時代劇拝見日記
2019年7月

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ

←2019/62019/8→

2019/7/30

■ 水戸黄門 第四部 第34話「家康公のお墨付」1973.9.10TBS

 水戸まで二日というところ、善良そうな百姓が罪に落とされかかるのを見て、寄り道を決める老公。真岡代官をも追い使い、年貢の上前をはねていた悪の元凶は、神君のお墨付きの権威を笠に着た大庄屋だった。

ロケ地
  • 鬼怒川の渡し、大堰川河川敷に設営か。ラストシーンも同所、船は見えず。
  • 大庄屋・芳賀太左衛門邸、走田神社社務所。豪壮な屋敷とナレーション入る。
  • 唐丸で護送された太吉の妹・お美代を助け、村にやって来る老公たち、林際の野道、不明。このあと目撃する、苛烈な取り立てを受ける百姓の家や、兄妹の家は萱葺、穴生あたりか(お美代宅の前には径あり、田畦にはさ木が見える。実際に藁が積んである)

2019/7/23

■ 水戸黄門2 第8話「鬼面童子の真実」2019.7.14BSTBS

 佐賀の代官領で一行が出会った、騎馬で現れてはお上の横暴から民を守る救世主は、鬼面で顔を隠していた。
幼馴染の窮状を見かね、父の立場も理解する青年は、間に立っての苦悩の果て義に殉じ、その思いは老公の胸を打つのであった。

ロケ地
  • 一行が来る街道、大覚寺遣水跡(池側からの画)〜大沢池堤(木の根方に地蔵あしらい、その木に弥七の風車が突き立つ)。このあと助格大喧嘩、助さんは一人で行ってしまう。
  • 駕籠に乗せられ拉致される吉姫を救い出す詩乃、酵素河川敷。立ち回りは保津峡落合落下岩におよび、危ないところへ弥七介入の運び。姫の危機には鬼面童子が現れる。
  • 代官領の庄屋屋敷、日本民家博物館・越前敦賀の民家。5話とは違い、入口まわりをたっぷり使い、中も映る。屋敷前で鬼面童子と役人(市助捕縛に出張った捕方)の立ち回り、童子を追ってきた吉姫も参加、二人は騎馬で去り、山道は酵素ダートで、姫を匿う洞窟は不明(先客に市助)
  • 鬼面童子が衣装をとくお堂、鳥居本八幡宮。舞殿に扉と壁を付けてある。後段、出てくる童子を助さんが目撃という場面も。
  • 老公と格さんが庄屋の娘・お菊を役人から助けるくだり、大覚寺遣水跡芝地〜大沢池北辺水路端。
  • 吉姫に事情を問われての市助の回想、直訴状を持って忍び歩くところを見つかり危機一髪の野原、酵素河川敷(小川渡渉のあり)。鬼面童子が現れる。
  • 野良仕事中のお菊を口説きに現れる支倉の若様・新太郎、大堰川堤内地の農地。
  • 新太郎の示唆に気づき洞窟へ向かうお菊、山狩りの役人を隠れて見るのは酵素降り口。このあとの林間と洞窟は不明(木橋架かる谷川と、そこに至る二筋の階も「洞窟」の近く?)
  • 直訴状を引き受けた吉姫、市助らと逃げるも自身を追う刺客に阻まれる野道、酵素ダート
  • 捕まった市助とお菊が鬼面童子をおびき出すため磔刑台に括られる広場、酵素河川敷。舞手とともに複数の鬼面童子が現れ大立ち回り。
  • 弥七らが刺客を追ってゆく山中、不明。
  • 当地を発つ一行、大覚寺竹林か(あるいはクレにあった随心院?)

2019/7/16

■ 水戸黄門 第四部 第33話「長槍始末記」1973.9.3TBS

 関所破りを仕出かした槍自慢の浪人は、百姓衆に腕を見込まれ検地に来る役人を蹴散らすが、責任者の奉行は彼の顔を見て驚愕する。浪人は、武士道について意見を違え勘当した倅を求め旅する身なのであった。

