時代劇拝見日記
2020年7月

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2020/7/30

■ 大江戸もののけ物語 第二話「狙われたおよう」2020.7.24BSP

 おように手習いを教授し始める一馬だが、彼女は理不尽な借金を背負い吉原へ売られてしまう。お雛にどやされ救出に向かうものの、腕はからきしで敵わないうえ、郭の主の正体は妖怪なのであった。
今回も、「味方」の妖に大いに助けられる。

ロケ地
  • 清庵寺、神光院龍潭寺にセット併用で演出。神光院は中興堂外観と内部、お堂の階をおようが拭いている描写や、須弥壇が印象的。龍潭寺は前回同様山門と参道を使い、蛙の弱点を和尚に教えて貰う段では手水場も映っている。寺子屋部分はセット撮り。
  • 新海家、妙心寺壽聖院。暮れの描写で、門を映す。

2020/7/27

■ 大江戸もののけ物語 第一話「お雛の願い」2020.7.17BSP

 冷や飯食いの、冴えない寺子屋師匠・一馬。幼時体験から怪異に詳しくなった彼が、妖怪の力を借りて教え子の悔恨を昇華させてやる、起こりの一話。

ロケ地
  • 寝坊して寺へ駆け込む一馬、清庵寺は龍潭寺参道〜山門。
  • 寺子屋が開かれているお堂は神光院中興堂で、堂内も使うがセットも併用。後段、幼い一馬が和尚に怪異のことを尋ねるシーンでは、本堂外廊下も使われている。
  • 新海家、妙心寺壽聖院。南側の路地も使い、行き交う人々が演出されている。
  • 沈んだ様子のおようを尾行する一馬、荒れ寺へ向かうシーンは御室霊場石橋〜札所への石段。火炎土器が置いてあった寺はセット撮り。

2020/7/16

■ 水戸黄門 第十六部 第11話「浪速男のド根性」1986.7.7TBS

 大坂へ入った途端、調子こいて博打に負けた老公、身ぐるみはがれて難儀のところ、台ガラ屋なる商売を営む新吉に助けられる。タダとはいかずこき使われるうち、彼のまわりで役人がらみの悪謀が巻き起こるのであった。

ロケ地
  • 堺を経て、大坂城下へ一里の道を辿る一行、渡月橋下手中州岸。城を見上げる岸辺は嵐峡船着き、城は「大阪城」天守。
  • えびすやに例年の献上昆布のお達しが下る段、お城イメージに大阪城天守・櫓越しに望む図。
  • 当地を船で発つ一行、嵐峡

2020/7/13

■ 水戸黄門 第十六部 第10話「悪を断った鐘馗の舞い」1986.6.30TBS

 いよいよ和歌山、飛騨守の中間に化けて潜入する一行。かたや玄心たちは、若君の快気祝いに招かれた能楽師に成り代わり城中へ。お銀を救出し、無門らの力も加わった一行は、悪家老の企みを打ち砕くのであった。

ロケ地
  • 紀州領の間道をゆく老公一行、不明(片側崖の山道、雑木まじり植林杉?)。伊賀者にやられた根来忍が落ちてくる。
  • 和歌山城イメージ、本物。山の上の天守遠景。
  • 飛騨守の行列に駕籠訴する香織、不明(山道)。このあと老公たちは供に紛れる。
  • 弥七がお銀を介抱していた山小屋、酵素にも見えるが杉の大木あり。
  • 京から来た能楽師一行を襲う玄心たち、杉林の山道。
  • 弥七と格さんを伴い、玄心たちのアジトに向かう又平のくだり、落合付近か(洞窟はセット撮り)。救出後、お銀に水を飲ませる格さん、落合汀か(お銀は「助さん」と口走る)
  • 玄心の手下を撃つ無門の配下、保津峡落合河口付近汀と崖道。この鉄砲、雑賀のものと発言あり。
  • お城イメージ、和歌山城天守(見上げの近景)。海辺をゆく老公一行に供を願い出る香織のくだり、唐崎神社護岸(階がまだある)
  • 又平を置いて旅立つお銀、雑木の山道。老公一行がゆく海浜、琵琶湖西岸汀。

