時代劇拝見日記
2018年2月

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2018/2/27

■ 遠山の金さん II
  第12話「冬の女絶唱 君死にたもうこと勿れ!」1986.1.14テレ朝/東映

 藩を追放されてのちは無頼に身を投じ、浮かれ女と面白おかしく暮らし、悪事に手を染めると見えた男。実は我が身一つに罪を引き受け、藩財政の立てなおしを成し遂げたサムライ。
しかも、棄てられると誤解した女が悪党に騙された際には、察知しつつ女の安全をはかるという侠気を見せ、散ってゆくのだった。

ロケ地
  • 抜け荷の麝香を受け取るため、沖の船に合図する平四郎、広沢池東岸葦原。土手を来た金さんと早田に気付き、お葉を使い足止め。
  • 平四郎を尾行する際に見た侍のことを金さんに報告するお蘭、仁和寺中門内側石畳。導入は中門を南側から見上げた図。
  • 矢場で銀次に接触し麝香を求める文之進、ブツを渡されるのは大覚寺天神島祠脇(鐘の音演出)。このあと金さんが出てからみ中身を落としてゆくが、朱橋を来た青目がブツの匂い嗅いでトリップ。
  • 金さんの待つ連絡場所へ走るお蘭、仁和寺大師堂南塀際を東へ。金さんが待つのは水場。平四郎は三年前まで風見藩士だったと報告。この際の回想で出る、風見領での御用金強奪事件の峠、谷山林道切り通し(ここは後段、出張早田さまが早馬を駆る際にも出る。宮尾すすむ騎乗シーンは軽トラ馬と思うが)。平四郎はこのとき藩目付、責任者。
  • 風見藩邸に忍んだお蘭、江戸家老が平四郎に頭を下げていたと報告する町角、仁和寺塔下。
  • 風見領出張から帰った早田が報告する水辺、大覚寺放生池堤。カイツブリの声響く。
  • 平四郎の前に出て、三年前の事件の裏側を指摘する金さん、大覚寺護摩堂前。対峙するが、平四郎は自分の腰から脇差を奪った金さんの腕前を見て剣をひく。

2018/2/26

■ 遠山の金さん II
  第11話「女の斗い 守ってみせます晴舞台!」1986.1.7テレ朝/東映

 森村座を次々と襲う不幸、小屋主の横死に次いで、多額の借金判明、後継ぎ娘への無体に加え放火。全ては、十三年前馬鹿な経緯で一座を去った女の逆恨みからきていた。
ひどい目に遭ったお凉だが、座の人々や町衆、加えて金さんの情に触れ、小屋主を継ぐと微笑むのだった。

ロケ地
  • 小屋主が殺されて見つかる町角、仁和寺経蔵前の草地。
  • 小屋主の墓、不明(傍らには五輪塔とかある林間、立地は高台?)
  • 隼一家について調べ報告する早田、仁和寺水場下に茶店設営。一段上がった大師堂前にも露店あしらい。
  • 札差から融資を受けうきうきと帰る途中ひったくりに遭うお凉、仁和寺塔下。追うも見失うのは九所明神。

2018/2/24

■ 大岡越前4 第7回「縁を結んだ雛人形」2018.2.23BSP

 島送りにした罪人の家族を気遣う源さん、幼いおみつに雛人形を買ってやるが、中古品のこれが曰く付き。元の持ち主が台座に仕込んだヘソクリから、大盗の隠し金に辿り着く過程で、二つの家族の苦い思いが昇華され、未来へと歩み出すのであった。

ロケ地
  • 惣太が牢に放り込まれたあと、彼らの店を思い出した忠相、忍び姿でおたねを訪ねてゆく道は大覚寺大沢池北辺並木・池端。
  • おたねの長屋から出て話す水辺は大覚寺大沢池(北東岸、遣水「河口」の柵の傍)。回想シーンで出る、おたねと惣太の娘が水死した水辺も同所。

2018/2/23

■ 遠山の金さん II
  第10話「愛のお葬式 私は無実です!」1985.12.17テレ朝/東映

 盗賊の娘というだけで疑われ爪はじきされ、祝言も駄目になる哀れな女。自らの境遇に重ね合わせたお蘭は無実を明かしてやろうと奔走するが、なかなか手掛かりは得られない。本人も完全にあきらめかけた頃、当の賊の方からアプローチが来るのだった。
お奉行、白州に恋人を呼んであるという粋な結末。

