時代劇拝見日記
2017年11月

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2017/11/30

■ 遠山の金さん 第124話「謎の黒真珠 白い夜霧のさすらい女!」1984.12.20テレ朝

 逃げて来た琉球娘を助けようと銃をぶっ放す渡世人だが、彼女が手にしていた腕輪を見て立ち去る。その品こそ、渡世人が探し求めていた妹とお揃いのブレスレットなのであった。

ロケ地
  • 琉球娘が逃げてくるものの追いつかれ殺される、弁天橋近くの河岸、広沢池東岸か(夜間撮影のうえ霧の演出でスモーク焚いてあって判り難い。検分の際、金さんが土手をのぼる渡世人を見咎めるシーンの高低差も、広沢池かどうか疑問なところ)
  • 弁天島へ渡る一本きりの橋、中ノ島橋。薩摩屋の男衆が橋上で見張っていて、通る者を誰何。蔵や柵など置いてある。また、金さんと早田が眺めやるシーンでは、護岸上に柵を置いて見る演出がなされている。セット併用。
  • 霧太郎が夜に船をつけて八番蔵へ行くシーンや、荷が着くシーンで、蔵と蔵の間から見える河岸と桟橋、広沢池東岸に設営か。
  • 霧太郎が金さんに助けられたあと語る、妹と別れた経緯、両親を亡くしたあと親戚に預け働きに出たシーンは琵琶湖西岸(木製の桟橋が見える。椰子は演出か…北比良あたりには何本か生えてるけど)
  • 八番蔵の秘密サロンを仕切る女将・おつやと話す金さん、仁和寺金堂脇。裏塀に続く傾斜が見えている。

2017/11/27

■ 遠山の金さん 第123話「尼僧物語 禁じられた灼熱の恋!」1984.12.13テレ朝

 尼寺を立ち退かせて豪華な別荘を建て、大奥御年寄に献上して出世をと目論む大身旗本。しかしその尼寺の庵主は破天荒、金さんのヘルプもあり、悪党どもの企みは露と消えるのであった。

ロケ地
  • 主馬の指示で燃やされる中川村の百姓小屋、広沢池西岸湿地(養魚場付近)に設営。
  • 中川村の尼寺・浄明庵、一様院。山門のほか、本堂と庭先、方丈縁先なども使われる。
  • 外出した庵主が荒くれ船頭どもに襲われる道、金戒光明寺永運院下坂。庵主が刀を奪って立ち回り、撃退。
  • 尼・春光が妙な場所で駕籠をおりるシーン、金戒光明寺東坂下の石垣際。このあと墓地で主馬とデート+指示受け、ここも黒谷か。

2017/11/25

■ 水戸黄門 第8話「盗まれた印籠」2017.11.22BSTBS

 印籠が盗まれるアクシデントというお決まりのアレを、今回の世直しネタにつなげる。
湯宿で印籠を盗った青年は、生家の造り酒屋の危機を救うため、郡代のもとに乗り込んで「それ」をかざしてみせる。

ロケ地
  • 花巻へ向かう一行、大覚寺放生池堤。仙台松前道設定。
  • 石鳥谷の里、鹿踊りが奉納される神社(八幡宮?)摩気神社。回想シーンの奉納舞は舞殿前、卯之吉と対峙する一行は本殿脇、詩乃との邂逅は本殿裏手、弥七と合流し情報交換は楼門前石段下、物思う卯之吉は本殿玉垣脇など、各所が使われる。
  • 当地を発つ一行、大覚寺大沢池北辺並木を東へ。その前に大沢池の蓮が映し出される。

2017/11/24

■ 遠山の金さん 第122話「愛の墓場 二人の父をもつ悪女!」1984.12.6テレ朝

 次郎吉ふたたび、遠い昔別れたままの娘が悪事に手を染めると知った「父」は、身を捨てて救おうとする。結局早とちりで血縁は無かったのだが、二郎さんオンステージの人情話が展開される。シンクロしてボロ泣きのお竜がかわいい。