ロケ地
  • 槍を携え街道をゆく勘兵衛、途中で臨時関所に出くわす道は藪田神社付近か。道は草深く、遠景には山裾の里と棚田。道端に溜池ちらり。
  • 関所破りをして逃げた勘兵衛、馬を引いた百姓に出会い無理に借り上げる道、不明(林の中の道、道端に五輪塔とかある墓地)
  • 槍で魚を獲る勘兵衛を見かける老公一行、その後汀で身の上を聞く水辺、山中の溜池か。沢ノ池によく似る。
  • 新奉行による検地に動揺する民、百姓衆が肝煎り宅に押しかけるシーンは若森廃橋〜橋北側の民家(塀際〜門)。老公が門を出たところで弥七たちが来るシーンも撮られている。
  • 古河藩城イメージ、彦根城天守・石垣越し。
  • 奉行・小宮山が検地に来ると勘兵衛の妨害が入る田地、藪田神社脇。小宮山が煙たい城代と目付が神社内に隠れて見ている。勘兵衛は騎馬で参道前に現れ、狼藉をはたらく(蹴散らされる下っぱ役人の一人に福ちゃん)
  • 当地を去る一行、北嵯峨農地農道。

2019/7/11

■ 水戸黄門2 第7話「海を越えた異国の娘」2019.7.7BSTBS

 熊本へ向かう船が嵐に遭い、吉姫は海に投げ出されてしまう。
さすがにめげる老公だが、きっと再会できると気を取り直した矢先、窮鳥が懐に飛び込んでくるのだった。

ロケ地
  • 嵐のあと、老公たちがたどり着く長崎の浜、マイアミ浜(椰子の根方の浜、奥に水制ちらり)。後段出てくる、吉姫が打ち上げられた汀も同所。
  • 追われる李雪が老公たちに助けられる長崎市中、萬福寺。山門前に露店をたくさんあしらい、回廊で助格と追っ手が立ち回りなど。セット併用。
  • 長崎奉行所、大覚寺明智門。勘解由が奉行に相談を持ち掛けに来るくだり、弥七らが見張っている。
  • 李雪を連れて人探しに出る老公たち、萬福寺開山堂ほか。大脇屋の追っ手に見つかり李雪と老公が拉致されるシーンは、漆喰をアーチに抜いたアレの前。
  • 吉姫を乗せた駕籠がゆく道、大覚寺大沢池北辺並木。老公らがゆく林際の道はどこかの公園か大覚寺か。

2019/7/9

■ 水戸黄門 第四部 第32話「からくり異聞」1973.8.27TBS

 宇都宮入りした一行は、初手から殺人事件に遭遇。殺されたのはわざわざ遠くから招聘された飛騨の宮大工、お城では物騒な茶室が普請中であった。
消された棟梁の朋輩であった当地の名人も巻き込まれるが、これには老公らのケアが手厚い。

ロケ地
  • 逃げてきた源八棟梁が侍に追いつかれ斬られ水に落ちる土手、大覚寺大沢池堤。通りかかった老公らが助け上げるシーンは水門そば(まだ木製)。
  • 宇都宮城イメージ、大阪城天守。大殿のための茶室が突貫工事中、城代・采女が若殿をヨイショするくだり。
  • 棟梁がいなくなったため工事が頓挫、困り果てる普請奉行・田尻を見た大工・佐吉が、もとの師匠・久助に話を持ち込むくだり、久助が奉行に会いにいったあと、娘のおみつと話す橋は大覚寺天神島朱橋(剥落ぎみ)。おみつと佐吉は恋仲だった設定。
  • 久助が色よい返事をしないので、からくり制作を請け合った佐吉、しかし手におえず久助の秘伝書が必要になる段、文で呼び出され秘伝書を持って妙蓮寺へ赴くおみつ、龍潭寺山門〜鐘楼前。田尻の手下が待っている。八兵衛や弥七が拉致を阻止するが、おみつは自ら申し出て侍についてゆく。
  • 当地を発つ一行、道は中山池堰堤か(行く手に橋ちらり、水面は確認できず)

2019/7/6

■ 水戸黄門 第四部 第31話「仇討無用」1973.8.20TBS

 駄賃を貰って親切を売る、尾羽打ち枯らした浪人は、二十六年も仇を求め彷徨っていた。当の仇の記憶もおぼろな又四郎は、人伝に聞いた人相で、事もあろうに老公を仇と誤認。やっつけたヤクザが襲い来るなか、生き別れの妻子との涙の再会もあったりして、話は騒がしくにぎやかに展開してゆく。

