時代劇拝見日記
2011年3月

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2011/3/31

■ 影の軍団幕末編 第7話「危険な男の恋文」1985.11.18関テレ/東映

 梟雄・清河八郎の最期に、お蓮が際会する。評判通り腹の知れぬ男は、意外と熱く情細やかな志士だった。

ロケ地
  • 清河の友・弥之助らが老中筆頭・安藤対馬守を襲う坂下門外、南禅寺僧堂坂。行列は東から来て、浪士らは僧堂塀南西角から現れ殺到。浪士らを撃つ銃隊は僧堂塀内側から。
  • 弥之助の墓、不明(丘の中ほど)。あとで清河の墓も加わる。
  • 清河が入水偽装をする川端、中ノ島橋下手中州岸。捕り方は橋上を来て、川端の草履と刀と遺書に気付く運び。
  • お蓮が匿うものの出て行ってしまう清河、佐々木らに斬られる橋は中ノ島橋
■ 地獄の辰捕物控 第12話「女の目に海が光った」1972.12.21NET/東映

 恋女房を求め回船を追う辰だが、その旅程を悪者に利用された挙句、やっと会えたお玉はまた何処かへ去ってしまう。

ロケ地
  • お玉が乗った和泉丸の消息を求め、浦賀奉行所へ赴く辰、浦賀の海イメージの荒磯や湾、不明。浦賀奉行所は大覚寺明智門
  • 役人から聞いた、お玉らしき女の消息を嗅ぎ回っていた男を捜す辰、行方を聞く街道筋の橋は琵琶湖河口の橋か、同じく聞きまわる海辺の茶店は不明(マジ海)
  • 小田原で雲助にからまれた辰を助けた女・お夢が、手当てするため布を浸す「川」、大覚寺放生池源頭か。心当たりがあるので同行しようと持ちかけるお夢、大覚寺天神島祠脇。
  • 三島宿、辰が雨宿りするお堂へ戻ってきて「男」の消息を告げるお夢、大覚寺五社明神舞殿。
  • 下田への近道をゆく辰とお夢、尋ねる「男」である源次が出てお夢とグルなことが発覚する山道、白水峡か。
  • 下田、辰がお夢を監禁してある蔵、不明(後段、留が追いついてくる段では、周囲に茅葺民家多数?)。下田の海、丹後海浜か(大きな丸石がある浜、小川の河口の砂浜等。後段、お玉やお夢とのからみのシーンでは、沖に小島)。お夢がお玉と辰を引き合わせようとする神社、不明(お玉がいる鳥居は両部鳥居、辰がいる付近にはお堂らしき建物)

2011/3/30

■ 影の軍団幕末編 第6話「右も左もぶっ殺せ」1985.11.11関テレ/東映

 人斬り以蔵哀話、飼い主に従順な猟犬は、尽くしてきた相手に売られてしまう。人斬りとなった因縁がまた哀れで、涙を誘う。

ロケ地
  • 和宮降嫁に手を貸した、公武合体派の公卿が斬られる夜、相国寺法堂前(モブ)〜大光明寺南路地(一人逃げる夜道)〜セット路地(以蔵に斬られ)
  • 襲撃から一人逃れたべんり屋京都支店の飛脚が、湖族の女に殺られるくだり、「白川女」が現れるのは下鴨神社紅葉橋。逃げるも尼姿の湖族に吊り殺される林は糺の森池跡。
  • 桜小路光房邸、相国寺大光明寺門。湖族の末裔の頭領・念仏堂利兵衛が、飛脚から盗った金を納めにくるシーン。
  • 行商人に身をやつした善九が渡る三条大橋、渡月橋(見上げ)
  • 湖族に捕われ、桜小路に嬲られるトキを助け解放してやる以蔵、相国寺大光明寺南通用門
  • 京へ向かう半蔵がゆく街道、不明(川堤と推測)。皆の報告を受けるお堂のイメージ、くろ谷三門か。
  • 桜小路の馬の口をとり料亭へ送ってゆく以蔵、中山邸参道〜通用門。おじゃるは中で土佐の留守居役と会う。
  • 念仏堂を見張っていて見つかり追われるトキ、下鴨神社紅葉橋〜瀬見の小川河床、糺の森。以蔵が馬に水を使わせている河原へ出て再び助けられるのは木津河原、半蔵が出て礼を述べ忠告してゆく。このとき以蔵がトキに語った過去、回想シーンの土佐城下は酵素河川敷と竹林、上士を斬ったシーンの一つは相国寺回廊脇。
  • 以蔵の梟首、嵐山公園桂川河川敷。泣くトキの肩を抱いて諭す半蔵は中州汀。
■ 地獄の辰捕物控 第11話「お玉の足が辰を追う」1972.12.14NET/東映

 近しい者に恨まれ背かれ、傷つき荒れる辰。呑んだくれ表で寝てしまったその頬を優しく撫でる女あり、果たして生きていた恋女房は、また遠く去ってしまう。

ロケ地
  • 龍虎亭、梅宮大社神苑池中亭。オヤジが池に何やら投棄するシーンあり。
  • 見つけた弥之吉を船で運ぼうとすると、臥煙どもが襲う川端、宇治公園中州。
  • お京を呼び出すお玉、今宮神社稲荷社。導入は坂の上から見下ろした図。
  • 上方への回船に乗るというお玉を追って走る辰、琵琶湖西岸(砂浜汀)。渡船場で船は出たと聞き、海に走り入り叫ぶ辰、突堤周辺。

2011/3/29

■ 影の軍団幕末編 第5話「江戸城を爆破せよ」1985.11.4関テレ/東映

 不逞の輩が江戸を跋扈、裏には薩摩。「死に役」を自負する小栗上野介は、影狩りを標榜し半蔵を呼び寄せる。薩摩忍と軍団の死闘の陰で、くノ一の哀れな友情も散る。

ロケ地
  • 京都御所、イメージに本物の御所外観と紫宸殿。
  • 将軍・家茂上洛の行列がゆく街道、不明(谷地田沿いの道、遠景に富士山合成)
  • 諸国から続々と江戸へ入ってくる浪人やはぐれ者、下鴨神社参道〜映画村セットの橋へスイッチ。
  • 薩摩藩上屋敷、大覚寺大門。このまわりでドラマが展開される。門そばで瓢斉が焼き芋屋台を出していて藩士に脅され、御殿川河床に善九らが潜む。また、小栗上野介が騎馬のまま門から押し入り、留守居役が式台玄関に出てくる一幕も。
  • 薩摩の留守居役が渡船に乗るシーン、渡し場は広沢池東岸
  • 「友」の紹介で薩摩藩邸に女中として入るトキ、屋敷へ上がる途中半蔵が呼びとめ「自害用丸薬」を渡す町角、大覚寺天神島祠脇。
  • 責め問いの果て「自害して果てた」トキが簀巻きにされ捨てられる橋、流れ橋
■ 地獄の辰捕物控 第10話「月に吠える狼のように」1972.12.7NET/東映

