2009/2/28
■ 浪花の華 緒方洪庵事件帳 第8話「蘭方医の戦い」2009.2.28NHK
江戸行きを目前にした章に降りかかる災難は、二人の間にもやっていたぎこちなさを吹き払うが、騒動の火種はまだ燻っている。
ロケ地
- 高麗屋を訪ねるも左近に突っぱねられた章が帰りに通りかかる堀端、八幡堀・明治橋下手(右岸側)。
- 佐伯が正体を現し章を銃で脅す水辺、大覚寺放生池堤(佐伯は左近に撃たれ大沢池側にドボン)。
■ 遠山の金さん 第23話「浪花の母!巾着切おえん」1982テレビ朝日/東映51
稼業ゆえ娘に背かれた母の哀話、それに付け込んで強請りをかける悪党は、まるっと金さんに懲らされて一巻の終わり・縺れた感情も解かれてメデタシ。
ロケ地
- 家出して江戸へ出た娘を思い水辺に佇むおえん、大覚寺大沢池畔。彼女の元手下が辻強盗を働いて逃げてくるのは放生池堤、アガリを確かめているところへおえんが出て叱りつけるのは天神島。
- おえんの回想、亭主に死なれ幼子を抱えさすらうも世間は冷たく、行き暮れて佇むお堂は大覚寺護摩堂。このあと掏摸の元締に拾われてしまうくだりへ。
- おえんの娘をさらい監禁する辻強盗一味、神光院蔵。金さんが出て立ち回りの段では中興堂も映る。
*おえんはミヤコ蝶々、娘は加山麗子で亭主の越後屋は小林芳宏。おえんの元手下のチンピラは西田良、今のかしらの乱暴極まりない山伏は五味龍太郎、ラス立ちに出てくる手下の一人に福ちゃん。
2009/2/27
■ 銭形平次 第867話「蛇の目かんざしの女」1983.10.12フジ/東映84
抜け荷商人とつるんでいた南のダンナだが、調べが及ぶと知るや露見を恐れて始末。そこからあとは糊塗するために非道を重ね、無理押しで無実の目明しを消そうとしたところで、地道に蔓を辿ってきた平次に追いつかれる。
ロケ地
- グルの山城屋を始末してきたところで目明し夫婦の痴話喧嘩に行き合わせる「夜釣り」の川原同心、罧原堤下河原。河原には材木置場あしらい、後段には船を出して山城屋の死体を引き上げる場面も。夜昼のロケ。設定は薬研堀堀端。
- 偽証した樽源の主が吊りを装い殺されたあと、矢吹に川原への疑義を表明する平次、下鴨神社泉川・切石橋下手。橋には通行人をあしらい。
- 情婦と船宿で密会後絞めにかかる川原、中ノ島橋上手堰堤脇(橋は映らず・塀をあしらい、裏路地に仕立ててある)。平次と矢吹が駆けつけて川原を追って出てくる船宿、嵐山公園・錦(密会の船宿内部はセット、窓に揺れる波の影を演出。山城屋との密談も同所で、その際も次の間に夜具があって笑える)。
- 約束の期限を待たず、又吉を伝馬町送りと称し大番屋から連れ出す川原、始末しようとする林は下鴨神社河合社裏の糺の森。平次は河合社脇を通り森へ、振り上げた川原の切っ先が草叢から覗き、そこに投げ銭。
*川原同心は山田吾一、己に惚れ抜いている情婦も始末する冷血漢が似合いまくりの怖さ。犯行に手を貸す情婦の小唄師匠は佐野アツ子、川原が大事にしている蛇の目傘を自分の簪の文様に採り、これが決め手で名前が浮かぶ趣向。女房が山城屋の根付を拾ったことで巻き込まれる目明し・又吉は剣持伴紀、親分の無実を明かそうと平次を頼る下っ引は古代一平。
*八、ギプス状態でちらり出演。
■ 必殺仕事人2009 第7話「金が仇」2009.2.27ABC/松竹
金策に来る侍は騙し、民の苦渋などむろん意に介さない守銭奴は、かつての恩人すら罠に嵌める。そんな男を作り出した因は、たかが十両のため腹を切った、小役人の父親なのだった。
ロケ地
- 江上屋に騙され消された桐山藩勘定方が切腹の態で見つかる藩公菩提寺、神護寺金堂下石段。
- 町衆押しかけ騒ぎで江上屋に会えず帰ってきた藤戸と話す涼次、仁和寺観音堂。前に江上屋の施しを伝える瓦版売りが出る。吹雪いているのはホンモノ。
- 老中の叔父が住持する高輪の寺(孤児院設置設定/切絵図では高輪に該当寺名見当たらず)へ布施をしに出向く江上屋、神護寺金堂前(住持に札差になる根回しを耳打ち/山や樹々に積雪)。
- 町衆とともに江上屋へ抗議に押しかけた鳶のかしらが暗殺される夜道、大覚寺大沢池堤(刺客は福ちゃん、検分は昼間)。
- 藤戸を待つ妻子、酵素民家セット(内部も使用)。
- 藤戸の妻から来た文を持って町をゆく涼次、仁和寺観音堂前〜神護寺金堂下石段(藤戸の死体が放置されている)。
- エンディング、文を瀬に投げ捨てる涼次、桂川松尾橋上手右岸汀。出前の源太、大覚寺放生池堤〜舞殿。釣り人に茶々を入れる小五郎、大覚寺舟着(大)。
*江上屋は津田寛治、大番頭は中原文雄、用心棒は福本清三と西村匡生。むかし江上屋を助けた黒川藩士・藤戸又兵衛は渡辺いっけい。鳶のかしらは峰蘭太郎。
*福ちゃんは主水が、メインターゲットの江上屋は藤戸と関わった涼次が仕置。しかしトリは小五郎で的は大番頭、タメを利かせて見どころを作ってある。福ちゃんは寡黙なれどしっかり海老反り決めて倒れる(役名・香坂仁兵衛)。
2009/2/26
■ 銭形平次 第866話「頑張れ!下っ引き」1983.9.21フジ/東映51
へま続きで怒られ通しな下っ引き青年の、ほろ苦いグローイングアップ・ストーリー。彼を励ましなにくれとなく世話を焼いてくれて、いつかは嫁にと思った娘は、なぜか彼から捜査状況を巧みに聞き出していたのだった。
ロケ地
- ゆめやで出る、仙吉はドジだけどいい人の逸話、猫を助ける仙吉は大覚寺大沢池畔に張り出した木。
- 己が取り逃がした賊の凶行を見た仙吉、遺族に詫びに行き詰られ殴られての帰り、落ち込んでお直にボヤく水辺は大覚寺大沢池船着(小)、屋形船映り込み。彼らを見張る平次と善太は五社明神の祠の陰に。
*仙吉は赤塚真人、気難しい親分は橋本功。お直は岡本舞、彼女を情報収集に使う赤不動の仁兵ヱは上野山功一・捨て子のお直を拾い育てたことで恩を着せる設定。
*仙吉が相談に行くという趣向で八ちらりと登場、下宿で足吊って寝ている。
2009/2/25
■ 銭形平次 第865話「大江戸銃撃戦」1983.9.14フジ/東映84