ロケ地
  • 凶賊に入られた店の番頭の証言から、犯行当日に来店した大奥御女中を調べに潜入するお蘭のくだり、お城イメージは姫路城天守・三国濠前あたりから見上げの図。遠山ゆかりの者と言って入るが、独断。
  • 破談になった恋人ともう一度話したいと家を訪ねるも、父親に追い返され絶望し入水しかけるお新、橋はセットだが金さんが止めた後話す際、イメージに中ノ島橋上手堰堤の落水が挿入される(中ノ島橋は映らず)
  • 当日、山城屋へ托鉢に来た尼を調べに、尼に化けて麻布の玉鳳院へ行くお蘭、西明寺山門前。前を掃く尼に「一夜の宿を」と話しかける。
  • 匿われている船宿に丑三つの残党の投げ文、それに従いお新が行く夜の大川端五社明神、大覚寺五社明神。祠裏から新内流しのお艶が出て仲間に入れと強要、断られると拉致。駕籠に押し込むところを、呑んで帰りの虎さん熊さんが目撃・二人は有栖川畔を来る。

2018/2/20

■ 遠山の金さん II
  第9話「夕顔の女 炎のような愛でした!」1985.12.10テレ朝/東映

 女医見習いで長崎留学を志す娘は、或る日養生所医師の恋人を喪う。彼を斬らせたのは阿片密売組織、養生所へ仕入れて薬種問屋へ流す構図を、青年は調べ上げていた。そして、一味にはあろうことか娘の父が関わっているのだった。

ロケ地
  • 茜の回想、兵庫の様子が変だった、殺される前に会った町角、相国寺鐘楼脇。
  • 茜を船宿から連れ出して話を聞く金さん、下鴨神社二の鳥居前〜参道石橋上。彼女の父の薬種問屋・能登屋が店を出した経緯など聞く。
  • 加賀屋寮、大覚寺望雲亭。ここが阿片窟予定地で、黒幕と密談などもする。お蘭潜入時、門内外で立ち回りも。
  • 娘のため道中手形を入手してきた能登屋を呼び止め、悪事を指摘し大喝する金さん、下鴨神社切石橋〜橋たもと林間。
  • お紋と殺し屋連に連れ出された能登屋、「娘を連れて寮へ来い」と脅される町角、相国寺鐘楼裏手〜川跡(殺し屋の一人は河床を歩く)〜弁天社。

2018/2/19

■ 遠山の金さん II
  第8話「女渡世人 男まさりが玉にキズ!」1985.12.3テレ朝/東映

 魚を不当に買い占め大儲けという悪徳商法、これを仕掛けた悪党どもは、女石松が三年捜しまわった憎い仇であった。
いとしい恋人の正体を知っても気丈な女石松、女に戻ることはないと言いつつこぼす涙が切ない。

ロケ地
  • 女石松が渡世人と斬り結び、首代をせしめる江戸へ十三里の街道、谷山林道切り通しか。
  • ただ一人、買い占めに応じなかった網元が斬殺される龍神神社、大覚寺五社明神本殿。
  • 相模屋のやり口を報告するお蘭、釣りの金さんは大覚寺大沢池船着(大)、導入は大沢池に咲く蓮。
  • 石松の告白、故郷を出ざるを得なかった経緯のくだり、平塚の浜は琵琶湖東岸松原。当時小田原藩の小役人だった矢吹とデートのシーンや、盗られた拠出金は必ず返すと約す「おみよ」のシーンなど。漁具あしらい。この告白の場所は下鴨神社泉川畔で、河畔に稲荷の幟が立てられている。
  • 相模屋がいよいよ買い占めた魚を売り出し大儲けと報告するお蘭、大覚寺勅使門橋上。導入は御殿川河口からロング。
  • 矢吹を迎えに来る相模屋の女房のくだり、勘定吟味改役の矢吹邸は相国寺大光明寺。駕籠を待たせてある裏門は南路地と通用門。門、式台玄関も使い、顔を見て走り寄り縋るも突き放され放心する石松のシーンは南路地、金さんは湯屋の方から現れる。
  • 矢吹の生存の理由と経緯について石松に話す金さん、下鴨神社河合社裏糺の森〜泉川畔。

