時代劇拝見日記
2019年6月

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2019/6/29

■ 水戸黄門 第5話「吉姫の母子芝居」2019.6.23BSTBS

 たまたま出会った旅籠の女将に母を見る吉姫、幸薄い彼女のため一肌脱ぐことに。一途な姫の行動が、永年冷えていた親子の心をほどいてゆく。

ロケ地
  • 景清廟に立ち寄る一行、本法寺。導入は楼門ナメて本堂方向望む図、鐘楼の前あたりを拝んでいる感じ。石塔は別撮りか(うしろの塀は五本線入り)
  • 老公の蘊蓄に辟易し離れた助格、おそねが仁兵衛ともめているところへ出くわすくだりは鹿王院。 おそねが拝むのは堂内、助格が来るのは回廊。導入は庫裏玄関前で、塀越しに舎利殿の屋根がのぞく。
  • 実家へ戻るよう諭すも不調で去る仁兵衛、随心院裏塀際をゆく。ごろつきに襲撃される際は林間も使い、弥七が介入して立ち回りの際は小町文塚への段が見える。林は、後段「母子芝居の役柄のことで噂されててくしゃみする弥七」の背景にも出ている。
  • おそねの身内ということにして役を割り振り大滝屋に会いにゆく一行、日向路を南へ辿るくだりは大覚寺放生池堤〜五社明神(ここでごろつき+浪人の襲撃、芝田屋の手先の儀助が陰から見ている)
  • 佐土原の庄屋・大滝屋邸、日本民家博物館・越前敦賀の民家。映るのは西側の開口部のみで、萱葺屋根も庇部分しか出ていない。先に出た、おそね出奔の回想シーンでは、中からの画。
  • 亡母の墓に参るおそね、普済寺墓地。そこから見える総門前は畑地という趣向で、野良仕事の人が出ている。ここは後段、郡奉行に掛け合いにゆく大滝屋がふらつきつつ歩くシーンでも使われている。
  • 佐土原の郡奉行所、随心院長屋門。一度失脚した木崎が復職してくるシーンと、庄屋を案じた百姓衆が押し掛けるシーンとで出てくる。
  • 父の傍に居ることにしたおそね(とその父)に見送られ発つ一行、大覚寺遣水跡(饅頭食い人形を介したおそねと吉姫の別れがメイン、茶店が設営されている)。このあと一行が歩む街道は大沢池北辺水路際並木。

2019/6/26

■ やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
 最終話 大坂 「浪花の富くじ大騒動!」2019.6.22BSテレ東/東映

 大坂へやってきた二人は富札を拾うが、なんと百両の当たり札。欲をかいて、色気も出してのいつものパターンで、二手にわかれてドタバタ大騒動。もちろん、富はゲットできず、女とも縁のない二人、旅は続く。

ロケ地
  • 大坂市中の掘割、八幡堀。おもに堀端を使い、舟橋を駆け渡るシーンや、南側の坂をのぼる画もあり。映画村のセット併用。
  • お葉から逃げた二人、金比羅へといざなうメッセージを大黒から受け取る浜はマイアミ浜。水制が見える画のほか、権現崎や沖ノ島が映るアングルも出る。

2019/6/24

■ やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
 第十一話 京 「流し目遊女の誘惑」2019.6.15BSテレ東/東映

 弥次さん喜多さん、京師にて紫頭巾に遭遇し、島原の天神に剣突を食うの巻…では終わらず、巨悪との戦いに巻き込まれる。もちろん、きれいなお姉ちゃんとのお楽しみはお預け。

ロケ地
  • 冒頭、ナレーション部分に映る京イメージ、如意ケ嶽の大文字(夜、点火時の画)
  • 弥次喜多が泊まった宿から見える塔、東寺か。大文字は昼間の火床の画。全景で映る東寺は南東からの図、京都銀行九条支店から?
  • 陰陽師・倉橋泰雅邸、大覚寺大門
  • 喜多さんが倉橋の傀儡にされ、茜が小袖頭巾で倉橋邸へ潜入の段、挿まれる夕景の塔は東寺か(山は西山?)
  • 武家娘に戻った茜に別れを告げたあと二人が歩む塀際、向こうにのぞく塔は東寺か(村の塀に合成と思われる)