短筒を使った凶悪事件が続発、平次は銃の出所を追い大元の唐物商を突き止め、汚い内通者もまとめてさんざんに打ち懲らす。前半を短銃ギャングの大暴れに使い、劇伴もなんか「仁義なき戦い」っぽいタッチ。
ロケ地
- 短筒取引の夜の河岸、一部広沢池か。運び屋をつとめるも消された船頭の簀巻き死体が上がる川端は広沢池東岸。
*短筒をぶっ放し凶行の賊二人組は丹古母鬼馬二と福本清三、どこにそんなにタマ持ってたのと疑問なくらい派手に撃ちまくり・弾込めシーンは一応入っている。唐物商は田口計、グルの吟味同心は入川保則。
*善太が連れてきた鳶の青年が捜査にお役立ち、八では無理なアクションをこなすのはJACの崎津隆介。
2009/2/24
■ 銭形平次 第864話「闇に舞う御高祖頭巾」1983.9.7フジ/東映51
「女湯の刀架け」から南町与力の大小と十手が盗まれ、それを使った殺しが相次ぐ裏には三年前の冤罪事件。被疑者を二段構えで用意し、過去の悪行が暴かれてゆくつくり。
ロケ地
- 与力の刀を盗った男が御高祖頭巾の女にそれを渡し金を受け取る祠、松尾大社摂社。
- 大津屋欠所の調書から浮かぶ過去、大津屋が抜け荷の咎で八丈送りになる船番所、大覚寺大沢池船着(大)にあしらい。父を見送る娘・お妙は池畔にセットされた柵に。
- 八丈の海イメージ、荒波寄せる砂浜と断崖、不明。
- 大津屋遠島後、気落ちして体を壊し八王子・柏木村の娘のもとへ帰った番頭・治兵ヱがゆく野道、北嵯峨農地・畦道。
- 備前屋が殺されて見つかる橋の下、中ノ島橋下手右岸河川敷(栗石敷き部分、見物衆に峰蘭さんちらり)。
- 八王子へ派遣された下っ引の辰がゆく道、北嵯峨農地・畦道。農婦に聞き込みするのは民家前畑。
- 水辺に佇むお妙に声をかけ、治兵ヱの娘のことを聞く平次、大覚寺大沢池畔。
*大津屋の娘で今は芸者のお妙は丸山秀美、番頭は堀内一市で娘のお峰(与力邸下女)は山本ゆか里。大津屋抜け荷事件を扱った南町与力は安井昌二、ラス立ちでは槍で平次と対決(弱い)。
*八は会話に出てくるだけで登場せず、下っ引の辰(伊庭剛)が活躍。ご褒美は冷えた西瓜。
2009/2/23
■ 銭形平次 第863話「謎の書置き」1983.8.24フジ/東映84
何度踏み込んでももぬけの殻の賭場、内通者がと疑心暗鬼が広がるなか、書き置きを残して岡っ引が縊死。しかし平次はもう一つの索条痕を見逃さない。勤めに忠実なあまり倅の反発を買う親爺の、悲哀をとりまぜた人情話。
ロケ地
- 賭場が立つとの子供の投げ文で捕り方が入る善林寺、神光院中興堂。内部も使用。
- 投げ文した子の父が首を括って見つかる木、大覚寺天神島。妻子は朱橋を渡って駆けつけ。
- 内通者を絞り込みつつ手入れが行われる根津権現坂の賭場、不明(鳥居と坂、吉田山内か)。
- 若手岡っ引の東吾が恋人といちゃつき油を売る市中、金戒光明寺三門。
- 彦六の墓、黒谷墓地。平次のお説教を受けた彦六の倅と東吾が塔下の坂を駆け下りてゆく。
*勤めのため女房の死に目に会えず息子の怒りを買う彦六は下川辰平、お店奉公の倅は三ツ木清隆。派手に偉そうな態度でハナっから怪しいフラグ立っている岡っ引は船戸順、結託していた元巾着切りは水原麻記。
*八、前回に続きギプスで登場、素麺を食らい。
■ 水戸黄門39 第18話「金では買えぬ母の愛!」2009.2.23TBS
捨てられたことを恨む少女と、厳しい親に反発して拗ねる少年と、彼らの心を解きほぐす過程で、少年の店を狙う悪党どもをちゃっちゃと成敗。捨て子の一件には、大甘な落としどころを用意してある。
ロケ地
- 岩国入りイメージに錦帯橋。人物と合成して映画村セットに切り替えた絵も。
- 店の危機にも無気力な倅を見て物思いに沈む蓬莱屋の女将、桂川松尾橋上手右岸汀(嵐山の山なみが映るアングルも)。
- 悪党の片棒を担ぎかけているお京にお説教のお娟、梅宮大社神苑・門の傍。厳島神社参拝の折実母の情報を聞いたというお京の回想シーンのイメージに厳島神社大鳥居。お芝居は映画村日本橋上。
- 代貸しに唆され蓬莱屋の倅を錦川上流に誘い出すお京、保津峡落合河口〜崖道〜落下岩。逃げたお京たちを追う一味、酵素降り口〜河川敷(ここでラス立ち→印籠)。
- 当地を発つ一行、大堰川堤。
*お京は酒井彩名、母と二役。蓬莱屋の女将は三浦リカ、追い落としを狙う悪徳商人は九十九一でグルの勘定奉行は島田順司、紙かびさせた実行犯の腹心は草川祐馬。ラス立ち福ちゃんに峰蘭さん入り(お二人とも浪人)、蓬莱屋を救うべく嘆願に出向く百姓総代(?)は波多野博、これを受け奉行を牽制にかかる家老は楠年明。
2009/2/22
■ 女人武蔵 第二十六回 1971関テレ/松竹
桂と武蔵の対決が終わり、母と姉妹三人の運命の女たちは、それぞれの道へ散ってゆく。鈴は結局大御所の手には渡らず、水底にむなしく光を放つ。
ロケ地
- 所司代役人に追われ蓮華寺へ駆け込む武蔵たち、高山寺参道。寺のまわりをうろつく役人たち、石水院塀際。
- 武蔵と千加にあてられ外へ出て笛を吹く国太郎、大堰川河川敷(浅瀬のほとり)。由加が声をかけ、ともに四条河原で小屋をかけようと提案する。後段、やって来た三保と話すのも同所。
- 道場を出て決闘の場に向かう桂、随心院長屋門〜参道(供を断わり、単騎走り去る)。
- 武蔵と対決の糺の森、大堰川河川敷。河畔林を背景にした広河原で対決。
- 桂の墓に香華を手向ける武蔵、竹林は北嵯峨か。
- 旅の途足を止め由加に別れを言って来たいと言い出す千加、谷山林道。
- 由加が小屋掛けする四条河原、流れ橋下河原。娘二人を見つめる三保は橋下橋脚の傍。武蔵と千加は船で去り、由加の呼び声に顔を背けた三保が旅ゆく河原は大堰川河川敷(石礫)。
2009/2/21
■ 浪花の華 緒方洪庵事件帳 第7話「左近を救え」2009.2.21NHK
「在天」の仕事でまたまた危険に身を晒す左近、怪我した男を診たことで左近が危地にあると知った章は、それも務めと言う「許婚者」の若狭に食ってかかる。
ロケ地
- 木綿問屋・北野屋が襲われる道、酵素ダートか。
- お定の診療所から逃げた仙吉が隠れていた小屋、酵素民家セット(竹藪越し)。
