2008年6月 |
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2008/6/30 ■ 銭形平次 第700話「みなし児の詩」1979.12.26フジ/東映47 悪党同士の争いに巻き込まれた若者だが、孤児仲間の娘のおきゃんな行動が幸いし、全て建設的な方向へ。もちろん悪党どもはしっかり親分に懲らされてオシマイ。 ロケ地 ・孤児らの家を建てかけている玉ヶ池稲荷傍の空き地、大覚寺天神島。 ・再度新吉に悪事の手伝いを迫る三次、広沢池東岸。 ・強請りの番頭が殺される汐見橋、中ノ島橋で夜間撮影。殺害は橋下の水路河床で、水は完全に涸れている。検分を見物の町衆は橋上で昼間。 *孤児仲間の若者は岸本加世子と赤塚まこと。抜荷商人は永野達雄で殺し屋は成瀬正、彼らを強請り殺される番頭は重久剛一。ラス立ち浪人に福ちゃんと小峰さん。 ■ 水戸黄門38 第24話「禁断の園!大奥の謎」2008.6.30TBS/C.A.L47 大奥表使いの滝川が探る、御側室の秘密。姉の仇を求める女に関わった老公は、大奥に入ってみたり悪党を成敗したりで、上屋敷にも寄らず江戸を去る。 ロケ地 ・江戸城イメージ、皇居巽櫓。 ・お京の方と恋仲の役者が僧に身をやつし潜む下谷・報徳寺、鹿王院。山門と客殿、回廊が使われる。 ・水戸へ向かう一行、大覚寺遣水跡。 *元辰巳芸者の滝川さまは十朱幸代、彼女に執心の御広敷役人は桂文珍で元伊賀者。御側室の恋人の役者は新田純一、兄だった呉服商は成瀬正孝。 2008/6/29 ■ 鬼平犯科帳 「血頭の丹兵衛」1989.8.2 密偵・小房の粂八誕生秘話。かつて掟を破った自分を放逐したおかしらを信じる粂八は、いま出ている急ぎ働きの「丹兵衛」は騙りだと、己が名を明かして平蔵に訴える。変節も見、変わらぬ心根も見て、粂八は鬼平の配下となる決心をする。 ロケ地 ・島田へ向かう粂八と火盗改同心たち、谷山林道(東海道)。 ・島田宿、同心たちとツナギをとる粂八、摩気神社境内。 ・丹兵衛が粂八に落ち合う指定の宿場はずれの橋、摩気橋。丹兵衛と手下がいる高倉は摩気民家裏手の「蔵」を映してから。 ・蓑火の喜之助が現れて丹兵衛の代わりに本格のお盗めをしたことを語るの茶店、谷山林道にあしらい・遠景に富士山合成。 *丹兵衛は日下武史、蓑火のおかしらは島田正吾。 2008/6/28 ■ 遠山の金さん2 第25話「殺しに愛を賭けた女」1979.8.30テレビ朝日/東映47 全ての幸をあきらめて生きる岡場所の女、心の夫のため殺人も買って出るが、男は彼女を道具としか見ていないのだった。全てが明らかにされた白州で、お奉行は夢を壊したことを女に詫びる。 *ロケなしセット撮り。悲惨なお女郎は鮎川いづみ、彼女を利用する伊勢屋は平井昌一。 2008/6/27 ■ 銭形平次 第699話「遠い日の父」1979.12.19フジ/東映72 17年も恨み続けてきた義父が、記憶上の父だったという情話。頑ななじゃじゃ馬娘を諭し悪党の手から守ってやる親分、もちろん隠されていた「過去の罪」を問うたりはしない。 ロケ地 ・吉野屋先代の法要が行われる寺、不明。門脇の塀に五本線、灯籠多数。お堂内部の絵もあり、カメラ中から。 ・実父の先代を偲び佇むおせん、桂川大堰脇(中州側岸/後段では魚道下)。回想でも現実でも出る先代が「事故死」の橋、宇治・橘橋。橋上での立ち回りのほか、側面を見上げたアングルも出る。他の橋と組み合わせの可能性あり。 ・実父の真実を元奉公人に聞かされるおせん、今宮神社石橋上。 ・吉野屋向島寮、嵐山公園・錦。 *おせんは浅野真弓、母のおとせは小畠絹子、吉野屋当主は大坂志郎で番頭は早川純一。 2008/6/26 ■ 銭形平次 第698話「心のかけ橋」1979.12.12フジ/東映47 父の病のため金が欲しかった女の手元に、掏摸が盗った財布が回ってくる。中には手形が入っており、そも盗みもそれを狙った仕込み、騒動のすえ女が運命の相手を選び直す情話に仕立ててある。 ロケ地 ・掏摸の直次がお市と会ったり仲間にシメられたり、駿河屋と取引したりの神社、今宮神社。 ・掏摸の元締が殺されて見つかる池端、広沢池東岸。 *お市は浅茅陽子、直次は北條清嗣。手形を盗られた相模屋は山村弘三、彼を陥れようとした駿河屋は北原義郎。駿河屋の取立てのシーンで店先に福ちゃんちらり、ラス立ち浪人に小峰さん、掏摸の元締は玉生司朗。 2008/6/25 ■ 銭形平次 第697話「三味線慕情」1979.12.5フジ/東映47 娘と弟子を裂くかに見えた師匠だが、全ては芸のためという深い心。若い二人を叱った平次は、若者を襲わせた奴輩を誘き出し成敗、師匠の前で修行の成果も披露させてやる。 ロケ地 ・大川をゆく巳之助を乗せた船、桂川か(船着きは映画村セット)。 ・お京に言い寄る倉田屋の若旦那、広隆寺東塀際。 ・ヤクザどもを誘き出す浄土寺裏の池端、広沢池東岸。 *巳之助は三ツ木清隆、お京は清水めぐみ、師匠は加藤嘉。巳之助を狙わせた若旦那は大竹修造、ヤクザは唐沢民賢で手下に井上茂など。 2008/6/24 ■ 銭形平次 第696話「初手柄のんびり同心」1979.11.28フジ/東映47 ハメられた昼行灯のダンナのため奔走する平次、結果探索中の賊があぶり出され万事めでたしの展開、半年後子が生まれると大騒ぎのダンナで締めて笑い話に。 ロケ地 ・小森を「現場」に導いた男が殺されて見つかる川端、広沢池東岸。 ・明石屋寮、嵐山公園・錦。ここへ至る道に中ノ島橋シルエット、駕籠を八が尾行。 *小森同心は市川左団次、黒幕の与力は田口計、表は質屋の賊の首領は高桐真。筆頭与力は波多久夫、青柳がシメる遊び人に福本清三。 2008/6/23 ■ 銭形平次 第695話「必死の逃亡」1979.11.21フジ/東映47 火事を機会に逃げた吉原の太夫だが、当夜登楼していた客が変死。裏には悪徳商人の企みがあり、平次が乗り出したことで「足抜き」の件もめでたく解決。 ロケ地 ・露草太夫が願を掛けていた三社さま、不明(鳥居脇に水場、社殿透垣に絵馬)。 ・船頭の文吉がおつゆを隠す船小屋、竹林林床の野小屋。 ・文吉の船宿へ聞き込みにゆく平次たち、嵐山公園・錦(裏口はセット撮り)。 ・小屋から逃げた文吉が船をつける葦原、広沢池東岸。以後この近辺で芝居が展開されるが、設定は大川沿い・小名木川付近の川端で、ここから先は舟運しかなく綾瀬を通り行田へ出ると文吉の台詞にある。八が船頭たちに聞き込みのシーンは罧原堤下汀。 *おつゆは鮎川いづみ、文吉は小林稔侍。阿漕な楼主は江見俊太郎で殺害実行犯の番頭は神母英郎、油売り止めを画策する伊豆屋は外山高士。 ■ 水戸黄門38 第23話「まぶたの母はおえん!?」2008.6.23TBS/C.A.L ご浪人さんと、その養い子の情話。恋にも似た切ない思いは、虚構も境遇も超えて「親子」を結び合わせる。 ロケ地 ・参拝客に絵図を売る茜、神護寺石段。 ・鎌倉へ向かう一行、不明(山道、切り通し)。 ・清因尼が住持する英勝寺、本物をイメージに。 ・鶴岡八幡宮、本物。帰り道の石段は神護寺。 ・伊原浪人が塒にしている荒れ寺、浄智寺をイメージに用い鳥居本八幡宮らしき絵も。 ・伊原が女衒から茜を買い戻した道、北嵯峨か(回想シーン)。 ・鎌倉大仏を映したあと絵図売りの二人と会う帰り道は神護寺、江戸へ向かう一行がゆく街道は嵐山自転車道。 *伊原浪人は寺島進、濃すぎ設定の人物を飄々と演じて妙味を醸す。 2008/6/22 ■ あかね空 浜本正機監督作品 2007.3.31角川ヘラルド 京から江戸へ出てきた豆腐職人、そのはじまりから次代へのバトンタッチを描く。開業の苦労から説き起こし、見えざる助け手もあり派手で粋などんでん返しあり、確かに継がれてゆく技と心を確認しての暁の空でメデタシ。 ロケ地 ・深川八幡、根津神社。 ・永代寺、鎌倉の妙本寺。 ・賭場の立つ霊巌寺、仏は海蔵寺の薬師三尊か。 2008/6/21 ■ 遠山の金さん2 第24話「死を商う男」1979.8.23テレビ朝日/東映 真剣勝負を賭博の対象にする悪党ども、彼らが好事家を釣る餌にと目をつけた腕のたつ浪人は、御前試合で友を斬ってしまったことを悔いて生きてきた男だった。 ロケ地 ・又兵衛さんが道具屋を開く町角のくだり、仁和寺観音堂脇〜水場脇。 ・又兵衛が斬った友の墓がある常念寺、不明(丘の上の墓地)。 *又兵衛さんは山内明、実は友の遺児の七重は斎藤浩子で恋人の板前は内田喜郎。賭け試合をプロデュースする隠居は武藤英司、グルの旗本は剣持伴紀で隠居の手下に江幡高志、彼らのタマの剣客に福本清三(クレジットはベタ、劇中呼称は九鬼斬馬←字は適当。決め技は地摺りの剣をかちゃっと返して円月殺法ふう。又兵衛さんを追い詰めるも斬られて仰向けに倒れる)。又兵衛さんの「生徒」の粗相に怒り刀を抜く浪人は千葉敏郎(あとで福ちゃんの餌食)。 2008/6/20 ■ 銭形平次 第694話「狙われた八五郎」1979.11.14フジ/東映47 弟の死は町方の拷問のせいと誤解した姉は、殺し屋に接触し八の殺害を依頼。加えて平次も狙うが、観念して畏れ入る姐さんを八は笑い飛ばすのだった。 ロケ地 ・番屋から逃がされた巳之吉が逃げる掘割、大覚寺御殿川河床。人数が出てボコられ投棄される川端は広沢池東岸(這い上がり姉のもとに辿り着いてから絶命)。 ・一度目の失敗のあとおせいにツナギをとる辰蔵、大覚寺護摩堂。 ・八がおせいに誘い込まれる池之端の野小屋、広沢池北岸にあしらい。 ・巳之吉の墓、不明(丘の上)。 *桔梗屋を殺して逃げた叶屋の財布を隠匿した船頭・巳之吉は佐藤仁哉、姉の芸者は二宮さよ子。