 黄金仏を盗んだ三人組は、巨悪に乗せられたピエロ。惨めな死に様を晒す彼らを見て、昔の俺と同じと自嘲する辰、怒りをこめて十手が振り下ろされる。

ロケ地
  • 仏像を盗んだあと、逃げた三人組の一人が消される神社、木島神社。立ち回りは本殿前、玉垣の内で。土砂降りの夜演出。
  • 龍虎亭、梅宮大社神苑池中亭。辰が二階でとぐろを巻いているところへ、留が呼びに来る。
  • 手がかりを求め、殺された青年が住んでいた深川のスラムへ赴く辰、突っかかってきた政をシメたあと意気投合、酒を奢る茶店は東高瀬川堤にあしらい、背景に松本酒造酒蔵。岡っ引きと話す政に怒ったチンピラと喧嘩になる段では、法面を転がり落ちるシーンも。
  • 船宿・川よし、入口は大覚寺望雲亭。船着きは大沢池南西畔。
  • また一人殺される三人組、不明(神社境内か、灯篭に吊られ)
  • 政が栄三を呼び出し友吉(三人組の一人)のことを聞く川よしの裏手、大覚寺大沢池堤に塀あしらい(池と直角に立ててある)。このシーン、導入は北側の堤から大沢池南西畔を望む図から。
  • 政が友吉を匿う船小屋、不明(川の汀に小屋あしらい、近くに葦原が広がる。流れは瀞、深い緑の水がゆったりと流れる)。葦原は、友吉が留を見て誤解する段でも登場、かなり広く、足元は湿地。
  • 同じく留を見て裏切られたと誤解、辰を襲う政は梅宮大社神苑門前橋(門扉は閉じられている)。辰は通用門の方から来る(夜間撮影)
  • 栄三の船に転がり込む友吉、大覚寺大沢池南西畔の屋形船。友吉の検分は大沢池畔。
  • 栄三が仏像引渡しに指定の谷中・了願寺、丹波国分寺。門と境内をたっぷり使い、今は無い参集殿らしき建物も確認できる。辰が駆けつけるシーンには、「はさ木」が映っている。

2011/3/28

■ 影の軍団幕末編 第4話「私が愛したカゲキ派」1985.10.28関テレ/東映

 高杉晋作と、彼を愛した女の逸話。若い女といちゃくつ高杉を見て逆上した年増女は、かねて骨董屋から聞いていた復讐請負話に乗ってしまうが、その男は甲賀者で火盗改に通じていた。

ロケ地
  • 骨董商・夢幻堂がご婦人方を集めて壺を見せる席、青龍苑か(池畔の茶亭)
  • 品川御殿山の英国公使館を襲う高杉、相国寺大光明寺。塀際で煙草を吸う高杉は南塀際、放火した高杉が飛び出してくるのは中仕切り、公使館の英人が出てくるのは式台玄関で、仕切塀越しに見える方丈が炎上している演出。銃撃を逃れた高杉は門を出て駆け去る。
  • 町娘とデートしお金を貰う高杉、柊野堰堤(岩場と落差工)
  • 同志と寄り合いを持つところを火盗改に踏み込まれる高杉、隼太のヘルプで逃走、二人走る掘割は嵐山公園掘割河床(中ノ島橋下の背割の向こうとこちらで併走、夜間撮影・橋は映らず)
  • おふじが用心棒をつけた意味を問い詰める高杉、今宮神社稲荷社前。詫びて駆け去ったおふじが夢次郎に捕まるのは若宮社前、灯篭の陰からがま八が見ていてかしらに報告。
  • 高杉とおふじが監禁される三味線堀浄泉寺、内部はセット撮り(荒れ寺設定)、逃げた高杉を軍団が出て救う境外の林は下鴨神社池跡。立ち回りは一部鳥居本八幡宮舞殿〜広場で行われる。夢次郎のめくらましと対決する半蔵は糺の森。
  • 船で去る高杉、水に入って追うおふじ、広沢池東岸
■ 地獄の辰捕物控 第9話「かんざしの向うにお玉がいる」1972.11.30NET/東映

 銀太が目撃した殺しの凶器は、他ならぬお玉の簪。手がかりを求めて奔走する辰だが、巨悪に挑む健気な娘を助けずにはおれない。そして、お玉の消息を知る男は、肝心なことを伝えられずに事切れてしまう。

ロケ地
  • 駒形屋の小頭が殺される現場に出くわす銀太、大覚寺護摩堂。降られてお堂の軒先で雨宿り、石仏のお供えをパクっていると、護摩堂前で事件が出来。
  • 木場へ赴く辰、伏見酒蔵脇土手〜貯木場(南港か新木場か)
  • 龍虎亭に顔を出す辰、梅宮大社神苑池中亭。後段ここが出る際は、神苑通用門から池端を使い表現、露店もあしらい。
  • 思い出の神社へやって来る辰、神泉苑善女竜王社。導入は俯瞰のクレーンショットで、辰は法成橋を渡ってくる。回想シーンつき。
  • 磯貝のダンナに全てを打ち明け協力を要請する辰、辰を呼びに出たお京と出くわす川端は上賀茂社家町
  • 入札に参加するためお紋がゆく川端、伏見酒蔵脇土手。このあとセットにスイッチ、駒形屋と遭遇。
  • 手下にお紋を拘束させた駒形屋が入りかける紀州家下屋敷、東福寺一華院。門前で辰に呼び止められるが、この際辰の背後に経蔵の甍が見えている。逃げた駒形屋を追いかけるお紋のシーンは、一華院付近の路地石畳。
  • 事後、辰がゆく土手、松本酒造前東高瀬川堤

2011/3/27

■ 鬼平外伝 夜兎の角右衛門  2011.3.21時代劇専門チャンネル

 女乞食の身の上話が、「本格の盗賊」を自負する男を打ち砕く。そして、先代の遺言通り自首して出た彼に、更なる数奇な運命が用意されていたのだった。

ロケ地
  • お盗めのため駿河へ向かう夜兎一味、駿河へ二里の街道は大覚寺遣水跡〜大沢池北東畔。
  • 角右衛門が妻子と暮らす町の神社、上賀茂神社ならの小川畔を縁日の参道になぞらえ、露店等多数あしらい。後段幾度も挿まれ、ラストシーンも同所。
  • 先代とその妻の墓に詣でる、角右衛門一家と捨蔵、普済寺墓地。
  • 金を落としたお店者と、それを届けた女乞食を見かける角右衛門、仁和寺。パニックを起こしたお店者は中門を駆け入り、茶所へ。ここに角右衛門が居合わせる運びで、設定は「上野山内の木立が見える広徳寺」。金を渡して去った女乞食をつけてゆく角右衛門、上御霊神社(本殿裏手、摂社脇)
  • 女乞食に会いにゆく角右衛門、仁和寺塔前〜鳥居本八幡宮(広場〜鳥居前。乞食仲間が語る回想シーン、おこうが皆に振る舞いをしたのは舞殿、縊れたのは鳥居で結わかれた縄の残りが揺れている次第。ここの設定は浅草見附の乞食溜り)
  • 盗め先で下女を害した綱六の行方を求める捨蔵、漁師に聞きまわる備前下津井の海浜は間人海岸
  • 火盗改に出頭したあと、角右衛門が送られる石川島人足寄場、間人海岸(竹野川河口右岸に柵や小屋しつらえ、立岩も映る)。角右衛門が労働に従事するシーンは不明(BK大仏設置場所や井尻に似る)
  • 火盗の密偵となった角右衛門、川越へ赴きくちなわの平十に接触するところ、平十の手下が角右衛門の正体に気付く神社は今宮神社。角右衛門が参拝するのは本殿、戻り道で目撃されるくだりは稲荷社脇。
  • 平十一味がお縄になったあと、江戸へ戻り妻子を窺うところ刺され頓死する角右衛門、上賀茂神社ならの小川畔と河床(既出の縁日風景)