- 左近が監禁されている播州屋の住吉寮に向かう若狭に、どうでも従いてゆくと食い下がる章、大覚寺遣水跡(大沢池北東畔)。
- 雪の夜笛を奏でる弓月王、神泉苑法成橋。
2009/2/20
■ 銭形平次 第862話「御定法七十二条添書」1983.8.17フジ/東映84
大店に押し込んだ賊だが、果敢な番頭に返り討ちに遭い敢無く頓死。「忠義」の番頭は正当防衛とされ御放免、お店の一人娘との縁談も無事継続するが、ひとり平次は腑に落ちぬものを感じていた。
ロケ地
- 南町奉行所、大覚寺明智門。
- もの言いたげに井筒屋前をうろついていた酌婦を呼び止め話を聞く平次、大覚寺護摩堂前。後段、呼び出して更なる事情を聞く段では、石仏や池畔も映る。
- 番頭のほんとうの生家で起きた事件の「再生」、辻占売りの娘が臥煙に無体を受け突き飛ばし溺死させてしまった堀端、嵐山公園掘割理端(渡月小橋下手湛水域)。
*御定法を逆手にとった色悪は原田大二郎、井筒屋は永野辰弥で娘は根本律子。御定法の話をする吟味与力は芝本正。
*八、階段から落ちたとの触れ込みで寝込み・足にギプス。十手を託された善太は下っ引の格好で御用をつとめる。
■ 必殺仕事人2009 第6話「夫殺し」2009.2.20ABC/松竹
業病に罹った妻を抱え孤立し窮した男は、いとも簡単に悪党の手先となり地獄に堕ちる。危うさを感じつつ情けをかけ関わってしまった小五郎は、命の限りを覚った妻女の願いを受け、せめて比翼の鳥として送ってやるのだった。
ロケ地
- すかんぴんの涼次がお菊に「仕事」をせがむ川端、広沢池東岸(水無)。後段、お菊が小五郎を呼び出し辻斬りは伊勢崎だと告げるくだりも同所。
- いんちき陰陽師のせいで娘をカタにとられた男が「縊死」して見つかる林、鳥居本八幡宮広場の木。検分に出張った小五郎に、裏取りの最中だと告げるお菊は鳥居脇。
- 伊勢崎に忠告する小五郎、竹林は北嵯峨か。
*寺社役付同心・伊勢崎は西村和彦、病んだ妻は田中美里。勾玉数珠で病者を誑かす陰陽師は篠井英介、グルの悪徳医者は岩崎ひろしで手下に篠塚勝。
2009/2/19
■ 銭形平次 第861話「街の嫌われ者」1983.8.10フジ/東映51
冷血無比な取り立て屋の青年は恣に振舞うが、やがて蹉跌を見て改心。平次の説諭を受け、傷つけた女の幸せを見届けて連行されてゆく。
ロケ地
- 食いものにしていた幼馴染の恋人が身請けされていたと知ったあと、昔を思い出し忸怩の猪之吉、放生池畔か(浅い流れと草深い水辺、対岸?に祭りでそぞろ歩きの衆)。
- 猪之吉が大勝負を挑みにゆく荒造一家の隠し賭場、大覚寺大沢池に屋形船。猪之吉の危機に駆けつけて大立ち回りの親分のシーンは大沢池船着(小)から木戸、溢水口を大胆に使って表現される。
*一匹狼を気取る「街のダニ」猪之吉は石橋正次、同郷の情婦で岡場所勤めのお映は浅見美那。金貸しを殺し成り代わろうとした荒造は汐路章、手下に西田良。
2009/2/18
■ 銭形平次 第860話「犯人は万七」1983.8.3フジ/東映51
万七親分、とんだ濡れ衣を着かかるの巻。逃げた賊を追った先にいたのは、唯一人がましい扱いをしてくれた昔馴染みの女、しかし彼女は情夫とともに幸せを掴むための工作を仕掛けていた。
ロケ地
- 賊の盗金を懐に江戸を出る浪人が渡る橋、若森廃橋か(見上げ、設定は芝から川崎へ抜ける間道・旧鎌倉街道)。お仙と落ち合う切り通しは保津峡落合隧道付近か。
*不幸な男出入りの果て尽くした男に始末されてしまうお仙は野川由美子、彼女の家と背戸を接する長屋に住んでいた傘張り浪人は久富惟晴。
*「賊」と立ち回りの際に花瓶でゴン、お仙に心中を持ちかけられた際に薪ざっぽかなにかでゴン、万七親分の頭は異様に丈夫。
2009/2/17
■ 銭形平次 第859話「目撃者」1983.7.27フジ/東映51
殺しの現場を見た、病弱な妻を抱えた船頭は、金を掴まされ脅され偽証するが、命を狙われたあと女房の説得に応じ番屋へ。その夜道で刺客に囲まれるが、危機にはちゃんと正義の銭が飛んでくる。
ロケ地
- 物思いに沈む船頭が寝転がる河原、桂川河川敷か(菜の花の群落)。そこでの回想、借金を肩代わりしたと近江屋の番頭に脅された水辺、堰堤下(桂川か、足もとに巌)。
*船頭は桜木健一、袖にされ芸者を殺した若旦那は愛田健二、馬鹿息子のため工作する大店の主は西山嘉孝、手先をつとめる番頭は高峰圭二。
*万七に対する賄賂攻勢のテンポが傑作、家に届くギフトのほか小判入り菓子箱なんかもあり←但し最中の上に五両のみ・ぎっちり詰まってはナイ。
2009/2/16
■ 銭形平次 第858話「父の償い」1983.7.20フジ/東映51
父が悪党だったことでグレる娘、更正して欲しくて夫を差した女房。逃亡していた父が病みついて江戸に舞い戻るが、彼の懐にはまっとうに働いて貯めた、心尽くしの金が入っていた。
ロケ地
- 行き倒れ番屋に担ぎ込まれるも万七から逃げて身を隠す藤五郎、吉田神社竹中稲荷参道入口脇。
- 平次を誘い出し斬ろうとする雇われ浪人(原口剛)、吉田神社菓祖神社。
- エンディング、八を連れ町をゆく平次、神護寺金堂下石段。
*元錠前師の親爺は垂水悟郎、女房は中村メイ子、不良娘は斉藤とも子。
■ 水戸黄門39 第17話「闇夜に消えた?女たち」2009.2.16TBS
三田尻の町で悪さをはたらく外道は、海賊との取引に領内の娘たちを次々誘拐。悪党一味の上司に利用され危機一髪の下級役人は、これを機会に侍を捨て泣かせた恋人の前に立つ。
ロケ地
- 三田尻の船番所、嵐峡船着。後段、夜間撮影もあり。
- 防府天満宮、イメージに本物。一行が休む門前茶屋、不明(玉垣めぐる神社参道、車折神社や長岡天満宮に似る。参道には微妙なアップダウンがあるような…小林稔侍の用心棒日月抄でも見た覚えが)。
- 一味の女形もどきが大森屋の娘を誘い出し拐かす夜の鎮守、鳥居本八幡宮(鳥居、石段、広場)。
- 監禁を解かれた伝八郎が怒りに燃えて船手頭のもとに走る石畳、不明(中央に長方形の切石組、両サイドは玉石敷き詰め。映っていないが坂か石段を上っている模様)。
- 当地を発つ一行、不明(山道)。