2018/2/17

■ 大岡越前4 第6回「まぶたの母は大奥様」2018.2.16BSP

 大岡家を訪ねてきた渡世人は、妙をおっかさんと呼び、養親の名を聞いた妙は「母です」と言い出す。そして、ご落胤が出てきて揉めている最中の大店の主人が殺され、彼は巳之吉の臍の緒書きが入った守袋を握りしめているのだった。

ロケ地
  • 大黒屋の主人・文太郎が殺された林、雑木まじり竹林は酵素付近か北嵯峨か。起伏もけっこうありそう。
  • たぬきを出たあとの妙と巳之吉を襲うチンピラ、仁和寺金堂南側・九所明神西方の林間。二人の危機に、着流し姿の忠相が現れチャンバラ。
  • 渡世人になったいきさつを妙に聞かれ話す巳之吉、奉公先を逃げ出して行き暮れて眠る漁師小屋、広沢池東岸。ここで渡世人の銀二に拾われ、その後二人行く街道筋はほぼ酵素ダートと思われる。
  • ご落胤・洋二郎が暮らす大黒屋の寮、宝厳院通用門。同心たちが見張るうち、女掏摸と手下が入ってゆく。
  • 事後、佐倉へ帰ってゆく巳之吉と次郎太の兄弟、街道は酵素ダート、母の塚は酵素付近に演出か。
  • 母と二人町歩きの忠相、仁和寺中門越しに参道を見る北望の図、露店多数あしらい。

2018/2/16

■ 遠山の金さん II
  第7話「女講釈師 双肌脱いだ妖艶舞台!」1985.11.26テレ朝/東映

 いま売り出し中の女講釈師・紅梅には哀れな過去、実の妹を陰ながら見守る日々。そして父を獄死せしめた「過去」から、魔手が姉妹に忍び寄るが、金さんは悪のからくりを知悉しているのであった。

ロケ地
  • 島抜けの辰蔵の死体検分、大覚寺御殿川河口河床。見物衆は有栖川岸に。石積に梯子が立て掛けてある。見に行く人々が船宿の前を走っている。辰蔵は紅梅の父(盗賊)の乾分、御用金盗が誰か島で知って知らせに帰ってきた次第。
  • 早田やお蘭(九兵衛の女の料亭へ下女で潜入中)とツナギをとる金さん、仁和寺九所明神本殿前。
  • 紅梅の妹のお光が悪党どもに連れ込まれる根岸の松田屋寮、清流亭に似るも前の石畳等細部が違う。

2018/2/14

■ 遠山の金さん II
   第6話 「夜の美女軍団!“死んで貰います”」 1985.11.19テレ朝/東映

 風神一家と天道一家がシマをめぐって激しく抗争、ヤバかった向島に気風のいい姐さん方が現れ鮮やかに仕切る。しかしその中に、毒花が二輪紛れていた。
全て終わったあと、三つの組いずれも頭目を失ったこの状態を如何にと奉行に問われ、守られるばかりだったか弱い娘は、肌に刻んだ覚悟のほどを示して見せるのだった。

ロケ地

  • 臨時に船頭をつとめた金さん、お大尽と芸者衆を送って行くと、風神一家がお紺を追い詰めている現場に出くわす向島の船着場、広沢池東岸。緋桜一家の姐さん方が現れ阻止、このとき建物が映っているが、塀は拵えものと思われる。喝采を浴びせる見物衆は土手に。
  • お蘭に緋桜一家の見張りを命じる金さん、仁和寺水場下に茶店設営。金さんはところてんを啜っている。
  • 天道一家に通じていたお銀を問い詰める金さん、大覚寺五社明神本殿前。これを見ていた姐さん方がお銀を取り囲む林は下鴨神社糺の森(このときお銀はおふみを刺殺)
  • その後のお島の動向を金さんに伝えるお蘭、仁和寺塔下。カメラ塔頂部から下にパン。
  • お島以下緋桜一家の女たちが詣でるおふみの墓、仁和寺裏塀際草むらに設営。離れて見守る金さんは経蔵基壇に。
  • お紺の父を誑かした「風神の刺青の女」のことを聞いた夜、お島を呼び出すおくま、広沢池西岸湿地。翌朝、深手を負って呻いているところを漁師に発見される際は靄演出。
  • お島がお紺を連れて入る水茶屋、大覚寺望雲亭(門のみイメージ、白金屋寮とか書かれた扁額がそのまま)