2019/6/19

■ 水戸黄門 第4話「幸福の五月幟」2019.6.16BSTBS

 またまた寄り道の老公、かの春日局が家光のためにもとめた幟の製造元がエラいことになっていて、もちろん容喙。逐電した若旦那も別口で確保され、殿さまの留守をよいことに跋扈していた悪党どもは、お墨付きの真贋を保証する老爺の正体を知ってひれ伏すのであった。

ロケ地
  • 迂回して日向街道を南下する一行、坂道や地道は大堰川土手か(葦原や流水が見える)
  • おちかが幟をたてる水辺、広沢池観音島。ここは、先の「土手」および日向屋から見える設定で、西側に塀がこさえてある。
  • その幟を遠見する「若旦那」清吉、広沢池東岸
  • 清吉が風神一家の衆に見つかってしまう茶店、大原野神社参道に設営。詩乃と弥七が居合わせ介入。
  • 当地を発つ一行、街道は谷地田の中の道か。農地は耕作が行われず草地。

2019/6/14

■ やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
 第十話 伊勢 「お伊勢さんの奇跡」2019.6.8BSテレ東/東映

 盲いた娘を抱え健気に生きる未亡人に、二人はズッキュン。店を盛り立てたり、娘を励ましたりして肩入れ、未亡人を狙う悪徳商人も懲らしめるが、成果は男前に持っていかれてしまう。
しょげた二人、このまま江戸へは帰れない、女を忘れるには女と、京を目指すことに。

ロケ地
  • 京へ向かう二人が戯れつつ走る浜、琵琶湖東岸・マイアミ浜。北向きの画で、水制の向こうに河口洲も見えている。

2019/6/10

■ 水戸黄門 第四部 第29話「しのびの殿さま」1973.8.6TBS

 郡山藩の殿さまは、お忍びで領内を視察しご満悦。しかしそれは根回し済みのお芝居、うまうま乗せられて夜の城下へ出たところ、たちまち物騒な浪人どもが襲い来る始末。
もの知らずなだけで良い君主と見た助格、張り切って殿さまを守り通し、悪党ばらの企みは潰えるのであった。

ロケ地
  • 郡山へ入った一行、殿さまのお忍びに出くわす街道や野原、藪田神社周辺と本梅川若森廃橋まわりで撮影。一行が他の旅人とともに役人に押し込められる小屋は藪田神社参道に設営。殿さまが来るからと、昼食時にも関わらず駆り出される百姓たちのシーンで出る萱葺民家も、このあたりにあったものと思われる。殿さまと弥平次が野良仕事を視察する際は、本梅川土手。解放されたあと、ぶつくさボヤく助格を宥めつつ老公が渡る橋は若森廃橋。
  • 視察を終えて帰城する殿さま、お城イメージは伊賀上野城天守。
  • 事が終わり当地を発つ一行、廃橋近くの本梅川土手。

2019/6/8

■ 水戸黄門 第四部 第28話「庄助さんの娘」1973.7.30TBS

 会津は米どころなのに、まずい酒を飲まされて不審を抱く老公。茶店で居合わせた酔っ払いであるところの、「身上潰した小原庄助さん」から、その謎が解けてゆく。
悪代官と悪徳商人に手先のヤクザが善人をハメてという王道のパターン、娘の危機とか立ち回り、印籠出しも程よくおさまった黄金律が鑑賞できる。

ロケ地
  • 会津若松への街道筋にある茶店で休む一行、堂ヶ峠(南口)に設営。酔って歩けなくなった庄助を八兵衛がおぶい行く里の道は、峠南側から天王神社の方へ向かう坂(家の造作は少し変わっているが、十分に同定できるレベル)
  • 庄助の元の家へ行ってみる老公、走田神社社務所前。中から侍が出て来て一行を誰何、ここは今代官の別邸になっていることが知れる。前に大樽が転がしてある。
  • 庄助のところの杜氏・多七の倅・多助が酒を密造している山中、不明(ここへ行く道は植林杉の道、小屋は酵素より狭い感じの開けた山中に)
  • 庄助の娘のお菊に、父をあのままにして良いのかと問う老公、本梅川土手(藪田神社北方の左岸堤。水面も見える)
  • 美酒復活を見て当地を去る一行、街道は堂ヶ峠北側の、千々川沿いの坂(画面奥に73号宮前千歳線、道の左手に川、右手や奥にまだ工場が無い状態)