金で殺しを請け負う「仕事師」辰蔵は蟹江敬三、ぷっすり系の妙な小道具も携行。叶屋は伊達三郎で手下は稲吉靖司。叶屋乗り込み平次のラス立ちに福ちゃん入り・チンピラ。 2008/6/19 ■ 銭形平次 第693話「妹のいのち」1979.11.7フジ/東映47 江戸で幸せをつかもうとした女の転落、死の報に上方から駆けつけた目明しの兄は妹の所業を信じず調べてまわる。果たして男出入りなど明るみに出るが、いじらしい女ごころが仇になった事実も知れる。 ロケ地 ・お香の死体が上がる川端、広沢池東岸。 ・お香の墓、永観堂墓地。 ・万七にお香はあばずれと言われ番所を飛び出した常吉が立ち尽くす川辺、嵐山公園中州堰堤際(桂川本流)。 ・常吉の回想、お香と参った神社、吉田神社竹中稲荷。参道重ね鳥居下ではしゃぐ二人のほか、参道脇によく行った茶店をあしらい、お参りは本殿。 ・ED小芝居の鯉に餌やり平次と八、永観堂方丈池石橋。 *常吉は原田大二郎、お香は岡まゆみ。お香の男は中田博久、賊仲間は小鹿番がかしらで盗っ人宿の女将は阿井美千子。 2008/6/18 ■ 銭形平次 第692話「母恋道中」1979.10.31フジ/東映72 母恋う幼子の出奔を我欲に利用する者あり、誘拐事件に発展。身代金運びを買って出た親分は旅に、そこで風変わりな渡世人と出会う。 ロケ地 ・おきみがゆく中仙道(熊谷/日本橋の道標あしらい)、不明(土手道か)。 ・おきみ出奔の件で文吉に儲け話を持ちかける嘉兵ヱ、大覚寺護摩堂。 ・一人熊谷へ向かう平次、不明(山道か/後段では坂道や野道も)。 ・文吉とおきみが連れ立ってゆく街道、谷山林道か。 ・身代金受け取りに指定の熊谷寺(ゆうこくじ)、神護寺。文吉が待つシーンに山門が出て、以降五大堂・毘沙門堂まわりで立ち回り、文吉を銭で仕留めるのは金堂下石段。 *越後屋の一人娘・おきみは斉藤こず枝、彼女にポンポン突っ込まれ形無しの文吉は志賀勝で悪党ながら憎めない。文吉を使嗾した番頭は武周暢。文吉の馴染みの酌婦は岡本麗、彼女の注進を受け身代金横取りを企む貸元は亀石征一郎。おきみの母を看取った「木枯し紋次郎そっくり」の渡世人は中村敦夫。神護寺境内の乱闘に福ちゃん入り・貸元の手下。 2008/6/17 ■ 銭形平次 第691話「涙の重さ」1979.10.24フジ/東映46 威勢の良い魚屋の姉ちゃんの情話、恋する男が妹といい仲と知った姉はさっと身を引き明るく祝福するが、男のために危険も顧みぬ女ごころを見ていた平次は心中を忖度しお静に語る。 ロケ地 ・御納屋奉行所、大覚寺明智門。用を済ませ出てきた峰次郎が具合を悪くした御高祖頭巾の女を見てやる帰り道は御殿川沿い石柵際(松並木との間)。財布と通行証を掏られたことに気付くのは参道石橋。 ・財布に入っていた富籤を利用し引っ掛け芝居を打つ感応寺、今宮神社。富突きは舞殿、群衆が散ったあと「頭巾の女」が石畳を踏んで現れる。谷中感応寺か。 *棒手振りの姉は水前寺清子、峰さんラブで路上で妄想を繰り広げる天然ぶり、天秤棒振り回しての勇ましい立ち回りと活躍。妹は木村理恵で峰さんは有川博、親方の佃屋は永井智雄。佃屋を陥れるライバルは織本順吉、力任せのシマ荒らしのほか奉行所へ押し込んでみたりと極悪、手下が欲かいて一巻の終わり。*富突きに群がる町衆に福ちゃんや小船秋夫。 2008/6/16 ■ 銭形平次 第690話「秋しぐれ」1979.10.17フジ/東映71 島帰りの元盗っ人の更正を暖かく見守る平次、しかし悪を強く憎む定町回りのダンナはその男を執拗に追い回す。幾度かの「妨害」を受け暴発しダンナに手を上げてしまう青年、平次は十手を賭けて同心に意見するのだった。 ロケ地 ・島帰りの囚人が解き放たれる霊岸島船番所、大覚寺明智門。 ・高山に直次郎の動向を報告する青柳、大覚寺大沢池堤。 ・高山のせいで仕入先を代えた直次郎、橋場から帰りの彼を見かけ声をかける平次は大覚寺五社明神祠前。大沢池も映り込む。 ・直次郎の申し立て、橋場近くで門付女の子を助けた川、桂川(早瀬)。 *直次郎は火野正平、彼を慕う娘は秋本圭子。行き過ぎ鬼同心は滝田裕介。 ■ 水戸黄門38 第22話「俺の姉に手を出すな」2008.6.16TBS/C.A.L46 歓楽街建設を目論む悪党に魅入られる旅籠、そこを切り盛りする女将は、恩ある養親に報いるため弟を立派な跡継ぎにと躍起・己の幸せも顧みぬ健気な女だった。 ロケ地 ・小田原へ向かう一行、富士山を映したあとの山道は不明。空を飛ぼうとして屋根から落ちた良太郎を助けるのは大覚寺護摩堂。 ・小田原入りイメージに小田原城。 ・さよに拒否されたあと物思いに沈む藤乃木屋の若旦那、嵐峡汀(巖上)。 ・若旦那が博打のカタに鑑札を持ってゆく夜の鎮守、鳥居本八幡宮本殿前。 ・当地を去る弥七および一行、不明(山道、いつものアレか)。 *さよは大路恵美、良太郎は黒田勇樹、若旦那は鷲生功。悪徳商人は仙波和之、手下のヤクザは丸岡奨詞、郡奉行は青山良彦。さよを陥れる仕込みの食中毒事件で連行しに来た役人のお供に福ちゃん。*良太郎は天然くさいからくり狂い、求婚者の若旦那は易々と賭場に連れ込まれと、さよ周辺の男どもは情けない系。 2008/6/15 ■ 美男城 佐々木康監督作品 1959.2.24東映 関ヶ原において徳川方に勝利をもたらした「裏切り」の陰にあった愛憎劇、父子の相克は太閤の好色に端を発していた。父の死に際し真実を知った御堂主馬之介は、裏切り者と蔑まれる父の汚名を雪ごうと志すも、欲にかられて裏切った友との戦いを経て空しさを悟り城跡を去る。 ロケ地 ・戦のあとの関ヶ原で孤児・宗太郎少年と出会う主馬之介、不明(幼松など植わる荒地の丘陵、尾根伝いの道も見える)。 ・家康の大津の陣、いずこかの参道か(松林に石畳。幔幕や幟多数あしらい)。 ・道をゆく主馬之介に伏兵ありと教える朝路、不明(山裾の道)。 ・もと城に勤めていた多次郎と出会う主馬之介、不明(木橋を渡るシーンあり、地形は棚田)。 ・日坂城、外観は書割。「焼け跡」は野外にセットを組んだものか。石垣には扇の勾配なども見え、凝っている。城門近く設定で、ラウンドした塀際なども出るがロケかセットか不明。 ・父・伊能盛政の亡骸を荷車に載せ菩提寺へ向かう主馬之介、不明(棚田)。落ち合うのは歓喜寺と文を残し置き捨ててきた宗太郎と再会する塀際、不明(宗太郎は灯籠際にいる)。 ・伊能家菩提寺の歓喜寺、不明。盛政を憎む民衆が押しかける門は龍潭寺山門に似たつくり、参道は松林で見返りに塀と門が見える。 *棚田や丘陵は湖西か。 2008/6/14 ■ 遠山の金さん2 第23話「炎の罠から消えた女」1979.8.16テレビ朝日/東映46 勘当息子の兄を改心させようと罪を被り、火刑に望む小町娘。兄は彼女を刑場から助け出すが、助け手と見えた船宿の主はお店乗っ取りを画策しており、はなからまるっと企みの裡なのだった。 ロケ地 ・引き回し途中のお初、兄が役人に願い出て会う西念寺は大覚寺大沢池木戸。役人が待つのは観月台下、台の脚に幔幕張り巡らせ。浅草の刑場も大覚寺か。 ・取り戻したお初を籠め殺そうとする船小屋、広沢池東岸にあしらい。立ち回りは汀で。 *お初は京春上、兄は岡崎二朗。船宿の主は森幹太で船頭の一人に福ちゃん、ラス立ちのほかお白州にも登場。火刑立会いの役人は中村錦司。 2008/6/13 ■ 銭形平次 第689話「大江戸十手祭り」1979.10.10フジ/東映71 跡継ぎをめぐるお家騒動、狙われる若君。無辜の死に怒る親分の「お侍ぇってやつは」モノでもあり、若君お付きの侍女と纏持ちの恋を描く情話でもある。尺が長いので、浪人ばらとの立ち回りがガンガン派手に入っている。 ロケ地 ・おしまと音吉が密かに会う竜泉寺、永観堂方丈池石橋。御影堂下石段も映り込む。 ・若君が釣りの大川、広沢池東岸。漁師に助けられ渡る対岸は北岸、新兵ヱが若君を連れて林のほうへ。 ・鈴鹿藩上屋敷の座敷、不明(縁先に池泉、後段では池側からの絵も)。 ・おしまに音吉との馴れ初めを聞く茶店、今宮神社高倉下にあしらい。おしまの回想、ならず者に連れ込まれかけたお堂、大覚寺護摩堂(中からのアングルもあり)。なかなか音吉とは会えないとこぼすおしまを励ます親分は今宮境内摂社前。 ・音吉の回想、おしまと会い鈴鹿馬子唄を聞かせた四阿、永観堂方丈池北東の東屋。中から池を望む図、石橋も映り込む。 ・若君のお供をして国へ帰るおしまを見送る音吉、木津堤下田畔(右岸側)。 ・黒幕・島村の前に立ちはだかる平次、流れ橋上。事後堤上へ出て彼方を見遣る。 *若君付きの侍女・おしまは市毛良枝、を組の纏持ち・音吉は五木ひろし。を組のかしらは藤尾純、音吉の取り巻きは小松政夫。若君付きの藩士・津軽新兵ヱは御木本伸介、はじめ頑なだが平次に心服し気脈を通じる。若君方のじいは岩田直二。城代の懐刀で浪人を使嗾する黒幕・島村大膳は菅貫太郎、浪人は五味竜太郎、上野山功一、西田良や高並功らがクレジットされ、立ち回りシーンには福ちゃんも入っている。上屋敷の賄にいた内通者は牧冬吉。 ■ 密命 寒月霞斬り 第7話「龍虎」2008.6.13TX/CAL 狂奔する分家方は、遂に相良文庫そのものを奪い去る。切支丹本で本家を追い詰め、文庫を柳沢に献上し相良を手中に収める構えの丹波たち、彼らが拠る御殿山の柳沢別邸に、強力な助っ人を擁した惣三たちが決死の討ち込みをかける。そこには、丹波の思惑なぞ眼中にない憎悪の塊も待ち構えていた。 ロケ地 ・豊後相良・華澄城、福知山城大天守。藩主・高玖に呼びつけられ問責されるも言い抜けて茶室を出てくる丹波は梅宮大社神苑・池中亭(土橋を渡って出てくる丹波はロング)。 ・江戸・ふき姫屋敷、妙心寺衡梅院(方丈池の生垣越し、九一と惣三が見張る裏口は映画村のセット)。 ・九一の墓に参る惣三と寺村親子、西教寺墓地(本堂や大師堂の甍のほか、うっすら湖面映りこみ)。 ・喜八に問われ子が誘拐されたことを告白する惣三、八幡堀新町浜。 ・相良藩上屋敷、妙心寺天祥院。藩邸を出た留守居役見習・北沢の使いの前に立ちはだかりシメる惣三と鎌吉、妙心寺大庫裏脇路地。 ・元気のない惣三が物思う堀端で声をかける喜八、八幡堀明治橋たもと堀端。 ・ふき姫の動向を探っていた鎌吉が旅人に江戸の方向を聞く品川の浜、琵琶湖岸松原。丹波が文庫と人質の子らを運んできた鴻池の便船は琵琶湖上。丹波らの到着を待ち構える江戸湊も琵琶湖岸、松原。船着きは映画村セット。 ・企みを回避し事終ったのち、子らを連れた惣三としのが出掛ける神社、おかめひょっとこが踊る舞殿は梅宮大社舞殿。帰り道は下鴨神社河合社脇、糺の森から左近が現れ、立ち回りは池跡で。戦いを終え帰る道は馬場。 *丹波の便船に乗り込む惣三と鎌吉、近づく小船の櫓を操る船頭は福ちゃん。*御殿山の屋敷討ち込みのくだりは、義士討ち入りをパロったかの如くの様式で派手。丹波追い詰めと左近との対峙は燃え盛る火の中で。*惣三のためお百度を踏むしののくだり、後生車あしらい(セット撮り)。倒れたしのを保護し惣三に引き渡したあと、泣き顔で帰るお杏がいじらしく可愛い。 2008/6/12 ■ 銭形平次 第688話「花かんざしに愛を見た」1979.9.26フジ/東映71 商家の主が簪で襲われた件は、隠された過去を炙り出す。悪党をお縄にしたあと、寄り添って生きる者を思い平次は逝く夏を惜しむ。 ロケ地 ・板倉屋が贔屓の柳橋芸者に事情を聞くくだり、君奴が歩く石畳は祇園・白川南通。声をかける橋は白川巽橋、置屋は料亭・白梅。 ・茂兵ヱの回想、板倉屋に弄ばれ自害した娘は広沢池東岸。 ・娘・なみの墓、神光院本堂裏手に卒塔婆あしらい。 *夜鳴き蕎麦屋の茂兵ヱは福原秀雄、彼を慕う「もしかしたら実の娘」の女掏摸・お京は竹田かほり。元侍の板倉屋は船戸順、見せかけ殺人に手を貸した柳橋芸者は藤江リカ。 2008/6/11 ■ 銭形平次 第687話「潮騒を聞く女」1979.9.19フジ/東映46 抜け荷商人が儲けを一手にと企んでの物騒な事件、ぬけぬけと言い逃れる悪党ども。その息の根を止めた証言者は、己の罪も露見するのを知ったうえで名乗り出た薄幸の女だった。 ロケ地 ・外回り中の平次らがお参りのおふさを見かける神社、吉田神社竹中稲荷参道重ね鳥居〜本殿。回想の品川の海、不明(波打ち際におふさの父の死体、後段では高みから見た絵もあり、荒磯も散見される)。 ・胸を病んでいた賊一味の男が死体で見つかる水辺、大覚寺大沢池溢水口(大沢池木戸前の橋下、背景に大沢池を持ってくる)。 *養父の食いものにされていたおふさは結城しのぶ、非道の父は堺左千夫。品川でおふさを人質にした賊は西田健、彼を使嗾していた黒幕は伊藤克。岡場所でのおふさの元朋輩に三島ゆり子、番所に万七へのお礼(アリバイ工作)の酒樽持ってくる山城屋(黒幕)のお供が福ちゃん。 2008/6/10 ■ 銭形平次 第686話「牡丹の花が知っていた」1979.9.12フジ/東映71 大店の若旦那殺し、怪しい男を提示してアリバイを崩してゆく作りのお話。手間隙かけたトリックも、平次の慧眼からは逃れ得ない。 ロケ地 ・神田明神門前町の津の国屋寮、門は嵐山公園・錦で、中の東屋は阪口青龍苑の茶亭。青柳同心が駆け入る際には築山下の池も映る。店の離れとそっくり同じ内装が施されている趣向で、襖絵は特に描かせた贋作。 ・事後、約束だった舟遊びに出る平次夫婦、広沢池東岸から漕ぎ出し。 *急に若旦那が戻ったせいで津の国屋の身代をフイにした元手代の栄次郎は森次晃嗣、若旦那の異母妹だった栄次郎の情婦は佐野アツ子。*はじめアリバイ作りに利用される万七、最後は引っ掛けの芝居に大活躍。 2008/6/9 ■ 銭形平次 第685話「思案橋の女」1979.9.5フジ/東映46 失踪した亭主を三年も待ち続けた女に、ここらでと来る再婚話。しかしその矢先、上方から当の亭主の手配書が。生死はどうあれ「夫婦」の二文字に縛られ続ける女の背を、親分は押しにやって来る。 ロケ地 ・尾行中の八から亭主の手配を知ったお島が物思う水辺、大覚寺大沢池畔。お島が亭主を待ち続けた思案橋は映画村セット。 *お島は三林京子、彼女と夫婦になろうとしている綱吉は山田吾一、彼らを娶わせる親方は稲葉義男。お島の亭主の名を騙っていた男は中島正二、あとの賊一味は田中弘史や山本清。 ■ 水戸黄門38 第21話「父帰る!ここは下田の湊町」2008.6.9TBS/C.A.L46 名乗らず娘を見守り続ける「父」の情話。