橋状の橋を演出してあった。
  • 三人に加え定七の墓標が加わる奥津城、くつきの森ユリノキ広場。七松が仲間に加わり、伝次郎が小頭に。
  • 藤堂家上屋敷、随心院薬医門。磯部と会う野川屋、書院座敷(だるま商店のアレは替えてある)
  • 苛ついた関口が竹を斬る竹林、北嵯峨か。
  • 野川屋をハメる仕掛けを施す、元呉服屋の別宅(空き家)宝厳院通用門。そっくりの屋敷が別にあり、にせ情報を流して火盗を混乱させる次第。
  • 仕掛けの材を運ぶ七松ら、安蔵の尾行に気付き逃走するくだり、妙心寺。大八二台で材木を運ぶ七松らを見る安蔵、春光院前路地(安蔵親分は春光院の石橋から出てくる)。尾行に気付き大八を二手に分ける町角、大庫裏脇クランク(一方は大龍院の方へ、七松の方は聖澤院前へ)。ここから荷車走り出し、鐘楼前に作ってある茶店へ突っ込み露店を破壊、三門の向こうを東に曲がって逃走。三門まわりは、後段の聞き込みにも出てくる。ここは駒込界隈設定。
  • 子らとシャボン玉で遊ぶ仁左衛門、粟生光明寺石段上部。

2017/1/15

■ 本能寺ホテル 2017.1.14

 銀ちゃんは、あっちへ行ってしまったのだろうか…。
とりあえず、時代劇部分のロケ地覚書。
  • 繭子がエレベータからタイムスリップして出てしまい蘭丸と出会う本能寺の縁側、東福寺方丈前縁、三玲の庭も映っていて、塀外の経蔵の屋根が見えている。後段の炎上シーンでは、その経蔵にも炎が演出されている。
  • 信長に失礼こいてしまう繭子、追いかけられて逃げるシーンなど本能寺内部描写に妙心寺大庫裏内部、亀山本徳寺本堂、西教寺が使われている。
  • 信長と逍遥する京の町、神護寺石段まわりに演出。今宮神社門前茶屋は時代劇パートに出ていたかはっきり覚えていないが、神護寺の石段に座った繭子があぶり餅を手にしていた。
  • 本能寺へ向かう信長の軍勢、仁和寺参道・中門や塔映り込み。糺の森の馬場も、道として出ていたと思う。
  • 織田家総出で「ぶりぶりぎっちょう」に興じる本能寺の庭、圓教寺三つの堂広場。
  • 幼い信長がその「毬杖」で友と遊んだ回想シーン、圓教寺奥之院。これ続きの、若き日の信長のシーンに走田神社本殿。
  • 織田軍の合戦シーン、天神川河床。浅井との戦。
  • 明智の旗揚げ、彦根城天秤櫓前廊下橋。行軍、山室土手。本能寺表門、随心院薬医門・梅林脇に松明持ったモブを配置。炎上する本能寺、鶏舎跡。

2017/1/13

■ 鬼一法眼 第4話「六道地獄橋」1973.10.28日テレ

 堺の町で手配書を見た法眼は、「橋」を渡り物騒なスラムへと踏み入る。それは、賞金首の説明に「和蘭通辞」と記されていたからであった。
いつものように、傲慢なる者を斬り倒し、弱き者を助けようとする唖侍だが、結果は陰惨極まりない。

ロケ地
  • 的を追い詰める法眼、不明(砕石場か、切り立った崖下の葦原に小屋設営)
  • 夜、堺の町のスラムへ入る法眼、橋は木橋・端っこしか映っていない。下河原橋のようでもある。島蔵と接触。
  • 町方に見張られつつ神社へ参る、三浦(お雪の兄の仇)の情婦・おるい、不明(神社境内、わら天神にちょっと似ている)
  • お雪が伊集院と会う夜の今宮の杜、不明(雑木の林間?)
  • スラムの男・仙八が伊集院に「小田切の正体は三浦」と告げる草原、不明。
  • 伊集院ら薩摩の侍と、仙八らに囲まれる法眼、夜の橋は中ノ島橋(で間違いないと思うが、些か疑問残る)。島蔵と「おやっさん」団平が橋下から飛び上がり介入、裏切者の仙八を成敗して去る(このとき、仙八は団平の実子と知れる)

2017/1/12

■ 鬼一法眼 第3話「火炎の街道」1973.10.21日テレ

 日照り続きで水の涸れ果てた村、唯一の湧水をならず者に押さえられ、金も女もとられ放題。大金を積んで雇った浪人もたちまち返り討ちに遭い、向こうの仲間に入ってしまう始末。
ここへ鬼一法眼がやってくるが、侍に懲りた村人は彼を拒む。去りかけた鬼一の足を止めさせたのは、庄屋の娘の哀願を聞くうち襲ってきたフラッシュバックだった。

