時代劇拝見日記
2020年11月

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2020/11/30

■ 水戸黄門 第十六部 第35話「赤べこが結ぶ夫婦の絆」1986.12.22TBS

 会津へやって来た老公だが、町で売っている漆器を見て不審を抱く。そして、ならず者にからまれて困っているご婦人を助けて送ってゆくと、がらくた塗物が溢れている理由が判るのであった。
悪党を懲らしめる過程で、嫁姑のわだかまりも解けてメデタシ。

ロケ地
  • 城下へ入る一行、村のセット町並みの奥に鶴ヶ城合成。後段、樹間からのぞく天守、直下から見上げの図なども出る。
  • おさわが赤べこ人形を売る露店、大原野神社参道に設営。ならず者をけしかけて自分が救う算段をしていた若旦那だが、助格が出て目論見はパァ。このあとヤクザの親分が、失敗した乾分をとっちめるシーンは本殿前。後段、夫の仕事の成就を祈るおさわのシーンもここ?暗いしセットくさいような感じも。
  • 家老に老公の書状を届けに行く格さん、門番に取次ぎを頼む屋敷の門は大覚寺大門
  • 「水戸老公ご注文の文箱」を仕上げて届けに行く久吉と老公、ヤクザが出て阻む道は大覚寺大沢池堤。塔とか護摩堂とかちらちら映る。
  • 当地を発つ一行、八兵衛がおさわに貰った赤べこを披露する道は北嵯峨農地竹林脇。

2020/11/24

■ 水戸黄門 第十六部 第34話「恐怖の隠密狩り」1986.12.15TBS

 プロの忍び狩りまで雇い公儀隠密を始末する背景には、果たして良からぬ密事。出自を偽った若君を擁して藩政を牛耳ろうとした国家老の陰謀は、不正を糺すべく遣わされた身内の藩士が、老公たちの力を借りて暴き出す。
忍び対決の、ハードな立ち回り満載。

ロケ地
  • 冒頭、隠密狩りのシーン、竹林(北嵯峨?)広沢池北岸(後段、一行が通りかかり死体を検めるシーンもある。設定は温泉近くの目印の鏡ヶ池)
  • お城イメージ、郡上八幡城(天守を直下から見上げ。後段、同じ画が夜景で出てくる)。忍び狩りを雇うのは国家老・日野と語られるくだり。ラストにも出て、こちらはロング。
  • 朝日の湯へ向かう一行、山道は谷山林道か。
  • 若君付きの奥女中・千鶴と、行商人に身をやつしている新治郎が連絡を取り合う神社、平岡八幡宮。後段、拷問ののち解放された千鶴が辿り着くシーンでも出る。東側の脇から本殿へ上がる図や、本殿前、石垣下、石段まわりと使う。
  • 若君の生母の出身地・米沢村へ向かう途中の一行を襲う忍び狩り、谷山林道切通しか。
  • 当地を発つ一行(温泉行きなおし?)谷山林道頂上付近。

2020/11/19

■ 水戸黄門 第十六部 第33話「夢を紡いだ紙の布」1986.12.8TBS

 白石へ向かう峠で、落石に遭った紙問屋の主を助けた一行。しかし「崖崩れ」に不審あり、送って行ったまま刈田屋へ逗留することに。その店には物産方の若侍が出入りし、紙布を開発していた。
刈田屋を狙ったのは、紙布を作られては困る向き。力押しに若者を逮捕しようとするところ、老公たちが立ちはだかるのであった。

ロケ地
  • 白石へ向かう一行、河畔の道は清滝河畔(右岸側、奥に朱橋がちらり)。崖崩れで刈田屋負傷の小坂峠は保津峡落合落下岩付近。
  • 城太郎に言いがかりをつけ土下座させる弁天一家のヤクザども、上賀茂神社神事橋たもと。見かねたお銀たちが介入。
  • 城太郎に斬りつける同輩・京之介、上賀茂神社渉渓園摂社脇。その後城太郎をなじるシーンは遣水端。
  • 刈田屋を訪ねて来た小百合(京之介の妹、許婚者)と外で話す城太郎、清滝川(話は別れ話)。二人を見るお銀たちは指月橋、このあと助さんが現れ、消えろと言われた又平は橋脚にぶら下がる。
  • お城イメージ、彦根城天守(樹間からのロング)。仙台藩物産方支配・岡本が隠し戸棚にこそこそ帳簿をしまうのを目撃する京之介のくだり。このあと忍び込んで帳簿を見、城太郎への仕打ちを反省。
  • 夜なべして新工夫の紙布を完成させ、帰宅する城太郎が渡る橋、上賀茂神社神事橋。橋下に弁天一家の衆が潜み、東へ渡ると木の陰から刺客が飛び出てくる。藤棚前あたりで立ち回り、弁天一家に草鞋を脱いでいたお銀たちが「裏切り」城太郎を助ける。
  • 京之介を伴い帰宅する城太郎、母と小百合が飛び出して来る門口は上賀茂・社家町
  • 当地を発つ一行、神護寺石段下を南へ。行者や行商人が石段をのぼってゆく。

