時代劇拝見日記
2020年9月

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ

←2020/82020/10→

2020/9/30

■ 水戸黄門 第十六部 第24話「母恋し涙の角兵衛獅子」1986.10.6TBS

 助さんたちが出会った角兵衛獅子の姉弟は、母を尋ねてはるばる江戸からやって来たという。しかしやっと捜し当てた母は、彼らを強請りたかりと決めつけ追い返す。もちろん深ぁいわけがあり、今は母とは名乗れない。その「母」の経営する料理旅籠には宿縁あって老公が投宿中、母子を隔てる障りを全て取り除いてやるのだった。

ロケ地
  • 新発田へ向かう助さんとお銀たち、街道は谷山林道か(切り通しの山道)。音にひかれ行ってみると角兵衛獅子が営業中のやしろ、大覚寺五社明神←お銀がアクロバットのお手本を見せるシーンあり。
  • 角兵衛獅子の姉弟が母の店を訪ねたあと、落ち合って話す老公一行、大覚寺聖天堂。老公は階に腰掛け。
  • 新発田城下で営業する角兵衛獅子の姉弟、神護寺和気公廟所前。頭巾を被って密かに見に来ていた「母」の告白を聞く老公、茶店は石段下に設営。
  • 姉弟と母涙の再会は広沢池東岸汀。姉弟は助さんらに連れられ土手の方から来て、母と義理の娘は汀に(桟橋を作ってある)
  • 当地を発つ一行、谷山林道か。冒頭の山道と同所。

2020/9/23

■ 水戸黄門 第十六部 第23話「涙で誓った盗っ人仁義」1986.9.29TBS

 長岡への道中知り合った盗賊にナカマ扱いされる老公、母の位牌に汚職官僚への懲らしめを誓う彼にシンクロ。いかにもな大泥棒のふりをして、悪家老がたんまり貯め込んだ金を奪い取ってくる。
お話はお決まりの世直しだが、この回はほぼ小松政夫ワンマンショー。

ロケ地
  • 長岡へ向かう道、起伏のある田地、棚田か。
  • 世直し天狗と称しばらまいた盗金を、奉行が没収し私したと聞きお銀にぼやく政吉、木橋下手の河畔。遠景には萱葺屋根も見える。後段、萱葺は政吉の隠れ家として、橋は政吉と友造親分に見送られる一行のシーンで橋上が使われている。川は水量豊富、岸辺は緑深い。橋は欄干の無い、流れ橋に似た様態。
  • 当地を発つ一行、仰木あたりの棚田を縫う道か。ちょっと坂になっている。

2020/9/18

■ 水戸黄門 第十六部 第22話「欲望渦巻く悪鬼の砦」1986.9.22TBS

 香織が山賊にさらわれて一大事、根城の姫川渓谷で奪還の派手な戦いが繰り広げられる。荒くれどもの背後には、というお決まりもあり、世直しの風が吹き荒れる。

ロケ地
  • 親不知の荒波イメージ(?)、マジ海。ここで足を痛めた香織を置いて助さんと老公が糸魚川へ向かう道、よく出てくる峠っぽいアレ。
  • 香織の手当てをする格さんと八兵衛、鳥居本八幡宮舞殿(格さん不在時に山賊が出て香織を拉致、逃走経路は小柴垣道の方へ)。追った格さん、蹄の跡を見つける河原は天神川河床砂地。
  • 翡翠が拾えるかもと姫川へやって来たお銀と又平、砂をさらっていると山賊に囲まれてしまうシーンは天神川河床〜若布谷河口(巨岩の上に山賊鈴生り)
  • 駆け落ち者の抜け忍ということで仲間に入るお銀と又平、連れていかれる根城は酵素河川敷(川に水多く、駒に水飼う情景に使う。降り口の上に柵作って根城の入口に)。ラス立ちもここで。
  • 文吉と格さんを助けるため「芝居」こくお銀たち、「撃って斬って」谷底へ落とす崖は保津峡落合落下岩。保津峡汀に弥七が出て二人を助ける。
  • 竹田屋の荷がゆく山道、谷山林道切り通し。岩石落としなどもある。
  • 当地を発つ一行、酵素ダートか。

2020/9/16

■ 水戸黄門 第十六部 第21話「友禅救った大芝居」1986.9.15TBS

 金沢入りした一行だが、町奉行が発した禁令で加賀友禅もダメ芝居も制限、町場では仕事にあぶれた職人が食うに事欠く始末。ただ、奉行とグルの悪徳商人は一手販売で大儲け、老公らはそれを痛烈に皮肉った芝居を小屋で掛け、人々の喝采を浴びるのだった。
「浜松屋見世先の場」に光圀主従乱入で、印籠も出してみせる大笑いの演出。

ロケ地
  • いよいよ金沢へ向かう峠、大内亀岡道坂(八兵衛が腹痛を起こし、通りかかった春風一座の車に乗せて貰う)〜亀岡道・辻堂北の田畦。坂上の道から、辻堂前の道が白々と見えるショットもある。
  • 為替受け取りで一人遅れて後を追う助さん、里の娘に声をかける路傍の祠は大内辻堂
  • 友禅流しが行われていない川を見て嘆く老公、嵐山公園中州北岸・堰堤脇。
  • 当地を発つ一行、山道は大内か。植生は雑木。

