時代劇拝見日記
2019年8月

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2019/8/30

■ 水戸黄門2 第10話「老公、なんばしよっと?」2019.8.11BSTBS

 いよいよ、旅の発心であった農業全書の作者に会いにゆく。しかし、当の先生が金を借りていたタチの悪い高利貸しは、老公に瓜二つなのであった。

ロケ地
  • 福岡へ入り、農地を眺め感慨にふける一行、大堰川堤内地の農地。ロングの画では、堤の向こうに家並みなど合成。後段の、安貞の各地放浪のくだりや、安貞の耕作地付近なども同所。
  • 安貞を訪ねるも道に迷う一行、老公が一人残ったところ杢兵衛と誤認され連れ去られる山中の岩は、竹林に雑木まじりのアレ。
  • 村の若者たちが「杢兵衛」を監禁する女原村の小屋、鳥居的八幡宮の林間に設営。立ち回りシーンでは、鳥居などちらり。
  • 農業全書に賛を入れ発つ一行、大堰川堤際の竹林そばか。弥七の旅立ちシーンは酵素川べり。
  • 西山荘に落ち着く主従、落柿舎

2019/8/23

■ 水戸黄門 第五部 第5話「苦難を越えて」1974.4.29TBS

 城下へ入る前、塩不足で値が高騰と聞いていた老公、臨時関所で津留を見る。専売制をとり私腹を肥やす腐った重職たちを成敗する筋に、修行から帰ったとたん悲劇に巻き込まれる若侍のエピソードをからめる。その武士はのちの格さんである。

ロケ地
  • 助格がずいぶん先に行ってしまう道、八兵衛が腹痛でへたり込む山坂、不明(けっこうな幅のある砂利道)
  • 松本城イメージ、本物の天守。夜の画、月は合成か。家老・梶井の屋敷で、専売制について勘定吟味役・脇田と協議決裂のくだり。
  • 家老邸からの帰り、脇田が刺客に遭う夜道は広隆寺東塀際か(木あり、移動壁あしらい?村の中かも)
  • 塩尻峠をゆく老公、山坂は不明。この先に臨時関所の柵がしてあり、まわりは植林杉のもよう。津留を見るくだり。
  • 脇田邸、相国寺大光明寺。帰還した小太郎が門前に立ち、式台玄関前で中間に泣かれる次第。
  • しれっと弔問に来た家老とその一味、小太郎も殺るかと話していると、玄竜が現れて悪だくみを持ちかける道は相国寺大光明寺南路地。南側の塀越しの画もある。
  • 玄竜が老公らを公儀隠密と吹き込んだため、目明し(牧冬吉)が探りに来る湯宿(浅間・たかの湯)、清滝川に設営か(護岸石積みを利用、露天風呂は渓流で)。後段、ここでの立ち回りもある。その際、老公が弥七の報告を聞き事態を知るシーンは、清滝河畔の林間か。
  • 父が脇田と政治向きのことで争っていたと小太郎に告げるお園、相国寺仏殿跡植込際。このあと玄竜が出て小太郎と立ち回りは林光院西側の空き地か(草ぼうぼう)
  • 事後、当地を発つ老公一行、津留されていた塩屋と行き会う街道は土手か。田畦にいて老公に礼をとる小太郎とお園を、見下ろす感じ。遠景の山などから、亀岡盆地と思われる。

2019/8/19

■ 水戸黄門 第五部 第4話「黄門さまのおまじない」 1974.4.22TBS

 もう半年も客が無い旅籠に泊まる羽目になる一行、事情を聞いた老公は梅里の名も出して救済をはかる。宿に活気が戻るどたばた騒動ののち、一行を付け狙う敵が姿を見せる。

ロケ地
  • 諏訪名物太鼓餅を出す茶店、山道崖際に設営。ここを窺う岩吉は、松の根方の祠裏に。岩吉の目的を知った弥七が一行に合流する道は谷地田脇。
  • 武田屋に難がおよぶとみて夜発ちの一行、夜道は不明、玄竜一味に火矢を射かけられる林はセット撮り。
  • 高台から諏訪湖を見る一行、湖は本物か琵琶湖か不明。