2019/6/6

■ やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
 第九話 四日市 「ふたりの十返舎一九」2019.6.1BSテレ東/東映

 苦労を重ね、笑顔を喪失した女を助ける話。もちろん動機は不純で、怪しい稼業の男たちもからんでくるがみんな不発。
「ふたり」は、弥次喜多が別々に一九先生の名を騙る運び。

ロケなしセット撮り
協力クレに菓子屋多数
2019/6/4

■ 水戸黄門 第3話「母恋し歌う馬子唄」2019.6.2BSTBS

 文無しの老公たちを拾った少年馬子、祖父と二人きりの彼には数奇な過去があった。実の親との邂逅に、悪党どもが懲らされるエピソードをからめる。

ロケ地
  • 文無しで腹減ってへたりこむ一行、大覚寺遣水跡芝地。市太の馬に乗って日田へ向かうシーンは梅林。
  • 市太の紹介で転がり込む掛屋・初瀬屋、お昼をいただく座敷は等持院方丈座敷(庭を望む図)。あるじの居室はこの北の部屋。
  • 市太が祖父と住む家、みなくち子どもの森・かやぶき屋根の家。老公らがここへ来る際、南側の丘の際の道を来る。
  • 初瀬屋の女将・おたみがお参りするやしろ、平岡八幡宮本殿。老公らが後から来て、十年前いなくなった息子の話を聞く。
  • 当地を発つ一行、大覚寺梅林(心経宝塔ちらり)。市太が遣水跡で一行を呼ばわる。

2019/6/3

■ 水戸黄門 第四部 第27話「士魂」1973.7.23TBS

 みちのく・信夫郡に立ち寄り、立派な用水路が完成し民が歓喜するさまを見る老公。しかし功労者たる代官が、あらぬ罪を着せられ投獄されてしまい、不審を抱いた老公たちは、福島藩の内情に踏み込んでゆく。

ロケ地
  • 羽黒山麓の用水路普請場、不明(山裾の崖?砕石場とか?)
  • 村に引かれた井路の水門、走田神社脇田地に設営。開通を喜ぶ民の情景のほか、郡代官が城と行き来する際などにも出る。
  • 開削を寿いで舞が奉納される鎮守、不明(破風しか映っていない)
  • 高みから民の様子を見る代官、中山池鶯橋たもと。老公が出て功績を褒めたたえる。
  • 格さんたちに、代官救済を請われる老公、見かけた従僕に事情を聞くくだりは走田神社本殿前。武平は蔵奉行・矢崎を送りに出ていたというシチュエーションで、鳥居前の地道にいるところを境内から見る図となる。
  • 閉門となった代官・有村邸、一様院山門。竹矢来のほか、見張りの侍を配置。
  • 老公が城へ上がり、藩主に話が通り悪者が懲らされたあと、有村に知らせるべく馬を駆る助格、大堰川堤(緑地から見上げ)
  • 登城したはずの有村が消え、捜す家族と助格、朱色の鳥居がある坂は磐坂稲荷か。鶯橋たもとで腹切って果てている有村が発見される。

2019/6/1

■  やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
 第八話 赤坂 「女狐の仇討ち」2019.5.25BSテレ東/東映

 狐に化かされると身構える二人だが、結局みずからハマりに行くことに。しかし女狐は、愛する人に一途なカワイイ女なのであった。

ロケ地
  • 解説パートで豊川稲荷。参道と鳥居、本殿、霊狐塚など映し出される。撮影協力クレに豊川閣妙厳寺(豊川稲荷)
  • 茶店の婆さまに狐が化かすと聞かされた二人、怖じつつ行く街道は酵素ダートか。ここで二人別れる。
  • 志津が兵馬を呼び出す元松神社、鳥居本八幡宮。兵馬は本殿前で待ち、志津は鳥居をくぐって上がってくる。喜多さんは舞殿陰で立ち聞き。弥次さんやおちかも来ていて、志津の事情を知る運び。
  • 志津たちの一件が片付き、当地を発つ弥次喜多、街道は酵素ダートか。

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