時代劇拝見日記
2017年12月

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2017/12/31

■ 遠山の金さん 第141話「悪魔の囁き 恋三味線の女!」1985.5.16テレ朝

 三味線の家元を継ぐ重圧に負け、麻薬に手を出す男。虐げられながら彼を庇う娘あり、その情には恋と血筋がからんでいた。
阿片を吸うよう仕向けたのはもちろんライバル、悪徳商人と組む図。

ロケ地
  • 西川流家元宅、大覚寺望雲亭門。
  • 夜中、阿片を求めて祠へ行く芳三郎、大覚寺天神島朱橋〜祠。祠脇で遠州屋人足(阿片売人)殺しが出来。検分は昼間。祠は、回想シーンや遠州屋の女がヤク持って来るシーンなどで後段にも頻出。
  • 芳三郎にごまかされ帰ってくる早田、金さんと話す町角は大覚寺五社明神祠前。
  • 西川流の奉納演奏が行われる深川弁天、上御霊神社。演奏するステージは舞殿、まわりに幔幕を張ったりして演出。本殿、舞殿まわりの他、人の出入りで楼門も使う。
  • 芳三郎とお咲が遠州屋の衆に連れ込まれ密殺されかける林、下鴨神社河合社裏手糺の森。祭礼の音曲が響いていることから、弁天さんの境内設定か。

2017/12/30

■ 遠山の金さん 第140話「女用心棒黒猫のお銀II “女は心が命です”」1985.5.9テレ朝

 黒猫のお銀再び。上州の賭場にいた彼女に、江戸の医者を殺してくれと依頼が来る。その的は、幼いお銀を助けてくれた心優しき蘭方医なのであった。

ロケ地
  • 上州下仁田宿街道、北嵯峨農地農道に道標あしらい。
  • 玄以宅に押し入ってお銀に撃退された三人の男が殺されて見つかる川端、大覚寺放生池源頭部か。ここへ駆け付ける金さんは放生池堤を走り、その際見える大沢池には水無し。
  • 黒猫を連れた「女」の殺し屋が出没し、お銀の手配書が張り出されるくだり、お銀を見つけ話を聞く金さん、大覚寺護摩堂前。

2017/12/29

■ 遠山の金さん 第139話「紫水晶の女!NAGASAKIへ愛」1985.5.2テレ朝

 漂着した異人を助けた娘は、殺されるとわかっていては役人の手に渡せず、彼を長崎へ送ってやろうとする。しかし関わっていたのは抜け荷商人、二人は荒っぽい手口で追い回されるのであった。

ロケ地
  • お弓が虚無僧と娘の二人連れを拾う夜の稲荷のくだり、虚無僧らが地回りに追われる林は大覚寺大沢池北辺並木。お弓が雨宿りに入ると二人がいる稲荷は護摩堂(中はセット撮り、お堂の外に朱色の鳥居とお使い狐が映るよう配されている)
  • 金さんが早田・お竜とツナギをとる祠、大覚寺天神島祠。二回出てくるが違うアングルで。
  • お艶と虚無僧が隠れる小屋、北嵯峨竹林か。
  • 早田が出張で行くのと、お艶の回想で出てくる伊豆・下田の海、マジ海日本海と思われる。早田が下船する際は突堤のような構築物が見える。お艶のいた塩浜村の海浜は、沖に小島とか見える砂浜、小屋燃やす演出がある。小天橋海岸とかに似ている。
  • お艶とポールスがたばかられて来る夜の船着き、広沢池東岸に演出。二人の危機に金さん登場でラス立ち。

2017/12/27

■ 遠山の金さん 第138話「魔の館 悪女を泣かせた浪花の母!」1985.4.25テレ朝

 至れり尽くせりの高級老人ホームをでっち上げ、年寄りから金を騙し取る悪党あり。その手先をつとめていた女は、自分を心から信じ養女にとまで言ってくれた老婦人を、ついには裏切れないのだった。

ロケ地
  • おたねがお紋と出会う祭礼の神社、下鴨神社二の鳥居前に露店演出。このとき、人死にが出て騒ぎになる林は糺の森。
  • 「鶴亀会の家」内覧会が行われるくだり、中山邸通用門。中はセット撮り、設定は元商家の別邸で、一味が一時賃貸。
  • おたねから入所金をゲットしたあと、お紋個人に呉れると言った金を断ったことに仲間から皮肉を言われる川辺、下鴨神社泉川畔。
  • 鶴亀会の家の建物の出自等について報告する早田、大覚寺大沢池木戸か。夜間撮影。