2019/8/17

■ 水戸黄門 第五部 第3話「命をかけた友情」 1974.4.15TBS

 塩山へ向かう途中の老公一行は、御用の荷が強奪される現場に行きあわせる。運搬の責任者は助さんの竹馬の友、久しぶりの再会は悲しい別れにつながっていた。

ロケ地
  • 大菩薩峠を越え甲州塩山へ向かう途中、一行が雨宿りするお堂、御室霊場お堂(隠密の行商人と出会う)。同じ頃、弥七と安里姫が休む茶店は不明(山道に設営?)
  • やっと雨が上がり出発するも、足元がわるく滑る老公、山道の坂不明。このとき印伝革を狙う賊が出るが、ここは松林沿いの山道。
  • 石和の熊野神社、鳥居本八幡宮。助さんが襲われるシーンで、鳥居扁額に「村社 熊野神社」と書かれている。立ち回りに鳥居前や広場、舞殿まわりなど使われ、本殿には奪った印伝革が隠されているという格好。夜間撮影もある。
  • 姫が朝英を思い出して沈む水辺、大覚寺大沢池船着(小)たもと。格さんが様子を見に来る。水草が旺盛に繁茂。
  • 代官に命じられ、助さんを呼び出して斬ろうとする平八郎、大覚寺大沢池堤水門そば。助さんは、斬られて死のうとする平八郎の思惑を察知。
  • 八兵衛をまき、傷をおして街道を急ぐお新、土手か(ほぼ草しか映っていない)
  • 当地を発つ一行、不明(松林沿い山道、強奪現場と同所か)

2019/8/7

■ 水戸黄門 第五部 第2話「仇討ち甲州路」 1974.4.8TBS

 父と妹を無体な仕儀で無礼討ちにされた若者は、仇の「若様」を付け狙う。これは老公の知るところとなり、といういつもの筋だが、狂乱の若様の設定がアレに似ているだけでなく、演じているのは他ならぬスガカン。
ニセ黄門を演じて東海道を行った六兵衛たちが襲われ、傷ついたお新が一行のもとに辿り着く話も、うまくからめてある。

ロケ地
  • 安里姫を連れて中仙道をゆく本物の老公一行、思い立って練馬道へ分け入る道隈は、宮前千歳線とこなげ口バス停近くの、堂ヶ峠へ向かう坂との分岐点(左中仙道、右練馬みちの道標あしらい)。大事な旅だから回り道(青梅から多摩川を遡り甲州へ出る、所謂甲州裏街道)をすると話す老公の背後に、千々川の橋がちらり。この前に映る街道は、73号かも(舗装してるっぽい)
  • ニセ黄門を演じている六兵衛一行がゆく東海道、酒屋神社奥の谷地田端(路傍に瓦葺の小屋あり、その前に茶店演出)。林は半分竹林。
  • 山道をゆく老公らにブチ当たってゆく侍の一行、保津峡沿いの道(V字谷)。このあと道が崩れて通行止めと追い返されるのは保津峡落合落下岩付近(下に渓流が見えている)。老公らは仕方なく引き返し、青梅宿に投宿の運び。
  • その頃、六兵衛一行が襲撃され渡船のところまで逃げる馬入川、木津川河川敷(右岸側、橋映らず)
  • 木島の宿を窺っていて露見した新吉、追っ手と戦う河原は保津峡落合河口(右岸側)。ピンチには、弥七が落下岩上からヘルプ介入。
  • 負傷した体を引きずって青梅宿に辿り着いたお新、彼女を尾行してきた玄竜の手下を追っかける格さん、行く手には弥七と新吉がいて挟み撃ちの道は保津峡沿いの道
  • 新吉の話を聞いた老公、「若様」源之助を誘い出す宿場はずれの野原は酵素河川敷。老公と知った関東郡代・伊那が出て万事休すの源之助は川中をふらふらと歩み、新吉に討たれ果てる。
  • お新に八兵衛をつけて残し、当地を発つ老公、保津峡落合落下岩前の崖道。

2019/8/5

■ 水戸黄門 第五部 第1話(サブタイトルなし)  1974.4.1TBS

 老公の新たな旅、起こりの話。わが身も家より領民の苦難を救いたいと願う姫を見、、彼女を守って果てた男の今際のきわの願いを聞いた老公は、五島へ向かう決意を固めるのであった。

