時代劇拝見日記
2020年4月

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2020/4/30

■ 水戸黄門 第六部 第21話「ど根性河内節」1975.8.18TBS

 むかし世話した夫婦に会いに八尾へ赴く老公、途中出会った極道者は、悪徳商人に狙われている通船問屋の跡取り息子だった。
継母の心を知らず悪党の策に乗りかけた勘当息子だが、一行の働きにより切所で改心の運び。

ロケ地
  • 街道を来る老公たち、右橋本・左粉河の道標がある辻堂、大内辻堂。祠脇に石仏あしらい、まわりはかなり草深い。
  • 河内・柏原村近くでお昼をつかう老公たち、流れ橋下河原。茶が切れたところ、橋上をゆく島三郎が自分のを放って呉れる(父の死を受け家に戻る途中。この前に橋本宿で大出入りに参加)。このあと極道を叱りつつゆく道は木津の土手、堤下に木。
  • 島三郎が家に戻るくだり、車屋の船が荷を積んでゆく川は大堰川。流れが狭まっているところを使ってある。
  • 八尾御坊での寄合に出向くおまき、自店の船でゆくところ、高橋屋の衆にからまれる大和川は大堰川。保津川下りの船を通すための流路と本流をうまく組み合わせてある。
  • 島三郎が下船する八尾浜の渡し場、大堰川か。弥七も同乗。島三郎に熊らが接触。
  • おまき暗殺が成ったと疑わない高橋屋、島三郎には草鞋を履けと迫る船上、大堰川。同乗の八田は刺客が帰らぬことを訝しむ。
  • 伊勢へ向け街道をゆく一行、大内亀岡道か(切り通しの山道)

2020/4/27

■ 水戸黄門 第六部 第20話「若者の恋」1975.8.11TBS

 百年来の仇の如く仲のわるい二家の間に、恋が芽吹く。もちろんそれが受け入れられる筈もなく、悩んだ男女は駆け落ちを企てるが頓挫、話はいいだけ拗れてゆく。今回別行動をとっていた助さん格さんと老公たち、それぞれに関わってゆき、遂には「奥の手」が出るのであった。

ロケ地
  • 和歌山城下を目指し海辺をゆく一行、琵琶湖西岸汀(砂浜、小河川の流れ込みが見られる)
  • 密会していた小十郎と由紀、侍女のたかに逃がされ来る土手は琵琶湖流入河川の土手か(松並木)
  • 老公から骨休みの時間を貰った助格、喧嘩別れの道は松林の土手道。
  • 老公らが参詣する東照宮、日吉東照宮。参拝後、参道石段下部で根来・雑賀の刃物沙汰を見る運び。
  • 小十郎と由紀が駆け落ちの際待ち合わせる河原の藪、琵琶湖流入河川の河床か(水は涸れていて、ヤナギの群落がある)。要蔵に見つかり立ち回りの際は、「土手」が出る(この土手は、配下を引き連れ夜道に馬を駆る十郎太のシーンも同所と推測)
  • 根来屋敷へ招かれた老公、迎えの駕籠を雑賀屋敷へ向けさせる道は坂本の里坊石垣際(御殿馬場と思われる)
  • 当地を発つ一行、街道は湖畔付近か。

2020/4/23

■ 柳生一族の陰謀 2020.4.11BSP

 将軍秀忠急逝からはじまる、血で血を洗う跡目争い。忠長を立てんとする土井利勝に対抗するためと称し、将軍家指南役・柳生宗矩は放浪していた十兵衛を呼び戻すが、それは大いなる陰謀の片々に過ぎないのであった。