2018/2/13

■ 遠山の金さん II
  第5話「女豹秘話 浪花女の啖呵が冴えた!」1985.11.12テレ朝/東映

 棟梁殺しを見ていた女あり、黙して語らず。しかし「犯人」宅をきつい目をして見張り続ける。危機に際し凶刃を防ぐ十手は亡夫のもの、威勢のよい啖呵にも、悲しくつらい事情が隠されているのだった。

ロケ地
  • 大留が殺される夜のやしろ、吉田神社竹中稲荷。翌朝の検分は本殿前、去ってゆく青目らは三高碑へ行く石段で、上に朱鳥居あるのは演出か。
  • 町でお梶を見かけ追う金さん、つかまえて話を聞こうとするが剣突のシーン、五社明神祠脇か。まわりは林。
  • 早田らとツナギをとる金さん、竹中稲荷本殿裏手摂社、本殿脇。
  • お梶を捜しに大坂から出てきた新吉に話を聞く茶店、神護寺石段下に演出。

2018/2/10

■ 大岡越前4 第5回「情けが仇の八両二分」2018.2.9BSP

 辰兄哥、新生活のため皆が出資してくれた八両二分を、身投げ男にそっくり呉れてやる男気を見せるが、お奉行が危ぶんだ通りの結果に。
しかし人の情は、まわりまわって悪人の心をも溶かし、積年の鬱憤も晴らされるのであった。
で、辰三のライフプランのみ潰えておしまい。

ロケ地
  • 身投げ男・仙吉と出会う夜の橋、中ノ島橋。橋たもとに塀をこさえてある。
  • 貰った金を母に不審がられ、金貸し殺しに遭遇した仙吉、途方に暮れて佇む水辺は広沢池東岸。目撃者・仙吉を消しにきた熊七たちから逃げて、土手を南に走る。

2018/2/9

■ 遠山の金さん II
  第4話「匕首殺人 芸者小照の天国に結ぶ恋!」1985.11.5テレ朝/東映

 柳橋の名妓とうたわれる小照姐さんだが、わるい情人を抱えている。その男、馴れ初めからして取り入る芝居だったうえたちまちヒモと化し、果ては金をとって人を殺す外道と成り果てていた。

ロケ地
  • 相生橋で三次に殺された両替商・丹波屋の死体検分、広沢池東岸
  • 岡場所の女のところへしけこんでいた三次を連れ出し問い詰める小照、神護寺五大堂脇。
  • 三次が丹波屋の番頭を殺すところをはっきり目撃する小照、現場の江戸橋船着場は大覚寺大沢池船着(大)、小照が見ているのは木戸のところ(これを更に備前屋の手下が見ている)。夜間撮影。
  • 目撃者の小照を殺しにかかる備前屋の手下、夜道は大覚寺有栖川(河床から見上げ)。金さんが出て撃退。
  • 番頭の死体検分、広沢池東岸
  • 金さんに三次のことを告白する小照、大覚寺天神島朱橋〜祠脇。
  • 三次の文で小照が呼び出される下谷池之端仲町の備前屋寮、大覚寺望雲亭(門前のみ、中はセット。夜間撮影)

2018/2/7

■ 遠山の金さん II
  第3話「真珠の女 青い海が泣いてます!」1985.10.29テレ朝/東映

 芸者に身をやつし出奔した亭主を捜す浜育ちの女だが、男は水夫に化けて紀州の真珠の技術を盗みに来た安房の侍。
貧しい故郷を救う殖産の道と信じつとめを果たした男だったが、悪家老はその成果を生かすどころか私腹肥やしに用い、彼を始末にかかるのであった。