2011/3/26

■ 徳川風雲録 御三家の野望 第1話「紀州の虎見参!」1986.1.2TX/東映

 忍びに命を狙われたことで、源六は己の出自を知る。人物を見込んだ忠相の付託も受け、和歌山城へ乗り込み道を切り開こうと志す源六に、別の忍びの魔手が迫る。

ロケ地
  • 御三家の成り立ちや情勢を語るナレーションに、戦国の世の戦のシーンや、現代の皇居・名古屋城、和歌山城、水戸偕楽園の映像が続く。
  • 和歌山城イメージ、本物。市役所方面から見た全景。
  • 根来衆の頭領に会いに来る安藤帯刀のくだり、忍びが出る山中の林は不明、イメージに根来寺(山門、仏像、塔)
  • 阿漕浦に立つ源六、マジ海(日本海か、沖に小島)
  • 禁域で漁をして捕われる源六、山田奉行所イメージに青蓮院長屋門
  • 忠相の語る昔話、和歌山城二の丸御門外に捨てられた赤子の源六を拾った五郎左、和歌山城城追廻門。
  • 佐和と雨宿りの「お堂」、木島神社舞殿に腰掛け。
  • 松坂代官所へ忍んだ根来衆の助八が、甲賀くノ一と鉢合わせして戦う屋敷外の塀際、仁和寺塀際(境内疎林)
  • 佐和を乗せて遠乗りの源六、木津河原。佐和を案じて走ってくるじいの八兵衛は右岸堤上、二人を見遣る甲賀忍びは左岸堤上(上津屋の寺の甍が映り込む)。忠相は船でやって来る。
  • 佐和をさらった甲賀忍びが源六を呼び出す妙法寺、神光院中興堂(内部はセット撮り)

2011/3/25

■ 影の軍団幕末編 第3話「女は二度燃える」1985.10.21関テレ/東映

 舞台は京都、新選組萌芽期の軍団的秘話。鴨を殺ったのは実はという経緯に、恋人に見返られイヌとなった女の哀話が関わってくる。

ロケ地
  • 勝麟太郎と接触した天誅組の生き残り・河合が新選組に斬られる川、嵐山公園中ノ島橋上手掘割河床(欄干ちらり)
  • 河合のための熱さましを宿屋から貰って帰りの善九、新選組の追っ手を殺る町角は南禅寺法堂裏回廊(隊士は回廊の下をくぐる)。このあと江戸へ向け鳩を飛ばすのは三門
  • 知らせを受けた半蔵はじめ軍団メンバーが京へ向かう街道、北嵯峨農地畦道、農道。
  • 京へ着いた半蔵が善九の報告を聞く市中、南禅寺三門。ラストシーンも同所。
■ 地獄の辰捕物控 第8話「深川河岸が血で染まる」1972.11.23NET/東映

 意味ありげに置かれた折鶴は、辰を巻き込むための釣り餌。お玉を思う心を踏み躙られた辰だが、民を泣かす巨悪に敢然と向かってゆく。

ロケ地
  • 折鶴を門口に置いて去った女を追う辰、女が消えて船から死体が見つかる千鳥橋たもとは嵐山公園中州掘割、橋から堀端を望むアングルも。
  • 銀太に折鶴を見せる辰、梅宮大社蔵脇。
  • 大蔵屋の妾がやっている本所の料亭を訪ねるくだり、帰る辰を呼び止める女中のおよしのシーン、このとき辰がいるのは嵐山公園料亭・錦前。およしは五木茶屋の方から出てくる(後段、料亭付近でおよしを問い詰める場面では、料亭群の隙間を利用し塀等あしらった、店裏手の堀端が演出されている)。場所を変えて話を聞く川辺は中州岸堰堤脇。
  • 折鶴を持って「思い出の神社」にやって来る辰、神泉苑善女竜王社。お京がやって来るシーンで、法成橋が映り込んでいる。
  • お京が父の使いと偽り調書を借りる南町奉行所、大覚寺明智門
  • およしが復讐をやめてと清吉を掻きくどく墓地、くろ谷墓地
  • 辰が龍虎亭へやって来るのを待ち構え、今日が磯貝との約束の日と迫る留、梅宮大社神苑。留は神苑入口門前の橋たもと、辰は通用門から入り、池中亭へ。
  • 亡母の命日に墓へ現れた清吉を囲む、大蔵屋差し回しのちんぴら、くろ谷墓地。文殊塔下の石段で大立ち回り。
  • 大蔵屋が「火事になったあと」、磯貝が召し取らせる塀際、広隆寺東塀に似る。
  • 焼け出された人々に混じるおよしと清吉に自主せよと諭す辰、渡月橋下桂川右岸河川敷。このあと辰が物思う堀端は、起こりの中州堀端。

2011/3/24

■ 影の軍団幕末編 第2話「影なき女に御用心」1985.10.14関テレ/東映

 討幕派を次々始末する殺し屋は忍び、彼らに手を貸し「影」を狙う女は、「かしら」の半蔵を憎悪していた。

ロケ地
  • お蝶失踪後、彼女が残した印を追ってゆく善九、二尊院墓地(墓石ゴゴゴ→ダンジョン)。抜け穴の井戸を出るとあるお堂は大覚寺聖天堂(天井に潜み覗くシーンはセットにスイッチ、中では道雪が玄馬に影抹殺の依頼中)
  • お桐の回想、くノ一補充に来た半蔵の前でお蝶と試合った湯舟の里の野原、酵素河川敷(小屋あしらい)
  • 仕事帰りの半さんと弥一、倒れているお蝶を発見する夜の橋は中ノ島橋
  • お蝶を保護するも中の人はお桐の小屋、不明(爆破シーン)。爆破後に出て高笑いの忍者たちを斬る半蔵、中ノ島橋下河川敷(爆破された小屋の残骸あしらい)
  • お蝶を逃がすも露見、斬り結ぶお桐、鳥居本八幡宮広場(夜)
■ 地獄の辰捕物控 第7話「無縁佛が旅に出た」1972.11.16NET/東映

 抜け荷商人の保身が、一組の夫婦を引き裂く。思い合う二人に癒されていた安女郎の、まさに必死の願いを無視できない辰であった。

ロケ地
  • 辰も参加しての抜け荷摘発シーン、イメージに挿まれる橋脚は流れ橋
  • 辰に縋りに龍虎亭へ走ってくるおとら、梅宮大社神苑。神苑通用門を入り(南望のアングル)、池中亭へ。
  • 心中者の片割れとしておふさが連行されてゆく佃の浜、琵琶湖岸。漁具や船あしらい。ここへ駆けつける辰のシーンでは、舟板塀?の小屋と林が映る。
  • 営業中のおとらが殺されかかる苫船、大覚寺大沢池北西岸に舫い。
  • 町方の動きを輪島屋に伝えに来る北町同心、不明(お堂の前に苔庭、そこに床机をあしらい。読経が演出されているので寺設定か)
  • 吉原から早桶を担いで帰る辰たち、抜け荷商人差し回しのヤクザが襲う道は大覚寺大沢池堤。池ドボンあり。
  • 幸せそうに旅立ってゆく清吉とおふさ、中山道板橋宿付近の街道は流れ橋、橋上を来る二人を映したあと、側面シルエットで夕景。
  • 浄閑寺に参る辰、不明(墓地)

2011/3/23

■ 影の軍団幕末編 第1話「ヤンキー娘の大冒険」1985.10.7関テレ/東映

 井伊大老の死後、風雲急を告げる江戸に暗躍する政商。蔵に物騒な武器を大量に蓄え、邪魔となれば米国領事にも容赦ない攻撃を仕掛けるが、戦を回避するため影が動く。

ロケ地
  • 井伊暗殺から怒涛の幕末へと、情勢を語るナレーションに被るイメージのお城、姫路城天守
  • アメリカ公使館、大覚寺御影堂。前の「壇」に星条旗掲げたポール設置。
  • 屋形船で密談の渡海屋と道雪、広沢池か。
  • 渡海屋が天誅浪士を飼ってある寮、中山邸通用門
  • お梅の兄の馬丁を荼毘に付す水辺、罧原堤下河原
  • 兄の遺骨を抱いて国に帰るお梅、大覚寺大沢池畔(護摩堂前)〜大沢池堤(法華衆に化けた甲賀が襲う)
  • ヒュースケン暗殺後、江戸を出てゆく各国公使のぐたり、次々と公使館の国旗がおろされるシーン、大覚寺境内。
■ 地獄の辰捕物控 第6話「牡丹の花が闇に咲く」1972.11.9NET/東映

