時代劇拝見日記
2018年6月

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2018/6/30

■ 小さな橋で 2017.9.18BSスカパー

 父の出奔後、酌婦となって家計を支える母や、奉公している姉に代わり家を守る、まだ少年の広次。母として、姉として、ただ一人の男として、懸命に生きる三人だが、大黒柱のいない暮らしは苦しく、みんな倦み疲れてくる。姉が妻子持ちの男と駆け落ちして以来、母はますます荒れ、広次の心は重く沈むばかり。そんな或る日、葦原の巣の見張りをしていた広次は、見るからにたちの良くない男たちに追われる父と遭遇するのだった。

ロケ地
  • 父や姉が渡り去って行った町外れの小さな橋、西の湖園地の太鼓橋。周囲の湿地も使い、「音羽九丁目に続く真直の道」を表現。
  • 家事の合間、友と遊ぶ広次のくだり、駆ける路地は日吉の馬場水路端〜西教寺脇参道(本堂東側、鐘楼脇から会館の方へおりる道)随心院裏塀〜普済寺墓地まわり。原作には、「原っぱ」は崇伝寺裏雑木林とある。原っぱまわりは、後段父と遭遇するくだりなど何度も出てくる。
  • ヨシキリの声を聞きつけた広次が駆け寄る土手、愛知川河川敷?巣を捜す葦原は西の湖か。
  • 姉を迎えに行く広次、八幡堀堀端(各所)〜セット町並み。
  • 仕事を終え帰ってくる母(酔態)、この前に挿入される時間経過を示すアイキャッチ夕暮れは金戒光明寺長安院下坂から甍越しに西望の図。
  • 同じく時間経過イメージに金戒光明寺鐘楼(ここは後段にも出る)。重吉と姉が渡ってゆくのはあの太鼓橋。
  • 巣の張り番をしていて姉を迎えに行くのが遅れてしまう広次、走る道は摩気民家裏手畦道〜摩気橋八幡堀堀端(明治橋から見下ろし)〜セットへスイッチ。米屋へ着くと、姉は今日休んでいると聞かされたうえ、重吉が店を辞めたことも知らされる。
  • 米屋に教えてもらい、重吉の家へ行く広次、夜道は金戒光明寺永運院下坂(灯りあしらい)金戒光明寺三門(僧に道を聞く)随心院長屋門前を東へ。重吉宅で赤子をあやす母を見たあと、心の内で謝りつつ走る道は随心院薬医門(武家屋敷前?)〜駆け上がる坂は山室か大堰川緑地か(月が煌々)
  • 姉がいなくなったあと、酒浸りでからむ母に疲れ果てる広次を慰めるおよし、八幡堀明治橋下手堀端〜新町浜。
  • 何者かに追われる父と遭遇する広次、普済寺、愛知川河川敷と思われる河原、西の湖園地など。
  • 家へ戻ると、母が銀平を引っ張り込んでいて、この人を父にと言われ反発して飛び出す広次のくだり、既出の黒谷や随心院のほか大堰川堤(シルエット)を経てあの橋へ。橋上に佇む広次のもとへまず母が、そのあとおよしがやってくる。

2018/6/28

■ 水戸黄門 第十四部 第16話「女傑に惚れた御老公」1984.2.13TBS

 手元不如意というのに困窮者に施しをした老公、なんとかしようと賭場へ出向き、残金を全てスったうえに十両の借金。身ぐるみはがれた挙句、連れの志乃はあわれ囚われの身に。
老公からしてどこか緩んだこの話、悪党もどこかコミカル。しかし最後は、角兵衛獅子に身をやつした姉弟にみごと仇を討たせる形にもってゆく。