ロケ地
  • 冒頭、暗雲垂れ込める江戸城、大阪城大手門スロープ側面を堀端南西角から望む図で、多門櫓や千貫櫓が見えている。天守は合成。秀忠が昏倒するくだり。
  • 曲者が現れ、秀忠の胃の腑を持ち去ろうとする夜の増上寺霊殿、三井寺一切経蔵。阻止しようとした柳生勢との立ち回りでは、経蔵前のほか、唐院への橋まわりも使われる。
  • その胃を調べる宗矩のくだり、柳生邸の門イメージは妙心寺春光院。このあともいろんなアングルで出るが、中はセット撮り。
  • 根来衆が暮らす、大和・柳生の庄、酵素河川敷に掘立小屋など設営。川沿いに曼殊沙華を演出。土井の手の者との立ち回りでは、山腹なども使う。
  • 招集に応じた根来衆と会い帰郷を約す宗矩、亀岡の山林。溜池端〜斜面あたりを使う。「枯れ木」が印象的に使われる。
  • 「秀忠の見舞い」にやってくる公家たち、輿が入る城門は大阪城大手門。春日らと会見の居室は金戒光明寺方丈座敷、虎の襖絵がおじゃるの背後に。腹黒い噂話をしつつ廊下をゆく烏丸少将のくだり、金戒光明寺本堂脇縁先〜方丈回廊、十兵衛らが控える庭先は方丈階前白州。
  • 甲府城イメージ、和歌山城天守ロング(市役所から?)、富士山等合成。忠長と玄信斎を引き合わせる居室は関西セミナーハウス茶室か(築山が覗く)。阿国が舞う舞台は関西セミナーハウス能舞台、おじゃるも交えて観る台座は舞台の前・石塔近くに設営。阿国との仲を叱る於江与のシーンも同所建物回廊付近と思われる。
  • 都へ派遣される土井を襲撃する根来衆、甲府城城門は彦根城天秤櫓、廊下橋の下の石垣際を使い大立ち回り・烏丸少将が主膳を斬る。皆を逃がし自爆する佐源太のシーンは同城観音台への橋上。
  • 柳生邸へ忍んだ玄信斎、十兵衛の目を斬って逃走、一息ついて凭れるのは大覚寺勅使門橋(御殿川河床)
  • 満月の夜、横笛横笛を吹く阿国のもとへやってくる養父・玄信斎、大覚寺放生池堤。大奥に潜入し家光を討てと命じる。
  • 烏丸少将を斬る十兵衛、宿舎の庭は萬福寺開山堂前庭石畳。
  • 十兵衛の警告に恐懼し、三条西大納言に江戸行きを命じる道房、座敷から筋塀際の庭を望む図。御簾はありもの?
  • 都へ向かう家光一行、出る城門は大阪城大手門
  • 主膳の墓に詣で仇はとったと告げる十兵衛、山中林の五輪塔(石柵付き)
  • 「家光一行」が襲撃される富士川、野洲川岩室付近の土手と河川敷。渡渉もある。おじゃる謀殺のヤナギ生い茂る湿地も同所か不明。
  • 忠長に勅使死亡の報がもたらされる夜の陣、鳥居本八幡宮。忠長は舞殿に陣取り、急使は石段を駆けのぼる。
  • 父の謀略に傷心、座り込む茜を見つけ泣き縋られる十兵衛、先に出た亀岡の山林・枯れ木そばの薄原・夕景仕立て。
  • 玄信斎と対峙する宗矩、竹林は北嵯峨か。
  • 忠長切腹の件で家光を問い詰めに来る尾張中納言、城イメージは姫路城天守(このあとEDにも、はの門下坂や天守の庭から見た図、三国濠に映る姿などが出る)。
  • 家光が将軍宣下を受ける伏見城イメージ、伏見桃山城天守。

2020/4/22

■ 水戸黄門 第六部 第19話「仇討ち!阿波踊り」1975.8.4TBS

 阿波踊りに歌や囃子を禁じる家老、民は一人の男の帰還を渇望し世直しを願い、八郎太の名を囃子に入れていた。
八郎太の許婚宅に寄宿した老公、事情を知り加勢するが、青年の痛快な仇討ち遂行に呵々大笑するのであった。

ロケ地
  • 踊りとならぶ阿波名物イメージに鳴門の渦潮
  • 老公たちが上陸する十軒屋の船着き、罧原堤付近河原か(流れは瀞、堤はけっこう高い)
  • 阿波踊り当日、八郎太のツナギ文を受け取ったおきよが列を抜けてくるくだり、梅宮大社神苑汀〜門。設定では、祀られているのは愛染明王らしい。
  • 踊りの大会を催し八郎太を誘き出す家老たち、開催地のお城イメージは皇居巽櫓から桔梗門越しに富士見櫓望む図。

2020/4/18

■ 水戸黄門 第六部 第18話「紙を喰う虫」1975.7.28TBS

 紙の商いを禁じられ紙問屋も紙漉きの百姓も息絶え絶え、もう一揆というのを老舗の娘が止めていたが、城代と悪徳商人の横暴は募るばかり。しかし、居合わせた水戸老公のほか、強力な助け手が彼らの傍にいたのだった。

