ひばり捕物帖 自雷也小判

深田金之助監督作品  1958.11.19東映


 囚われた大塩の残党の中にいる、恋しい人を逃がそうとしてお七の名を騙る女あり。ために、「妹御」の失態を根拠に兄老中の失脚をはかる奴輩が出てきてしまい、とんだ難儀を蒙るお七親分だが、兵馬は彼女をしっかりサポート。

妙心寺

ロケ地

  • 伝馬町牢屋敷の焼け跡、不明(背景に長い塀)
  • 江戸城イメージ、書割。
  • 清之助と父が隠れ住むアジト、不明(下は石畳の石段、途中脇へそれる段あり。お堂は花頭窓付きで屋根は二層、丘の上っぽい立地)
  • 秘事を知る者を消した怪しの集団を追うお七、啖呵切って立ち回りの道は妙心寺大庫裏脇路地。
  • 事後、江戸を発つ浪路に駕籠の中から声をかける「姫」、琵琶湖西岸松原沿いの道(小川河口に架かる木橋)
  • お七が歌う丘、不明(ゲレンデか饗庭か、宮本武蔵で出た野原と似る)

 お七は美空ひばり、兄老中は尾上鯉之助、佐々木兵馬は東千代之介、猫目の親分と下っ引は山口勇と冨久井一朗、阿部家用人の爺さまは杉狂児、このへんは前作と変わらず。五郎八が星十郎(前作では按摩)、喜代文師匠が喜多川千鶴、宅悦が吉田義夫に代わっている。
浪路は花園ひろみ、清之助は里見浩太郎、清之助の父で大塩残党の首魁・淀野金右ヱ門は高松錦之助。
鳥居甲斐守は進藤英太郎、跡部山城守は加賀邦男。


→ ひばり捕物帖 かんざし小判

→ ひばり捕物帖 ふり袖小判


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