ロケ地
  • 最上川を遡り、新庄へ向かう老公たち(助さんと八兵衛は為替受け取りのため遅れて来る)流れ橋を渡る。橋下で老爺が追い剥ぎに遭うのを見て助け、それに格さんと由紀をつけ、老公は志乃と二人新庄へ。百姓の老爺が盗られたのは、娘を売った金。
  • 金を受け取った助さんと八兵衛が新庄へ向かう道、木津川堤法面の斜め道。新庄へ二里と書かれた道標と、燈籠に地蔵もあしらい。
  • 志乃を身請けし早発ちの助さん、金兵衛の手下に囲まれるのは流れ橋下。このとき、用心棒の浪人・仙波が、先の追い剥ぎと知れる。
  • 当地を発つ一行、草深い地道は酒屋神社奥の溜池端か。

2018/6/26

■ 水戸黄門 第十四部 第15話「仇討ち悲願化物まつり」1984.2.6TBS

 祭りを控えた庄内、宿がとれずにいた一行を泊めてくれるという娘の家へ行くと、お上の威光を笠に着た蔵宿の横暴を見ることに。六年前その蔵宿に陥れられ、この地を去った娘の許婚者が、念晴らしに現れるともっぱらの噂なのだった。

ロケ地
  • 鶴岡へ二里の街道をゆく一行、谷山林道か。雁金の八郎太が手配されている臨時関所は、植林杉の端。後追いの助さんと弥七がゆく街道は、ほぼ谷山林道と思われるが…。
  • 化けものまつりが行われる大宰府神社(鶴岡天満宮)わら天神。最初は、旅籠を断られた老公がここに泊まるとやってくるくだりで使われ、本殿へお参りに来たおときと出会う。後段、祭りに参加する人々に紛れて八郎太が仇討ちに来るくだりでは、二の鳥居をくぐって参道を曲がってくる踊りの列が撮られていて、六勝大神前に殿さまの座所が設けられ幔幕が張られている(その裏に伏兵という仕掛け)。八郎太が名乗りをあげたあとでは、水場から弥七が合図していたり、本殿の東の方から老公が現れたり。立ち回りは舞殿脇石畳で。なにしろ大祭なので、大人数が入って賑やか。
  • 老公がおときに八郎太の話を聞く夜の赤川のほとり、柊野堰堤落差工下手。おときの回想シーンでは昼間の画で、八郎太の背景に左岸側の道をゆく祭り帰りの人々も映っている。後段、おときと八郎太が再会するくだりではまた夜間撮影で、抱き合う二人は堰堤下の流れを渡渉。
  • 虚無僧姿の八郎太が隠れる山寺、西明寺山門(夜の画、助さんたちが役人に追われ逃げ込む際も夜)。老公がやってきて、八郎太の親の店の番頭だった久助と対峙するくだり(昼)にも出る。
  • 当地を発つ一行、谷山林道切通し。

2018/6/25

■ 水戸黄門 第十四部 第14話「鬼と呼ばれた黄門様」1984.1.30TBS

 本庄の地で、自分そっくりの顔をした業突く張りじじいと出会う老公。身から出た錆で陥れられかけるところ、老公の打った芝居で救われる結果となるが、爺さまはきっついお説教を食らうのだった。

ロケ地
  • 田村麻呂ゆかりの光善寺へ代参してきた助さん、本庄目指し一人ゆく道中、里の娘たちに物を問う道隈、酒屋神社奥の溜池端か(対岸は竹林、燈籠はあしらいもの)。その後子連れの母が行き倒れるのを助ける橋、中ノ島橋
  • 子吉屋の荷駄が襲われる坂、山中の坂か。
  • 子吉屋の苛烈な取り立てに怒った百姓衆が押しかける庄屋宅、民家門内外。老公がたまたま前を通りかかり、子吉屋と誤認され追いかけられる。
  • 村の衆から逃げた老公、格さんと共に隠れるお堂、大覚寺五社明神舞殿に扉を付けて堂に仕立て(南側に格子戸、絵馬が吊ってある)。このあと、祠前でお静が庄屋とお沢に土下座して父の所業を詫びる。ここへ老公が出て、子吉屋として謝罪し、倍額買取を提示。
  • 当地を発つ一行、池端か谷地田沿いと思しき道は、冒頭の興戸あたりか。