*船手組の小役人・伝八郎は小林正寛、恋人の酒肆の女将は小田茜。船手組筆頭差配は四方堂亘で船手頭は伊吹剛、悪徳商人は横津祐一、誘拐実行犯の女形は帆之亟。ラス立ち福ちゃんに峰蘭さん入り、ちょっと嫌味な茶店の親爺が野口貴史、老公の文見て飛んでくる町奉行は笹木俊志。
2009/2/15
■ 女人武蔵 第二十一回 1971関テレ/松竹
毒にやられた武蔵を捨て身で看病する千加、癒えた武蔵は剣を捨て千加と暮らすと決心するが、鈴を求める者どもは容赦なく襲い来る。
ロケ地
- 金剛山の山道をゆく武蔵、林道か。
- 京への道をたどる武蔵ら三人、不明(結束シリーズで頻出のアレ)。
- 呑海坊の含み針にやられる武蔵、糺の森か。
- 武蔵のため水を汲む八兵衛、落合汀。
- 病癒えたあと剣を捨てる武蔵、保津峡落合落下岩(崖下の巌に呑海坊)。
- 小屋を襲われ逃げるも峰らに囲まれてしまう河原、流れ橋下河原。
■ 女人武蔵 第二十二回 1971関テレ/松竹
気を失った千加を乗せた馬は、世津のいる尼寺に辿り着く。鈴の奇縁か、残党狩りに追い立てられた三保と由加もその寺へ。そして、世津の運命の相手・半蔵が由加に消息を知らされやって来る。
ロケ地
- 千加を乗せた馬がゆく竹林、北嵯峨か。辿り着く尼寺・蓮華寺、高山寺石水院(塀際、山門)。
- 浅瀬で水を汲む由加、大堰川。河原に四郎左の塚があり、三保と勘介が花を手向ける。
- 由加が寺を出て服部半蔵に会いにゆく道、北嵯峨農地・竹林際か(ひそかに由加を護衛していた藤堂高虎の家臣・白石三九郎が出て峰らを制する。この際の映像では山道にも見える)。
- 世津に会い彼女の父を斬ったことを詫び復縁を迫る半蔵、化野念仏寺石仏群脇(峰らが人数を繰り出し殺到)。
■ 女人武蔵 第二十三回 1971関テレ/松竹
三保は望みどおり大御所に会見し宿意を果たすが、大事な人を失う。殺伐はそれにとどまらず、結ばれぬ定めの恋人たちをも襲う。
ロケ地
- 峰らの前に立ちはだかる半蔵、勘介が彼らを銃で撃退する尼寺境内は化野念仏寺。
- 二条城の会見のあと衛士らに突き出される三保、随心院拝観口。勘介の亡骸もここから出される。
- 勘介の遺髪をもぎ取ってきた三九郎が出てきた世津に取り次ぎを願う尼寺の門、高山寺石水院山門。
- 由加に遺髪を渡し「男女の愛」を迫る三九郎、大堰川河川敷。
- 世津が約した鷹ヶ峰紙屋橋で「鈴を持った若侍」を待つ半蔵、犬飼川下河原橋。
■ 女人武蔵 第二十四回 1971関テレ/松竹
千加の危難を救ったのは呂宋助左衛門、船が遅れ大坂への武器補給成らなかったことを悔やんでいた彼は、秀次の遺児たる姉妹に大御所暗殺を共にと持ちかける。祖父の仇、恋しい人の仇と二人は同調、家康の招きに応じるが、狸親爺は一筋縄では殺せない。
ロケ地
- 家康が戦勝の宴と称し助左を招く法金剛院、下鴨神社河合社裏手の糺の森に野点の席しつらえ(幔幕張り巡らせ)。
- 捕われて晒し者にされる助左、木津河原。国太郎が阿国を伴ってやって来る橋は流れ橋。遠く見守る由加・千加らは堤上。
- 助左の爆死後、阿国入水と聞き駆けつける由加ら、大堰川河川敷。
■ 女人武蔵 第二十五回 1971関テレ/松竹
大御所の意向で由加の愛は無惨に消え、漂泊の三保にも魔手が伸びる。その危難を救った武芸者は、武蔵を倒さんと燃える桂だった。
ロケ地
- 母・三保に三九郎を愛してよいか相談に来る由加、蓮華寺は高山寺石水院。
- 三九郎が藩の差し向けた手勢と戦い果てる天神の森、下鴨神社河合社裏糺の森。
- 四郎左と勘介の塚に詣でる三保、大堰川河川敷(峰が現われ三保を討とうとするが桂に斬られ)。
- 武蔵への挑戦状を立てる桂、下鴨神社河合社脇。
- 吉岡道場、随心院長屋門。
- 騎馬で武術を鍛錬する桂、下鴨神社馬場(国太郎と千加が林に潜み見る)。
2009/2/14
■ 浪花の華 緒方洪庵事件帳 第6話「北前船始末(後編)」2009.2.14NHK
身体そのものが隠し荷だった幼女、植えられた痘苗は無効にも関わらず魔手が伸び、守ろうとした左近は銃弾を浴びてしまう。
ロケ地
- 境屋からおゆきを取り戻しての帰り道、長州侍が強襲のくだり、下鴨神社河合社前から塀際、参道。おゆきを抱いて逃げる章は糺の森〜池跡。
- おゆきを連れて発つ卯之助を見送る章、八幡掘明治橋下手堀端(新町浜に荷揚げ風景を演出、ちらちら映り込み)。
- 薬を携え左近を見舞う章、在天楽所屋敷の門は萬福寺天真院。邸内の描写は白紗村荘にスイッチ、章がくぐる門は夕佳門、弓月王が笛を吹く四阿は問魚亭。
■ 遠山の金さん 第22話「夕陽の渡世人!子連れ旅にござんす」1982テレビ朝日/東映
むかし恋した女の遺児を連れ、出奔した父を捜しに江戸へやって来る渡世人。しかし求める男は悪事に手を染めていた。
ロケ地
- もうじき多摩川と連れの坊に彼方を指す長次郎、北嵯峨農地・農道。
- 金が無いので渡船に乗らず坊を負い川に入る長次郎、広沢池東岸(六郷の渡し)。
- 南蛮渡来(お奉行はインド産と表現)の福兎を売り出す長次郎、仁和寺観音堂脇。金さんが彼と話す茶店は水場下にあしらい。
- 坊をいじめる子らを散らす金さん、大覚寺五社明神。
- 長次郎の回想、親友のため好きな女を諦め故郷を出るくだり、およびその女と坊を連れ伊豆を発つくだり、海浜は琵琶湖東岸(沖ノ島の見え方からして牧町付近か)。女が体調を崩す小田原宿の茶店、北嵯峨農地・竹林際にあしらい。
- 親友を問い詰め故郷へ帰ろうと諭す長次郎、仁和寺九所明神拝殿脇。友は、本殿前を観音一家がゆくのを見て立ち去るよう促す。
- 友と約した泪橋で待つ長次郎と坊、中ノ島橋(橋標変え)。旅姿で約束の橋へ行く途中観音一家につかまり斬られる友、大覚寺大沢池堤(堤法面へ転げ落ち)、駆けつけた長次郎が長ドスの封印を解きチャンバラ・途中で金さんが介入し刀を引かせ代わって大立ち回り。
- 金さんが伊豆へ帰る長次郎と坊を見送る橋、中ノ島橋。