ロケ地
  • 芸者・千代菊と侍が夜更けに会っていた屋形船、広沢池東岸近くに停泊。すぐ傍を、船宿・ゆみの釣り船が通過、「お楽しみ」と冷やかしてゆく。このあと海女姿になった姐さんと侍はもみ合いドボン。侍の死体検分は東岸汀、土手に見物衆。
  • 殺された侍は安房勝山藩御浜奉行方支配と報告するお蘭、大覚寺放生池堤。望雲亭岸に舫った船が背景に来ている。
  • 芸者に化けて千代菊に近づくお蘭、二人そぞろ歩くところ子が溺れているのに際会、千代菊が飛び込んで助けるシーンは罧原堤下河原、川中。見返りの画で、府道29号の桜並木が見えている。
  • 千代菊の回想、遭難した幸吉を助けた紀州の浜、琵琶湖東岸砂浜。山や河口州、島影から、佐波江浜と思われる。
  • 真珠の資料を返してもらうため一万両を持って甚内のもとへ向かう途中、桟橋にいた片肌ぬいで刺青見せた遊び人に止められる紀州藩目付とその一行(船)広沢池東岸(夜)

2018/2/6

■ 三屋清左衛門残日録 三十年ぶりの再会
  2018.2.3時代劇専門チャンネル/BSフジ/東映

 自適の日をおくる隠居・清左衛門だが、静音の日常にも波紋は立つ。幼い日々をともに過ごした剣友と、久々に楽しく宴を張って幾日も経たぬ或る日、その友が人目にたつ場所で腹を切って果てたと知らせが入る。
「高札場」、「梅咲く頃」、「立会い人」をドラマ化。

ロケ地
  • 領内や城下イメージ、雪嶺と入江(山麓の町を対岸から見る図?此岸には菜の花と蓮華咲き乱れ)美山・北山集落(畑地にソバの花)金戒光明寺永運院下坂(坂に、物売りと武士の子ら配置/善教院の南側に海と雪嶺を合成)
  • 釣りに出て源太夫と出会う谷川、不明。釣りを終え談笑しながら帰る二人、大堰川河川敷(奥に雪嶺合成)
  • 清左衛門が通う儒学の私塾、塔頭の門か(内側から?)。安西と連れ立っての帰り道、毘沙門段丘林近くの畦道と林沿いの土手(坂上に牛や百姓配置、林の上からお城が顔を出している)。猪狩りの話を聞く。安西が地蔵の前掛けほ直すのも付近か。
  • 源太夫切腹のくだり、高札場から見えるお城は上野城天守。高札場はセットかありものか不明。
  • 中根道場、金戒光明寺禅堂。行き来に東坂も映る。
  • 源太夫と市村道場で懇意だった笠原に会いに行く清左衛門、彼の住む郷方は美山・北山集落。「友世」のことを聞く鎮守は鳥居本八幡宮、鳥居の向こうに美山の画を合成(舞殿に神輿等あしらい)。友世と「与之助」が知り合った盆踊り会場は大覚寺心経宝塔前広場(夜間撮影)。二人のデートは広沢池観音島。笠原のもとを辞し帰る清左衛門を待ち伏せし突っかかる浅田家老の家来、丹波国分寺(清左衛門は門前の道を来て東へそれる。門内に潜んでいた家来衆は、誰何され崩れ土塀続きの土手を踏み越えてくる)
  • 安西と連れ立って塾から帰る清左衛門、丹波国分寺境内(集合墓の前を過ぎ本堂前へ)。清左衛門と別れたあと、路傍の梅の実をちぎってみる安西、沢ノ池畔。
  • 清左衛門の忠告に従い縁談を断る松江、屋敷を出てゆく松江に塩を撒く野田平右衛門のシーン、民家長屋門
  • 安西に離縁のわけを聞く夜道、随心院裏塀か撮影所内か。
  • 友世のその後を、昵懇だったという女性に聞いた御餌差組屋敷からの帰り、清左衛門が通る畦道、美山・北山の里の畦道(稲の刈り取り後)。百姓家の庭先を通るシーンでは、セット民家の背景に山なみと里を合成した画が出る。
  • 源太夫の墓、廻り田池墓地。安富家の墓石の脇、土饅頭の上に個人名を書いた粗末な墓標が刺さっている情景を描く。
  • 納谷が浅い川を踏み渡ったあと枝を斬る早暁の林、根の上がったヤナギがたくさん見える「小川」脇、廻り田池源頭部
  • 開花した梅の木に寄り香を嗅ぐ松江、沢ノ池か。
  • 亡妻の墓に参る清左衛門、通る畦道は美山・北山の里(稲架と彼岸花演出)。墓地は龍潭寺墓地。