2018/6/23

■ 水戸黄門 第十四部 第13話「恐怖!凶賊卍衆」1984.1.23TBS

 志乃の故郷・久保田では、父母の墓参りと、いとことの再会を期すが、奉行の職にあるその新九郎どのは、卍衆なる凶賊の跋扈を許し、重職たちから責任を追及されていた。
助格弥七の活躍のほか、老公が長持に入って藩主に会いに行ったりと奔走、友に陥れられていた忠義の士を救う。

ロケ地
  • 久保田へ二里の街道をゆく一行、谷山林道。行く手に仮関所が設けられており、役人はぴりぴり。関を通ると、弥七が待っていて事情を語る。
  • 久保田城イメージ、彦根城佐和口多門櫓(石垣越し、奥に天守ちらり)
  • 次の的の鳥海屋を窺っていた虚無僧、弥七に仕掛けられ逃げて屋形船へ入るくだり、大覚寺大沢池か(暗い)
  • 鳥海屋へ押し込んだ卍衆が助格に撃退され、逃げた一人と戦う弥七のくだり、大覚寺有栖川(河床から見上げ)
  • 卍衆の頭目・音十が手下を集めお面をとらせて潜入者がいないか確かめるくだり、アジトの寺イメージに勝持寺仁王門(この時点では設定は語られず)、夜の画。
  • 鳥海屋を訪ねて帰りの西尾、虚無僧姿の音十とツナギの町角は大覚寺有栖川畔、五社明神の塀が見えている。
  • 墓参の志乃を拉致る卍衆、大覚寺護摩堂裏手に墓地演出。お供していた八兵衛は昏倒。
  • 風車に記されていた恵林寺へ、志乃を助けに駆け込む助さん、勝持寺仁王門。卍衆との立ち回りがある。今回は昼間の画。
  • 助さんを追って寺へ走る格さん、大覚寺有栖川(東から見た図)
  • 久保田城イメージ、彦根城天守。西尾が次期奉行に推挙されるくだり、触太鼓鳴って登城のシーン。この時点で殿さまには根回し済み。
  • 当地を発つ一行、谷山林道

2018/6/20

■ 水戸黄門 第十四部 第12話「偽黄門の悪退治」1984.1.16TBS

 久保田藩領へ入る前、年寄り扱いされ立腹した老公は、一人で杉山の中へ。もちろんすぐ痛い目に遭うが、助けてくれた里の娘の話を聞いたことから、世直しがはじまる。
今回はニセモノが出る趣向で、騙りの不届き者たちは体よくアイテムに使われるのであった。

ロケ地
  • 矢立峠を越え、秋田大館へ入る一行がゆく山道、神護寺から見た清滝河畔の道か。老公が落とし穴(底に逆茂木)に落ちる杉林は、このあたりの北山杉の山?早苗に手当てしてもらう谷川は清滝河原。このあとも植林杉の山が出てくる。
  • 老公の脅しで御留山へ巡察に向かうニセモノ一行、山林奉行たちにニセとばれてしまう道は神護寺参道南側の細道か。このあと奉行がニセ一行を何食わぬ顔で案内する見晴らし台は、神護寺かわらけ投げの広場か。
  • 当地を発つ一行、谷内田沿いの道。

2018/6/15

■ 水戸黄門 第十四部 第11話「津軽馬鹿塗り駄目親父」1984.1.9TBS

 弘前入りを前に、老公たちが拾った行き倒れはトンデモおやじ。馬鹿な経緯で出奔し、帰ってみると女房は心労で没しており、倅は父を憎み拒否という、お決まりの構図。その親爺に、欲深い悪党どもが付け込み父子相克の腕比べとなるが、老公の超越権根回しで暗雲は払われるのであった。