ロケ地
  • 老婆の荷を持ってやる又四郎を見かける老公、街道は不明(山道、林道か)
  • 父の屋敷に出入りしていた治助から、仇の話を聞く又四郎、下鴨神社泉川畔。仇の容貌を「六十過ぎの隠居に化けていて、お供の番頭が二人」と聞かされる。
  • 弥七とお新が日光へ向かう街道、不明(山道)
  • 又四郎の娘・お若(自ら買って出て仇のいる宿を見張りに来た)を保護した翌朝、東照宮神域を行く老公ら、日吉大社境内杉並木の道。これに先立って山伏が法螺を吹くシーンが出て、滝は菩提滝(滝上にも滝下にも山伏)東照宮陽明門を遥拝する老公の画を作ってある。
  • 親分の権九郎に、浪人とその娘を見つけたと報告しに来る手下、西明寺参道橋・指月橋。神橋イメージか。
  • 又四郎が老公に斬りかかり阻止されるところ、ヤクザが役人引き連れて登場するくだりは、日吉大社奥の院参詣道の坂下。立ち回りは無く印籠が出る。
  • 老公に別の生き方を示唆され得心した又四郎、一行を見送る峠は谷山林道頂上付近か。

2019/7/3

■ 水戸黄門 第6話「名君救った薩摩錫器」2019.6.30BSTBS

 薩摩へ入った一行が出会った錫器職人は元武士、父の遺志を継ぐべく侍を捨て、殖産に力を尽くそうとしていた。
そもそもの、青年の父が「殺された」元も爽快に糺す老公たち、藩侯への道もつなぎ万々歳なのであった。

ロケ地
  • 木の間から噴煙あがる桜島を見る一行、酵素ダート山側林間と本物の桜島を切り替え。このあと御用の荷駄と桜島大根のニアミスは酵素降り口の坂。
  • 鶴丸城イメージ、二条城北大手門。このあとも何度か出て、時刻が違ったり、別方向からの画も出たりする。
  • 錫器職人の親方・甚左衛門宅と周辺、摩気民家。園部川の川面越しに南塀を望む図、萱葺の母屋と前庭など使われる。藩主がお忍びでやってくる際は、長屋門前や北側の外観なども見える。ここまで中もたくさん映る例は少ないので、非公開物件だけに貴重。ちなみに、橋は一切映らず。
  • 甚左衛門宅を辞した藩侯、錫山へ行ってみるくだりは保津峡落合崖道〜落下岩。知らずのうちに御留山になっていることに不審を抱き柵を越えて侵入すると、たちまち役人が出てチャンバラになるが、弥七が介入。
  • 錫器を物産吟味に掛けてもらいに行った帰り、襲撃される甚左衛門と正四郎、酵素ダート待避所付近。助格が撃退。
  • 事後、光圀として城で接待される段、お城イメージは二条城東南隅櫓(東大手門チラリ)

2019/7/1

■  水戸黄門 第四部 第30話「御用金強奪事件」1973.8.13TBS

 白河へ向かう途中、老公一行は御用金強奪に出くわす。その場は弥七や助格の働きで賊を追い払うが、老公は内通者ありと見抜いていた。
白河には、弥七の古馴染みの大盗賊がおり、ちょうど亡くなって一月。その法要にお新が出向いて来ていて、こたびの一件に参加する。

ロケ地
  • 白河へ向かう山道、老公らを押しのけて通る御用金運搬の代官たち、不明(松林の向こうに水面が見える)。その後代官らが賊に襲われるのは、崩壊地形っぽい谷間、浸食が甚だしい。
  • 白河城下、実は盗賊だった白石屋儀右衛門の四十九日法要が行われている常光寺イメージ、龍潭寺山門。
  • 丑蔵に仲間入りの証明を求められた弥七、芝居で「老公を殺す」橋は不明(下河原橋によく似た木橋。近くにある堰堤も映っている)
  • 代官の指示で手付・溝呂木たちが商人に偽装して御用金を運ぶ道、不明(最初に映るのは谷山林道っぽい切通し、八兵衛らが薬入りの酒を飲ませる昼休みの道は雑木の山っぽい)
  • 御用金を運び込んだ小屋、酵素河川敷に設営。まず黒幕だった代官が現れ、弥七や助格らと立ち回り、次いで藩の捕り方が出て収束。代官と丑蔵は刃向かったため始末される。
  • 当地を発つ一行、谷山林道か。

←2019/62019/8→

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