ロケ地
  • 賞金首を運ぶ鬼一、水食地形の崖下。奪還の襲撃があり、立ち回りが演じられる。
  • 水涸れの村の、大師の水が湧く密生寺、勝持寺。村人が押しかけたり、人質などが殺されたりする芝居は全て仁王門前で行われる。悪党どもを全てやっつけた法眼が去り際、庄屋の娘(妹のほう)・志乃がせめて名をと乞い、石段に名を書いて貰うが、突然の驟雨に空しく流されてしまう。
  • 村人に拒否され去りかける法眼に謝る志乃、大きな石が積まれた崖(?)の前。
  • 当地を去り馬を駆る法眼、土砂降りの並木道は大覚寺か。このあといつもの荒れ地山道へ。

2017/1/11

■ 鬼一法眼 第2話「くちなしの子守唄」1973.10.14日テレ

 江戸へ賞金首を運んできた鬼一、酒肆で居合わせた男にちょっと見ていてと子を託されるが、彼はその直後むごたらしく殺されてしまう。子を捨て置けぬ鬼一、否応なしに事件に関わってゆくが、ここにもクスリがらみの異人が絡んでくるのだった。
そして、謎の男「卍」の意図がちらりと見え始める。

ロケ地
  • 賞金首二つを運ぶ鬼一(うち一つは死体)、山道は砕石場か(裸地の山肌)
  • 父を殺されてしまった少年を送ってゆく鬼一、洲崎の浜は琵琶湖(西岸か、白砂の浜で砂丘状の小丘も。背後は松原)
  • 異人屋敷、不明(冠木門)
  • 異人たちが荷をやりとりする第二台場、琵琶湖岸か(石積護岸の際はすぐ汀、海津か)。品川番所の役人・井戸が殺されたあとの爆破シーンはロング、ここで撮ったかは不明。

2017/1/9

■ 大岡越前スペシャル「白洲に咲いた真実」 2017.1.3BSP (BS新春時代劇)

 永の年月、仇と狙われる身とそれを追う身と、ともに費やした無為の日々は、彼らがあずかり知らぬ上つ方の「都合」だったという、理不尽。
天下の名奉行は、二人の心の襞を読み情をもって処理し、大元の悪家老には手痛い一刺しを見舞い、理非を正してみせるのであった。

ロケ地
  • 正月の雑踏で、鮮やかに掏摸を懲らす老侍(風間)を見る忠相夫婦、大覚寺心経宝塔前広場に露店等演出。
  • 羽州雁ヶ沢上原家家中の侍(高畑)が死体で見つかる土手下、広沢池東岸葦原。並木の陰から風間浪人が検分を凝視、片瀬が見咎める。
  • 上原家の追っ手から逃れ堀を走る雨宮、大覚寺有栖川河床。追っ手は参道石橋を渡り、藩邸設定の大門へ入ってゆく。
  • 雨宮が仇を求め街道をゆくイメージ映像、大覚寺大沢池北辺並木道
  • 追放され隠居ののち亡くなった城代・海野の墓、大覚寺竹林に設営。風間が墓前に額づく、回想シーン。
  • 高畑を斬った雨宮を「見逃し」江戸から落とす段、大山詣りの格好をさせ筧と辰三が護衛してゆく街道、酵素ダート。待避所に茶店が設けてあり、忠高と作左ヱ門が大槍持って待っている次第、爺さま二人の危機には忠相が現れて立ち回り。
  • 江戸家老・山形が大目付・能勢への賄賂を運ばせるシーン、大覚寺大門〜参道石橋(北に渡る)
  • 風間のお裁きで出る回想シーン、閉門となった海野邸、民家門。風間の妻・世津が巡礼姿でゆく街道、大覚寺大沢池北辺並木。足を痛めた風間のため追っ手(雨宮と高畑)を引きつける四国の札所は神光院(山門まわりと水場が映る。世津がいる建物は蓮月庵か)
  • 風間が流人船に乗せられる桟橋、広沢池東岸に設営(桟橋のほか汀に柵)。帰還は可能と片瀬が話しているので、設定は金杉か。東岸土手上植込み際に雨宮の妻子がいて見送り、遠くから眺める忠相は大覚寺のような感じ。
  • 江戸城城門イメージ、二条城北大手門。能勢と山形がいる居室に、水野老中らが現れ嫌味たらたら山形に事実上の辞職勧告をかまして去る。