2020/7/6

■ 水戸黄門 第十六部 第9話「闇を裂く忍びの死闘」1986.6.23TBS

 敵の裏をかいた一行は吉野へ。しかし山中で襲われ、助と八兵衛が傷を負わされる。里の娘が助けてくれるが、彼女は忍びで父親も「かげろう」の関係者だった。
その父やお銀のおじいは、金目当ての老公暗殺を良しとせず動くが、「敵」は痛い所をついてくる。

ロケ地
  • 吉野へ向かう一行がゆく山道、植林杉の山中。
  • 喜平次の小屋、保津峡落合付近を使って表現。お銀にひとまず里へ戻れと諭す喜平次は河口汀の巌前。老公たちがあけみに連れられ小屋へ向かう際渡る瀬は河口近く。後段、お銀と弥七が対峙する際は崖道、落下岩と使いドボン表現。
  • 里へ近づいたお銀が小市ら若い忍びに囲まれるのは鳥居本八幡宮鳥居前。里は不明(遠景は山あいの里の萱葺、近景は植藤の建物に似る←軒瓦とか石塔とか)
  • 明日香堂を裏切って金を手に入れた佐吉が浪人に始末されかかる道、北嵯峨農地竹林。あけみや助格が出て助けられ、観念。
  • 無門に見送られ発つ一行、峠は7話でも出た山道。このあとの山道も不明。
  • 谷に落ちたお銀を求め水辺で名を叫ぶ又平、広沢池東岸

2020/7/4

■ 水戸黄門 第十六部 第8話「仇討ち焼蛤幽霊旅籠」1986.6.16TBS

 桑名での世直しは、さびれた旅籠を選んだことからはじまる。その宿に「出る」幽霊の謎を解き、破産しかけの夫婦を救い、「幽霊の娘」の無念も晴らし、悪党どもを一掃した老公は旅立ってゆく。

ロケ地
  • 仏壇を質入れできず吊りを企む勝三、夜の林は鳥居本八幡宮か。
  • 浜屋の夫婦が心中したと役人を連れてくる老公、海浜設定の石積は広沢池観音島。漁具や灯台があしらわれており、階に夫婦の履物が揃えてある。
  • 当地を発つ一行(江戸へ帰るお百合との別れも同時)北嵯峨農地竹林脇。ロングで遍照寺山も映る。

2020/7/1

■  必殺仕事人2020  2020.6.28ABCTV/tv asahi/松竹

 親だましの悪党を仕置きするところから始まる話、しかし同様の事件はやまず、再び三番筋に恨みの筋が持ち込まれる。そしてそのとき、大元はまだ正体を見せてもいないのであった。
必殺らしく特殊詐欺や引きこもりなど時事問題を織り交ぜて話を作り、悪人に巧い役者をあてて二時間を見せる。

ロケ地
  • オープニング、ヒガシの顔のラインが炎になり、90度回転して山焼きの山稜にモーフィング。クレにある若草山の山焼き。
  • 本町奉行所、妙心寺慈雲院。新奉行着任、ヤクザを取り締まるとブチ上げるくだり。
  • お菊と小五郎がツナギをとるくだり、萬福寺回廊。後段、涼次も加わった協議のシーンでも使われる。
  • 水茶屋の客のグレ者たちの甘言に乗せられ物件を見に行くたけ、船のシーンは八幡堀、夜間撮影でセット併用。
  • 渡辺家へ娘のつゆを迎えに来るたけ、二人行く夕暮れの橋の向こうに見える海浜は御津町干潟。後段、つゆとしずえ(新之丞の母)の邂逅にも使われる。松竹セットのあの橋と併用、合成画面も。
  • 契約した空き家が営業中と知り騙されたことを知るたけ、娘を待たせ水茶屋へ走ってゆく際の堀端は八幡堀・明治橋たもと。グレ者たちに食って掛かると殺されてしまうくだりも同所で、夜のシーンに変わっている。セット併用。
  • 新之丞とリュウが新生塾から帰る道、八幡堀堀端〜白雲橋。後段、後段、塾頭への疑いを口にしたリュウに反発し決裂してしまうくだりも同所。
  • 塾頭がアガリを受け取るヒミツの部屋、浮御堂。北から見た図で、お堂と橋のみ映る。水中に生えている灯籠も演出。イメージのみで、中はもちろんセット。最初は夜景、奉行も出てくる後段には夕景で。
  • 紀州屋と会い贅沢品や金にまみれウハウハの奉行、密会の料亭は八幡堀新町浜の喜兵衛、対岸から小五郎が凝視という趣向。夜間撮影、雨演出。

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