*漁火の長次郎は五木ひろし、劇中自身の歌うエンディングテーマが流れる。押し込みに利用されていた親友の大工は大場順、客死した女房は黒田ふくみ。観音一家の親分は岩尾正隆、手下に福ちゃん、大工見張り役の「女房」は湖条千秋、裏で糸を引いていた男伊達の火消しは原口剛で実はヤクザの実兄設定。 *福兎は観音一家に買わされた白ウサギのおでこに赤い丸を描いて売り出すインチキ商売、長次郎所払いの判決理由に。元々はヤクザがいたずらで射殺そうとしていたのを止めて大量に売りつけられ。 *泪橋については、約束の橋設定だけなら小塚原のアレでOKだが、見送りの段では行くのが伊豆なので奥州道中途中のそれはおかしいかも。
■ この日のスタジオパークは、土曜時代劇キャストがゲスト。凛々しい「左近殿」の好みが渋くてオヤジくさいほか、猫より低い「章」の地位についての逸話が大笑い←フツー順位とかヒエラルキーとかいうはずのを「食物連鎖」と表現。章の「えっ」「あっ」「おっ」って感じのカサカサ落ち着きないヘタレぶりが地そのままっぽい妙味。
2009/2/13
■ 銭形平次 第857話「祭囃子に銭が飛ぶ」1983.7.13フジ/東映84
なかなか尻尾を掴ませぬ殺し屋を追い詰める話、粘り強い監視のすえ祭りの群衆の中での犯行を銭が防ぐ。同時に、辛い暮らしをしてきた母子の悪縁も絶たれてメデタシ。
ロケ地
- 遊び人が殺される土手、木津堤(遠景に流れ橋映り込み)。検分の際の土手は、画面左端に映り込む山からして嵐山自転車道の可能性あり。
- 万七の回想、卯吉をつけて絵馬堂に辿り着くくだり、大覚寺放生池堤〜護摩堂(中と扉に絵馬を演出)。
- 卯吉がお面を売る神社、上御霊神社舞殿前石畳脇。神輿が本殿前をゆく絵も。
- 命がけで溺れる芝居をする卯吉、罧原堤付近桂川。
*元鰻裂き職人でその道具が得物の卯吉は村嶋修、隠れ蓑に使われていた女房は奈良富士子、卯吉の腕を簪で刺した姑は荒木雅子・やっぱり怖。
*殺し屋の呼称は「殺し人」、必殺シリーズは1983年当時「渡し人」「仕事人IV」放送中。
■ 必殺仕事人2009 第5話「因果応報」2009.2.13ABC/松竹
怪しげな企画はまんま悪党の草刈場、安材に異を唱えた宮大工はさっそく凶賊に入られる。外にいて一人助かった坊の耳に、恨みを晴らす手立てが囁かれる。
ロケ地
- 生臭僧正の正閣寺、清凉寺。山門越し境内〜本堂前、子宝観音が安置されているのは多宝塔。
- 花を摘もうとして土手を転がり落ちる作太郎、山室か。
- 殺された宮大工の兄弟子に聞き込みの小五郎たち、不明(八角?のお堂)。
- 宮大工一家の墓、不明。
- 涼次の出陣、大覚寺有栖川河床。寺に近づき僧兵(!)から身を隠す段では御殿川、僧兵は勅使門橋上を通過する。
*ハリボテの大仏建立を企画し消費税を徴収し入費にあてる僧正は平幹二郎、宮大工は堤大二郎で裏切者の兄弟子は徳井優、悪徳商人は谷本一。
2009/2/12
■ 銭形平次 第856話「一度は捨てた夢」1983.7.6フジ/東映83
賊の手先をつとめる髪結いは、過去に矢吹の旦那と訳ありの女。心ならずも矢吹の前から姿を消した女の哀れ、平次はせめてのことにと二人の時間を作ってやる。
ロケ地
- 八らが尾行中、矢吹とおこうがばったり会う祠、松尾大社本殿脇摂社。
- 物思いに沈むおこう、広沢池東岸(矢吹のため大名屋敷へ潜入した経緯を回想)。
- 同じく過去を回想する矢吹が佇む橋、松尾大社境内桂川用水の橋上(水車映り込み)。密約書を持って走ってくるおこう、矢吹にそれを渡した菜花群落、桂川河川敷(増水して濁流)。
- 元の勤め先の酒肆で「過去」を立ち聞きしてしまった矢吹がおこうと歩く市中、松尾大社楼門と続きの塀際。
- おこうが賊のかしらに呼び出される寺、神護寺毘沙門堂前(とうせんじと聞き取り・浅草の東漸寺か。境内各所広く映り込み)。
- 小石川養生所を出てきた矢吹と話す平次、粟生光明寺参道坂。
*おこうは金沢碧、情夫の賊のかしらは近藤宏、エロ大名は大木晤郎、酒肆の女将は三島ゆり子。
2009/2/11
■ 銭形平次 第855話「身代金五百両」1983.6.29フジ/東映51
老舗を狙った誘拐事件、実行犯が消されたり坊は別口で無事に戻ったりの経緯を辿るが、全体を蔽うムードが妙に不景気な一話。
ロケ地
- 身代金受け渡しに指定の仏正寺境内の般若桜、不明(夜桜)。
- 分け前で揉めて刺された誘拐実行犯の力松が土左ヱ門で見つかる神田川、広沢池か罧原堤付近か。
*坊をさらわれお店を手放した老舗の夫婦は楠年明と葉山葉子、怪しそうな雰囲気満点だが単にイケズなだけの親戚は中田博久・これも味な博久。実行犯の冴えない青年は水島涼太、配役からバレバレの悪い人は小鹿番。賭場でキョドってる福ちゃん発見・三回摘発のうち二回登場。
2009/2/10
■ 銭形平次 第854話「許されざる者」1983.6.22フジ/東映83
心ならずも別れた女のため、汚れ仕事を引き受ける侍の哀話。平次は彼の友情に応え、黙示された記号を解き真実に迫る。
ロケ地
- 殺された植木職人のことで親方に聞き込みの平次、不明(仕事場の「庭」)。
- 生徒に稽古をつける寺子屋師匠・神永蔵人に声をかける平次、粟生光明寺境内〜参道石段。
- 「密会」の現場となる池之端の料亭・酔月、錦水亭。東屋の前庭や草戸のほか、いつもの「外観」も出て中の人影の演出もあり。
- 酔月で津山藩勘定吟味役と会ったあと、蔵人が菊枝のことを思い出し佇む川辺、桂川松尾橋上手右岸汀。
*恋人が殿の側室となったあと津山藩を退転し浪人した蔵人は綿引勝彦、平次に辻斬りは己の凶行と示すため「印」をつけた地図を残してゆく。御側室は京春上、今のお相手の勘定吟味役は柴田p彦、彼を強請っていたリーダー格の御家人崩れは出水憲司、強訴した平次に粋なはからいを見せる藩目付頭は溝田繁。
2009/2/9
■ 銭形平次 第853話「花は知っていた」1983.6.15フジ/東映51
島帰りの親爺が、亡き倅の弟分を更正させる情話。当初反発する青年だが、親爺の親身にほだされ心を解いてゆく。
ロケ地
- 植木の土を採っている安蔵に声をかける平次、大沢池畔か。
- お牧を尾行する平次、粟生光明寺石段頂部(見返り)。新次が縁下に隠れているお堂は本堂基壇で奥に石垣が見えている。逃げる新次を取り押さえる平次と安蔵、御廟石段から本堂裏手。