ロケ地
  • 峠を越えれば弘前の山道、谷山林道切通し。拾った清兵衛と岩木村へ向かう街道も同所か。
  • 老公たちが投宿する寺、西明寺。山門まわりを使う。住職は中村錦司。
  • 墓参のおいね、父と兄がうまく行くよう亡母に祈る墓地は小谷墓地か(山際か丘の上、草むらが目立つ)
  • おいねがお百度を踏むお不動さま、神護寺境内か(後生車は大師堂前のそれに似る。不動明王立像は無かったと思うが)
  • 仕上げた塗り物をお城へ届けに行く清太郎と津軽屋、途中聖天一家が出て阻むのは神護寺和気公廟所前〜明王堂にかけて。助格出てラス立ち、お堂縁先に飛び上がっての立ち回りもある。
  • 弘前城イメージ、本物の天守。
  • 清兵衛たちに見送られ発つ老公一行、谷山林道頂上付近。茶店を設営。

2018/6/14

■ 水戸黄門 第十四部 第10話「初春格さん仇討ち相撲」1984.1.2TBS

 青森へやって来た一行は、荒くれどもにからまれている娘を助けるが、何やら複雑。二つの勢力を争わせようとする裏には、彼女の父である網元の不審死という事情があった。

ロケ地
  • 初日の出を拝む老公たち、マジ海崖上か。波は琵琶湖に見えない。
  • 青森の海浜、琵琶湖東岸松原。お久美が碇屋・三角屋両勢力にからまれているシーンで出て以降、何度も出てくる。出立シーンも同所。はじめは権現崎くらいしか見えていないが、沖ノ島が見えたり、八幡の山が見えたりして、湖西でないと判る。沖ノ島の見え方からすると、佐波江浜か。
  • お久美が網元二軒の共倒れを願う善知鳥神社、大原野神社本殿。老公が出て、久美の事情を聞く段では、土俵も出る。このシークエンスは夜間撮影。宮相撲のシーンでは、土俵の昼間の画が出る。

2018/6/13

■ 水戸黄門 第十四部 第9話「悪を蹴散らす南部駒」1983.12.26TBS

 八戸へ入った一行は、駿馬を育てる民を泣かす、代官とつるんだ悪党一家を見る。こやつらを退治ることは、お国入りする新藩主・直房への餞となるのであった。

ロケ地
  • 百合の家・新井田邸、民家門と前畑(前畑にも馬を持ってきて牧を演出してあるが、馬が走り回っている囲いは別撮りと思われる)
  • 百合たちが育てた駿馬・飛竜を試乗する助さん、天神川大堰堤上河床。この川は後段もいろんなところが出てきて、設定は新井田川。若布谷前の天神川には水門を演出してあり、ここは駒に水を飼う場所設定(沼尻が運上金を課し村人を追うくだりや、十郎太が百合に無体のくだりとか)。デ・レーケふうの堰堤上に木橋?を作り込んで、沼尻一家の手の者が村人に狼藉をはたらくシーン(飼葉の荷車や人を川に蹴落とし)に使う、珍しい例も出てくる。競べ馬のコースにも天神川のいろんな所が出てくるが、山道(ダート)などもここかも知れない。また、湖南アルプスの尾根筋も乱闘シーンに出てくる。
  • 土地を捨てて逃げ出す村人を引き留める名主と百合、北嵯峨農地竹林脇。
  • 競べ馬コースのひとつ、山道を駆けおりてくる十郎太と助さん、大内亀岡道〜辻堂前(お堂ちらり)〜谷地田沿いの道。石積脇とかは判らず。
  • 当地を発つ一行、街道は大内か。

2018/6/11

■ 水戸黄門 第十四部 第8話「陰謀砕いた薪能」1983.12.19TBS

 いよいよ今回の旅の主眼である、南部盛岡へ。江戸で釘を刺されたにも関わらず、悪党どもは柳沢の内意を取り付け、弟ぎみを藩主に据えるべく動き出していた。
お話のツボは、敵の内懐に入り込んでいた決死の忠義者と、薪能での老公登場シーン。