ロケ地
  • 美人局の果て殺される山城屋、夜の神社は木島神社、現場は本殿前。翌朝の検分の際は、鳥居付近から参道石畳をローアングルで撮った画が出る。現場を見て去ってゆくお糸を見咎め尾行する金さんのシーンでは、舞殿越しに石畳を見る図も。舞殿は「神楽殿」と称されている。
  • 大坂で死んだお浜の言葉を頼りに、下谷の光明寺へやってくる次郎吉、不明(つくりものの崩れ塀越しに、門?と方形のお堂がちらり。あとは鬱蒼とした林)
  • 山城屋の葬儀に掛け取りに来た東屋佐兵衛のことを金さんに報告する早田、広沢池観音島。金さんは釣り、早田さまは虚無僧姿。
  • お糸の特徴をお竜と話す金さん、その話を立ち聞いて逃げた次郎吉が金さんにつかまり話を聞かれるのは大覚寺五社明神〜大沢池船着(大)。次郎吉の回想で出る、子を授かり喜ぶ夫婦のシーンは北嵯峨農地小丘(祭礼の幟と、石灯籠を配置)
  • 次郎吉が東屋の手先の男をひっかける茶店、今宮神社門前茶屋・かざりや(中から転び出てきた次郎吉が、前の床几にいた清次にぶつかり)。その後お糸が「大店の隠居」の次郎吉を誘惑に現れるのは東門内石橋付近(露店多数演出)。一旦その場を離れ再び戻って来た次郎吉を止める金さん、東門。その後悪いのは自分だからと金さんを拝み倒す次郎吉は神馬舎裏手。
  • お糸が次郎吉を連れ込む屋根船、大沢池か。

2017/11/22

■ 遠山の金さん 第121話「女優志願!火の国から来た女」1984.11.29テレ朝

 田舎出の、檜舞台に立つことを夢見る娘を、好き者の金持ちに売り飛ばそうとする悪党あり。娘の師匠まで巻き込んで荒事におよぶところ、桜吹雪の出番となる。
気難しい隠居の「団十郎」を演じる、岡田英次が渋い。

ロケ地
  • お竜の報告を聞く金さん、仁和寺裏塀際(境外)。女芸人を手配する「秘密の御座敷」の存在について話す。
  • 甘言を用いておさよをスカウトする森村座の藤兵衛と役者の時三、水辺の茶店は罧原堤下河原に設営、朱傘と緋毛氈敷いた床几が出ていて、川波が陽光をはじいてキレイ。汀には船。

2017/11/21

■ 遠山の金さん 第120話「魔剣の旅 越後三味線の女II」1984.11.22テレ朝

 瞽女おもん再び、相変わらず強すぎ。
刀を盗み出した女に事を託されるおもん、江戸へ出てくるが危機の連続。遠山奉行の配下を騙る者が出ていたため、素直に金さんを頼れずという一幕も。
話自体は、贋の名刀を各所へ献上しのし上がる悪徳商人の野望。猫目のダンナも貰ってたりする。

ロケ地
  • 旅行くおもんの情景、谷山林道(ロング、ダブル切通し)。夕陽の流れ橋(コンクリ橋脚側)。渓流は清滝か。土手の草むらは木津堤?ズームインしてゆく川沿いの林道は神護寺から遠望のアレか。神護寺金堂下石段(のぼってゆく)神護寺明王堂縁先(三味を弾いて歌う)
  • 「親切な旅人の男女」に雨宿りにいざなわれるも、駒形屋の手の者(福ちゃん入り)というお堂、大覚寺五社明神舞殿に扉付け。この前に、有栖川沿いをゆく画が出る(河床から見上げ)
  • 北町の筆頭与力を騙る惣五郎に、盗品の正宗を引き渡せと迫られる橋、中ノ島橋。阻み、ドボン。
  • 駒形屋自身が「名刀」を鍛えていると金さんに報告するお竜、茶店は今宮神社門前茶屋・一和の店先。

