時代劇拝見日記
2019年9月

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2019/9/24

■ 水戸黄門 第五部 第11話「弥七の幽霊」1974.6.10TBS

 福知山へ先乗りしようとしていた弥七だが、とんだあばずれにつかまって用を果たせない。彼は、その女の死んだ亭主にそっくり。むかし女を売ろうとした亭主は、娘を女郎に叩き売っていた。
娘を助けようとする母と、自分を捨てた母に反発する娘。老公の介入で、土地のわるいダニも一掃される。

ロケ地
  • 由良川沿いの道を福知山へ急ぐ弥七、保津峡沿いの道。ヤクザに追われるお政を助け、事情を聞くのは保津峡巌上。
  • 弥七とお政がやってくる「亭主」の家、木津の土手下か。
  • 渡し場へ着く老公一行、渡月小橋上手か。このとき橋上をお政と行く弥七が目撃されるが、渡月小橋か中ノ島橋か。
  • 足抜けをするも絶望し死のうとするお半と治助、広沢池東岸。お新が見つけて阻止。
  • 事後、治助夫婦に看板を書いてやり当地を発つ老公、木津河原か大堰川河川敷か。

2019/9/20

■ 水戸黄門 第五部 第10話「恋にかける天の橋立」1974.6.3TBS

 宮津へ入った一行は、饅頭売りに無体をはたらくヤクザを見る。その売り子実は訳ありの若旦那、親の許さぬ恋をして家を出ていたが、どうやら親の方が無体を強いたようなのであった。
若旦那の相手の娘を狙うヒヒ爺の町奉行、それに取り入る悪徳商人という図で、これが玄竜の昔の仲間だからタチ悪すぎ。

ロケ地
  • 天橋立ロング、本物。逆さの画も出て、八兵衛や老公が股覗きをする山は別撮り(松山?)
  • 饅頭を売る若旦那・三之助を陰から眺めるお千代、赤山禅院本殿前。このあと、丹後屋の若い衆が出てお千代をさらおうとするのは本殿脇、弥七出て阻止。
  • 饅頭屋・とら屋を痛めつけよと指示が出て、売り子が散々な目に遭う町角、一部琵琶湖松原。このあとここはお新と綾姫が売り子になる場面や、三之助が玄竜に当て落とされて番頭殺しに偽装されたりする現場になる。
  • 当地を発つ一行、堂ヶ峠南側の道。見返りに一部石垣が映っている。仲人ができなかった老公は、残念そうにダミ声で高砂を謡う。

2019/9/14

■ 水戸黄門 第五部 第9話「黒い奉書紙」1974.5.27TBS

 福井城下では、欲深い勘定組頭が盗っ人を抱き込み特産品を盗ませるマッチポンプを仕出かしていた。己の手口を真似られた元大盗の爺さまが、老公一行を賊と思い込み怒鳴り込んでくる一幕もあるが、真の悪が暴かれて過去は内緒にして去ってゆく老公であった。

ロケ地
  • 城下へ入った一行、いつものように八兵衛が駄々をこねる塀際、広隆寺か村内か。
  • お城イメージ、不明。
  • 当地を去る一行、並木道?足元に手すり?

2019/9/10

■ 引っ越し大名 2019.8.30松竹

 また出ていた西村雅彦が面白すぎ。松原での、長槍の立ち回りは必見。上映館少なくて不便…。

ロケ地覚書(不確か)
  • 姫路城はそのまま姫路城をたっぷり使って表現。城内描写には、彦根城各所も使われ、お庭で梅宮大社神苑が出てくる。御廊下の場面は西教寺回廊。
  • 姫路城下の塀際の道は随心院裏塀。於蘭どのの父の墓はくろ谷
  • 柳沢との確執が生まれる江戸城内の大広間は西本願寺?
  • 姫路に残ったリストラ組が開墾する里は、クレにあった「五十河の里民家苑」と思われる…棚田とかもこのあたり?
  • 日田への道中、海崖は丹後筆石、屏風岩と犬ヶ岬が見えている。高原は碇高原牧場。隠密が襲ってくる松原は慶野松原
  • 日田城の外観イメージは篠山城ロング。これでは御陣屋と称される建物は松竹セットの火盗役宅?
  • 晴れて加増となりお国入りの白河城、伊賀上野城

2019/9/6

■ 水戸黄門 第五部 第8話「一寸の虫にも五分の魂」1974.5.20TBS

 金沢城下を散策中の老公は、幸せそうな嫁入り行列を見るが、その婿がねが椿事に巻き込まれる。正直者の勘定方がご連枝の不正で馬鹿を見るのを阻止する老公、小心者の朋輩を叱咤して立ち向かわせるのだった。

