天野川

淀川1次支流 ・流入先 〜淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:あまのがわ
天野川支流   流入順
奈良県流入
・北谷川 ・宮の前川 ・穴虫川 ・戎川(←寒谷川)
大阪府流入
尺治川 ・星田妙見川 ・星田中川 ・私部川 ・免除川 ・茄子作川 ・北川 ・藤田川 ・溝谷川

 奈良県生駒市と大阪府四條畷市の境の生駒山地に発し、府県境を成して山間の小盆地を流れる。
その後山間に峡谷を刻み、交野ケ原に出て、枚方で淀川下流部左岸に注ぐ。
 一級河川の起点は大阪府四条畷市上田原・奈良県生駒市南田原町。全長約14km。古表記「甘野川」。


流程の詳細

■ 上流部  奈良県

田原の里 天野川の源は、生駒の高原から来る。
 古道の通る丘陵地は、新興の宅地と農村が半ばする。
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■ 中流の峡谷  府県境

羽衣橋下の荒瀬 大阪へ入る際、川は山中に峡谷となる。
 狭隘部には天孫降臨伝説を持つ古社・磐船神社が鎮座する。
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■ 下流部  大阪府

交野桜 交野ケ原を流れる川は、七夕伝説を持つ。
 伝説のもととなった砂は、天井川を作り出す。
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□ 古典文学に見る天野川

天野川の漣 伊勢物語第81段には、惟喬親王が現・御殿山近くの領地「交野の渚の家」に遊び、狩りにかこつけて交野桜を愛でたのち天野川原に立ち寄る情景が描かれている。
酒宴の際在原業平が

  狩り暮らしたなばたつめに宿借らむ 天の河原に我は来にけり

と詠みあげ、皇子の宴は続くのであった。

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