*抜け荷をはたらく回船問屋は田中浩、示現流の用心棒は平沢彰、兄貴分とともに逃げた新次は加納竜で恋人のお牧は高橋晶子、安蔵爺さんは織本順吉。
*安蔵の倅が持ち出したのは割符、これを新次が安蔵の作った植木鉢に隠し→平次にあげた百合の鉢がそれで枯れて発覚←この演出のため平次の花作りはヘボい設定。サブタイの絵に紫陽花映るから、下になんか埋まっててアレなのかと思っちゃった。
■ 水戸黄門39 第16話「母と名乗れぬ過去悲し」2009.2.9TBS51
DV亭主と別れ子を手放さざるを得なかった母の哀話、その後彼が舐めた辛酸を思い名乗れずいるところ、間もなく父になろうとする息子のお店に災難が降りかかる。
ロケ地
- 臼杵大仏を拝む一行、仏は本物、一行がゆく「海を望む」街道は黄門で頻出の山道(石積あり)。
- ふみが老父と暮らす漁村、琵琶湖東岸(砂浜の背後に松原、沖ノ島の見え方と「日野川河口」の砂州っぽいのが見えるので佐波江浜と思われる)。
- 母を見かけ心乱れる誠太郎に声をかける老公、不明(神社社殿脇のような絵と石段などある起伏地、庫裏みたいな建物も背景に)。
- 当地を発つ一行、はじめに出た山道。
*哀しい母は芦川よしみ、先代に受けた恩を返そうとガチガチの息子は溝呂木賢。悪徳商人は津村鷹志でわるい家老は近藤洋介。ラス立ち福ちゃんちらりと映ったような気がするがスローでもブレてて確認不能。
*乗り込まれ直前の悪党の会話「おぬしもワルよのう」は久々に聞いた。
2009/2/8
■ 女人武蔵 第十六回 1971関テレ/松竹
大御所が七九郎と九鬼守隆を二条城に呼んで和解させようとするが裏あり、三保をダシに暗殺がはかられる。
ロケ地
- 押し借り牢人を斬って捨てたあと千加がゆく野原、不明(下に地道、徳川の伝令の騎馬が走る)。
- 祖父・七九郎の陣地に現れる千加、下鴨神社河合社脇(塀際)。
- 志摩へ帰り着いた三保が逍遥する海辺、波切の砦、九鬼に招かれた帰りの七九郎と三保が襲われる浜、不明。
■ 女人武蔵 第十七回 1971関テレ/松竹
七九郎の死後すぐに九鬼の軍勢が襲い、砦は陥落・炎上。千加は母を責め死ねと迫るが、三保は仇を討つと拒否。四郎左の助けで砦を逃れた母子は、身を寄せた山寺で由加と合流、仇が現れるという京へ向かう。
ロケ地
- 波切の砦と周辺の海辺、不明。
- 三保と千加が身を寄せる伊勢・西山峠の山寺、西壽寺(鐘楼、石塔、本堂前)。
- 四郎左と約した京・四条大橋へやって来る三保一行(母子と勘介の四人)、流れ橋(橋上、橋下河原)。呂宋助左衛門の屋敷へ師匠を訪ねる由加がゆく道は堤、土手下に峰角蔵らがいて尾行。
■ 女人武蔵 第十八回 1971関テレ/松竹
四郎左の手配で、母子と勘介は仇を討つべく「雨乞い由加」の一座として九鬼守隆の宴席へ。しかしそれは陰陽師のはかりごとで、全員危地に追い込まれてしまう。
ロケ地
- 千加の前にも現れる刺客、不明(両側に石積の道と林間)。
- 雨乞い由の一座が招ばれてゆく九鬼守隆が逗留する住吉の宿館、相国寺回廊〜法堂基壇。回廊付近での立ち回りも。
- 四郎左が処刑される河原、大堰川河川敷(竹矢来や幔幕あしらい、三保は浅い川中に立ち四郎左の名を叫ぶ。磔刑台の四郎左の背景に消波ブロック映り込み)。
■ 女人武蔵 第十九回 1971関テレ/松竹
千加の危急を救いに現れる武蔵、互いの思いを確かめ合った二人は並みの恋人のように戯れる。しかし桂の存在が影を落とし、千加は嫉妬の果て二人の距離を近づけてしまう。
ロケ地
- 大入道との死闘の果て倒れこんだ千加の危機に現れる武蔵、大堰川河川敷。千加の立ち回りは浅瀬から淵、胸まで浸かって死闘を制する。
- 千加と武蔵がじゃれあう渓谷、保津峡。
- 食べ物を盗んで百姓衆にフクロにされていた八兵衛を拾う里、北嵯峨農地竹林際、田畔。
- 八兵衛をさらい武蔵を呼び出す高札が立てられる町角、不明(寺院塀際?)。
- 桂に危地を救われた礼を述べる武蔵、宇治・興聖寺山門付近(吉岡一門の菩提寺・一心寺)。
- 斬りつける桂をかわし姿を消した武蔵が佇む水辺、広沢池観音島土橋。追いついてきた千加と桂のことで言い争いに。
- その夜桂を訪ね武蔵の行き先を告げてしまう千加、寺へ向かう坂は宇治・興聖寺琴坂。
- 大和・金剛山へ向かう武蔵、広沢池東岸並木。武蔵に追いつき、この先へ行けば桂が待ち伏せていると止める千加、高山寺金堂道石段下。千加を振り切って行った武蔵の前に現れる桂、高山寺脇参道(峰らが出て水入り)。峰らと立ち合い斬り抜けて去る武蔵、宇治・興聖寺琴坂〜石門。
- 武蔵を追う千加と八兵衛、不明(山道、山伏が出て女人禁制と阻まれる)。
■ 女人武蔵 第二十回 1971関テレ/松竹
山への立ち入りをとりなした民部は、千加に家康襲撃計画への参加を持ちかける。しかし大御所の駕籠傍には服部半蔵が控え、しかも企みは全て把握されているのだった。
ロケ地
- 呑海坊らに山入りを阻止される千加、高山寺参道。
- 呑海坊が半蔵に会いに走る山道、不明(谷川沿い、砂防堰堤あり)。
- 元清正の家臣・陣内佐馬之介が鳥を撃つ山中、不明。
- 京へ向け出立する家康の駕籠、相国寺方丈前(勅使門や回廊映り込み)。
- 陣内の仲間が家康出立を知らせる狼煙をあげる野原、不明。
- 襲撃の洞ヶ峠(八幡境内とも)、不明(竹林沿いの谷地田か)。
- 半蔵に斬られた民部を連れて逃げる千加、保津峡落合落下岩(直後に呑海坊が追ってくるが二人の姿は無し)。
- 陣内と道犬の鈴を家康に渡す半蔵、不明(野原、遠景に碑)。
- 八兵衛が川から千加と民部を引き上げる渓流、清滝川下流部。今わの際に真の父のことを告白する民部、保津峡落合河口汀。
2009/2/7
■ 浪花の華 緒方洪庵事件帳 第5話「北前船始末(前編)」2009.2.7NHK
研鑽を積む章だが、医者として実地に出た途端のしくじりに沈むことしきり。幼い患者が快方に向かい気を取り直すところに、変事が起こる。
ロケ地
- 水疱瘡を痘瘡かもと誤診し師の叱責を受け落ち込む章がゆく水辺、大覚寺放生池堤。痘瘡で死んだ幼馴染を思い出し涙ぐむところへ怪我人を診てとやって来る赤穂屋のくだりでは放生池北岸からのアングルも。