2017/11/20

■ 遠山の金さん 第119話「女菩薩の如く 女夜叉の如し!」1984.11.1テレ朝

 あぶな絵を出版されてしまった女の悲哀、こともあろうに彼女の絵の師匠の名前でそれを作らせた悪党は、その師匠がお城に招かれることを危惧していた。
「その絵」をめぐる、レギュラー陣の反応も大笑い。

ロケ地
  • あぶな絵を描いた若い絵師(文蝶の元弟子、不行跡で破門)が太古堂から金をせしめた夜に殺される神社、吉田神社竹中稲荷境内(燈籠のそば、検分のあと運ばれてゆくのは三高碑への石段)
  • お弓に言われて小蝶に会いにゆく金さん、近くの神社で御籤をひく小蝶は竹中稲荷本殿。話を聞く茶店も境内に設営。
  • 文蝶の醜聞を書き立てた瓦版屋をさぐる約束を小蝶らにしていた同業者・江戸屋が殺されて見つかる水辺、広沢池東岸汀。見に来た小蝶は気を失いかけ、金さんが抱き留めるシーンは土手。
  • 芳斉と太古堂のことを金さんに報告するお竜、愛宕念仏寺石仏群前。
  • 小蝶の恋人・清太郎(芳斉の弟子)に、芳斉があぶな絵や瓦版に関係しているかもと告げる金さん、竹中稲荷本殿裏手摂社群。

2017/11/18

■ 水戸黄門 第7話「時の太鼓とじゃじゃ馬姫」2017.11.15BSTBS

 一関藩のお家騒動、姫の出奔を好機とみた家老は、殿さまを乱心者と言い立て閉じ込めてしまう。このとき、老公一行は一関城下へ来ていた。
結婚を厭い逃げ出した姫さまは、偶然助さんに出会い助けられ、同年代の子供たちの働きぶりを見て何事かを悟る。助さんに連れられ町ではしゃぐくだりは、ちょっとローマの休日。そして、老公が関わった旅の一座の方は、公演差し止めをはねのけてイヤミ芝居「花の一関悪党成敗」を上演するに至る。

ロケ地
  • 一関を見下ろす峠とその後の街道、谷山林道か。杉林の道や、切り通しなど。
  • 一関城イメージ、福知山城。天守のへんちょっといじってある。
  • 小姓の衣を着こんだ姫が追っ手から逃れてくるところへ行き会わせる助さん、大覚寺竹林際草地(追っ手は、一段低い遣水跡の方から来る)。助さんが追っ手をごまかしてやる際、および薪拾いの子らを見る際に竹林内も。
  • 追っ手が走る道、大覚寺心経宝塔基壇石積脇。彼らが去ったあと助さんが包みを持って出てくる。石仏裏で弥七に声を掛けられる(聖天堂映り込み)。姫を隠してあるお堂は護摩堂。
  • 一座と別れ旅立つシーン、大覚寺大沢池堤(北東端あたり)〜遣水跡小径。

2017/11/17

■ 遠山の金さん 第118話「おんな牢犯科帖 消えた死刑囚!」1984.10.25テレ朝

 恋敵のお嬢様に斬りつけられ、揉み合いのすえ傷を負わせてしまう娘だが、このあと殺人犯として入牢。やっていないと叫ぶ娘を見た金さん、お嬢様のお店の内情を調べにかかる。
入牢のくだりは何か、女牢を描きたかった、みたいな画で、思わせぶりな牢名主なども出る。