2018/2/3

■ 大岡越前4 第4回「万病治した孝行娘」2018.2.2BSP

 病癒えぬ養父のたっての願いを叶えようと、健気な娘は高価な薬を購うため、吉原への身売りまで思い詰める。しかし何という奇縁か、分割払いをすげなく断ったその薬屋のあるじ夫婦は、彼女を必死で捜していた実親なのであった。

ロケ地
  • 病の母のため神命丸が欲しくてかっぱらいをする少年、仁和寺参道まわりに茶店や露店の雑踏を演出、子吉たちに捕まるのは塔前石畳。
  • 長命堂に薬を売ってもらえなかったお鈴、物思いにふける水辺は大覚寺放生池堤。釣りの忠高が通りかかり声をかけると、吉原への行き方を聞かれる次第。

2018/2/2

■ 遠山の金さん II
  第2話「神田川伝説 女ひとすじ友禅模様!」1985.10.22テレ朝/東映

 江戸友禅の名手親子に陰謀の魔手、作品を納めてくれない恨みに加え、友禅仕入れ一手支配を目論んだ悪徳商人は、荒くれ浪人を差し向けてくる。
金さん、美しく才あふれる後継者は守り通すが、彼女は芸術家の道を捨て日用品を作る道を選ぶのだった。

ロケ地
  • 川で友禅流しをする青風・青花父子、中ノ島橋下手河床。彼らが手掛けていた布が流れて来るのを釣り上げる金さん、橋上手堰堤脇(右岸側)。青風が鋏で殺されて見つかる河原、中州下手右岸河原の茂み(護岸上、見物衆の中に目の鋭い男がいて現場を凝視)
  • 「見ていた男」が、待っていた駕籠の主に済んだと告げる祠、大覚寺天神島祠。駕籠が去ったあと、そこからそっと落とされた金包を、浪人が出て「受け取る」。
  • 友禅師・青風宅、広沢池東岸建物前に柴垣と門設営。
  • 江戸屋が怪しいと金さんにツナギをとる早田、仁和寺中門をくぐり北へ歩く図。この前に映る仁王さんはここのものか。
  • 青風が殺された現場の塚に参る江戸屋宗助、中ノ島橋下手右岸河原。あとから来た青花と話す帰り道は護岸上(見上げ)。このあと宗助が殺されて見つかる草むらも付近か。
  • 怪しの浪人が急ぎ走るルート、仁和寺裏塀際(境内)〜九所明神前〜塔下(ここで金さんに呼び止められ、袴の裾の返り血を指摘されチャンバラ)
  • 金さんが船宿・ゆみに青花を匿ったあと、彼女のためほたる草(映ってるのはツユクサ)を摘む虎さん、広沢池東岸細流か(草ぼうぼう)。紙を求めてきた女中が声をかける見返りのシーンは別撮りか(石積みの側面に吐口、道の向こうは造園用っぽい杉)
  • 御宰と大奥年寄に化けた早田とお蘭に釣り込まれた山城屋、青花を始末に向かう夜道は大覚寺有栖川畔(夫婦と手代)、五社明神本殿前から来た浪人どもと合流。このあとラス立ち。

2018/2/1

■  遠山の金さん II 
  第1話「お奉行さま! 女の命あずけます!!」1985.10.15テレ朝/東映

 コチコチの新米同心が、返り咲きをはかる前任者にハメられ危機一髪。彼の隙は岡場所の女、妻にしたいと広言する若者だが、世間も相手もそう簡単には行かないのだった。
金さんだけでなく早田さまも心配げに新人を見守っていて、お裁きも人情溢れる「江戸払いと左遷」。

ロケ地
  • お弓と船遊びに出る金さん、広沢池東岸。新米船頭・虎さんは何かに棹をとられ難渋するうちドボン、下から女の死体が浮かび上がる。検分は汀に引き上げて、青目のダンナが出張る。
  • 若衆に化けて岡場所で聞きこんできたお蘭、金さんに報告の町角は大覚寺天神島祠脇、木の根方。
  • 三枝の回想、おたえと出会った神社、大覚寺五社明神有栖川畔摂社。鼻緒を挿げ替えて貰う。

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