2017/12/26

■ 遠山の金さん 第137話「女子連れ旅 人の情けはいりませぬ!」1985.4.18テレ朝

 代官の悪行をしたためた書付を持って江戸へ出た一家は襲われ、母子が残される。夫の遺志を継ぎ役目を果たそうと、幼子に我慢を強いて頑張る母に、金さんと仲間たちは手を貸すのであった。

ロケ地
  • 巡礼に身をやつした吉五郎一家が忍びくずれたちに囲まれる葦原、広沢池西岸葦原。逃げた母子を追う男たち、大覚寺大沢池(池越しに見る図)、彼らが去ったあと樹上からお甲がおりてくる。幼女は、金さんが手を引いて向こうから出てくる。
  • 夫の墓に詣で、これからの覚悟を幼い娘に言い聞かせるお甲、北嵯峨農地小丘。卒塔婆のほか石塔など置いてある。
  • お甲を尾行するお竜、大覚寺天神島〜大門(評定所設定、時刻が来て目安箱をしまうところで、お甲が来た際は門が閉じられたあと)
  • 亀山において公儀巡検使が殺された件について、藤堂藩の記録を借りてきて金さんに見せる早田、大覚寺護摩堂裏手。金さんは基壇に腰掛け。
  • 巡検使・鳥居に接触する吉五郎、酵素ダート。このあと、巡検使は彼が殺したことにされてしまう。
  • 目安箱を見張られていて果たせず、思い余って南町奉行所へ行くお甲、大覚寺明智門。ちょうど猫目が出てきて、追い払われてしまう。
  • 娘をさらわれ、約定書を持って行かされる夜の竹林、北嵯峨か。

2017/12/25

■ 遠山の金さん 第136話「ろくでなし女医の心の旅路!」1985.3.21テレ朝

 酒乱の女医が、事件を経て過去を清算し、奉行のはからいで再出発してゆく情話。
悪党どもは、猟官運動資金ゲットに商家に押し入る荒っぽさで、ナカマの弟を医者拉致してまで治療しといて殺す不可解さも大笑い。

ロケ地
  • おときに話を聞く金さん、枳殻邸か大覚寺か(疎林の芝地)
  • おときの回想、適塾の同門・矢沢と睦む庭(?)枳殻邸芝地(ビャクシンの枯木の傍)、前景に盛花。矢沢の父から別れを迫られた野点の席、枳殻邸印月池畔芝地(侵雪橋上に逍遥する人を配置)。設定は大坂。

2017/12/22

■ 遠山の金さん 第135話「お父上!おゆきの愛は死にました!!」1985.3.14テレ朝

 ケチで有名な貧乏藩の賄方、彼の娘はなかなかの美人で、悪党に目をつけられる。その「組織」は、藩の江戸家老と結託し、異国へ娘たちを売り捌いていた。

ロケ地
  • 夜道で遭遇した娘殺し、猫目に犯人と疑われたことなど報告する早田、愛宕念仏寺本堂裏手羅漢像前。
  • 南蛮屋や家老が出入りする怪しの船宿・喜撰、表は嵐山佑斎亭、船着は嵐峡に設営。後段、猫目が嵐峡端をうろついているのを「窓から見る」図もある。
  • 喜撰に出入りする者どもについて報告するお竜、大覚寺大沢池船着(小)
  • 孫六の娘・ゆきが言い交わした男に、南蛮屋へ嫁げと言われている件を話すシーン、神護寺鐘楼下坂(眼下に和気公廟所)
  • 早田とツナギをとる金さん、愛宕念仏寺地蔵堂下。

2017/12/21

■ 遠山の金さん 第134話「愛のさすらい 女経師スタコラお照!」1985.3.7テレ朝

 男運のない、働き者の女。三番目の亭主を得るが、出会いから仕組まれ利用されていただけという哀れな女を、金さんが危機から救う。

ロケ地
  • 仕事帰りのお照、寺院境内の石段を鼻歌まじりにおりてくるが、乱暴な御家人に言い寄られるところ、美濃吉が出て傷を負いながら防ぐくだり、神護寺石段。
  • 牢同心・岡部の死体検分、大覚寺大沢池堤水門前。ここへ駆け付ける金さんとお竜は天神島朱橋を走り渡る。
  • 牢同心・三田村に近づき甘言を用い誘い出す佐兵衛、大覚寺放生池堤〜護摩堂前(ここで仲間が出て殺害/検分もここ)
  • 亭主を連れて牢奉行役宅へ襖の張替えに出向いたお照、美濃吉の作為に気付くも凄まれ、絶望して入水しかける帰り道の堀端、嵐山公園中ノ島橋上手湛水域護岸(水路側、南岸。塀をめぐらせてある。橋は映らず)

