布留川  田園地帯を流れる下流部  天理市南郊


源流/天理ダム/ダム下の里川/布留の里へ/市街地の都市河川/田園地帯の下流部


布留川堤 丹波市の旧市街を抜けJRをくぐった川は、天理市南郊の田園地帯へと差し掛かる。
田畑の中に郊外型商業施設が点在するあたりで、川相もかなり変化してゆく。
左写真は丹波市町と東井戸堂町境、市街地から田園地帯へ出てくる布留川の右岸堤。
堤法面を赤く彩るのは満開の彼岸花。

東井戸堂町 念仏橋から 左上流、右下流望
念仏橋下の河床 念仏橋付近の堤

 分流に水を分けたせいか、伏流が激しいせいか、川はごく浅い。
河床は砂泥で、ここに草が繁る。堤もかなり高く作られるようになってくる。

東井戸堂町 井戸堂大橋の南 左上流、右下流望
簡素な堰 堤道

 九条も手前まで来ると、川幅はずいぶん太くなってくる。
あたりは一面の農地で、水の利用度は高く、各所に堰が作られ配水されてゆく。
草深い里川には生き物の気配が濃く、川に近づくと大量のサギ類がばさばさと逃げてゆく。
河畔林として特に植えだされるものは無いが、ヤナギ類やバラ科の雑木が堤や汀にてんでに生えている。

東井戸堂町・おやさと21号館南方の川堤から

 川堤に立ち東を眺めると、青垣の山なみが遮るものもなく一望できる。
布留の源を抱く山は、折々に美しい色合いを見せる。

吉田町 布留川南流合流付近 左上流、右下流望

河畔の民家 大和棟こそ探さねばなかなか見られなくなったが、河畔にはいかにも大和らしい古民家が見られる。布留川は、弥生の大集落・唐古もほど近いこの里で初瀬川に注ぎゆく。注ぎ先の川に堰堤があるので、最下流部は湛水域となる。
合流に際しては、長く伸びた背割堤を介する。河畔にはヤナギや竹林が見られ、自然度は高い。川岸にはいつも釣り人の姿が見られる。

大和川大中橋から合流点を望む 左布留川、右大和川

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