 裏で巨悪が蠢く抜け荷事件、月番違いなうえ、評判の鬼同心に睨まれながらも、ダチのため辰は命を張る。

ロケ地
  • 馬鹿な偶然で割符を渡されてしまった三平、お使い帰りの道を襲われるのは吉田神社竹中稲荷参道重ね鳥居下。彼をシメにかかった男が殺され、三平が犯人にされ遁走。
  • 龍虎亭へ行く前、岸辺に佇み釣り人を眺める辰、嵐山公園か。
  • 三平が潜む横穴、大覚寺大沢池木戸下溢水口(河床から見上げ)。御高祖頭巾のお女中が来て饅頭を呉れ、連れ出される。三平を捜しにやって来た辰が、子らに行方を尋ねる川端は大覚寺有栖川(子の幾人かは御殿川落ち口で遊ぶ)。三平を呼びに来た怪しい男をシメる辰、先の溢水口〜有栖川河床。
  • お女中が三平を連れ込む大目付邸、相国寺林光院(門のみイメージ)
  • 磯貝に十手を返上してきた辰が襲われる道、宗忠神社北参道(見上げ)吉田神社竹中稲荷参道重ね鳥居下。
  • 頭巾の女に後をつけさせ接触する辰、吉田神社大元宮下坂。女はこの坂の崖下にいて、朱玉垣越しに見下ろす図。
  • 猫目の弥之助をつける銀太、相国寺大光明寺南路地〜門前(南東角をクレーンショットで。設定は若年寄邸)。あとで銀太の残した印を頼りに辰と大沢がやって来る。
  • 割符と三平を交換する約束の上野松宮天神、鳥居本八幡宮。頭巾の女と用人は本殿前に、弥之助一家を引き連れた辰がやって来るのは小柴垣の道、舞殿を挟んで対峙の運び。大沢は辰と別行動でやってきて介入。
  • 三平が太平楽に寝ているのを見て帰る辰たち、大沢が飲みに行こうと誘う町角、相国寺天界橋たもと。横穴付近で遊ぶ子が走り寄り、託されていて忘れていた割符を渡すシーンは大覚寺有栖川畔と組み合わせ。

2011/3/22

■ 影の軍団IV 第27話「大老暗殺!桜田門の女たち」1985.10.1関テレ/東映

 桜田門外の変秘史、歴史的事件の裏で暗躍する影の者たち。浪士たちの意思は「影」によって果たされるが、軍団は大事な仲間を失ってしまう。

ロケ地
  • 大奥女中に化けたくノ一たちがゆく道、相国寺大光明寺南路地。彼女たちが入ってゆく薩摩藩上屋敷は相国寺林光院(前庭も使う)。御台所の使者来着を聞く斉彬、相国寺大光明寺石庭
  • お払い箱のお狸さまを売りに出す半さん、今宮神社境内か。ここで日下部逮捕劇。
  • 大老に酷似した男を屋形船に連れ込むくノ一、罧原堤下桂川か。
  • 長州に工作すべく京へ向かう高橋の危機を救う半蔵たち、湖南アルプスか。
  • 事後、帰国した勝麟太郎登城イメージ、姫路城天守
■ 地獄の辰捕物控 第5話「御用提灯が闇に泣く」1972.11.2NET/東映

 おぞましい所業を重ねる外道、辰は僅かな手がかりから犯人に迫ってゆく。出てきたのは「殿様の宿痾」、狂態は修羅場を迎えても治まらない。

ロケ地
  • 磯貝に命じられ辰を呼びにゆく留、梅宮大社神苑。龍虎亭に入らず、神苑門前の橋たもとでもじもじ。酒肆は池中亭で、ここから留を見るアングルもあり、そうこうするうち焦れた磯貝さまがやって来てしまう。
  • 辰が磯貝邸を出てくると門前で留が待っているくだり、上賀茂社家町。留は猫構い中、このあとお玉に似た女を追っていってしまう辰のシーンはセットにスイッチ。
  • 葵小僧の記録を調べにゆく磯貝と辰、伝馬町牢屋敷は御所長屋門
  • 牢屋敷から戻る辰たちを襲う雇われ刺客、相国寺鐘楼。刺客は大通院南西角の塀際から殺到、立ち回りは宗丹稲荷でも行われる。
  • 牢奉行が帰宅するくだり、相国寺回廊
  • 磯貝に十手を返上し出てゆく辰、父に言われ十手を渡しにゆくお京、追いつく夜道は相国寺大光明寺南路地上賀茂社家町藤木社前とミックス。
  • 突き止めた本多邸を張り込む辰、屋敷は相国寺大光明寺。辰は方丈塀際に潜み、松五郎と銀太は南塀に取り付いて中を覗く。夜になって出てくる殿様、御用提灯をともして行く夜道は大光明寺南路地。このあと社家町の磯貝邸へ。

2011/3/21

■ 影の軍団IV 第26話「消えた十三人の水夫」1985.9.24関テレ/東映

 いよいよ咸臨丸出航という段になって、水夫が殺害され、勝麟太郎の命も狙われる。兄を捜しに来て巻き込まれた娘をはじめ、散らされた命のため、影は動く。

ロケ地
  • 海軍操練所、萬福寺開山堂。門のほか、水夫の鍛錬のシーンでお堂の前庭、兄を捜しに来たお浜のくだりでは門前、善九とがま八が水夫に化けて潜入するくだりでは回廊や匂欄も見える。
  • 五島からやって来て操練所へ向かう途中の水夫二人が甲賀者に殺される戸塚宿はずれ、流れ橋(橋下も使われる。橋上に流れ着いた木屑など打ち上げられているほか、目撃した善九が逃げるシーンには傾いだ橋桁が映りこんでいて、「半壊」状態なことがわかる)
  • 操練所で水夫が殺されたあと、半蔵を呼び出し助力を求める勝、蓮華寺五智如来像裏手(夜)。ここは再度登場。
  • 花を摘むお浜、不明(土手法面)。お蝶の家を出て故郷に帰ろうとするお浜、渡る夜の橋は渡月橋(見上げ、シルエット)。お浜を捜しに出るお蝶とあやめ、罧原堤下河原(夜設定の絵)。追っ手に殺られてしまうお浜、罧原堰堤下。
■ 水戸黄門42 第21話「お命頂戴!御老中」2011.3.21TBS

 老公の帰還に苦りきる加賀守だが、ごり押し政策のツケは思わぬ方向から来る。殿様の情けで命拾いした兄妹は、藩の危機に身を捨てて報いようとする。

ロケ地
  • 江戸城イメージ、皇居巽櫓
  • 腹心と密談後、屋形船をおりたところを襲われる加賀守、嵐峡船着き。
  • 小石川水戸藩上屋敷、イメージに小石川後楽園円月橋。弥七の報告を受ける縁先は随心院か。
  • 出石藩藤井家墓所、不明(石の囲いあり、丘上か)
  • 水戸家屋敷へ到着する加賀守の駕籠、随心院大玄関。老公と話す茶室、不明(窓から蔵?の扉がのぞく)。加賀守の帰りを襲う出石藩の若侍たち、随心院長屋門(行列はパーキングの方から来る)
  • 江戸を発つ一行、随心院境内植え込み際。

2011/3/20

■ 運命峠 第21話「葵の血の色」1975.2.26関テレ/東映

 築堤や架橋などの手法を記した土木工学の本を、異国の書ゆえ禁じ、所持する者を追う幕府。真摯な学徒に対する、理不尽極まる仕打ちを見た六郎太は、将軍の真意をはかるべく、「兄」に会いにゆく。

ロケ地
  • 武蔵七党の子孫・豊島四郎基成の屋敷、不明(萱葺の門の前に斜めポーチのアレ、周囲の塀や鳥居も映る)
  • 家光が参詣の寛永寺、随心院薬医門(葵紋の幔幕が両翼を隠している)。大玄関の前に家光の駕籠描写も。室内はセット撮り。
  • 「会見」を終え戻る六郎太、葵紋の扇を投げ捨てる川は上賀茂神社ならの小川
  • 早苗と二人ゆく山道、不明。越えてゆく峠、湖南アルプス(OPと同じ)