悪党がお店を潰す道具にされた娘の亭主を、身を挺して庇おうとした父だが、二人ながら始末されかかるところへ老公乗り込み。 ロケ地 ・天城越えの山道、不明(前回と同所か)。下田の海、現地か。 ・荷揚げ作業が行われる下田港、八幡掘新町浜。 ・駿河屋の番頭が黒松屋と密会する屋形船、八幡掘明治橋付近に係留。太吉が番頭に声をかけるのは堀端、石段も使われる。 ・番頭が仁吉に呼び出され始末されかかる夜の鎮守、鳥居本八幡宮。弥七が出て番頭を叱りつけ仁吉をシメる。 ・実は父ではないと置手紙して下田を去る留吉、不明(植林杉の林道)。 ・当地を発つ一行、嵐山自転車道。 *留吉は石倉三郎、「娘」のお君は木内晶子で亭主の太吉は石本興司。下田奉行所筆頭与力は磯辺勉、悪徳商人は森次晃嗣。格さんに参ったの牢名主は大島宇三郎。福ちゃん二態、酒肆で助格に喧嘩を売られる黒松屋の人足とラス立ち要員。*留さんが父でないと認識していたお君の根拠は母から聞いていた父の容貌「凛々しくていい男」。 2008/6/8 ■ 新・三匹が斬る! 第1話「懸賞首三つ揃って夢道中」1992.7.9テレ朝/東映 洋学嫌いで学者を投獄と見えた鳥居甲斐守だが、裏には恋の遺恨。男を始末し女を取り戻そうとする奉行に付け込む獅子身中の虫あり、名うての盗賊と組んだ大悪党は、日光普請の七万両をそっくり頂く算段をしていた。三匹は、どうしても妻に会いたいという学者を助け旅するが、遺言を届ける羽目になる。 ロケ地 ・酔った山田朝右衛門と事を構える殿様、真如堂参道坂。 ・赤猫による解き放ちのあと、左内と桜見物に神社へ詣でる殿様、大覚寺心経宝塔前。覆面の襲撃者たちが出現、同じ房にいたおみくじ新之助が出て加勢。 ・新之助とツナギをとる鳥居の部下・木島主水、大覚寺五社明神。新之助は外塀脇、主水は内陣にいる構図、カメラ裏手から。 ・出頭場所の回向院へ向かう途中足を止め妻に会いたいと言い出す左内、真如堂東陽院前路地。参道坂とクロスするあたり。 ・日光へ七万両を持ってゆく鳥居甲斐守一行、谷山林道切り通し。 ・戻らぬ者四人の回向院、神光院か。 ・七万両を積んだ荷車を預かった殿様にあとの二匹が合流する山道、例の小滝落ちる崖のある岩場。左内を助けて新之助もやって来る。ここへ至る山道も付近か/切り通しの崖は土でなくて岩盤が露出。 ・とりあえず七万両入りの金箱を運び込む小屋、酵素河川敷。いま民家セットが建つ場所に掘っ立て小屋あしらい、爆破あり。金箱の中身は金じゃなくて火薬。 ・打って出た際新之助を庇って撃たれた左内を運び込む寺、不明(眠狂などで出たアレか/内部はセット、討手が殺到する門がロケ)。三匹各個に斬り抜けるくだり、殿様が立ち回りのすえ投降しかける小川べりは下鴨神社泉川畔。 ・三匹合流の夜の東照宮境内、上賀茂奈良社と大覚寺五社明神を組み合わせか。新之助が出て三匹をいざなう渡し場は広沢池東岸。 ・左内の妻・るいに遺言を伝えたあと討手が出て捕まり連行される夜道、大覚寺五社明神。 ・悪党を殲滅し奉行と力押しでナシをつけたあと三匹がゆく街道、谷山林道か。 *おみくじ新之助は五木ひろし、正体は隠密同心だが悪者ではなく左内に同情的、最後は瀕死の傷をおして三匹を牢から出す。彼の情婦・お紺は柏原芳恵、たこと相対死芝居をするが主水に嵌められなどもあり。南町奉行・鳥居甲斐守は北原義郎、嫁き遅れで千石にホの字の令嬢は樹木希林。高山左内は石濱朗、鳥居の許婚者だったるいは川島美津子。鳥居の部下で主も裏切る悪党・木島主水は森次晃嗣、グルの賊で表は両替商の伊勢屋喜兵衛は岩尾正隆。酔って役目を殿様に託す山田朝右衛門は長谷川明男、酔態のまま出番終り。 2008/6/7 ■ 遠山の金さん2 第22話「いれずみ無情」1979.8.9テレビ朝日/東映46 先を諦めきった岡場所の女の哀話、彼女を惨めな境遇に落した男は、今また女の弟を嵌めお店乗っ取りを画策しているのだった。 ロケ地 ・貸本屋の伊助が「伊勢屋の娘」を頼まれて狂言で監禁する船頭小屋、広沢池東岸。 *番頭に弄ばれ消えぬ印をつけられた挙句捨てられ苦界に身を沈めたおしんは松尾嘉代、弟の伊助は石田信之。独占欲からおしんの背に刺青を入れた番頭は川辺久造、グルの後妻は原良子。彼らに手を貸すヤクザは福山象三。 2008/6/6 ■ 銭形平次 第684話「海鳴りは父の声」1979.8.29フジ/東映70 贔屓の小僧の父が盗っ人という疑惑に、子のためを思って動く親分。一旦捕まるも逃げた賊を追って旅に、男の真意と親子の証を見る。 ロケ地 ・江戸市中はセット撮り、房州の海はいつもの日本海ロケか。源太を捕え連行する際の崖落ちかけシーンは海崖と保津峡落合を組み合わせ。 *やはり子の父だった死神の源太は佐藤允、地震で子を亡くしたと思い込み、人の災難で儲ける者どもを憎み狙う。