2017/1/7

■ 雲霧仁左衛門3 第1話「嵐の予感」2017.1.6BSP

 雲霧が姿を消してから一年後、雲霧をかたる凶賊が出没する。かしらの名を汚され怒った千代や熊五郎が動くが、当の賊には紐がついていた。
千代の危機に現れる仁左衛門、任を解かれた安部式部もちょうど江戸へ戻っているのだった。

ロケ地
  • 冒頭、町を見下ろす仁左衛門、神護寺金堂前。坂下から見上げの図もあり。甍の向こうには、町と海が合成されていて、時間経過表現もある。
  • 船宿・嶋屋、八幡堀舟橋近くの民家に設営。州走りが訪ねてくるシーンのほか、負傷した大工小僧が船にいて治平に助けられたりする。
  • 若年寄・大久保に呼びつけられ、雲霧出現について詰問される式部のくだり、江戸城御廊下は金戒光明寺方丈廊下、長門守と対峙する座敷は、勅使門が見える座敷。
  • 兄上さまはじめ三基の墓がある木の下、くつきの森ユリノキ広場。はじめお千代が参るシーンで、後段仁左衛門が来るシーンもある。ロングの画も。前と違って葉は茂っている。
  • 藤堂家上屋敷、随心院薬医門。福右衛門のもとに潜入していた伝次郎が関口を尾行、門前の石に隠れて入ってゆくのを見届ける。
  • 仁左衛門が福右衛門を引き渡すため式部を呼びつける三嶋明神、鳥居本八幡宮。福右衛門は舞殿に括られ「にせ雲霧」と大書され晒されているが、式部らより先に関口が来て斬殺。
  • 関口が江戸家老・磯部に福右衛門を始末したと報告する上屋敷の庭、随心院本堂前池泉。主膳は鯉に餌やり中、「見ておれ辻伊織」と嘯く。

2017/1/6

■ 鬼一法眼 第1話「唇から歌を奪われた男」1973.10.7日テレ

 両親を殺され許婚者を汚され、自身も傷を負わされ声を奪われた男。賞金稼ぎとなり、仇を求める日々を送る彼は或る日、神を信じる少女が汚い企みの道具にされるのを目撃する。

ロケ地
  • どしゃぶりの雨の中「的」を斬る鬼一法眼、中ノ島橋か(橋桁は反りぎみ)
  • お菊が施しの手伝いをする南蛮寺、古知谷阿弥陀寺竜宮門と参道。楼上に祈祷師。襲撃者を鮮やかに斬って捨てたことで、鬼一法眼は寺に招かれ滞在を勧められる。
  • 釣りをする鬼一法眼に声をかけるお菊、不明(川の土手か、水は滞り泡が浮いている)。このあとお菊の家へ向かう道に簡素な木橋が架かった谷川(後段、お菊を隠す小屋のくだりも同所か)、お菊と祖父が住む家は林際の萱葺、下にも家が見える。
  • お菊の祖父を荼毘に付す河原(?)、大堰川か。
  • 祖父のお骨を抱いて江戸へ向かうお菊、渡る橋は若森廃橋、襲撃を受ける山は砕石場跡か(山に段差、窪地は池状、「山肌」は荒廃して白い)
  • 良からぬ企みが祈祷師らによって行われる「お堂」、ありもののお堂花頭窓にステンドグラス付けてある感じ。
  • お菊にもとにお骨を届けさせたあと鬼一法眼が馬を駆る土手、木津堤か。このあと水食地形の崖下へ。

2017/1/5

■ 水戸黄門第一部 第32話「水戸の白梅」1970.3.9TBS

 長い旅を終え水戸へ帰った老公一行だが、深雪の養父の城代家老引きずり下ろし騒動が持ち上がり、渦中に放り込まれた助さんは大忙し。
若侍たちが望んだ格さんでなく、助さんを遣わした老公の策当たり、事態は大団円を迎えるのであった。