2011/3/19

■ 運命峠 第20話「さらば忍者」1975.2.19関テレ/東映

 運天が、完全に忍者暮らしと決別する話。七兵衛に振り回された挙句命のやりとりをする運天、深手を負った彼に、六郎太はささ香との人生を示唆する。

ロケ地
  • 若年寄・堀木邸、相国寺長得院。六郎太は夜に通りかかり七兵衛の侵入を見る。その後出てきた七兵衛を脅しつけると手裏剣が飛んでくるシーン、六郎太は向かいの塀の狭間に身を寄せている。
  • 堀木邸から帰る秋山が刺客に囲まれる夜道、広隆寺東塀(木が見える)
  • 牢から逃げた七兵衛を追う運天、対決の林は下鴨神社糺の森池跡
  • 秋山宅へ系図を届け黙って去る六郎太、気付いて飛び出してくる秋山の娘・鈴江が走る路地は相国寺大光明寺南路地。あきらめ戻る鈴江の背後に、方丈の破風が映り込んでいる。
  • 六郎太がゆく川辺、罧原堤下河原か。

2011/3/18

■ 影の軍団IV 第25話「幻の少女私を殺さないで」1985.9.17関テレ/東映

 町医者の片腕となって立ち働く健気な娘、彼女に降りかかった災難はまつりごとの闇から来ており、トラウマの因果も同じ筋からもたらされていた。

ロケ地
  • 大奥の女たちが代参して、熊野踊りが奉納される山王権現、松尾大社。踊りは舞殿で、玄安に誘い出された老女が密殺されるのは摂社前。
  • 夜、老女たちの死体を埋める大雪と配下、大覚寺天神島
  • 出世の内示を聞き部屋を出てくる玄安、永観堂御影堂縁先(見下ろし)。玄安に妊娠を告げる年寄・松島付きの侍女・おゆみ、永観堂臥龍廊(見上げの図も)
  • 身の危険を察し、玄安が前将軍を殺した旨書かれた密書を持ち出し逃げるおゆみ、倒れて半さんに助けられる道は大沢池畔か。
  • おゆみを診た医師・了賢が奉行所へ出頭するのに通る道、相国寺。弁天社に熊野忍が潜み狙うが、瓢斉の芝居で水入り。なお付け狙う者が半蔵にやられるのは鐘楼まわり、裏の碑も映る。
  • お藤に頼まれ長崎から薬を運ぶ善九、馬を駆る街道は大覚寺大沢池堤、乗った船が着く浜は嵐山公園堀端(渡月小橋下手湛水域、がま八が右岸川端に出て船を迎える)
  • 了賢が移送されるルート、南町奉行所は大覚寺明智門(御殿川河床から見上げ)。駕籠を尾行する瓢斉は大覚寺観月台(池等映らず)
  • 了賢が映された谷中・日照寺へ罠と知りつつ赴く半蔵たち、神光院。お堂は中興堂、半蔵が宙吊りにされる一幕などあり、退却の際には本堂前の池に飛び降りたと思しきシーンもある(煙幕で逃走の段)
  • 診療所を焼かれ、密書をとらせまいと抵抗し斬られたお藤の亡骸をおぶい行く了賢、子らが見ているのは鳥居本八幡宮舞殿。直後了賢が斬られるのは広場。
  • 了賢とお藤を埋めた塚、罧原堤下汀
■ 地獄の辰捕物控 第4話「縁切寺で女が死んだ」1972.10.26NET/東映

 凶賊と渡り合う辰、満身創痍でなお立ち上がる。その脳裏には、死に至るまで苛まれても我が子を守ろうとした、哀れな母親の死に顔が刻まれていた。

ロケ地
  • 幽霊小助逮捕に賞金がついた高札が折り捨てられる大川端、宇治川橘橋と周辺の土手、河原(橘橋は現在架けかわっており、欄干や橋脚が大幅に異なる。土手越しに見える甍は、平等院観音堂のもの)
  • 小助の女房が入っている東慶寺へ赴く辰、切通しの山道は不明。小助一味に襲われ刺されるのは北嵯峨竹林、からくも逃げて里人に助けを求めるのは北嵯峨農地竹林際の道〜田畔。小助の女房の検死は小丘際か。
  • 東慶寺境内、尼が降りてくる石段、不明(幅は狭く、両脇にサツキと思しき刈り込みがあり頂には大木。負傷した辰が保護されるくだり)
  • 小助の子を猿回しで誘き出すくだり、その子が音を聞きつけ外を覗く蔵、不明。子がやって来る大川端は宇治・橘橋と周辺、子を抱いた小助と辰がやりあうシーンは桂川河川敷にスイッチ(罧原堰堤付近の右岸河川敷と思われる。河原には細い流れが見える)

2011/3/17

■ 影の軍団IV 第24話「長崎帰りの整形美人」1985.9.10関テレ/東映

 井伊が集める裏金、供出を拒んだ店には、あの手この手の嫌がらせ。果ては子をさらおうとする悪辣さ、ガードに入っていたお松が捕われてしまうが、軍団が大目付屋敷に殺到する。

ロケ地
  • 京屋女将・お梶と麟太郎が会う茶店、窓から見える咸臨丸は琵琶湖か(茶店はセット撮り)
  • 町で拾った京屋の息子・周吉と一緒に昼をつかう弥一、上賀茂神社ならの小川畔。半さんもポニーつないでお休み。
  • 周吉と魚獲りをする弥一、下鴨神社泉川
  • 下城してくる大目付・永井の駕籠側に寄り指令を受ける村尾、二尊院紅葉の馬場
  • 周吉に化けた弥一をさらう村尾の部下たち、誘拐現場は遊び場所の泉川、横抱きにして走るところ通行人を水に叩き落とす道は大覚寺放生池堤。連れ込むお堂は大覚寺護摩堂
  • 寺に非難している京屋女将・お梶に会いにゆく勝麟太郎、一様院(山門前、中はセット撮り。鐘の音や来迎図の屏風等から寺設定と推測)
  • 身代金を持ってお松を受け取りにゆく麟太郎、広沢池東岸
■ 地獄の辰捕物控 第3話「刺青者は闇に消えた」1972.10.19NET/東映

 一心に慕ってくれる幸薄い女のため、足を洗おうとする怪盗。潜伏中の彼を鋭く見抜く辰だが、健気な女の純心にほだされ、職務を擲つほか肩入れしまくり。

ロケ地
  • 大火から逃れる人々を見る松五郎、避難民が通るのは梅宮大社神苑池端(神苑門前、龍虎亭前設定)
  • おしのに会いに行く伝八、店の外で話すシーンは石座神社
  • 龍虎亭に潜伏している伝八を見つけ出し、盗めを強要する賊のくだり、梅宮大社神苑土橋〜境内蔵前。二人を目撃する銀太は神苑門前の石橋。
  • 伝八の正体がほぼ辰にバレたあと、伝八とおしのを一時外へ出す松五郎、二人が話す神社は石座神社、本殿前にいる二人を、舞殿脇から辰が見上げる図。
  • 伝八を脅した賊が狙う銀座屋敷、永観堂。門は中門、蔵は千仏洞。立ち回りは御影堂・釈迦堂間の回廊下でも展開される。