ロケ地
  • 伊予・土佐の国境にさしかかった弥七が見る番所、保津峡落合崖道。網にかかって逃げる商人(市兵衛)を匿ってやる弥七、銃隊も繰り出しての捕物は酵素河川敷
  • 老公らがどろんこ祭りに「遭う」若宮八幡宮、酒屋神社前。参道鳥居のほか、パンした際に山手幹線側に萱葺と思しき屋根も見える。
  • 市兵衛が追っ手を避けつつ行く道、興戸大谷付近谷地田か。
  • 高知城イメージ、追手門越しに天守望む図。
  • 当地を去る一行、先の谷内田と同所か。竹林も見える。

2020/4/16

■ 水戸黄門 第六部 第17話「若様替玉作戦」1975.7.21TBS

 松山城下は若君の祝いで大賑わい、宿をとれずお堂に入った老公たちは、何やら身分ありげな着物を身に付けた少年と出会う。若君にしては口調がぞんざいなその男の子は、替え玉の重責に耐えかね、城から逃げてきたのだった。
おきまりの跡目争い、達者な役者が適所に配されるなか、二役で若様と里の子を演じる子役の演技が光る。

ロケ地
  • 松山城イメージ、彦根城いろは松濠端から櫓と天守を望む図。寄った画で、本物の松山城天守も出る。
  • 覆面の侍たちに囲まれたお女中を助ける助格、広隆寺東塀際(木あり、祠等あしらい)。婦人は菊千代ぎみ付きの三鈴、襲撃者は次席家老・牟田口の手の者。
  • 窮屈極まりない城の暮らしに倦んだ雪松、逃げ出すルートは彦根城佐和口多門櫓裏側の「蔵の扉」〜三重櫓裏の橋〜佐和口多門櫓前の濠端(羽織を投棄)
  • 宿をとれず、助格とも会えないまま野宿を決意する老公、夜道に見つけたお堂は御室霊場・神恵院。隠れていた雪松と会う堂内はセット撮り。
  • 丑の刻参りを目撃する弥七、林はセットで、老女が帰ってゆく先は彦根城廊下橋〜天秤櫓。仕えているのはお銀の方。
  • 老公の消息を漁師に聞く助格、木津川の汀。このとき土手道を若様付きの藩士・相馬市之進が夕霧山目指して歩き、流れ橋上で追っ手と戦うが、ここへ助格介入の次第。
  • 老公らが雪松と山へ向かう道、御室霊場札所間、池端。鳩笛を買ってやるシーンは札所間の坂道。
  • 老公の示唆で夕霧山へ急ぐ相馬、馬を駆る道は木津河原か。里のイメージ、「発射台」から見た穴太の里か。
  • 相馬の示唆で里を出た菊千代とうめ(雪松の母)、雪松の身を思い引き返す菊千代のくだり、谷川は清滝。渡渉シーンもある。
  • 老中の使者・大目付の駒井新八郎が呼ばわりながら馬を疾駆させる街道、大堰川堤か木津か。
  • 牟田口らの密談を聞いていた弥七が露見、追われドボンの濠は彦根城濠端、逆回しで水から飛び上がる際の松はいろは松か。
  • 侍姿の助格が菊千代を擁し馬を駆る橋、流れ橋上。
  • 当地を去る一行のくだり、城イメージに彦根城開国記念館(北からロング)。船で去る一行を見送る雪松は流れ橋(重信川設定)、夕景のロングにはR1の橋のほか、男山のNTT無線中継所のタワーが映り込んでいる。

2020/4/13

■ 水戸黄門 第六部 第15話「丁半花むしろ」1975.7.7TBS

 倉敷へ来る老公、花茣蓙職人を訪ねるが、激しい夫婦喧嘩の真っ最中で見物が出る始末。喧嘩のもとは亭主の博打狂いと知った老公、厩火事よろしく女房を誘導し一世一代の大博打を演出、イカサマを長吉の目前で暴いてみせるのであった。

ロケ地
  • 倉敷イメージ、倉敷美観地区。中橋や蔵など映る。一行がやってくるシーンは宇治川派流堀端、大倉記念館の蔵が見えている。長吉宅はセットにスイッチ。
  • 博打の元手を借りに行かされる格さん、岡山城イメージに本物の天守。後段、老公自身が返しに行く際にも違うアングルで出る。
  • 長吉夫婦に見送られ発つ一行、松本酒造前東高瀬川堤を北へ。法面に茣蓙が干されている。