ロケ地
  • 水戸街道をゆく老公一行、亀岡か(畦畔木のある畦道)
  • 城代・中山邸、相国寺林光院。門前でもじもじする格さん、老公の許し出るや中に走り入り。深雪と会う庭は青龍苑池泉(草深いほうの橋)にスイッチ、手を握り合う二人に小言をいう城代の立つ廊下はセット撮り。
  • 西山荘イメージ、不明(萱葺の建物、軒瓦が出ている)。梅開と書いた扁額の架かる門も。
  • 水戸城イメージ、彦根城天守。城代付を拝命し意気揚々と登城する助さんのくだり。
  • 下城してくる助三郎の前に出て、城代に引退を勧告する旨同意を求める近習の若侍たち、建仁寺久昌院前路地。このあと藩の大事と金打。
  • 次席家老の娘・冴とばったり会う助三郎、建仁寺三門か。二人を見て舌打ちする若侍たちは建仁寺禅居庵門前に(冴は彼らのマドンナ)
  • 若侍たちに斬りかかられ、足袋はだしで逃げた助三郎、衣を裂かれたのを縫って貰いに入る森田邸、相国寺大光明寺
  • 若侍たちが助三郎に果し合いを挑み呼び出す鬼伏ヶ原、下鴨神社池跡。ここへ赴く助三郎と合流する格之進のシーンは河合社塀際か。
  • 登城の触太鼓が響くお城イメージ、彦根城廊下橋から天秤櫓東端を望む図。次席家老・森田図書により、殿の裁可が発表されるくだり(道普請、格之進深雪の祝言の日取り、城代の引退について)

2017/1/4

■ 水戸黄門第一部 第31話「乱斗・鷹ノ巣峠」1970.3.2TBS

 水戸へ帰るさ、ふと思いついて忍城下へ立ち寄る老公。胡乱な道場の門弟が町で幅をきかせているのを見るが、そこの蔵には訳ありげな武家の妻子が囚われているのだった。
助格弥七の奔走で、次席家老一党の企みが暴かれるが、威勢のいい姐さんも加わって賑やか。

ロケ地
  • 忍城下へ向けて街道をゆく老公一行、木津堤〜土手下に作った茶店へ立ち寄り。ここで老公、財布を掏られる。中がお札と鐚銭と見て舌打ちするお竜は、流れ橋が見える岸辺に(地蔵あしらい/このとき、橋上を老公らが笑いつつ渡ってゆく)
  • 老公に髪床に誘われるも逃げた格さんと弥七、床キライと言いつつ歩く城下の道は広隆寺塀際か(塀越しに見える蔵は「村」と思われる。ここから「助けて」としたためた文が簪に巻かれて二人の足元に落ちる寸法)。ここは榊原道場裏手設定、表へ回って様子を見る二人、門は随心院長屋門(向かいの塀角に身を寄せて凝視/後段、人質交換で駕籠が出る際もここ、門前から西望のロングがあり、山門も見えている)
  • 次席家老・堀田邸へ赴く道場主・榊原、大覚寺明智門。怪しの者どもが出たと報告。
  • 忍びに囲まれ戦う助格、下鴨神社糺の森。後段、助格のツナギのシーンもここ。
  • 筆頭家老・脇坂邸、随心院薬医門(イメージのみ)。老公、お忍びで入り身分を明かす。
  • 脇坂の妻子と、脇坂が持つ不正の証拠書類を交換と「一味」が指定してきた鷹の巣河原、木津川河川敷。それぞれの駕籠行列がゆくシーンに堤が使われ、坂下に家並みが映る画も。対決は流れ橋下で(次席家老とかもこの場でマジ斬り)
  • 脇坂と妻子に見送られ当地を発つ一行、走田神社社務所前。脇坂の忠義を嘉し去る老公、社叢脇でお竜が現れる。お竜からすたこら逃げる弥七、北嵯峨農地竹林際。老公らは流れ橋を渡ってゆく。

2017/1/1

■ 水戸黄門第一部 第30話「上州からっ風」1970.2.23TBS

 馬鹿正直な人足が罠にはめられ、弁償を免れる代わりに歌を禁じられてしまう。彼は、村随一の八木節の歌い手、殿さま臨席の唄いくらべがもうじき始まるという情勢。
老公一行の働きで悪は懲らされ、男は会場へ急ぐよう促されるもぐずぐず。尻を叩いて行かせたのは、当地名物の嫁の啖呵であった。

ロケ地
  • 河合村の衆が稽古をする一之宮、赤山禅院本殿前。老公らがここへやって来るシーンでは、参道が使われている。弥七が現れるのは参道の土手から。
  • 親方に頼み込まれて仏像を運ぶ政吉、追い剥ぎが出て馬ごと荷物を盗られてしまうススキの街道は不明、泥棒が走り去るのを見る老公たちが休む路傍の茶店は棚田の高台か。このほか、里道っぽい、同じく棚田地形と思われる個所がいくつも出てくる。かなり高所と思われる部分もあり、低い場所もある。仰木と思われるが、明瞭なランドマーク無く難しい。
  • 殿さま臨席で行われる唄いくらべの会場、上賀茂神社北神饌所の縁先に殿さまが着座。幔幕が張り巡らされている。

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