■ 遠山の金さん 第21話「母の告白!二十年の秘密」1982テレビ朝日/東映51
幸せな一家に垂れ込める暗雲は過去の因縁、「母」を捨てた情夫が凶賊の顔で現れ盗みを手助けするよう強要するが、全て飲み込んだ桜吹雪と、全て知りつつ妻を愛する夫の情が打ち克つ。
ロケ地
- 金さんにお藤の前歴を報告するお竜、大覚寺大沢池畔か(茶店しつらえ)。
- お藤の元朋輩の回想、捨てられて絶望し入水のところを今の亭主に助けられたお藤、中ノ島橋。
- 元情夫の賊に鍵型を渡したあと物思いに沈むお藤、大覚寺護摩堂前池畔。
- 金さんの説得を振り切り駆け去ったお藤が祈りを捧げる祠、大覚寺天神島祠(導入は鳥居越し)。
- 事後、幸せそうに一家で縁日に繰り出す一家、大覚寺心経宝塔前に露店あしらい(金さんとお竜が見届け微笑む)。
*お藤は弓恵子、実は菊蔵の子だった娘は島村美妃、亭主は唐沢民賢。お藤の元情夫の凶賊は黒部進。
2009/2/6
■ 銭形平次 第852話「逆転」1983.6.8フジ/東映83
流れ者の乱暴な賊が、ゆめやのニューフェイスを札差の娘と誤認して誘拐。命を賭して監禁場所に向かう平次、矢吹もまた切腹覚悟で要求された囚人を連れ土壇場で現場に。
ロケ地
- 伝馬町へ護送される仲間を奪還に現われる賊一味、毘沙門堂勅使門下坂。旅人宿の聞き込みで意図に気付き駆けつける平次は門下の坂をやって来る。
- 一味が蔵前の札差から帰るおさとをさらう町角、湯豆腐嵯峨野・朝鮮石人像前。
- 一味がおさとを監禁し身代金を要求し立て籠もる鳥越の祠、鳥居本八幡宮。「祠」は舞殿に扉をあしらい小屋に仕立て、前の石段や鳥居ほか、平次が祠を窺うのに林、身代金を持ってやって来る道に小柴垣と各所を使う。
*賊のかしら・鬼火の源三は遠藤征慈、手下に福ちゃん(クレジットはベタ)。当初金を出し渋る札差は穂高稔、出さねば死ぬと父を脅す娘は森田理恵。
*監禁され縛られちゃう親分だけど、袖の端に縫いとめたギザ銭でロープをカット。いつも持ってる訳か、アレ。それにしてもエグい刺さり方。
■ 必殺仕事人2009 第4話「薬物地獄」2009.2.6ABC/松竹
殉職した父の後を継いで張り切る同心だが、追ったヤマの根は深く手強く、無防備で不用意な若者は「暗闇奉行」の正体に歯噛みしつつ非業の死を遂げる。
ロケ地
- 阿片の取引が行われる船着き、大覚寺大沢池船着(大)。手入れに殺到する町方は大沢池木戸前(北側)を走る。後段、源太の仕置のシーンでは船着きに寄った絵も。
- 旗本・望月邸、大覚寺明智門。後段、涼次が羅宇屋で張り込みのくだりでは、一味の中間たちが屋敷から出てきて話すシーンに参道石橋が使われる。
- 安川同心が密売人をシメる町角、大覚寺五社明神祠(ブツを隠し)。密売人が消されたあと安川が阿片窟へ走る水辺は大沢池畔。
- 安川が入手した割符を持って取引現場へ潜入するくだり、売人たちが猪牙船を誘導する夜の岸辺は松本酒造酒蔵と東高瀬川堤に広い水面を合成、蔵がシンメトリに映り込む演出。
*安川同心は市川亀治郎、いつも摘発現場にいる臨時廻りの変人同心は石倉三郎。旗本は梨本謙次郎で中間は中西良太、秘密を吐きかけて消される源太の知り合いの売人は市瀬秀和、阿片嫌いを標榜し煙たがられ殺される香具師の元締は有川博・彼がお菊に渡した金が頼み料に。
*いちばん後ろで糸を引いていると思いきや、暗闇奉行のヤツ旗本に金貰ってて笑える。
2009/2/5
■ 銭形平次 第851話「赤ん坊すりかえ事件」1983.6.1フジ/東映51
母を亡くした児と児を亡くした母と、二人を結びつけた医者だが、後年「孫」の存在に気付いた大店の女将の祖母は、その子を跡取りにと願う。むろん大店ゆえ金がらみの汚い思惑が交錯、親分は悪者を打ち懲らし、母を思って泣く子の心を汲み上げてやる。
ロケ地
- 子を産んですぐ亡くなった井筒屋の倅の情婦の墓、天神島か。
- 子を井筒屋に返したあとおりんが佇む橋、中ノ島橋。欲をかいた元亭主を振り切って去る姿は、建物の内部から円窓越しのアングルに演出。
- 井筒屋から戻ってきてしまった「息子」を叱り帰させたあと、平次のアドバイスで追ってゆくおりん、下鴨神社河合社脇。元亭主や財産狙いで彼を使嗾した者もここで平次にヒネられる。
*おりんは山口果林、医者は下元勉、ヤクザ者の元亭主は田畑猛雄。井筒屋の女将は三条美紀、病に臥す主は山口幸生、後を継ぐことになっていた甥は剣持伴紀。女将に頼まれ忘れ形見を捜していて消された男は北見唯一。
*おくみちゃんこの回で退場、姉ヶ崎のおばさんが倒れたので帰るという設定。
2009/2/4
■ 銭形平次 第850話「死者は夜歩く」1983.5.25フジ/東映83
自分を差した女が大店の女将におさまっていることを知った寄場帰りの男が、恐喝の際揉みあいとなり逆に刺され、というよくある筋立て。しかし死んだはずの男は夜な夜な立ち現れ、というのがミステリーじゃなくて生きた人間の悪企みなのが銭形平次らしさ。
ロケ地
- 須田町の呉服屋・伊東屋の庭、不明(池泉と縁先、植木屋が入っている)。
- 銀次を差したもう一人の女が惨殺死体で見つかる大川端、罧原堤下河原(検分)。
- 御用達の件で役所へ出向く伊東屋の主を呼び止め、妻女が遭遇している事件のあらましを告げる平次、仁和寺金堂裏手(この直前に映る五本線の塀は特定できず)。
*伊東屋は久富惟晴、出戻りで妾腹の妹は北川めぐみ、柳橋で仲居をしているところを見初められた女房は田島令子、彼女を脅す元情夫は松山照夫←大わらわでやって来て庭の茂みに潜んでたり、布団に寝ていたりする目ひんむいた「死体」が傑作、マジでギャーな怖さ。
2009/2/3
■ 銭形平次 第849話「密告者」1983.5.11フジ/東映83
賊の手先をつとめる青年の「恩返し」哀話、ターゲットの店で彼は十年前恩を受けた女性を見て、行動を開始する。
ロケ地
- 先に三国屋の引き込みに入っていた男が投げ文により解雇されたあと、いい仲だった女中に引き込みの肩代わりを持ちかけた稲荷境内、木島神社本殿(本殿から舞殿見返りの構図)。