2017/12/20

■ 遠山の金さん 第133話「危険な密会 くれない族の乱舞!」1985.2.28テレ朝

 阿片抜け荷を探っていた同心が射殺され、富商の夫人相手の魔窟が浮上。借金のカタにそこに縛り付けられていた若い男と、お弓の知人の長崎娘は危うい目に遭うが、怪しの寮に桜吹雪が舞うのであった。

ロケ地
  • 南の同心・北川は町人に身をやつし阿片抜け荷を調査していたと報告する早田、三井社か(朱玉垣際)
  • ご婦人方を集め火遊びをさせている唐津屋の寮(不忍池近く)中山邸通用門。何度も出てきて、夜間撮影もある。
  • 寮を抜け出してきた峯吉、矢場近くでお夏と話すやしろは仁和寺九所明神拝殿前〜脇(北望、本殿映り込み)。お夏を振り切り駆け去った峯吉を追い諭す金さん、仁和寺経蔵(崖下から見上げの図〜裏手)←金さん射られる。
  • 峯吉が寮を出た際、後をつけていった女が細長い包みを持っていたと報告するお竜、下鴨神社二の鳥居続き玉垣前(北望、楼門映り込み)

2017/12/19

■ 遠山の金さん 第132話 「結婚願望 恋に恋した女!」 1985.2.21テレ朝

 髪結い女悲話、女の稼ぎをあてにする「髪結いの亭主」どころではない悪党どもが、彼女たちの得意先に仕掛けを施して盗みに入っていた。
金さん、己に惚れていた女髪結いの危機に颯爽と現れる。

ロケ地

  • 営業中の女髪結い・お咲が渡る両国橋、中ノ島橋。導入は、橋たもとの「建物」の円窓から見た図(茶店仕立て、建具だけと推測)。師匠のおよしとばったり会う。
  • およしが殺される林、下鴨神社糺の森池跡。殺されて「上の道」から落ちたと、検分見物の金さん容喙。
  • お咲が金さんを呼び出す茶店、下鴨神社馬場路傍に設営。道向こうの、河合社脇にも床几が出ている。
  • およしの店の女の子が殺されて見つかる水辺、広沢池東岸汀。
  • 営業に出たお咲、物思う橋は中ノ島橋。お師匠とのやりとりを思い出し、新三郎に渡された「花の露」の壺を、元から持っていたものと替える川端は嵐山公園桂川(中州岸、堰堤脇)

2017/12/18

■ 遠山の金さん 第131話「偽りの化粧 不良少女の母!」1985.2.14テレ朝

 離れていた母と娘の心が、物騒な事件を経て結びなおされる情話。
母の情夫である富商は、御船奉行と結託し抜け荷をはたらいていた。厄介者の不良娘を始末と笑う旦那に、雇われ女将の母は食って掛かり啖呵を切る。

ロケ地
  • 夜中、御船奉行所の臨検、積み荷をおろし取引の大川、広沢池東岸。始末された堺の回船問屋の検分は昼間。桟橋が作ってある。夜に荷が着く際は、船宿女将のお蔦が提灯を振って合図。斬殺を目撃したあと、お銀がミカン箱盗って逃げる。
  • 事後、お蔦の話をすると女房がしおらしくなったと「惚気る」早田、仁和寺金堂前参道石畳

2017/12/15

■ 遠山の金さん 第130話「喪服の女に忍び寄る赤い罠!」1985.2.7テレ朝

 取り立てが異常にキツい高利貸し、それだけで一家心中なども起こるほど。しかしこやつらのバックにはもっととんでもない大物がいて、証文偽造などもして、返済能力の無い者からも毟り取っていたのだった。

ロケ地
  • なった覚えのない借金の保証人にされ、掛け合いに行くも帰ってこなかった軽輩の直参(坂口徹郎)が死体となって見つかる川端、広沢池東岸。役人により身投げ扱いとなる。妻女のお照が金さんに事情を打ち明ける、回想シーン。

2017/12/13

■ 遠山の金さん 第129話「人呼んで“桜吹雪の女”III 慕情篇」1985.1.31テレ朝

 三たび愛を失う、気の毒な元女賊の哀話。今度の人は、お店にも妹にも騙され、死んだことにされた挙句ほんとうに殺されてしまう。
お奉行は言うに及ばず、早田さまやお竜との、慣れた感じのからみも面白い。

