河合川

淀川4次支流 ・流入先 〜柘植川服部川木津川淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:かわいがわ
河合川支流
・滝谷川 ・丸柱川(←米之川) ・黒滝川 ・払子川 ・鞆田川(←湯舟川野田川

 滋賀県甲賀郡信楽町に発し三重県阿山郡阿山町を流れる、柘植川に注ぐ川。
信楽町神山地区東部の山地からの水・阿山町槇山地区西部の山地の水を集め50号伊賀信楽線沿いに東流、槙山地区槙山付近で南に転じ、阿山町石川・千貝(せがい)・馬場地区を南に貫き、阿山町円徳院で柘植川右岸に注ぐ。
一級河川の起点は滋賀県甲賀郡信楽町神山の三壕山。全長11.181km。

上流部 両国橋から 左は上流、右は下流方向

 河合川の上流は、滋賀県信楽町神山と三重県阿山町槇山の境付近を錯綜して流れる。
ほぼ県境を成すものである。橋をひとつ渡れば違う県となる錯雑地である。
川相はごく浅い里川、河畔林の竹林が暗く川面を覆う。谷口までは蛇行が激しい。
浅いが流れは清冽で、よく砂を流す。山向こうを流れる大戸川とよく似た河床である。


信楽町・阿山町の境となる両国橋
東詰は信楽、西詰は阿山
川が蛇行するので住所は点々


中流 阿山町遊免付近

 谷口から下、50号伊賀信楽線沿いに流れ出す頃には川幅も広くなり、直線化された河道を流れるようになる。
堰も多く、川水の利用度が高い。周囲は明るく開けた小盆地で、水田が多い。

中流 阿山町石川 中流 阿山町千貝

 一旦平地に出ていた川は、南下をはじめてしばらくすると再び山中に入ってゆく。幅も狭くなり、増えていた水が激しく岩を噛む。
千貝付近からは相変わらず山の中を流れるが、大規模な堰堤が連続し湛水域となる部分が多い。

下流 阿山町円徳院 岩瀬橋から上流望
奥の鉄橋はJR関西本線
河口 阿山町円徳院 岩瀬橋から下流望
奥の深緑が柘植川
岩瀬橋 西詰から 岩瀬橋下の荒瀬

 平地に出た川は、役場等もある古い街並みを曲折しながら流れ、柘植川との合流を目指す。
JRをくぐり、最後の橋となる岩瀬橋をくぐると柘植川合流となる。
欄干の無い岩瀬橋の上は湛水域、橋下は一枚岩を噛む豪快な荒瀬となる、特異な風景である。

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