2020/4/10

■ 水戸黄門 第六部 第14話「弥七二人旅」1975.6.30TBS

 弥七そっくりの男が現れ、しかもそれが凶状持ちのお尋ね者。手配書が回っているなか男が帰ってきた訳は、大恩ある織元を案じてのことだったが、その機場は悪党どもに蹂躙されていた。
けちな掏摸に頼られ、故郷に錦を飾る芝居をするエピソードも入っていて、チンピラの猛母から織元へつながる趣向。

ロケ地
  • 半次が掏った財布を掏り、持ち主の懐へ鮮やかに返す弥七、祭りの参道は酒屋神社参道。露店がたくさんあしらわれていて、伝助賭博の演出がある。
  • 老公らが来る街道、土手上と法面、渡し場が設営された汀、木津川か。堤はけっこう高い感じ。
  • 先乗りの八兵衛とお新がお昼をつかう街道、弥七そっくりの渡世人を見て駆け寄る谷地田は酒屋神社奥の谷内田。後段、半次とお咲が不動一家の衆に囲まれるくだりも同所、瓦葺土壁の小屋が見える。
  • お咲を助けに行く伊三郎の前に立ちはだかる弥七、広隆寺東塀(木あり)
  • 当地を発つ一行、山裾の谷内田?土手見上げの「街道」は別撮りか。

2020/4/8

■ 水戸黄門 第六部 第13話「忍びの女」1975.6.23TBS

 人さらいに遭った娘を助ける老公たち、旅の一座の花形というその美女は訳あり。密命は果たすが恋を失う、女あわれ。
怪しの男に袋詰めされて登場、以降何度も危ない目に遭い、若衆姿も披露する松坂慶子、やっぱりキレイ。

ロケ地
  • 大山を望みつつ日本海沿いを南へ、因幡国へ入る一行、琵琶湖西岸松原。因幡の白兎の話をしていると、大きな袋を担いだ怪しの男が現れる。老公の「捕まえなさい」が笑える。
  • 一座の者たちと道連れになり鳥取城下を目指す一行、松林沿いの道は琵琶湖畔か。
  • 隠し金山、坑口は崖下の荒れ地で小滝落ちているところから柳谷か。ここへ行く途中に禿山の斜面などあり、湖南アルプスっぽい地形も。忍びがロープで谷渡りなんてシーンも出てくる。
  • 捕えて奉行所に突き出した忍びが始末されたあと、怪しの虚無僧を見咎め追う助格、反撃にあうのは相国寺大通院角〜鐘楼脇。もう一人出た虚無僧は梓。二人ともに逃げられ戻ってくる助格がゆく道、北嵯峨か。
  • 鉱毒が流れる川を見る助格、酵素河川敷。
  • 許婚の遺骨を抱いて江戸へ戻る梓、老公たちと別れる道は北嵯峨農地竹林脇。

2020/4/4

■ 水戸黄門 第六部 第12話「宍道湖慕情」1975.6.16TBS

 格さんが旧友に会いに行くと、というパターンのお話。脱藩のかどで捕われた友・鏑木が仕える御舎弟は、我が孫を跡継ぎにと目論む城代の陰謀に巻き込まれ、鄙に身を隠していた。
あさましい争いから離れ国も身分も捨てようと言った「吉さま」に応え、自ら身を処す腰元哀れ、老公心づくしの墓標は哀しい伝説の残る島に立つ。

ロケ地
  • 国境を目指す鏑木がゆく街道と周辺、琵琶湖西岸河口州草原〜汀。遠景に八屋戸川源流部の棚田や、対岸の沖ノ島、雪嶺など映り込む。追っ手との立ち回りは汀で。
  • 老公たちと別行動、友に会うため八兵衛を連れて松江城下へ入る格さん、鏑木が嫁を貰ってのろけ話と軽口をたたく橋は中ノ島橋。このあとセットにスイッチ、唐丸の中の友を見る次第。
  • 松江城イメージ、本物の天守。格さんが、鏑木を護送中だった横目付・橋本に身分を明かしたことから、城代に老公来たると報告が入るくだり。
  • そのまま城へ上がってしまった格さんのことを知らせに走る八兵衛、日吉大社境内・大宮川河畔。
  • 自害したという母の葬儀に出るため、牢から出され城門を出てゆく鏑木夫妻、大阪城青屋門。格さんは申し出て「人質」に。
  • 鏑木夫妻がゆく城下、相国寺鐘楼前。家へは寄らず老公のいる玉造へ行くという夫に、仔細あるゆえ家にと言う妻女・たえ、日吉大社境内か。このとき家には助さんが老公の指示を受け入り込んでいる次第。
  • 鏑木が玉造へ向かう道、琵琶湖西岸松原(助さんと八兵衛が中間のかっこうでお供。中身は石の早桶も同道)。このあと林道、崖道を経て谷川で追っ手とチャンバラ。
  • 湯治場を退去しようとする「吉さま」と老公が出くわす川辺、日吉大社境内大宮川河畔。奥に大宮橋がちらり、河畔に温泉施設の小屋などあしらい。
  • 鏑木を仕留めそこなったと知らせる早馬が走る道、放生池堤から北嵯峨か。城イメージは松江城
  • 松江城を南東濠越しに見た図のあと、嫁ヶ島が映り、墓標立つ砂浜は琵琶湖西岸にスイッチ。一行はここから船に乗って去る。