ロケ地
  • 小屋が燃え、黒焦げの「駒吉の死体」が見つかる河原、罧原堤下河原に演出。
  • その焼死体のことを金さんに報告する早田、林は下鴨神社糺の森
  • 福屋を辞し掛川へ帰る小つるを襲う「先夜のコソ泥」、大沢池堤か。その後浪人ども出て小つるに預かりものを出せと迫る夜のやしろ、大覚寺五社明神。追ってゆくと船で逃げるところで、死んだはずの駒吉が胸倉を掴まれている水辺、広沢池東岸
  • 浪人らを追ったお竜が辿り着く尼寺・香月庵、不明(塀は五本線入り、門は檜皮?まわりは竹林、ちょっと荒れた感じ)。ここは後段にも出る阿片窟。
  • 浪人たちが尼寺近くで消えたと金さんに報告するお竜、下鴨神社泉川畔。
  • お竜宅にいる際襲撃を受け、逃れたあと駒吉に経緯を聞かされる小つる、大覚寺護摩堂前池畔。

2017/12/11

■ 遠山の金さん 第128話「哀愁の女舞踏家お蝶の恋!」1985.1.24テレ朝

 踊りのお師匠さんは妻子ある男と密会を重ねていたが、愛を信じていたのは彼女だけ。男の方は、お蝶を便利な女としか思っておらず、自らが犯した悪事の発覚を恐れ、けして他言せぬという女の言葉を全く理解していないのであった。

ロケ地
  • 出合茶屋の帰りに見た殺人事件のことを由兵衛に話すお蝶、今宮神社稲荷社脇〜鳥居前(導入、若宮社玉垣越し)
  • ガイシャ・伊那屋のことを金さんに報告する早田、仁和寺経蔵基壇。あとからお竜が遺留品の手拭いの件を報告に走ってくる。
  • 手拭いを現在所持していないのはお蝶だけという件のツナギ、仁和寺九所明神拝殿脇。お竜にお蝶見張り指示が出る。
  • お蝶に接触し話を聞く金さん、仁和寺九所明神本殿裏手。由兵衛の言動と、金さんの疑義提示によりお蝶の心は揺らぐ。
  • 金さんと別れた帰り、伊那屋殺しの男たちを見るお蝶、彼らが入った先は美濃屋の寮、中山邸通用門。ここは後段、お蝶拉致のシーンで夜の画で出る。
  • 美濃屋をつけるお竜、作事奉行と「密会」の茶屋は嵐山公園・。門前のみ。
  • 美濃屋へ赴き、秘事については口外しないと別れを告げるお蝶、二人話すやしろは今宮神社稲荷社・若宮社間。

2017/12/8

■ 水戸黄門 第10話「炎に消えた黄門様」2017.12.6BSTBS

 遂に目的地・八戸へ。升六から老公を守って深手を負った詩乃を保護してくれた草庵のあるじは、そのかみ老公が憎からず思っていた女性という奇縁。
死闘のすえ、逆臣は懲らされ、一行は帰国の途に。大元の悪を滅するには至らぬものの、強烈な嫌味をかましてくる老公であった。

ロケ地
  • 八戸入りする一行、掛け合い漫才の道は山中か。里見黄門でよく見た石積み、亀岡?
  • 八戸城、圓満院宸殿と庭園。修理の娘の御側室が若君と遊ぶのは庭の池端、それを見下ろす宸殿縁先に修理と升六がいる。後段、直政帰国後に修理を問い質す際のお城イメージは宸殿、庭から見た図。
  • 大川家跡は竹林に門を設営、北嵯峨か。
  • 詩乃が升六から老公を守って吹き矢を受ける林、鳥居本に似る。
  • 霊松院の草庵、枳殻邸縮遠亭。中も使っているが、セット併用。炎上シーンあり。
  • 老公を捜す助格、霊松院の下女・おたきに行方を問うくだり、山中か。
  • 弥七が升六と対決する野原、冒頭の山中付近か。
  • 見送られ発つ一行、冒頭の石積みある野原と同所。
  • 帰り着く西山荘、落柿舎

