時代劇の風景 ロケ地探訪
南総門 | 境内 | 北総門 |
JR嵯峨野線花園駅の北、古くから「花園」と呼ばれた地に、重厚な伽藍配置で知られる広大な禅寺がある。伽藍の周りには五十に届こうかという数の塔頭が建ち並ぶ。その寺・妙心寺は花園上皇の離宮にはじまる。深く禅に帰依した上皇は大徳寺より禅師を招き宮を寺に改めたと伝わる。臨済宗妙心寺派の本山である。江戸期には武士階級の尊崇をあつめ多数の塔頭が建てられた。 |
東海庵前路地 |
そこかしこが時代劇のひとこまに使われる妙心寺だが、なかなか特定の難しいスポットである。少しずつ趣の違う塔頭、さまざまなアングルで撮られる路地、どこを拝見してもなんだか見たような覚えのある風景が点在している。 法堂まわりで派手な大立ち回りがあると思えば、武家屋敷街になぞらえた細い路地で出会いと別れのしんみりしたドラマが繰り広げられたりする。 |
伽藍 | 山門から大方丈まで南北に連なる大伽藍。 立ち回りの舞台となる。 |
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塔頭 | 数多ひしめく塔頭群。 様々な武家屋敷に使われる。 |
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路地 | 塔頭群を巡る大路小路。 武家屋敷街のほか市中の情景にも使われる。 |
京都市右京区花園大藪町