2020/11/16

■ 水戸黄門 第十六部 第32話「剣が知ってた暗殺の罠」1986.12.1TBS

 景気が悪くて、笹蒲鉾は小さくなり、托鉢僧に心付も渡せないありさまの仙台城下。藩財政立て直しと称し、家老と悪徳商人が領内の米を買い叩いて江戸で売り捌き、私腹を肥やしていた。
百姓衆や若侍たちは、伊達安房に訴えるが、彼を消そうと企む悪党たちは、刺客を用意するのだった。

ロケ地
  • 仙台城イメージ、郡上八幡城。樹に埋もれた天守をロングで。城下へと街道をゆく一行、北嵯峨農地農道。
  • 願い出て先乗りし城下を見て歩く格さんと香織、鯉をとる男女が目明しに咎められるのを見る広瀬川は嵐峡。汀での立ち回りも。ここは後段、刀で魚を突きにくる玄斉のシーンでも出る。
  • 伊達安房邸、大覚寺大門(伊達って表札上がってる…亘理要害ではなく、城外のお屋敷設定?)。安房の駕籠と見せかけて老公が乗ったそれは、門を出て西へ。 御殿川沿いの木の陰に、見張りが潜んでいる。
  • 安房の駕籠が出たと知らせが入る、「刺客」玄斉と宮城屋が待つ峠の茶店、例の峠か(酵素?)。 この際、用心棒の浪人態で福ちゃん登場。
  • 「安房の駕籠」に斬り込む玄斉、街道は酵素ダート。老公が出たあとも戦いは続き、立ち回りはダートから降り口、河川敷へ。
  • 当地を発つ一行、北嵯峨農地農道。

2020/11/13

■ 水戸黄門 第十六部 第31話「頑固くらべ献上茶釜」1986.11.24TBS

 老公とタメ張る頑固じじいは、山形の名鋳物師。彼の元で修業する若い職人、実は南部藩お声掛かりで技術を盗みにきた産業スパイ。そのことも、娘が彼を慕う心も、全てお見通しで久兵衛は最後と思い決めた仕事に精出す。しかし老公の介入で悪党の企みは潰え、職人芸は継がれてゆくのだった。

ロケ地
  • 山形へ向かう老公たち、渓流沿いの林道は清滝畔か。このあと釣りの久兵衛と出会い大喧嘩(澄んだ淵に大きな岩)
  • 巡礼姿の娘に無体をはたらくヤクザ、格さん介入で立ち回りの川辺は罧原堤下河原。娘はドボン、八兵衛が助け上げ。
  • 格さんたちが民家に運び込むも黙って出て行ってしまう娘、走る道は広沢池東岸土手。
  • その娘が兄と会うやしろ、鳥居本八幡宮本殿。ここは後段、久兵衛の娘が願掛けに来るシーンにも出る。
  • 出立できずにいた「妹」が再びヤクザに囲まれ危機の水辺、広沢池東岸(桟橋、小屋あしらい)
  • 久兵衛の仕事(献上釜)が続く際の時間経過イメージに広沢池(落日?)
  • 当地を発つ一行、酵素ダートか。

2020/11/10

■  水戸黄門 第十六部 第30話「銘酒を守った娘の真心」1986.11.17TBS

 酒処・新庄での美酒を楽しみにしていた一行は、とんだゲテモノを呑まされる。そのマズい酒を、全て俺の腹へ捨ててやると嘯く男あり、彼はもと酒造家。酒を造らなくなった訳に、悪党どものとんだ陰謀が隠されていた。

ロケ地
  • 新庄へ向かう一行、おりてくる斜めの坂道は土手か。
  • 借金取りのおばさんに金をとられ、父のため買った酒瓶を割ってしまうお千代、土手下の田地(けっこうな量のはさ木あり、足元には小橋。土手の向こうには竹林が続く)。ここは後段、酒造り再開のため職人を呼びに行くお千代が走る道や、ラスト旅立ちの一行のシーンにも出てくる。畦畔木の様態から、亀岡と思われる。

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