2020/4/3

■ 水戸黄門 第六部 第11話「黄門さまの縁結び」1975.6.9TBS

 出雲大社を参拝し感激した老公、そのあと遭遇する神隠し騒動を、神の御業にあらじと訝しむ。
後添えの母を嫌った娘が仕出かした狂言を見抜き、娘たちをさらって売り飛ばす誘拐団の所業を暴き、家族の縁を取り持って、「梅里」は去ってゆくのであった。

ロケ地
  • 出雲大社、イメージにいろんな個所を映し出す。
  • 神隠し騒ぎが持ち上がる庄屋屋敷、走田神社社務所。夜景で、入口から田地の方を見た画や、村人が松明持って集まってくる画などもある(告知に使う魚板みたいなドアノッカーはあしらいものか)
  • 大社を参拝してきた老公、助さん一人をお供に感慨深げに歩む、大社町へ向かう道、仰木棚田の道。助さんは通りがかりの娘を見て上の空。ここで、神隠しに遭った娘を捜して山狩りの村の衆と出くわす。
  • 沢田屋の娘・奈美が手代・宇吉と来る茶店、小椋神社境内に演出。伊丹屋の男衆(一人は福ちゃん)にからまれるところ、助さん介入。
  • 一行とはぐれた弥七夫婦が来る谷川沿いの道、不明。小橋を渡った先にやしろがあり、行滝が落ちている。ここで沢田屋の後妻・おもよが水垢離をとっていて倒れる次第。様態は谷山林道際の吉瀧神社に似ている。
  • 神隠しに遭ったことにして奈美が隠れている宇吉の実家、不明(山裾の萱葺民家、何度か見たことある…仰木付近かも)
  • 伝次が頭目の誘拐団が娘たちを隠してある漁師小屋、不明(宇吉実家近くにある感じ?イメージにマジ海の画像挿入)
  • 伝次たちの脅迫状が来て、沢田屋が身代金持って出向く夜のやしろ、石座神社。参道坂付近から舞殿と広く使い、立ち回りもある。
  • 黙って沢田屋を出てきた老公、高砂を吟じつつ行く街道は仰木棚田梅宮神社前を南へ(県道47号の、天神川に架かる高橋がまだ無い感じ。里方向には靄かかり)

2020/4/1

■  水戸黄門 第六部 第10話「兄妹拳法 絶海の対決」1975.6.2TBS

 老公らの乗った出雲へ向かう船が難破、散り散りに流れ着いた先は隠岐諸島。そこには、代官の権威を笠に着て民を苦しめ、海賊行為で便船をも荒らす網元がいた。
民衆の側に立ち、悪と戦う兄妹は少林寺拳法の達人、この立ち回りにたっぷり尺を割く。

ロケ地
  • 老公と助格が泳ぎ着いた隠岐の白崎、間人海岸(立岩の東〜立岩近くの浜へパン)。焚火をしていると里人が来て、網元・太左衛門の所へいざなわれる。
  • 隠岐・西郷陣屋、京都御所管理事務所長屋門(ほぼイメージ、立ち番は配されている)
  • 弥七夫婦が泳ぎ着いた隠岐の中ノ島、間人海岸と、立岩を望む段丘。奥には犬ヶ岬も見える。
  • 八兵衛が漂着する西ノ島、間人か(岩が突き出た砂浜の入江?)。ここで香織と平作に助けられる。
  • 五郎蔵たちと西島兄妹が対峙する岩浜、間人の城島あるいは後ヶ浜あたりか。陸側に松林が見える。

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