2017/12/6

■ 遠山の金さん 第127話「深川情話 愛をきざむ氷の女!」1985.1.17テレ朝

 座敷で氷の彫刻を披露する名物芸者、その姐さんが笑うのをやめた訳が、物騒な凶賊の跋扈につながっていた。
船頭の爺さまが昭文なので、話まるわかりになってて笑える。

ロケ地
  • 近江屋を襲ってきたばかりの凶賊・夜嵐と遭遇する、夜回り中の猫目と捨六、大覚寺放生池堤。堤の北側に塀を拵えてあり、賊が船で逃げた船着(大)の下は水がかなり引いている。検分は昼間の画。
  • お弓が花勇に招かれ会う屋形船、広沢池東岸近くに停泊。長崎の料亭のことを聞かれる。
  • 帰りのお弓が夜嵐一味に殺されかける土手、大覚寺大沢池堤。駕籠屋は虎さん熊さん。賊二人は金さんに阻まれ、水に逃れる(夜嵐の覆面が水面にプカー)。桜が紅葉。
  • 花勇が笑わなくなった時期を金さんに報告するお竜、釣りの金さんは大石に腰掛けていて、背景は斜面?の林。広沢池北岸か。
  • 怪しい船宿を調べに行く金さんとお竜(芸者姿)、船宿裏口(土手に塀を拵えてある)の船を舫ってある川岸は広沢池東岸。以降も、桟橋から賊が船に乗り込む夜のシーンや、斬られた孝次がよろばい出て、金さんに花勇への品を託すシーンなどがある。
  • 花勇に孝次の文を届けに来る長崎の飛脚を尾行するお竜、罧原堤下河原(キリンソウの群落)〜汀(飛脚が仲間の船に乗り込み)。水面に公園の木が映り込んでいるほか、中州が見える。

2017/12/4

■ 遠山の金さん 第126話「闇の女元締 唐獅子のお駒!」1985.1.10テレ朝

 スラム潜入もの。与力と結託した、裏稼業を持つ瓦屋が幅を利かす町で、哀しい男女の再会があった。
草笛光子、モロの必殺ノリで、殺し屋の父を持った女の悲哀を演じる。

ロケ地
  • 幻小僧の顛末に疑問を持ち消されたお初の検分、広沢池東岸汀。土手に柵あしらい。お駒曰く「潮のひいたどぶ川」。
  • 矢場へ金さんを呼びに来た早田、熊沢についてのツナギは仁和寺九所明神拝殿脇。
  • 本物の幻小僧を高飛びさせるという夜の桟橋、広沢池東岸にあしらい。潜入中の高山(字適当)与力が来るが、黒兵衛一家に囲まれ負傷(このあと偶然お駒宅へ逃げ込み)
  • お竜、調べてきたお駒のことを金さんに報告するどぶ川端は広沢池西岸湿地、塀めぐらせ。下駄とか棄てられている。
  • 黒兵衛の蔵にお駒の子(高山与力の跡継ぎ)が囚われると知り、お竜に土蔵やぶりを指示する金さん、二人船で近づく夜の堀端は八幡堀、船橋近くの左岸。草ぼうぼう。

2017/12/2

■ 遠山の金さん 第125話「恋の迷路 黒い疑惑の名人戦!」1984.12.27テレ朝

 将棋の名人戦をめぐる黒い霧、血腥い経緯の果て、浪人と大工の対決となるが、大工の妹の恋人は底無しの極悪人であった。

ロケ地
  • 大工・留吉の妹・おみつが島田と会う寺院境内、仁和寺観音堂階。早田(虚無僧姿)は島田をつけて、金さんはおみつをつけて同じ場所に。
  • おみつが島田に会いに出かけたのを尾行する早田、仁和寺鐘楼脇(一味の男たちが陰から見ている)〜水掛不動前〜経蔵脇(父の大工・金助が島田に刺される)
  • おみつが監禁されている、川端屋ゆかりの屋敷イメージ、中山邸門。門前を鳩がてぷてぷ歩く。

2017/12/1

■  水戸黄門 第9話「風来坊の片思い」2017.11.29BSTBS

 道中、酔漢の喧嘩を仲裁した老公たち、そのまま三年ぶりに故郷へ帰って来た塗師と関わってゆく。彼の家と、納入先の問屋は、役人と組んだ悪党に狙われていた。
塗物の制作を見守る間にも升六らは忍び寄り、詩乃は問屋の女将とすり替わって襲ってくる。

ロケ地
  • 浄法寺道をゆく一行、酵素ダートか。磯次が喧嘩している茶店も道に設営。その後顔を洗う小川も同所か…後段、正体が露見し逃げた詩乃が渡渉するのも同所と思われる。
  • 柳沢吉保邸、大覚寺大門。升六からのツナギが遅いのでイライラ吉保のくだり。
  • 当地を発つ一行、不明(坂道?)

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