2011/3/16

■ 影の軍団IV 第23話「男の中に女が棲む」1985.9.3関テレ/東映

 大獄の指揮をとる井伊の懐刀は、女たちの熱い視線を浴びる気鋭の官僚。しかし彼の心には魔が棲み、歪んだ心が数多の犠牲を生み出していた。

ロケ地
  • 由良典膳の駕籠を襲う浪士たち、下鴨神社馬場。典膳自ら駕籠を出て戦い、凄腕で返り討ちにするのを、がま八が目撃。
  • 由良邸門前で托鉢をする半蔵と弥一、大覚寺大門。中から家士がわらわらと出て開門し、半蔵らを退けているところへ、参道石橋を渡って典膳が戻ってくる。
  • 典膳の性癖について軽口を叩いた役人二人が密殺されるくだり、追っ手を目撃するがま八は大覚寺有栖川畔(河床から見上げ)〜五社明神(気配に気付いたがま八が舞殿の床下に隠れる)。役人二人は護摩堂裏で追いつかれ、天神島へ入ったところで死体になっているのをがま八が確認。
  • 地下の秘密部屋で典膳の女装を手伝っていた髪結いが土左衛門で見つかる船着き、大覚寺大沢池船着き(大)
■ 地獄の辰捕物控 第2話「御用金が死を招く」1972.10.12NET/東映

 御用金強奪犯の上前をはねようとする青年、彼には苦界から救いたい女がいた。彼に過去の自分を重ねた辰は、体当たりでもう一つの道を指し示す。

ロケ地
  • 御用金が強奪される戸田の渡し、木津河原。加島屋一味が、対岸の板橋宿の問屋に化け、出迎えと称して一行に近づく。
  • お玉との思い出の神社へやって来る辰、神泉苑。法成橋と善女竜王社が使われ、狛犬や池もよく映える。祭礼が行われている設定で、川に船を出して賑わうさまも描かれている。このシーンはバンクフィルムと思われるが、川は瀬田川で橋は唐橋、対岸の家並みもちらり。留が事件の話をしても呆けている辰を見て、磯貝さまが留を去らせ、このシークエンスが終わる。
  • 辰の十手が錆び付いていると、銀太が松五郎に愚痴る龍虎亭近くの汀、梅宮大社神苑咲耶池の切石橋。松五郎は大根洗い。
  • 加島屋の贋金工房がある竹藪、北嵯峨か。ここへ特攻をかけ金をかっさらった仙次が船に乗って逃げる河原、木津河原
  • 仙次がお光と落ち合うはずだった海浜、琵琶湖西岸。夕景の海も琵琶湖、琵琶湖大橋から堅田方面を望む図でバンク映像。

2011/3/15

■ 影の軍団IV 第22話「金髪娘は拳銃で勝負」1985.8.27関テレ/東映

 安政の大獄の前触れともいえる、陰惨な弾圧事件が発生。悲惨な結末を見た軍団が出動する筋立てに、おてんばヤンキー娘がからんでくる。

ロケ地
  • 京で摘発された水戸藩士・藤田知明が護送される道、不明(池堤か)。渇きを訴えるも役人の嫌がらせを受けるシーンは木津河原
  • 老婆を湯治場へ運ぶ仕事の最中だった半さんが、藤田の妻女・千枝が雲助に無体を受けるところへ出くわす街道、大堰川堤か。
  • 千枝と下僕の権十が有志の若侍たちと落ち合う神社、不明(山腹に立地、朱の鳥居をくぐって坂道を登ると祠。周囲は竹まじり雑木林)
  • 水戸藩士らが護送の駕籠へ殺到する道、不明(大内みたいな感じの谷地田沿いの道、畔にはさ木)
  • ローラが唐丸に出くわす峠の茶店、不明(大内の坂道に似る)
  • 徒目付の黒木が封鎖する六郷の渡し(川崎側)木津河原。追われる千枝を、ローラや善九が助けるシーンは付近の草原や汀で。
  • ローラから逃げた善九が江戸へ急ぐ道、品川へ一里のところへ架かる橋は流れ橋(夕景)
■ 地獄の辰捕物控 第1話「千羽鶴が泣いている」1972.10.5NET/東映

 寄場上がりの岡っ引き・辰造が、新婚間もない恋女房の失踪に際会する起こりの話。必死で追い求め、荒事のすえ助け出した女たちのなかに、お玉の姿は無かった。

ロケ地
  • 大八に死体を乗せて天龍一家を目指す辰が走り抜ける町並みのシーン、セットとセットの間に挿まれる土手は伏見の酒蔵脇。
  • 磯貝同心宅へやって来る辰、表の通りは社家町・明神川畔。お玉失踪を打ち明けたあと、本所界隈で神隠しの噂が出ていると語られるくだり、イメージの渡し舟は罧原堤下の桂川か。回想シーン、留三郎から聞いて駆けつける材木河岸、伏見酒蔵脇土手から「材木置場」へ(かなり規模の大きい現場で、一部斉宮神社付近と思われるシーンも)
  • 銀太に助けを求めるため松五郎の酒肆へ出向く辰、梅宮大社神苑。東参道に面した通用門から入り、池中亭へ(萱葺を酒肆に仕立て)
  • 天龍一家の代貸・政次郎を呼び出す辰、今宮神社門前茶屋・一和。導入は東参道のロングから。
  • 政五郎をつける辰、酒樽を携えた政五郎がゆく木場、不明(貯木場か)。さらった女たちを隠してあった、用心棒の浪人がいる寺は神光院、中興堂をメインに回廊、本堂裏など。
  • 或る日帰宅した辰、飯の用意がしてあるのを見てお玉が戻ったと欣喜雀躍、駆けつける思い出の神社は神泉苑。法成橋を走り渡るシーンはクレーンショットで、額づく女を振り返らせると別人なのは善女竜王社(お玉が辰と結ばれることを祈念して千羽鶴を奉納したやしろという設定)。回想シーンで出る、語り合う婚前の二人は不明、水際で遠景に土手。
  • 天龍一家の親分が上方の女衒に女たちを引き渡す船小屋、罧原堤下河原。小屋をセットしてあるほか、土手法面に板を立てかけ「足場」に。

2011/3/14

■ 影の軍団IV 第21話「穴の向うの黄金仮面」1985.8.20関テレ/東映

 お蓮が上方から追ってきた商人は怪物、邪魔な者は情け容赦なく踏み潰してゆく。勝麟太郎は、彼を巨悪と知っていて海軍操練所設立資金を引き出そうとするが、「影」はそれを許さない。

ロケ地
  • お蓮の示唆で抜け穴探しの両国の空き地、不明(塀際に棕櫚がたくさん突っ立つ草ぼうぼうの野原、塀の中には蔵など。後段、弥一が井戸を発見する段では、池端であることがわかる)
  • 商家の主夫婦が縊死し出火、これは日之本屋の仕業と半蔵に報告するお蓮、大覚寺天神島大木の根方。
  • 日之本屋に入り込み探っていた隼太たちが露見、逃げた先でお蓮と落ち合う町角は大覚寺護摩堂前。
  • 日之本屋から金を引き出そうとしてしくじり、憤然と帰る道で怪しの法華衆に囲まれ斬られる与力以下の町方、大覚寺大沢池畔。目撃した子供も狙われるところもお蓮の手裏剣が阻むのは大覚寺五社明神
  • 月に一度城へ通う日之本屋の船がゆく大川、広沢池(東岸に接岸)
  • 抜け穴を捜すトキ、大覚寺御殿川河口付近(河床)。船を出して岸を調べる善九、大覚寺大沢池溢水口(落ち口側から見上げ)。この直後の弥一が井戸を見つけるシーンは、上述の「空き地」で。

