源流 高取の谷
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芋ヶ峠への道 | 峠道傍らに落ちる滝 |
飛鳥川の最も南の流れは、芋ヶ峠から来る。
峠の向こうは吉野、古来飛鳥の都から吉野の離宮に行幸した帝が通った道である。
現在は15号桜井明日香吉野線が通じるが、九十九折れの山道ゆえ通行量はあまり多くない。
ところは高市郡高取町高取、西には山城のあった高取山が聳えている。
一帯は杉の植林地で、両の山にはすっくと育った木が密生する。
滝と淵と瀬 |
川は、道沿いに深い谷を刻み流れ下る。
時に滝を懸け淵を作り瀬を噛みして、水はさまざまな表情を見せる。
しかし、この美しい源流にゴミを投げ入れてゆく不届き者がいるのは情けない。
淵の波紋 | 瀬を噛む清水 |
清澄な水を湛える淵は底までくっきり見通せ、ゆらゆらと波紋を映して美しい。
水量はけっこう多く、小滝も瀬も迫力の水景。
傾斜のきつい谷ゆえ、砂防工も多く設けられる。
取水用の堰も見られる。
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