手下に黒部進(源太と離反、最後は相打ち)や平沢彰(大遠投の投げ銭にやられ海落ち)。小僧さんは大川功次郎。 ■ 密命 寒月霞斬り 第6話「覚悟」2008.6.6TX/CAL 進まぬ計画に焦れた分家方は、惣三の子をさらうという卑劣な手に出る。丹波の手勢に先んじて発った左近は行く手の敵に思いを馳せるが、惣三もまた気配を感じ覚悟を新たにする。 ロケ地 ・仕事を終え帰る惣三、夕景イメージに琵琶湖岸(陽が画面左手にあるので東岸と思われる。漁師や漁具あしらい)。 ・豊後相良・斉木丹波邸、大覚寺明智門。左近が現れるシーンには門裏側と石畳、明智陣屋玄関を内側から。 ・屋形船で惣三と放す寺村、大覚寺大沢池。 ・惣三の仕事場を見て帰りのしのと鎌吉がゆく道、車折神社参道(鎌吉が茶屋女をナンパ)。 ・惣三が昼行灯ではなかったと知り大坂へ戻る米谷鎌吉、大覚寺大沢池堤。 ・子らがさらわれたあと自刃する祖母・末、不明(墓地、高台か)。 ・豊後相良・華澄城、福知山城大天守と続櫓。 ・街道をゆく左近、大覚寺遣水跡(富士山合成)。戦いに思いを馳せ型を使う惣三、天神島。 *ジャパネットたかたのCMが時代劇仕立て、テレ東向け特別仕様?/場面は悪党の密議。 2008/6/5 ■ 銭形平次 第683話「平次の心意気」1979.8.22フジ/東映46 父を亡くし母に去られた子らは、盗みも働きながら必死に生きる。幼い姉弟を保護し母を捜してやる平次だが、彼らの父を獄門台に送ったのは己自身と知るのだった。 ロケ地 ・おむぎたちが塒にしていたお寺、神光院。中興堂脇渡廊の下に寝泊り、手水場で水を汲むシーンも。彼らを見遣る平次は本堂脇。 ・処分の前に母と子を会わせてやる水辺、広沢池東岸。 ・創設された孤児院を見に行く平次と八、西壽寺。高台から境内を見る図で、本堂前に子らや尼僧、平次は本堂西崖の龕の前あたりに立つ。帰る二人は本堂を背に石段を下りてゆく。 *気の強い孤児の姉は服部ひろ恵、今は賊の情婦の母は長内美那子。賊は浜田雄史、奉行は西山辰夫。*平次に褒賞金が下される話が縦糸になっていて、各逸話に織り込まれる。締めは褒美を辞退して孤児院創設を願い出る「心意気」で、嫌味をすると見えた万七が実は微妙な気遣いという話も入っている。 2008/6/4 ■ 銭形平次 第682話「ずっこけ三人旅」1979.8.15フジ/東映70 母の代理で浜松へ法事にゆくお町だが、お供の頼りない男たちのお蔭でとんだ道中に。婀娜っぽい女将にデレデレの八が無理に投宿した湯宿は、平次たちが江戸で追っている凶賊のアジトだった。 ロケ地 ・街道で夫婦喧嘩に介入するも十手忘れてて形無しの八、不明(畷か山道か)。 ・路銀を失くし腹を減らしてヘタる三人に仕事の口をかける男、日吉大社走井橋。 ・一座でニセモノの簪を売った小間物屋を見つけ追うお町、不明(野道)。 ・小間物屋が逃げ込んだと思しき湯治宿、日吉山荘。温泉は飛竜の滝。 ・凶賊を求め旅に出る平次たち、箱根さしてゆく道は酵素河川敷。 ・代官所へ着く平次、不明(切り通しの山道に柵あしらい)。ここで二人を見失った松吉とばったり出会う。彼に事情を聞くのは酵素・木の傍。 *表の顔は口入屋の賊のかしらは睦五郎、アジトの湯宿女将は柳沢紀子、一味だった小間物屋は柳沢あきを、江戸でおちかに贋の銀簪を売りつけ。八らを代役に使おうとした一座(賊とは無関係、小間物屋がバイト)、メンバーは上方柳次に伝法三千雄、那須伸太朗。この一座で八と松吉のキショい女装が出て、追っかけの段でお決まりのドタバタ。 2008/6/3 ■ 銭形平次 第681話「人情・一番花火」1979.8.1フジ/東映46 妹のため罪を犯してしまう兄の哀話。事情を十二分に察した親分は、臨終の妹に兄の打ち上げる一番花火を見せて送ってやる。 ロケ地 ・弥七殺しを見たと佐吉を脅す粂蔵、大覚寺大沢池畔。 *花火師の兄は佐藤仁哉、妹は佳那晃子。賊の首領の粂蔵は田中浩。*佐吉は鍵屋の職人設定、この度一番花火を任される運び。*蔵に仕掛けられた爆薬、導火線の火が回る直前に投げ銭でカット。しかしまた銭吊った糸見えてるんだよね。 ■ 水戸黄門38 第20話「温泉芸者が結ぶ仲」2008.6.2TBS/C.A.L46 名人肌の父に反発する息子、その相克は悪党が持ち込んだ無理難題に巻き込まれたことにより清算される。頑固者同士気脈を通じる面打師と老公が、ちょっといい味。 ロケ地 ・天城越えを前に修善寺温泉へ立ち寄るくだり、イメージに浄蓮の滝と福地山修善寺。温泉宿は日吉山荘。 ・志保が薬草を採っているところへやって来る照葉、不明(崖際)。 ・圭吉に彼の母の死の真相を語る照葉、飛竜の滝端。 ・天城山を越えてゆく一行、谷山林道か。 *頑固親爺は津嘉山正種、倅の圭吉は田中優樹、幼馴染の芸者・照葉は加藤恵。