淀川2次支流 ・流入先 〜天野川〜淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:みやのまえかわ |
奈良県生駒市南田原町を流れる、天野川上流部に注ぐ小流。
生駒市南田原町南端の丘陵に発し北流、県道701号中垣内南田原線・両国橋のたもとで天野川上流部右岸に注ぐ。
一級河川の起点は生駒市南田原町。
生駒市南田原町 お松の宮バス停付近 左上流、右下流望 |
お松の宮は、住吉神社のこと。天野川流域には安曇氏系の住吉神社が分布する。
また、南田原は秦氏が古くから住んだ地で、饒速日命の天孫降臨時の座所とする説もある。
宮の前川の起点はここで、古い碑が川べりに残されている。
流れ始めは暗渠で、この上の地表流は小溝状。以降、農地の中を流下する。
川相は三面張りの水路状。
左写真は、農地を流れる宮の前川の川べりから東を見たもの。
この小丘の向こうには富雄川が南流している。
ゆえに、ここは大和川水系と淀川水系の分水嶺となる。
両国橋から最下流部 | 河口 対岸から |
農地を流れた宮の前川は、流れ出しから程なく天野川に注いで終わる。
河口部は道の下となるため、カルバートが設けられている。
河口は天野川両国橋東詰となるため南田原町であるが、橋の西は大阪府四條畷市となる。