ロケ地
  • 恋人と会いに夜の神社へ来るお仲、吉田神社竹中稲荷本殿前。信濃屋のお嬢様が現れ、あれはあたしの婿がねと斬りつけてくる。揉み合いは舞殿脇で。設定は「竹中稲荷」、猫目の口からそう語られている。
  • ゆうべお仲に会ったと早田らに話す金さん、三人で推理のお寺は愛宕念仏寺石仏群前、お堂脇。
  • お仲が勤めていた浅草寺境内の茶店に行き、親爺に話を聞く金さん、仁和寺観音堂脇に店を設営。
  • 信濃屋主人殺しの調書を持って来た早田を呼ぶ金さん、仁和寺観音堂基壇(南側)。塔映り込み。
  • 奉行のはからいで牢を出されたお仲、恋人に会いに行き二人で話す町角は仁和寺九所明神本殿前。恋人が始末され、お仲も危ないところへ現れる金さん、祠前。捕り方殺到の際は塔基壇も映り込んでいる。

2017/11/15

■ 遠山の金さん 第117話「狙われた聖女 富貴楼おしの!」1984.10.18テレ朝

 廓の抱え女は、悪党どもの所業を目撃したことから「仲間」に引きずり込まれ、ヤバいブツを運ばされたり、脅しに朋輩を殺されたり、しまいに火付けを示唆される。しかし彼女を見守っていた金さん、火事を「肩代わり」してワルどもを一網打尽に。
最後は、廓を守ったとして楼主に証文をまかせる、粋なお裁き。

ロケ地
  • 吉原の新造が短筒で殺される千束村の水辺、広沢池西岸湿地(養魚場)。新造は西岸沿いの道から走りおりてくる。
  • 新式銃で高値をふっかけられた唐物屋が伊東に反論する際に出る、長崎から運ばれる公儀御用の「ブツ」を乗せた荷駄が関所を通るシーン、酵素ダートか。
  • 太夫の代参に出たおしのに接触し、また巾着に銃を仕込む三八たち、天神島か(林間、燈籠あり)
  • 唐物屋と取引の千束村の御神木、大覚寺天神島。唐物屋はここへ虎さん熊さんの駕籠で来る。遠くに廓の火事騒ぎが聞こえるという設定。このあと三八らが出て取引後、おしのが始末されかかるところへ金さん出てラス立ち。

2017/11/13

■ 遠山の金さん 第116話「女侠一代!鬼子母神のおはな」1984.10.11テレ朝

 一本筋の通った親分が、齢のため引退を決めるが、組を閉める挨拶の場にライバルが乗り込んできて悪態をつく。耐えかねた娘は、自分が継ぐと啖呵を切り、鮮やかな刺青を晒してみせるのだった。
話自体は、旗本奴とつるんで民を泣かす二足の草鞋の成敗。

ロケ地
  • 逃げる大工父子だが追いつかれ斬られ橋から落ちた翌朝、死体が引き上げられる大川、広沢池東岸。ここでは、捨六が旗本・近藤にひどくからまれるシーンも入れてある。橋は村の日本橋。
  • 大島一家の賭場でイカサマにやられかけたおはなを助けた金さん、お礼に団子を奢られる茶店は仁和寺茶所、参道石畳に置かれた床几の向こうに、金堂が映り込んでいる。
  • おはなの回想、実父の渡世人が磯八と果し合いをした竹林、わらびの里か(林床キレイ)
  • おはなと別れた直後、お竜が走り込み報告する門、仁和寺中門。南向きの画で、二王門が映り込んでいる。見返りで茶所屋根もちらり。

2017/11/11

■ 水戸黄門 第6話「愛しき妻は里隠れ」2017.11.8BSTBS

 老公が志津川の浜で出会った、気のいい侍。気の病で療養中という彼は、職務上抱えてしまった屈託のほか、最も身近な存在に大いなる秘密を持たれていた。
老公も「夫」もあずかり知らぬところで、哀しい女の運命は転がされてゆく。