ロケ地
  • 将軍の招きを受け江戸へ向かう光圀の駕籠行列がゆく牛久あたりの街道、酒屋神社近くの溜池端と神社前の道。路傍には、鰻を出す茶店が設営されている。
  • 南京手妻一座に匿われている安里姫、焦れて外へ出たところたちまち玄竜一味に見つかり襲われるくだり、随心院。長屋門前で襲われ参道を逃げるところ(姫と玄竜が塔頭の中へ大跳躍をかますアクロバットも)、薬医門前を水戸家の行列が来かかり、駕籠の紋を見た姫は駕籠訴におよぶ次第。このとき姫は拝観口の前に。
  • 江戸城、イメージに書割が出たあと、そのへんの老爺のなりをした老公が八兵衛を伴って現れ衛士に「じじいどこへ行く」と誰何される門、大阪城青屋門。揉めているところへ、老中・阿部豊後守が登城してきて身分が知れる次第。老中の駕籠は大阪城ホールの方から来る。
  • 姫がいったん保護される水戸家上屋敷、大覚寺明智門。格さんそっくりの朝英が門前に立つと、門番が「渥美さま」と認識し入れてくれる趣向。
  • 一座が襲撃され、逃げた姫が玄竜らに囲まれ朝英はやられてしまう夜の水辺、河川敷か(礫)
  • 六兵衛が黄門に扮し東海道をゆく頃、本物の一行が通ってゆく板橋付近の中仙道、谷内田の端の道か(路傍に岩肌が露出した個所あり)

2019/8/3

■ 水戸黄門2 第9話「風雲急を告げる熊本城」2019.7.28BSTBS

 ついに、吉姫の宿願が果たされる。
忠臣を自邸に捕らえ、殿を誑かし、藩を改易に持ち込もうとしていた、柳沢の使嗾を受けた獅子身中の虫は、印籠の前に屈するのであった。

ロケ地
  • 熊本城イメージ、本物をいろんなアングルで・以降もたくさん出てくる。勘解由が吉姫のことを殿様に讒言する城の庭、金戒光明寺紫雲の庭池端(陶製ガーデンセットと朱傘あしらい)
  • 山鹿を発ち城を仰ぐ熊本藩領に入る一行、野辺は大堰川土手下の農地か。
  • 「同志」竹浦に助け出された源太、二人追っ手から逃れるルートは大覚寺御殿川河床と有栖川河床(溢水口に身を潜め出てくる)〜林間とダート(酵素?)
  • 祖母・早紀が留守を守る源太の屋敷、日吉町郷土資料館・旧湯浅治氏民家。まわりの景色もたっぷり映り込み、内外を使う。お城を望む位置という設定。
  • 竹浦の刀を洗う源太、酵素川べり。同志と合流するお堂は大覚寺聖天堂。捕方と弥七らが戦う野は酵素河川敷(大友邸と組み合わせ)
  • 勘解由につかまり、老公らの命を盾に脅された吉姫、父藩主と対面すべく盛装して歩く廊下、金戒光明寺方丈廊下(東側)
  • 柳沢吉保邸、大覚寺大門。老公の文を見た吉保が激怒するくだり。
  • 福岡へ向かう一行、街道は大堰川堤か。

2019/8/1

■  水戸黄門 第四部 第35話「旅こそ人生」1973.9.17TBS

 水戸を目前にして、筑波の蝦蟇祭りなるものに魅せられ、見物しに行ってしまう老公。だがその寄り道中、水戸では中山備前守急死という大事が出来しており、跡目を狙う悪党どもが暗躍、深雪母子も浪路どのも危険にさらされてしまうのだった。

ロケ地
  • もうすぐ水戸、弥七夫婦と一行が別れる街道は北嵯峨農地・竹林脇。その後弥七夫婦が利兵衛を見かけ悪だくみを知る茶店も同所か。老公が、用心棒として売り込んできた蝦蟇の油売りの浪人・笠井を拾うのも同所。
  • 水戸、中山備前守邸、相国寺林光院。備前守急死後も、後嗣不在のため病気療養中とつくろっている。
  • 水戸へ入った利兵衛にツナギをとる中間(武兵衛の手下)広沢池東岸。釣りをしている利兵衛に、テクニック伝授の態をとる。
  • 笠間宿へ急を知らせに来たお新、留守番していた八兵衛とともに筑波へ駕籠で向かう街道、北嵯峨農地・大岩の傍。
  • 利兵衛がアジトにしている水戸城下の屋敷、中山邸通用門。深雪母子が監禁されたり、浪路が連れ込まれたりする。
  • 何も知らず蝦蟇祭りに興じる老公、売り口上のコンテストが行われている会場(筑波山神社?)赤山禅院本殿前。助格が捜し当て、備前守死すと聞かされた老公が物思いに沈むのは本殿脇。このあと馬を駆る道は北嵯峨、殺陣もあり、ロングもあり。
  • 事後、備前守の墓に参る一同、宝塔寺墓地。弥七らと別れ老公らが戻る坂は参道坂(見下ろし)

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