2013.7.27 テレビ朝日/松竹
キャスト
水谷豊 中村橋之助 鈴木杏樹 原田龍二 南沢奈央 寺島進 鶴見辰吾 金子貴俊 西田健 谷村美月 島田順司 小野真弓 竜川剛 山中崇史 笹野高史 梅沢富美男 六平直政 萬田久子 岸辺一徳 古谷一行
脚本/古田求 監督/吉川一義
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質素倹約のお達しが浸透しないことに業を煮やした向きは、その苛立ちを当代随一の絵師にぶつける。しかし殺したはずの歌麿が生き延びていることを知った「一味」、次に仕掛けるは巧妙な罠。
道具に使われた女の身の上は、あまりに悲しく哀れなもので歌麿の心は千々に乱れるが、お上への反撃も嫌味も忘れぬ、したたかな男であった。
ロケ地
- 歌麿の駕籠が謎の覆面集団に襲われる夜の日本堤、大覚寺大沢池北辺水路端。仙波が検分に出張るも、死体は無しというシーンは昼間の撮影。
- 南町奉行所、大覚寺明智門、明智陣屋前。
- 上総屋に押し入る賊・月影、皆殺しと見えたが逃れたと思しき娘が見つかる裏の水辺、大覚寺大沢池遣水跡か(塀など設置、水は浅く澄んで流れている)。
- 歌麿の娘とされるおゆう、失踪後に身代金要求が来るが、歌麿一人で来いと指定の、夜の芝・愛宕山弁天、鳥居本八幡宮。舞殿に扉を作りつけ、中におゆうが監禁されている趣向だが、中のシーンはセット撮り。歌麿の大立ち回りは舞殿下の石段あたりで繰り広げられ、広場へは長谷川平蔵が騎馬でやってくるなど派手な展開、潜んでいた奉行が部下に罪を着せようとして返り討ちに遭ったり、その部下は仙一に斬られたりと騒がしい。また、弁天さまへの入口は橋一本という設定で、冒頭に大覚寺天神島朱橋が池水込みでイメージとして使われている。
- 松平定信邸、随心院薬医門。門が閉まる寸前に歌麿が入り込み、老中に縷々訴える運び、駕籠をおりて大玄関で応対。
※事後、歌麿が描いた影絵、五重構造になっていて見もの。最後の絵は「全て老中の差し金」を表した判じ絵。
→だましゑ歌麿
→だましゑ歌麿 II
→だましゑ歌麿 IV
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