- 三国屋の女将にむかし貰った紙入れを手に水辺に佇み物思う次郎太、罧原堤下か。
*次郎太は星正人、恩を受けた経緯は「一本刀土俵入り」を思い起こさせる。無銭飲食をはたらきフクロにされているところを助け身支度の金まで呉れた「女将」は高田美和。賊のかしらは江幡高志、この盗めが終ればと甘言を弄するが、裏切りを知るや背後からブスリの冷血漢。
2009/2/2
■ 銭形平次 第848話「自慢にならぬ初手柄」1983.4.27フジ/東映82
とんだ女に岡惚れの善太は知らずに盗っ人の手助けをしてしまうが、親分が別口で強引な推理により動いていて賊に行き着き、用済みで消されかかった哀れな青年の危機にはきっちり銭が飛んでくる。
ロケ地
- 手なずけられた善太が舞い上がり風車持ってブーンの市中、罧原堤下河原。以降、植え込みや土手も出るが判然とせず(公園と自転車道か/このシーン、フォーク調の曲が被るファンタジー仕立て)。
- 茂兵ヱ一行が善太に作らせた雨樋を船に積み込む川端、罧原堤下汀。
- 善太が茂兵ヱ一行と大八を曳いて通る品川の大木戸、嵐山自転車道。土手下に一味の強面が潜む。大八の側を急に離れて駆け出すお咲のシーンは広沢池西岸葦原にスイッチ、ここで強面が現れ善太を消そうとする。
*お咲は日向明子、情夫の錠前師は西園寺章雄。お咲の父母設定で共に住んでいる夫婦は東八郎と正司花江。故買屋だった品川問屋場の主は深江章喜。
■ 水戸黄門39 第15話「ホラ吹き娘の親孝行」2009.2.2TBS
神話の地で出会った嘘つき娘の行動にはちゃんと訳あり、己の不用意な言動から父を危地に陥れたと自責の念しきりな少女は、悪者の手から父とその部下を守ろうとけなげに凛々しくふるまうのだった。
ロケ地
- 延岡で早月と別れ高千穂へ向かう一行、高千穂イメージに雲海遠景と高千穂峡・真名井の滝。高千穂神社手前の滝は琴滝(滝へ向かう川沿いの道と滝壺前)。
- 高千穂神社への道を千草に訪ねる道、不明。高千穂神社は本物をイメージに出して、宮司に千草のことを聞く際は大覚寺五社明神本殿。
- 千草が預けられている里の描写、ほぼ不明。竹林沿いの畑地や地道、千草が拠る大樹や父の部下を匿っている洞窟入口、父が農夫の補佐を受け行く山中の道など。鳥居本の奥っぽい竹林に巨岩のアレなども出る。
- 事後、里をあとにする一行、弥七がゆく道は大覚寺五社明神裏手、一行がゆく道は大沢池北辺並木。
*千草は「おつや」森迫永依、郡代を告発しようとしていた父は上杉祥三で彼を保護していた里人は江幡高志、千草を預かっていた庄屋は樋浦勉。娟奴も呼ぶわるい郡代は原田大二郎、ラス立ち郡代の手勢に福ちゃんや峰さん。
2009/2/1
■ 女人武蔵 第十一回 1971関テレ/松竹
由加・千加二人の姉妹の恋が描かれる。千加は思慕を伝えた武蔵に去られ、由加は信尹と発展せぬまま横恋慕者の襲撃を受ける。
ロケ地
- 髪をとかす千加を女になったと揶揄する八兵衛、保津峡落合河口汀。桂に会ってからの武蔵の変化を語る二人、落下岩付近。
- 桂と立ち会わず去ると和尚に話す武蔵、立ち聞いて衝撃を受けた千加が駆け去るのを追う武蔵、大堰川河川敷。
- 蒋震官の弟子が応対に出た八兵衛を拉致する石馬寺の山門、宇治・興聖寺山門。八兵衛を救出に向かい大立ち回りの武蔵、大堰川河川敷(川中)。追っ手をやり過ごしたあと江戸へ向かう武蔵と八兵衛、大堰川堤か。
- 江戸へ向かう千加、不明(野道)。鈴を見て追ってくる峰たちから馬で逃げる河原は木津河原。
- 街道をゆく軍勢、谷山林道。
■ 女人武蔵 第十二回 1971関テレ/松竹
一旦は一座と去るも想い断ち切れず信尹のもとに戻る由加、だが徳川と大坂の間に立ち戦を止めようとした信尹は落命。この間、姉妹は急速に接近する。
ロケ地
- 座頭の墓の前で一座を見送る信尹、流れ橋下。一座がゆく街道、北嵯峨か(竹林)。
- 大坂城攻略先発隊にいた勘介が騎馬でやって来る千加と出会う山道、不明。
- 信尹が藤堂高虎と会う妙心寺のくだり、相国寺。由加を連れやって来る信尹は方丈前、会見の座敷は方丈座敷(由加は前縁に控え、回廊脇で兵と鍛錬する千加の鈴の音を聞く。座敷からは裏庭の緑ものぞく)。帰る信尹と由加は勅使門前〜大光明寺南路地へ、千加が由加を追いかけ見つめるのは湯屋脇。
- 大御所と会見する信尹、二条城イメージの櫓は本物か。
- 大御所に書かせた誓紙を携え大坂へ向かう信尹、馬をやる街道は木津堤、追っ手かかり堤法面を駆け下り河原へ、落馬して川へ落ち流れ橋下付近で斬られ。見ていた千加が飛び出し止めを阻止、人を呼び戸板に乗せ屋敷へ運び込み。
■ 女人武蔵 第十三回 1971関テレ/松竹
遂に出会う姉妹だが、喜びの抱擁も束の間別れゆく。由加は高虎の言うまま伊勢へ、千加は戦場で武蔵に危ういところを救われ一夜をともにする。
ロケ地
- 由加と千加が出会う河原、大堰川河川敷。出撃する高虎に会う二人、不明(丘陵地)。
- 大坂方との戦に参加する千加、木津河原。
- 峰が高虎に由加の出自を告げる陣地、不明(丘陵地)。
- 山道をゆく由加、不明。
■ 女人武蔵 第十四回 1971関テレ/松竹
何の奇縁か、偶然由加を助けた男のもとにも鈴。世を捨てて暮らす男と娘だが、鈴の因縁が服部半蔵と再会する運命を呼び寄せてしまう。
ロケ地
- 弥助が由加に無体を仕掛ける国見峠付近の神社、走田神社。
- 弥助が本多正純らを伴い馬をやる街道、北嵯峨農地・竹林際。
■ 女人武蔵 第十五回 1971関テレ/松竹
千加も参加しての大坂方との戦がはじまるが、和睦の知らせに沙汰やみ。また放浪に出ようとした千佳加のあとを「民部」と勘介がついてゆき、とある村で「七人の侍」ばりの展開となる。そして千加は、民部と勘介の会話から事実を覚ってしまう。
ロケ地
- 牢人として「民部」も参戦している赤座道犬の陣地、不明(丘陵)。
- 戦のあと千加がゆく山道、谷山林道。
- 村へ殺到する匪賊が騎馬で走る道、不明(竹林際の地道)。
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