ロケ地
  • 志津川宿へ向かう気仙道、丹後松島平海水浴場・墓地付近の松原。年寄り扱いされて怒った老公がずんずん行って転ぶ浜は平海水浴場の浜、陸繋島が見えている。
  • 「風」に呼び出された詩乃が赴く小森の社、廣峰神社。詩乃は鳥居前に、薬売りは参道中門をくぐりおりてきて久本に誰何される。このとき、提灯を返しに来た助さんが前の道に。
  • 追っ手から逃げた田代夫婦、詩乃が足を痛め久本が出て危機の丘、大成古墳群の丘。遠くに犬ヶ岬が望まれ、眼下の柱状節理も見えている。崖下から見上げた画もある。
  • 田代と別れる老公、間人・竹野川河口左岸汀。詩乃を捜し続けると小十郎。
  • 当地を発つ一行、間人海岸。背景に立岩が来ている。

2017/11/10

■ 遠山の金さん 第115話「愛か死か!美しき女囚の脱走」1984.9.27テレ朝

 晒し者にされる不義密通の妻女だが、金さんが不審を抱いたとおり複雑な事情あり。そも、現場に踏み込んで相手の男を成敗した亭主が、妻は斬れぬという事実が全てを物語っているのだった。

ロケ地
  • 早田とお竜に、お栄の事件は不義密通成敗を装った殺人と話し調査を指示する金さん、ツナギの茶店は仁和寺観音堂脇に出ている。他の露店も演出。
  • 遠島になるお栄が護送されてゆく朝靄の林、下鴨神社糺の森〜池跡。まず亭主の多聞が現れ、彼が斬られたあと金さん出て大暴れ。

2017/11/8

■ 遠山の金さん 第114話「水中乱舞!!忍びの女六人衆」1984.9.20テレ朝

 悪徳商人の手先となって金品強奪を繰り返す忍者、それがため里の男たちを捕らえられてしまった女たちは、冤罪を晴らすべく江戸へ出てくる。雑賀の流れを汲む忍びの、派手な男女バトルが展開される。

ロケ地
  • 早田さまが倅たちに水練の稽古をつける川、流れ橋下木津川(金さんは釣り。場面としては、殺された丁稚の土左衛門発見が主体)。橋ももちろん映っていて、猫目のダンナが再度来る際は蔵など橋たもとに配されている。設定は吾妻橋。橋なかばに、下へおりる階が付けられている。
  • 生駒山中から出てきたくノ一たちが薬草を売る富岡八幡宮、仁和寺経蔵前。
  • 出開帳の駒札を見ていた葛城屋久兵衛をつけるくノ一のお小夜、仁和寺裏塀際〜鳥居本八幡宮林間(男忍者に捕まり拉致される)
  • お小夜が殺されて吊るされる向島長命寺、大覚寺天神島の木。その後くノ一の頭目・波江が金さんに素性を告白するシーンは護摩堂前。回想シーンで出る、里の男たちがひかれてゆく河原は木津か桂か。

2017/11/6

■ 遠山の金さん 第113話「炎の女用心棒!黒猫のお銀」1984.9.13テレ朝

 黒猫を抱いた凄腕の女用心棒は、母を棄てた男を狙うが、それはその男の縄張りを狙う悪党によって仕組まれた憎悪だった。
猫の首についていた、「父母」の愛の形見の夫婦鈴が、親子の情を結びなおす。