ロケ地
  • 街道を避け、早池峰山中をゆく老公一行、不明(山中林間、谷川の小橋なども見える)
  • 盛岡城イメージ、松江城天守。
  • 男装の志乃が関所を通った直後浄法寺に捕まってしまう街道筋、谷山林道か(両側切通し)
  • 老公らがお昼をつかう小屋、植林杉の山。
  • 志乃の唐丸がゆく夜の山道、両側植林杉の山道。
  • 老公らが隠れる坑道、ありものか。
  • 直房が狩のあと入る屋敷、嵐亭か(中門と庭?延命閣から見た図も?)
  • 重信が隠棲する屋敷、不明(門と母屋が萱葺、庭には幼杉スタンダード仕立ての立木)
  • 重信が始末されかかる山道(直房の餞に行われる薪能に招かれて行く途中)湖南アルプス尾根道。
  • 事後、当地を発つ老公らに合流する由紀、大内辻堂前。

2018/6/8

■ くノ一忍法帖 蛍火 第6話「剣士と女」2018.6.5BSジャパン/松竹

 老中・堀田の強硬路線が反発を招いた結果、単独で暴発する向きも出る。新婚の夫の身を案じ、思い余って剣の師に縋る若妻だが、勘違いに加え師の性癖がアレで、話はおかしな方向へ転がってゆく。

ロケ地
  • 天剣がお苑を連れ出し段取りを話す野原、広沢池西岸湿地葦原・ヤナギの根方。
  • 天剣を成敗したあと、逃げた伊賀者を追い戦う山道、酵素ダート

2018/6/6

■ くノ一忍法帖 蛍火 第5話「忍びの恋」2018.6.5BSジャパン/松竹

 明石藩の探索に出向く根来忍者たち、しかし邪まなのは藩主ではなく、家老とその一味であった。
お忍びで城下をぶらつく殿さまと出会うお玉は、たちまち優しい彼にのぼせ上がるがかなわぬ恋、くノ一として暗殺の危機を阻み去ってゆくのだった。

ロケ地
  • 明石城イメージ、オープンセットの背景に彦根城天守を合成。城下の雑踏を見るくノ一たちのくだり。
  • 城助とツナギをとるお蛍とお美代、広沢池観音島(水無)
  • 明石城イメージ、彦根城天守。先に出たのよりは寄った画で、森の上に顔を出した姿。くノ一たちが潜入するくだり。
  • お玉と再会した殿さまが伊賀者に襲われる帰り道、酵素ダート。林間の画は付近の山腹か。

2018/6/4

■ 水戸黄門 第十四部 第7話「無法裁いた孤独の十手」1983.12.12TBS

 花巻の町では、悪代官とつるんだヤクザがやりたい放題。無法を摘発する筈の目明しはぐうたらで、その悪党どもの言いなり。以前は骨のある男だった目明しがこうなったのには、深いわけがあった。
盛岡を前にして、いよいよ刺客が蠢きだすさまも描かれる。

ロケ地
  • 峠を越えれば花巻という街道をゆく老公一行、谷山林道切通し。刺客の浄法寺が出るほか、清太少年と出会う。
  • 文治さえしっかりしてくれればとボヤく町衆、それを聞きいたたまれず飛び出し川に石を投げる文治の倅・清太、中ノ島橋下河原(右岸)。後段、老公らが見送られるシーンでは橋上が使われる。
  • 祭りの稽古が行われる神社、小椋神社。稽古は舞殿脇、清太が苛められるのは摂社前。後段、祭りが行われる際には、鬼剣舞の衆になりすました浄法寺らが老公を襲うシーンがある。
  • 父に反発した清太がやってくるお堂、大覚寺五社明神。舞殿に扉と壁を付けてお堂に仕立ててある。このあと井筒一家が、冥加金に異議を申し立てた世話役をここで殺害、「お堂」の中にいた清太が目撃する次第。
  • 花巻を発ち盛岡へ向かう一行がゆく街道、大内亀岡道

2018/6/1

■  名奉行 遠山の金さん2
 「江戸城大騒乱!将軍とおんな天一坊」1989.9.28テレ朝/東映

 大御所・家斉が重篤という時期に持ちあがる、将軍・家慶の御落胤騒動。謎に包まれた将軍の子は長崎にいて、当時長崎奉行をつとめていた金四郎の父が関わっていたと知り、金さんは長崎へ。
御子には魔手が迫り、謎も深まるなか舞台は江戸に移り、「御母君」の意思が明らかとなる。