2011/3/11

■ 影の軍団IV 第20話「悪女の首が笑う」1985.8.13関テレ/東映

 勝麟太郎に会いたいと思いを募らせた長英は、顔を焼いてまで江戸へ。しかし「大老の女」の意思は強く、手先の甲賀者は遂に蘭学者の命を絶つ。

ロケ地
  • たか女と井伊が会う屋形船、桂川か(夜景)
  • 飛脚姿のお蝶が忍びに追われ囲まれ立ち回り、嵐山公園水路堀端中ノ島橋(吹き矢にやられ、橋から身を躍らせて逃走・ドボン水音演出)
  • お蝶が傷ついて辿りつく、武州丹波村の長英が隠れ住む小屋、北嵯峨竹林か。
  • 長英の訳本を読んでいてお才に叱られる麟太郎、罧原堤下桂川。彼らを見張るたか女と手下が屋形船に。
  • 長英の情熱を知らされた麟太郎、菊次とがま八を従え渡世人姿で武州へ向かう道、北嵯峨農地田畔(早苗の候)。麟太郎を見張っていて見失い、蜘蛛太夫の制裁を受ける甲賀者、中ノ島橋下手中州法面(斬られて川に投棄される)
  • せっかく来てくれた麟太郎と会えずに終わった長英、無理をおして江戸を目指すくだり、がま八が操る船がゆく川は桂川か。江戸へ入ってしまったお蝶に会いにくる半蔵、尼姿のお蝶がいる庵は梅宮大社神苑
  • 長英に別名を名乗らせ医者を開業させる青山百人町の家、北嵯峨に入口セットか(周囲は雑木林)

2011/3/10

■ 影の軍団IV 第19話「凄い女がやって来た」1985.8.6関テレ/東映

 井伊の弾圧を受け逃げ続ける、高野長英。彼にぴったりと張り付きサポートする凄腕の姐さんは、おかしらが付けた「影」だった。

ロケ地
  • 高野長英を狙った刺客が駕籠を襲うが、中からおらんだお蝶の街道、大覚寺放生池堤。刺客は護摩堂の陰から出てくる。
  • 街道筋の祠に貼られた長英の手配書、北嵯峨農地農道。人相書がべたべた貼られ、通行人が臨検される渡し場、罧原堤下河原。長英の隠れ家へ走る飛脚姿のお蝶、広沢池北岸汀〜竹林(北嵯峨か)
  • 長英を狙い旅ゆく村山たか女、元亭主の公家が追ってきて始末される街道は谷山林道、遠くの切り通しを望む図も。
  • 魚獲りの長英を眺め微笑むお蝶、清滝川
  • 掛川宿に現れた長英について報告を受ける志賀宝生、中ノ島橋。掛川を出た長英らが宿にするお堂、大覚寺五社明神。のち、妹が獄死した件をお蝶に話すシーンでは、本殿裏手に長英が立ち、内陣にお蝶という構図が見られる。
  • 妹のため河原に石を積む長英、清滝河原(西明寺の下か)
  • お参りの群衆に紛れる長英、火祭りの秋葉神社は長岡京市の走田神社。松明を掲げた人々が石段を登ってくるシーンには、勧請縄もしっかり映っている。半蔵が宝生を仕留めるシーンは本殿と舞殿。

2011/3/9

■ 影の軍団IV 第18話「半蔵の尻に火がついた」1985.7.30関テレ/東映

 14代をめぐり井伊と対立するお局さまは、影の力を欲する。しかし半さんに降りかかった火の粉は、お局さまの大事なものを連れて行ってしまう。

ロケ地
  • 失火の冤罪で蟄居を食らった叔母の滝川を迎えに出る麟太郎、二尊院黒門。次期将軍についての話をするのは紅葉の馬場。
  • お咲が持ってきた文を運ぶトキ、仁和寺参道(金堂前)。それを見届けた「尼」が半蔵と言葉を交わすのは御室桜林脇(塔映りこみ)
  • 滝川を隠す庵、二尊院。あやめが案内してゆく段では墓地、湛空上人御廟が木の間にちらり。その後も墓地が庵周辺の描写に使われ、麟太郎が訪ねてくる際には御廟頂部がイメージカットに。
  • 半蔵が目付・榊原の屋敷を脱出する際倒した、炎の手下を始末しにゆくあやめ、鬼源に船を出させつづらを投棄させる川端は広沢池東岸
  • 家定死去、紀州が次期にと語られる段、お城イメージに姫路城天守
  • 弥一のところへ遊びにくるお咲、広沢池東岸。船着きを仕立てて弥一が魚獲り、半さんは汀でポニー洗い。

2011/3/8

■ 影の軍団IV 第17話「魔女三人江戸を裂く」1985.7.23関テレ/東映

 デフレを起こし小商人を泣かすほか、さんざん民を苦しめる阿漕な政商。裏のつながりと更なる悪謀を知った軍団は、井伊の資金源たる両替商を討ちにゆく。

ロケ地
  • 道雪に会い井伊への献金を渡す楢屋、広沢池に屋形船。船着は東岸。
  • 楢屋から出た怪しの女三人をつけるトキ、大覚寺大沢池畔〜観月台下(ここで一旦見失い、のち囲まれ誰何される)。トキが去ったあと三人をつける善九、有栖川河床から見張り。三人は望雲亭へ(楢屋寮、芸者に化けて出てくる)
  • 秋田藩目付の接待に供されたあと逃げ出す娘、追いつかれ吊るされ始末されてしまう夜の林は鳥居本八幡宮広場。この前に小柴垣道も映る。
  • 秋田藩の御用金が運ばれる街道、不明(山道、派手な爆破シーンあり)。金箱を積んだ荷車を綱で渡す谷、保津峡落合(落下岩から対岸にロープ張り、危険なアクションが展開される。ロングの絵もあり)

2011/3/7

■ 影の軍団IV 第16話「女忍者、最後の涙」1985.7.16関テレ/東映

 井伊の圧政下、韜晦の日々を送る「元」硬骨漢は、血気に逸る倅たちを危ぶむが、予想通りの暗い結果しか得られない。老剣客の悲憤に、くノ一がシンクロ。

ロケ地
  • 次々と切腹に追い込まれる重職や大奥女中たち、お城イメージに姫路城天守
  • 井伊の首を狙う若侍たちが寄合を持つ屋形船、大沢池か。忍びが頭を出すシーンはセットっぽい。
  • 孤舟に返り討ちされる目付配下の忍び、夜釣りの隠居が腰掛けるのは中ノ島橋下背割、忍者は水路のほうにドボン。
  • 隠居の倅を含む若者たちが闇討ちに遭うくだり、正之の同志の一人が斬られる掘割、大覚寺有栖川河床。他はセット撮り。
  • 営業中の半さんを呼び止める隠居、建仁寺僧堂前路地(東望)。通される屋敷内は青龍苑か(座敷から池泉を望む図)。半さんがロバ車に井上家の嫁と孫を乗せて向島へ向かう道、建仁寺久昌院前路地(彼らを尾行する侍を、参道植え込みからさつきが凝視)
  • 尾行者を追って目付宅へ忍ぶさつき、気づかれ逃げるところ、がま八たちの援護がある夜道は大覚寺五社明神
  • 隠居を見舞いにゆくさつき、西明寺山門〜本堂脇。設定は井上家菩提寺。回廊の向こうから目付配下が窺う絵もあり、山門を出たところで半蔵に斬られ。
  • 嫁と孫がさらわれるくだり、がま八たちが出て逃がすのは大覚寺五社明神、一旦逃れるものの囲まれてしまうのは大沢池木戸。
  • 白装束を着込んだ隠居が井伊の駕籠に吶喊する坂、二尊院紅葉の馬場
  • 伊賀へ戻るさつきがゆく街道、北嵯峨か(竹林)
■ 水戸黄門42 第20話「温泉宿の印籠泥棒!」2011.3.7TBS

 印籠紛失ネタは、お宝大好き代官や大泥棒など出てにぎやかに進行。甲斐性なしだが正直者の馬方を嘉して、一行は旅の途に。

ロケ地
  • 碓氷峠へ二里の山道、鳥居本八幡宮広場。イメージに浅間山挿入。老公が腰掛けて休む木の根方は酵素ダートか(斜面)
  • 印籠盗難の件で馬方のことを聞きまわる格さん、鳥居本広場か。馬方宅は鳥居本八幡宮広場に小屋あしらい。
  • 探し疲れて座り込む格さん、鳥居本八幡宮舞殿。ここへ老公がやって来て「買い戻した印籠」を開陳。