2020/9/14

■ 水戸黄門 第十六部 第20話「九谷焼に賭けた兄弟愛」1986.9.8TBS

 老公が大聖寺藩領に足を踏み入れたのは、九谷焼を見るため。折しも、当代の名人の家では、献上の皿で兄弟が競い跡継ぎを決めるという時期であった。
老公、名人に会う前に子息の弟のほうをトラブルから助けており、焼物をめぐる黒い陰謀渦巻くなかへ否応なしに巻き込まれてゆく。

ロケ地
  • 山中温泉イメージ、日吉山荘。導入は飛竜の滝、スモーク焚き。
  • 九谷村への山道をゆく一行、雑木の山。焼物の里も同じ植生の里山。
  • お忍びで遠乗りの藩主・利直の前に出る老公、広沢池東岸(導入は池の水面越しのロング、老公が発つ汀は水がかなり後退している)。金子百両を無心、芸者身請けに使う。
  • 大聖寺藩陣屋イメージ、二条城東南隅櫓
  • 当地を発つ一行、お銀らがゆく街道は広沢池東岸、老公たちの道は里山?〜切り通し山道。

2020/9/9

■ 水戸黄門 第十六部 第19話「泣く子にゃ勝てぬ悪企み」1986.9.1TBS

 一行のもとに、訳ありの赤ん坊が舞い込む。事情あって親の元へまっすぐ帰れぬ娘から託されたその子を届けると、先に別のが来ていて、老公は騙りとして牢に押し込まれてしまう。
黒い企みを全て知った老公、「この子のために」と福井藩の大掃除を決意するのであった。

ロケ地
  • 敦賀に助さんを置き福井城下へ向かう一行、街道は土手か山中か。木は松とか桜とか。
  • 助さんがおしまと赤子を拾う街道、山道。林道のようでもある。
  • 不義者のため関所を通れぬおしまのため、間道をゆく助さん、同じ目的のお銀らと鉢合わせの山は、裾に集落のある里山、眼下に蔵とか見える。また、お銀らが隠れる寺?は菱格子の窓が両側にあるアレ、板とか割れてる部分もある。
  • 赤子のへその緒を勝五郎に渡し騒動のもとを作った直三、潮時と見て小金をゲットし福井を去ろうとするところ、始末されかかるくだりは中ノ島橋〜橋たもと右岸側護岸(公園並木部分、河川敷から見上げの図もある。見下ろしでは、川のほか栗石敷の河原も見える)。弥七が現れ直三殺害は阻止、当て落として連れてゆく。
  • 勝五郎に脅迫され、奉書紙を運ぶ田村屋、奉行が出て臨検の山道は林道か。坂の下に車道らしき道が来ている坂、水戸黄門の古いので見た覚えがある。
  • お銀らがゆく街道、切り通し山道。一行がゆく街道、山中の林道か。

2020/9/7

■ 水戸黄門 第十六部 第18話「悪が群がる隠し銀山」1986.8.25TBS

 道中の見聞で、大森銀山に不正ありと睨む老公、一行総がかりで関係先へもぐりこむ。
気の無いふうで接待を受ける代官、しかし「お菓子」はしっかり受け取り。そして「居候の爺さま」である老公と意味深な会話、ラスボスの勘定奉行が現れるまで韜晦は続く。

ロケ地
  • 一行が無宿者の唐丸送りと行き会う街道、酵素ダート(見上げの図も)
  • 唐丸から逃げた夫婦者の代役で、追い詰められ崖から落ちるお銀たち、不明。イメージに出る下の荒海はマジ海。
  • 弥七が隠し銀山を見つけるくだり、崖道〜巨岩ごろごろの斜面、荒れ地。
  • 代官の娘・由紀が庄屋・源兵衛に援助金を持ってゆくくだり、酵素河川敷。川に鉱毒が流れている演出。
  • 代官父子や村人に見送られ当地を発つ一行、酵素ダートか。

2020/9/1

■  水戸黄門 第十六部 第17話「正義運んだ七里飛脚」1986.8.18TBS

 七珍ならぬ、七里飛脚に関わる老公。城下の問屋場のお墨付きを狙う木綿問屋、後ろには睨んだとおり重職が控えていた。
悪党の企みで開催される飛脚レースが見もの、弥七やお銀も走る。

ロケ地
  • 宍道湖イメージ、本物(嫁ヶ島入り)。湖を見て出雲街道をゆく一行、琵琶湖西岸松原(以降、何度も出てくる。茶店がしつらえられたり、漁師小屋が作られていたり、墓地が演出されたりもしている。権現崎や、ごくごく細い流入河川が見える画もある)
  • 松江城イメージ、本物。以降も出て、3アングルほどある。
  • 徒競(かちくらべ)のコース、スタートのお城庭は大覚寺護摩堂裏手に幔幕張り巡らせ、殿さまの席などもしつらえてある。湖岸を走り、崖際の山道や林道を走り、谷山林道(分岐道やV字切り通し)をゆく。折り返し地点の枕木不動は、大雲寺の水場に似る。お銀が追い越してゆくシーンは酵素っぽい。北嵯峨農地農道を駆けるシーンも。城門は映画村東映城大手門。

←2020/82020/10→

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