淀川２次支流 ・流入先 〜桂川〜淀川 淀川水系一級河川 訓：いぬかいがわ
犬飼川支流 ・大井谷川 ・杉原川 ・法貴谷川 ・山内川(←菰川) ・地獄川
京都府亀岡市を流れる、桂川の支流。
亀岡市西別院町の諸方山地からの水を集め（一部は大阪府能勢町杉原から）北流、稗田野町と曽我部町の境に至り東に転じ、曽我部町犬飼から向きを北に転じ、曽我部町・吉川町を貫流、山内川を合わせてからは東に転じ宇津根町北端で大堰川（桂川）右岸に注ぐ。
一級河川の起点は亀岡市曽我部町犬飼の山田、樋ノ口。
■ 上流
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| 亀岡市西別院町犬甘野 川井橋から | |
犬飼川の源は亀岡市南西端、山向こうは大阪の能勢町や豊能町という里から来る。
その里・西別院町は小さな高原盆地で、農地が広がる。酪農も目立つ。
川相は里の小川。諸流を集めたあと北上し、曽我部町へ向かう。この間は山峡となる。
■ 中流
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| 曽我部町犬飼末ヶ谷 盲導犬訓練センター前の源流部 | |
曽我部町の西端、川沿いの道が細くなりだすあたりでは、植林杉の林の中を流れる。
木漏れ日の差す中を流れる川はごく浅い。
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| 訓練センター、訓練中の盲導犬 | ||
この川のほとりには、盲導犬の訓練センターがある。
川沿いの近畿自然歩道では、犬を連れた訓練士さんたちや、共同訓練中の視覚障害者の方たちが歩いておられるのを見かける。
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| 曽我部町犬飼 目倉谷橋から | |
目倉谷橋付近から谷が開けはじめる。河畔には竹林が沿い、川幅も太くなり水量も増す。
時に岩を噛む荒瀬も見られる。
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| 曽我部町犬飼 天満宮前 | |
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| 天神橋下の河床 | 天神橋上手の桜並木 |
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| 右岸堤の桜並木 | |
犬飼天満宮の前あたりでは、開けた谷の山際を流れる。
堤には多数の桜が植え出されている。
河床は粗い礫に覆われ、澄んだ水がその上をゆく。
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| 曽我部町穴太 小幡橋から上流望 | 小幡橋下の堰堤 |
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| オオサンショウウオ棲息地の標 | 小魚の群れ |
曽我部町犬飼を過ぎた川は山際から平地に流れ出し、西国二十一番札所・菩提山穴太寺のほうへ北上をはじめる。
周囲には宅地が増えだし、このあとは亀岡運動公園を突っ切ってゆく。
河畔にはオオサンショウウオ棲息地の碑があるが、実際の場所はもう少し上流と思われる。
川中には無数の小魚が見られる。
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| 曽我部町穴太 下河原橋と橋下の川面 | |
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| 曽我部町穴太 亀岡運動公園内 左/レインボーブリッジ(歩道橋)、右/吊橋から下流望 右写真の河床の影はレインボーブリッジの主塔 |
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■ 下流
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| 吉川町吉田 吉川橋から 左上流、右下流望 | |
運動公園を過ぎたあたりでは、広い河川敷を持つようになる。
河原は草深く、水脈はその中を蛇行しつつゆく。
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| 宇津根町 最下流部 左上流、右下流望 右写真奥の橋は桂川宇津根橋 |
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山内川を入れて向きを東に転じた川は、京都縦貫道や国道9号をくぐり桂川との合流を目指す。
合流は背割堤を介して行われる。
上写真二葉は桂川堤外地、背割堤の際をゆく最下流部。
左は背割堤舳先から見た合流点。左から桂、右が犬飼川で橋は宇津根橋。
背割堤は公園として整備されており、釣り人やピクニックの家族連れで賑わう。
河畔には、犬飼川・桂川ともに竹林が沿う。
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| 桂川へ注ぐ犬飼川 宇津根橋下・桂川左岸河川敷から 手前は桂本流 |