ロケ地
  • 城下で花嫁行列を見る老公たち、相国寺鐘楼前。
  • 城代の公金横領を糺しにゆくと言う誠一郎に、やめておけと付いて回る朋輩の多三郎、相国寺回廊〜庫裏前。
  • 誠一郎の帰り道、子らが魚を獲るのを見ている老公たちを横目に見るのは広沢池東岸(水少なし)。誠一郎を先回りするため、通行人を蹴散らして走る横井ら、北嵯峨農地竹林脇(蹴散らされたのは弥七、畑地に飛びのき)
  • 闇討ちに遭った誠一郎を見舞いに行く途中、役人に連行されてしまう弥七、赤山禅院参道
  • 老公の指示を受け、城代を待ち構え訴えるとわめく多三郎、赤山禅院境内。城代らは参道石段をのぼってくる。立ち回りはお堂まわり、老公は本堂前に立つ。殺陣は西側の林間斜面におよぶ。
  • 当地を船で去る老公一行、保津峡。見送りに来た老母と嫁御は岩場に。おでんの船が寄ってくるあたりと思われる。

2019/9/4

■ 水戸黄門 第五部 第7話「盗まれた路用金」1974.5.13TBS

 宿で盗難に遭いさんざんな目をみる一行だが、当の泥棒は老公の姿かたちを見て「ニセ黄門を仕立てお供に化けて故郷に錦を飾る」というプランを思いつく。
途中玄竜らの乱入もあり、老母と涙の再会は叶うが殺伐たる結果となる。

ロケ地
  • 玄竜に捕まり銃を突きつけられる老公、助格以下及び腰で姫を差し出してというところ、俄かに八兵衛勇を鼓し大立ち回りという「山」、砕石場跡か(尾根筋とかは湖南アルプスに似た風化具合)。この場面は書割の五条大橋→巌流島へなだれこみ(もちろん八兵衛の夢オチ)
  • 宿へ助さんを人質に置き、とりあえず浴衣姿で富山へ向かう老公・八兵衛・お新、ぶつくさ言いながら行く街道は木津堤
  • 平戸屋へ半次の文を届け、あるじを伴い帰ってくる老公、渡る橋は流れ橋。橋たもとに番所仕立て、碑には「呉羽山長慶寺道」と書かれている。
  • 半次が平戸屋(元泥棒仲間、なりゆきで倅に成りすましている)を呼び出す寺(?)常寂光寺。立ち回りは石段まわり、老公は門にいて平戸屋の女房を止める。ここへ玄竜も出て、老公は連行されてしまう。
  • 新潟へ向かう玄竜だが、山越えのため大岩を通過することになり、結局半次の思惑通り「水戸老公一行」の御行列が賑々しく通る街道、興戸付近谷地田。村長や半次の母・たけと会う鎮守は酒屋神社、割拝殿や鳥居まわりを使う。立ち回りは冒頭の砕石場跡と思しき山中へスイッチ。
  • 平戸屋夫婦と別れ当地を発つ一行、興戸付近溜池端か。

2019/9/2

■  水戸黄門 第五部 第6話「お新に惚れた男」1974.5.6TBS

 高山で、左甚五郎と並ぶ匠に会うことを楽しみにしていた老公だが、訪ねると出てきたのは昼間から酒の匂いをさせた若い男。父は亡く自分が二代目と、得意げに見せる作品が、猫にしか見えない虎。こやつを更生させる筋に、代官とつるむ悪徳商人や、健気な妹の恋などからんでくる。また、アル中が発奮するきっかけというのは、お新にひっぱたかれたことで、感激のあまり嫁に欲しいと言い出す始末なのであった。

ロケ地
  • 玄竜を避け野麦峠越えで高山を目指す一行、植林杉の山から町を見晴るかす。このとき八兵衛が漆を触ってしまい、洗い流す谷川は清滝川。おちかが通りかかり薬草を呉れる。
  • 遅れて高山へ向かう弥七、御留山の伐採を目撃するのは杉山、露見し追われ狙撃され崖落ちは保津峡落合落下岩
  • 兄が溜めたツケの利子だけでもと、おちかが酒屋の洗濯ものを引き受け洗う川、上賀茂神社ならの小川。祠脇に塀を拵えて、町中の風景にしてある。
  • 檜屋の倅・市之助が庄左衛門を連れ出し、真実をぶちまける川端、嵐山の桂川畔か宇治の中州終わりのカスケードか。
  • 当地を発つ一行、北嵯峨農地農道。老公から少し遅れて弥七夫婦が来るが、庄左衛門の求婚のことで喧嘩。

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