2011/3/6

■ 運命峠 第19話「千姫御殿を斬る」1975.2.12関テレ/東映

 千姫の御乱行により嘆きをみる無辜の民、彼らにまじり暮らす六郎太は事態を看過し得ず、町に出てきた姫の駕籠をこじ開け面罵する。鋭い指摘に我が身を省みる姫もまた、徳川の名に翻弄された孤独にして哀れな魂であり、血を分けた六郎太の姉なのだった。

ロケ地
  • 千姫の侍女の楓が若い男を引っ掛ける堀端、大覚寺天神島朱橋たもと(大沢池の水面からパン)。放生池堤を伝って至る屋敷裏口は大覚寺五大堂脇の通用門、御殿へ上がる階は五大堂のもの。屋敷を出された者が帰ってゆくシーンには観月台下から五社明神が映っている。屋敷の台所方をつとめる伊之吉が恋人・お美代と話す際には、通用門前の橋が使われ、出入りの際は塀の内外を効果的に映す。
  • 伊之吉の死体が見つかる堀端、大覚寺護摩堂(池端)。千姫の行為について役人に毒づいた魚屋は、天神島朱橋を渡って逃げてゆく。
  • 事後、六郎太がひとり歩む川べり、上賀茂神社ならの小川畔。

2011/3/5

■ 運命峠 第18話「斬風闇を裂く」1975.2.5関テレ/東映

 用心棒を頼まれる六郎太、狙われていた商人は腐った政治に抗うが、力尽き縊れる。黒幕を知るや、かんかんに怒っていた六郎太は御側衆屋敷へ殴り込み。

ロケ地
  • 改易になり閉ざされた大名屋敷イメージ、相国寺瑞春院門、光源院門。
  • 食い詰め浪人が六郎太に斬りかかる夜道、大覚寺五社明神
  • 小太郎が通う道場、相国寺大光明寺。露が門前に来て、出てきた門下生に小太郎の消息を問う。戻り道、運天に声を掛けられるのは弁天社前。
  • 左遷された元町奉行・瀬沼の屋敷、相国寺林光院。駕籠が出て老中邸へ急ぐシーン。瀬沼が暗殺された直後、六郎太が来合わせ下手人と対峙するのは鐘楼脇。
  • 御側衆・財部邸、大覚寺大門。米取引寡占をはかる悪徳商人・近江屋が入るのを見届けた運天だが、用心棒・山際に見つかり腿を斬られ、逃げる際は御殿川に飛び降り対岸に駆け上がる。
  • 小太郎と露が三河へ向かうのを見送る六郎太たち、大堰川堤か。

2011/3/4

■ 影の軍団IV 第15話「狸と狐の嫁入り合戦」1985.7.9関テレ/東映

 小町娘の連続誘拐は、やり方が派手すぎ。麟太郎に何もかも見抜かれ、軍団を呼び入れてしまうのだった。

ロケ地
  • 銃殺された無宿人たちの死体が浮かぶ鶴見川河口、広沢池東岸
  • 富士見小町がええじゃないかの集団に行き会い拉致される橋、中ノ島橋。公園の方へ担がれてゆき、広沢池東岸にスイッチし船に乗せられる運び(漁師小屋と船着きあしらい)。舞踊集団に入り込んでいた麟太郎と乱闘になるシーンでは船上、東岸水際での立ち回りも。
  • 連発銃の試射が行われた横浜の山中、落合トンネル。的にされた無宿人たちは、保津峡側から追い立てられ清滝側へ走ってきて撃たれる。
  • 整形を受けるため長崎へ向かう牡丹、街道は北嵯峨農地農道。
  • 小町娘の代わりに婚礼の席につくことになったさつき、心情を問う半蔵は建仁寺鐘楼基壇に寝転び(法堂そばの小さい鐘楼、奥に「陀羅尼の鐘」が映り込む)

2011/3/3

■ 影の軍団IV 第14話「くの一、殺しの罠」1985.7.2関テレ/東映

 捨て身で影をおびき寄せる罠に、あやめが引っかかる。それは序の口、井伊のはかりごとは一気に政敵暗殺へ。

ロケ地
  • 勝に工作を仕掛ける村山、広沢池に屋形船。会見を終え船をおりた麟太郎に話しかける半蔵のシーンは東岸。
  • 大老選出に関する閣議が行われる段、お城イメージに姫路城天守
  • 明日大老就任という夜、堀田邸からの帰り忍びに襲われる麟太郎、中山邸参道。取って返し入る堀田邸の門は中山邸通用門。

2011/3/2

■ 影の軍団IV 第13話「女の呪いは悪魔の業」1985.6.25関テレ/東映

 伊賀の隠れ里が襲われ、からくも逃げた兄妹はかしらに会うため江戸へ。しかし彼らを監視する目あり、伊賀を恨む女が敵と通じていた。

ロケ地
  • 隼太とトキのみ逃がされ、住民が皆殺しに遭う伊賀の隠れ里、酵素河川敷に集落あしらい。
  • 江戸へ二里の街道をゆく東介、北嵯峨農地
  • 善九に接触し、かしらに引き合わされる隼太たち、毘沙門堂仁王門下祠脇。甲賀の襲撃あり、立ち回りは東側塀際(境内の斜面)で。去る半蔵をつける鳥追姿の弓、勅使門下石垣際。
  • 兄妹をアジトへ案内する善九、船をつけるのは大覚寺大沢池溢水口。ここから木戸下の堀へ入り、立てかけた梯子で上へ。
  • 隠れ里襲撃について忖度する伊賀者たち、里へ入るのに登らねばならない崖、保津峡落合落下岩
  • 飛脚のおトキが走る街道、北嵯峨農地農道。
  • 東介に襲われる隼太、善九の船に逃れるシーンは大覚寺大沢池
  • 東介が入るアジト(寺設定)、不明(ステップあって門、漆喰の狭間あり)
  • 弓の回想、いきなり東介に斬りつけられた亀山城下、大覚寺大沢池畔。
  • トキと姉の弓が再会するシーン、不明(竹林、無縫塔のある墓地、両側に灯篭がずらりと立つ石段)
  • かしらに内緒のまま弓を捜す隼太、祭りの神社の雑踏は大覚寺心経宝塔下に露天あしらい、弓を見つけ呼び止めるのは五社明神。隼太はまかれるが、弥一が尾行を開始、五社明神と池畔〜柊野堰堤下岩場。半蔵と東介が対峙、一合交えるのは堰堤落差工。
  • 弓の動機について語る隼太、身ごもっていた甲賀くノ一に情けをかけたばかりに夫婦で自決した弓の両親、夫により爆破された家は酵素河川敷(ダートから見下ろした構図)
  • 東介と半蔵が一騎打ちの野原、酵素河川敷(草ぼうぼうの部分、互いに気配を殺し潜むシーンでは、蛇とか虫とか這いまくり)

2011/3/1

■ 影の軍団IV 第12話「地中にうごめく夜の蜘蛛」1985.6.18関テレ/東映

 井伊が弾圧にとりかかる頃、江戸に現れる謎の一派。それは伊吹山中に潜んでいた土蜘蛛党、掃部守と組むところを、軍団が阻む。

ロケ地
  • 泳いで軍艦を見物してきた龍馬、陸に上がったところを村山に見咎められ捕縛される浜、広沢池東岸(夜)
  • 龍馬が勝を連れ出し同志を紹介する町角、相国寺鐘楼脇〜裏手。
  • 井伊に会ってきた帰り、物思う麟太郎が凭れる柱、相国寺回廊。庫裏の方から半蔵が来て去る。夜間撮影。設定は勝本人談「ガキの頃禅の修行をした寺」、向島の弘福寺か。
  • 京へ向かう龍馬を見送る半蔵と勝、広沢池東岸(船着あしらい、船頭はがま八)

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