ロケ地
  • 江戸城イメージ、姫路城天守。体調すぐれぬ大御所は、家慶の世子・政之助を次期に据えよと迫るが、家慶は他の子の存在を示し猶予を願う。遠山奉行も出仕。
  • 家慶の御落胤について話しながら城を下がってくる若年寄・堀田摂津守と遠山、彦根城太鼓門櫓を出て坂をおりてゆく。
  • 至急遠山奉行に面会を求めた元遠山家用人・脇坂を連れて役宅から桜湯へ向かう伝法同心、黒イカ刺客が出て脇坂が難に遭う道は大覚寺大沢池堤。脇坂は池ポチャ、印籠がプカー(死んだことになる。場所は川設定)
  • 長崎、元木屋に保護された林少寺火災の生存者(病臥中、あとで中の人は住職と判明)が刺客に襲われ、水木(用心棒として潜入中)が防いだあと、女将の姪・お袖に話を聞く水辺、大覚寺大沢池船着(小)たもと。
  • 脇坂が持ってきた葵紋入りの産着を携え城へ上がる遠山、城を下がる際、側用人・近藤のふるまいについて堀田が話すシーン、彦根城天守下石垣際。
  • 南町奉行から遠山監視のための長崎行きを命じられる間のくだり、奉行所門は大覚寺明智門
  • 長崎に着いた金さん、大道芸や喧嘩沙汰を見るくだり、萬福寺天王殿ポーチ、前庭。
  • 水木を呼び出し、自身の父の御落胤への関わりを告げる金さん、萬福寺天真院前。
  • 長崎奉行所与力・荒木と大黒屋の密談を天井裏で聞くお紺、見つかり唐人に追われ、ヤバいところへ金さんが出て撃退する夜の林、大覚寺五社明神祠脇林間。
  • 水木ら用心棒を引き連れ、御落胤の行列がゆく街道、嵐山自転車道、東公園付近。
  • 江戸、御落胤・千丸さま御宿と看板が上がる尼寺・寂光院、常寂光寺仁王門。ここは以降何度も出てくる。
  • 墓に参るお千代、二尊院墓地十三重石塔。お供した水木は、お袖から「この世で最も不幸な人たちを納めた墓」と聞く。
  • 金さんがお千代に真意をただす寂光院境内、常寂光寺鐘楼脇。このとき、千丸が出て母を呼ばわるのは本堂基壇上。
  • 尼を尾行する水木、入って出てゆく庵は大覚寺望雲亭。庭にいたお袖と遭遇、話を聞きながら行く夜道は有栖川畔。
  • 開国を主張していた、父親である元木屋先代の遺志を継いだと告白するお千代、それに己の父・景晋も関わっていたと知った遠山奉行、助力を願うが退けられての戻り道、堀田が彼女の真意を語るシーンは二尊院紅葉の馬場
  • 近藤が大黒屋と密談をかわす屋形船、広沢池東岸から離岸。夕景仕立ての画。
  • 寂光院に押しかけた北町の役人と称する者どもがニセモノと気付いた金さん、水木や脇坂と駆け付ける夜道は大覚寺有栖川畔。
  • 刺客に撃たれ亡くなった千丸を葬ったあと、なお将軍に会う意思を示すお千代、二尊院墓地十三重石塔。
  • 遠山奉行が先導する、お千代らの行列、駕籠をおりるのは彦根城天秤櫓前廊下橋。天守イメージには姫路城を。
  • 城を出てきた「千代姫」、水木がいるのに気付くシーン、廊下橋と二条城堀端を組み合わせ。
  • 近藤邸イメージ、妙心寺隣華院。うまくいったと祝杯をあげているところへ、遠山奉行が長裃着こんで現れる。このあと堀田さまに伴われ、将軍と世子も入ってくる。

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