時代劇拝見日記
2020年1月

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2020/1/31

■ 大岡越前5 第三回「消えた密書」2020.1.24BSP

 将軍俄かの発病で、後嗣をめぐる騒動が勃発。宗武が左近将監に宛てた「密書」が「政敵」に狙われ、使いに立った侍女が敢無く落命、これに子吉が関わる情話となる。
双方をぴしゃりとやって治めるおいしい役は、もちろん大岡さまのもの。

ロケ地
  • 巻き狩りの野、酵素河川敷に幔幕めぐらせ。不調の兆しのあと吉宗が単騎駆けてゆくシーンはダート、水を呉れる茂吉の小屋は待避所?
  • 倒れた吉宗が寝かされる寺(?)清凉寺。馬で駆けつけた忠相のシーンは本堂前広場で、塔映り込み。伊生が忠相の面会を拒む「寝所」のお堂は阿弥陀堂で、縁下の柱に茂吉が括られている。
  • 南町奉行所、大覚寺明智門。作左が来ていて、今回の事態について憂慮。
  • 江戸城西の丸、二条城隅櫓越しに大手門望む図(東大手門の樋は消してある?)。次代・家重について語られるくだり。
  • 赤坂紀州屋敷、仁和寺本坊表門(すげー仰角)。宗武と左近将監の関係について語られるくだり。
  • 文使いに立つ久乃、裏門を出てすぐ刺客に遭うのは仁和寺塔の南東付近塀際と疎林。飲んで帰りの筧と子吉が騒ぎに気付くのは九所明神鳥居、このあと斬りたてられ溝に嵌る。
  • 松平邸、大覚寺大門(夜景)。書付のことを注進におよぶ伊生のくだり。
  • 水野老中邸、随心院薬医門。呼び出された忠相が書付を出せと言われ断るシーンは書院座敷。そのあと水野が「刺客」に奪取を命じるシーンは本堂階(導入はロング)
  • 「刺客」を捕らえ水野邸へ罷り出る忠相、開門させ突き出す玄関は随心院大玄関
  • お礼の菜を携え大岡邸へ来た茂吉、お花に屋敷はどこと聞くのは大覚寺明智陣屋前。

2020/1/23

■ 大岡越前5 第二回「友情の行方」2020.1.17BSP

 政敵の意向を汲んだ輩が、養生所に目をつける。哀れ囚われの身となった医師を救うため、お白州で命を張る忠相なのであった。

ロケ地
  • 江戸城御廊下をゆく忠相、東福寺方丈回廊。伊生と対峙する座敷は方丈座敷で、開口部から伽藍が見えている。新三郎の「公私混同」についてネチネチ言われるくだり。
  • 南町奉行所、大覚寺明智門。後段にも出る。
  • 伊生を呼び止め、逮捕された新三郎のことを問い詰める忠相、城内御廊下は東福寺通天橋。伊生についていた水島が弁明する。
  • 新三郎を思い忠相が立ち尽くす夜の町角、大覚寺大沢池畔。月は演出?

2020/1/14

■ 大岡越前5 第一回「頑固くらべ茶碗騒動」2020.1.10BSP

 南部の殿様に人捜しを頼まれるお奉行、目当ての人物は大奥様の茶碗騒ぎでみんなを振り回していた張本人の頑固親爺だった。
政敵が蠢く気配をからめてある。

ロケ地
  • 南部藩士・岩間が北の鴨田に接触する町角、妙心寺衡梅院北東角塀際というか放生池畔、灯篭あしらい。南から他の藩士が駆けてきて、筧と辰三は北塀際から見ている。
  • 藩士を尾行する辰三、妙心寺大庫裏脇路地。南部藩江戸屋敷が大庫裏門。門前にいる蕎麦屋に聞き込みは鐘楼基壇際。
  • 南町奉行所、大覚寺明智門。貴代美が思い余ってやってくるシーンや、茶碗入札が門前でモブ入れて行われたり。
  • 松平左近将監邸、大覚寺大門。イメージのみ、夜景演出。

2020/1/6

■ 立花登青春手控えスペシャル  2020.1.3BSP

 大坂遊学を終え、二年ぶりに帰ってくる登。喜びの再会から祝言に至る時間軸に、薄幸のおんなの浮き沈みを捕物仕立てで挿む趣向。事件のエピソードは、原作者の他作品から引かれている。

ロケ地
  • 大坂の蘭方塾、塔頭の門か。イメージのみ。
  • 江戸へ戻る登、富士山を望む街道は毘沙門段丘林際の坂。第三シリーズ最終話で手当てした地蔵の傷が消えているエピ入り。
  • おすまの娘・おようが金貸し殺しを目撃した藪、および近く設定の賭場開帳の荒れ寺がある林、北嵯峨付近の林間か…植生は雑木混じり竹林で段差あり。
  • 吉蔵が刺されたことを知らず出勤するおすまに弥太が接触するくだり、大覚寺大沢池畔植込み際(吉蔵に貰ったミニ瓦取り出して眺め物思うおすま)〜護摩堂前(おすまがお堂前を過ぎゆく姿を、お堂裏から見る図・弥太はお堂裏の基壇に腰かけている)〜護摩堂前(弥太、おすまの前に立ち塞がり吉蔵からの言伝と称し絶縁を告げる)。夕景仕立て。護摩堂脇の、台風で折れた大木の「傷口」を上からナメて撮ってあり、効果的。
  • ちえを伴いおすま宅へ往診した登、帰り道の二人は大覚寺護摩堂前〜方丈池堤。
  • 吉蔵を刺した英助のことを藤吉から聞く登、八幡堀新町浜堀端。荷揚げ風景を演出。
  • 石を抱かされた英助を見てきた登、あれはおすまとの関係について嘘をついていると藤吉らに告げる川端、八幡堀明治橋下の飛び石。

2020/1/2

■  小ぬか雨  2018.1.3時代劇専門チャンネル/松竹

 気に染まぬ祝言を前にした女の家に、ふいに入り込んだ男。追われているわけは、果たして単なる喧嘩などではなく深刻なものだったが、それと知ったあとも女は彼を追い出さなかった。

ロケ地
  • はじめのナレーション部分に、橋が三つとも出てくる。安居橋中ノ島橋、松竹セットの橋。このうちセットの橋は、新七が勝蔵を殴り倒すシーンに使われているので、原作設定の思案橋と推測される。幾分多く使われている安居橋は、親爺橋とも思われるが、劇中言及はされていない。中ノ島橋についても同様で、荒布橋やら、親爺橋やら、判然としない。おすみの住まうのは堀江町、追っ手を見るため道に出て眺め渡す通りが照り降り町、西に荒布橋、東に親爺橋(切絵図には親仁橋)と原作に書かれている。

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