ロケ地
  • 聖天一家が用心棒を集めているため警戒に出ている猫目ら、お銀を誰何して凄まれ川に落ちる橋、中ノ島橋
  • 桝屋の若者頭が殺され検分の水辺、広沢池西岸湿地
  • 祭りの準備がなされるやしろ、大覚寺五社明神。ここは後段何度も出てくる。朱玉垣があしらわれている。
  • 聖天一家と火盗改がつるんでいると金さんに報告するお竜、大覚寺放生池堤〜天神島祠脇。
  • 元右衛門の名を呟くお銀、大覚寺大沢池船着(小)。母の死後「父」への憎しみを糧に生き渡世人となった回想シーン、旅行く街道は北嵯峨農地農道。
  • 桝屋の内通者・長次をつけるお竜、入ってゆく白木屋の寮は広沢池東岸建物(竹塀)。ここへ、火盗改に捕まったはずの桝屋の若親分が連れ込まれ拷問されている次第。
  • 水辺に佇むお銀に声をかけ、お銀の母の芸者と元右衛門の仲を裂いたのは九郎兵衛と告げる金さん、大覚寺大沢池堤。五大堂や塔が映り込んでいる。
  • 元右衛門を騙して連れ出す長次、駕籠がゆく道は広沢池畔か。行く先は東岸建物、ここへ九郎兵衛がお銀を伴って船で来る運び。長次はその船で帰れと言われ、用心棒に始末される(助かっていて全部ゲロの運び)
  • 事後、あの女用心棒はどうしたかと話す猫目たちの前を、娘姿のお銀が通る町角、広沢池観音島。茶店や露店あしらい。

2017/11/4

■ 水戸黄門 第5話「硯の里の仇討ち」2017.11.1BSTBS

 雄勝の里で老公を助けてくれた里人、その人こそ助格が連れてやって来た仇討ち姉弟の目指す男だったという偶然。硯の里に巣食う悪党どもを懲らし印籠が出たあと、老公によって「仇」の真実が明かされるのであった。

ロケ地
  • 石巻へ向かう一行、船頭の歌に聞きほれる渡し場は琵琶湖東岸。このあと助さんと口喧嘩の松原も同所か。
  • 助格を置いて一人行ってしまった老公、道に迷い崖から落ちる里は酵素か。助けてくれた里人・宗助の小屋は酵素河川敷川べりに設営。
  • 老公を捜しまわる助格、林間は酵素か。山脇姉弟をゴロツキから助ける道は酵素ダート?
  • 硯の原料の石を見せてもらう老公、雑木まじり竹林に大岩のアレか。ここは玄竜ら襲撃の際にも出てくる。
  • 助格と姉弟が休む谷川、清滝河畔。
  • 事後、姉弟と別れゆく一行、大覚寺遣水跡。菊ヶ島が見えている。

2017/11/2

■ 遠山の金さん 第112話「呪いの妖術 メトロノームに泣く女!」1984.9.6テレ朝

 亭主と別れたい女心に付け込み、金をとったうえ売春までさせる悪党あり。その男長崎の医者くずれで、メトロノームを使った怪しの催眠術を操るのであった。

ロケ地
  • 縊死しているおせいを見つける猫目、中ノ島橋上。下駄につまづいて欄干に気付く運び。金さんやお志津を含む見物衆は護岸上にも。
  • 結婚相談所を出てくるおすみたちを見た後、おすみの事情について話す金さんとお竜、大覚寺天神島朱橋上。
  • おすみのDV亭主・吉之助が連れ込まれるお堂、大覚寺聖天堂。中はセット、小十郎がいてお香とメトロノーム併用で術にかける。
  • 術にかかった吉之助がぶつぶつ呟きながら行くのを目撃する金さん、大覚寺護摩堂前。

2017/11/1

■  遠山の金さん 第111話「夜霧に消えた南蛮首飾りの女!」1984.8.30テレ朝

 人の亭主を焼き殺したかどで獄門になった毒婦、しかし真相はというお話。上方弁の女が不自然に出てきて、「関係者」のまわりに獄門首の作り物が飛び交う、派手な展開。
西田健の色悪もなかなか。

ロケ地
  • おもんの首が晒される鈴ヶ森、下鴨神社河合社脇。
  • 首紛失の件を慌てて報告に来る早田、金さん鳩に餌やりのお堂は六角堂。門越しの図のほか、お堂前石畳から南の方をぐるっと見た画もある。
  • 阿蘭陀屋清吉のことを金さんに報告するお竜、仁和寺金堂(石段をおりてくる)
  • おもんの罪状は確かなのか問う金さん、仁和寺観音堂階脇。
  • お絹を救出したあと、彼女を問いただす金さん、仁和寺経蔵前。

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