百貫川

大和川4次支流 ・流入先 〜中の川米川寺川大和川 ☆大和川水系一級河川 訓:ひゃっかんがわ

 明日香村を流れる、中の川の小支流。
一級河川の起点は高市郡明日香村雷の東浦。北流し、中の川左岸に注ぐ。
川相は、流れはじめから三面張りの小溝状、あとは農地の中の用水路様。

明日香村飛鳥・奥山境 県道124号から 左上流、右下流望

雷の丘 上写真の川辺から西を見ると、ごく低い丘が見える。記紀に謂う「雷の丘」である。
雄略帝の世、剛勇の士・少子部連(ちいさこべのむらじ)スガルがこの丘で雷を捕えたという説話があり、丘の名はここからきている。
丘はまた万葉故地でもあり、
  大君は神にしませば 天雲の雷の上に廬らせるかも
                    柿本人麻呂 万葉集巻3-235
の歌が残されている。

明日香村奥山の畑地 左上流、右下流望
左写真遠景は甘樫丘、右写真のそれは香久山

河床 農地をゆく下流部には、河床に曲折を作り出す護岸などもなされている。
水量は少なく、河床は草がち。クレソン等の水生植物の群落も見られ、タニシが砂泥を這っている。

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