代官手付は有川博、彼を使嗾し名人の能面を入手しようとする岩槻藩使番は井上高志(面は柳沢への賄賂用)。*母をこき使い疲弊させ死に至らしめたことと、幼時より厳格な指導をされてきたことへの恨みという圭吉の「理由」は、どこかの料理漫画を髣髴とさせるが、恋人により誤解が解かれ和解に至るへんなんか、どこの栗田さん。*悪党に面を見せる場面で老公の舞登場、面は平太みたいな一件。 2008/6/2 ■ 旗本退屈男 謎の南蛮太鼓 佐々木康監督作品 1959.1.9東映46 綱吉の湯島聖堂建立を嘉し、清国から曲戯団がやって来る。その一団が華やかに音曲を披露し通り過ぎたあと、頑固者だが将軍の信頼篤かった筆頭老中が死体に。これを皮切りに物騒な事件が続き、老中・酒井忠勝は切支丹の仕業と決めつけ弾圧を開始するが欺瞞そのもの、世を震撼させる陰謀を人知れず着々と進めているのだった。 ロケ地 ・曲戯団の行列がゆく大路、御所塀際。 ・施療院に差し入れをした娘を調べに言問団子の店に赴くくだり、船が上下する隅田川、不明(対岸に家並み)。茶店際の「堤」はセットか。 ・山惣の検死を窺っていた男が逃げるのを追う主水之介とお由、仁和寺御影堂前。男は水場に隠れるが見つかり、二人に迫られるところを狙撃される。スナイパーは鐘楼にいる設定で、欄干から硝煙が上がる。この場所の設定は深川八幡境内。 ・キリシタン信者が会合を持つ谷中の塔、仁和寺五重塔。 ・酒井忠勝邸、仁和寺本坊表門越しに大玄関。門前払いを食うが「天下御免」で罷り通る。 ・菊路がさらわれるくだり、船に乗せられる川端や追ってきた京弥が敵と斬り結ぶ土手、不明。連れ込まれる品川沖の船、琵琶湖か(遠景シルエット)。主水之介らに討ち込まれ船倉から逃げ出すくだりは琵琶湖。 ・曲戯団を見物するため城門を出る将軍の行列、二条城二の丸御殿唐門。 ・船から戻ってくる主水之介、上がる浜は琵琶湖西岸松原。将軍暗殺を止めるため馬で急行する主水之介と京弥のくだり、不明(いずこかの境内と思われる「道」は塀際と林、土手は堤外地から見上げで向こうに甍がのぞく)。 ■ 銭形平次 第680話「女房の告白」1979.7.25フジ/東映46 若い亭主を虚仮にする女房は訳あり、放埓は愛するがゆえの良心の呵責。しかし目論みを越えて男が罪に落とされようとしたとき、女はきっぱり命を懸けて亭主を庇う。 ロケ地 ・おりんが藤次郎と遊び歩くのを目撃する平次、中ノ島橋たもとに船宿あしらい。彼らが乗り込む屋形船は嵐峡船着き。 ・宗吉ともみ合い橋から落ちたあと死体となって見つかる藤次郎、橋は映画村日本橋で検分は広沢池東岸、橋脚あしらい。 ・宗吉の妹に愛想尽かし芝居をして居所を教え、連れて帰るよう言い放ったあとおりんが佇み物思う水辺、広沢池東岸汀。 ・自首するという宗吉を追ってゆくおりん、広沢池東岸並木道。平次が出て宗吉の犯行ではないと告げる。 ・おりんが立花屋を呼び出す寮、嵐山公園・錦。 ・宗吉を家族に返したあとおりんがゆく街道、北嵯峨農地竹林際。女衒に連れられてゆく幼女を見て帯を直してやる。平次の見当では高崎への道。 *元三島女郎のおりんは市原悦子、沼津の立花屋本家の若旦那だった宗吉は小川真司。内情は火の車で本家乗っ取りを企みおりんを身請けし芝居させた立花屋は西山嘉孝、キャスティングで黒幕バレバレ。遊び人の藤次郎は川浪公次郎。冒頭、おりんが屯する賭場の中盆に福ちゃん。 2008/6/1 ■ 柳生あばれ旅 第26話「将軍寝所に忍ぶ影 −京−」1981.4.7テレ朝/東映 上がりの京での騒動は将軍がらみ、おじゃると紀州の陰謀を打ち砕く柳生兄弟。しかし監禁されていた上様を先に助け出したのは、浪人狩りに遭い牢にぶち込まれ怒り狂い、紀州屋敷へお礼参りに殴りこんだ又平と又右衛門なのだった。 ロケ地 ・二条城、本物の東南隅櫓。上洛した将軍の行列が入ってゆくのは東大手門。 ・遠乗り上様、竹林は北嵯峨か。吉野忍者の襲撃は酵素河川敷、竹林でも立ち回り。 ・替玉将軍に夜伽を命じられたお紋(腰元に変装中)が又十郎にはかる庭、枳殻邸侵雪橋たもと。 ・中宮・和子の寝所に忍び真実を聞きだす十兵衛、イメージに御所塀。 ・ニセ将軍が帝に会うため出立の玄関、枳殻邸ゲストハウス式台玄関。本物が既に駕籠にいて悪党一巻の終わり。殺陣もここで行われる。 ・御所、建礼門。家光がゆく御所の廊下、相国寺方丈裏手廊下(庭から見上げ)。 ・西国へゆく十兵衛に順次合流する仲間たち、茶店のある船着きは罧原堤下汀。 *九条関白は石濱朗、紀州藩京都詰家老は安部徹、替玉の紀州藩士は森次晃嗣の二役。顔が怖い吉野忍者は北条清嗣、家光の妹の中宮・和子は仁和令子。 |
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