川を訪ねる旅
− 天理 −
田原本町八田 橋は大中橋 | 天理市小島町 常宝寺橋から |
田原本町と天理市が境を接するあたりで布留川が流れ込んで来る。流れ込み先は湛水域となっていて布留川やほぼ同時に注ぐ西門川も湛水の影響を受ける。上左写真は八田高橋から上流方向を見たもので、見える橋は県道36号の大中橋、橋桁の下に見える突堤は布留川流入に際しての背割堤である。
この大中橋直下にある堰から、また鉄板のものとなり、水が堰下に僅かではあるが流れるようになる。途端に川相は変化し、中洲がつくられ川岸の草地も増え生物相も豊かになる。上写真右はその堰からいくらも行かない場所で撮ったものだが、見た目にも変化は明らかだろう。ここではなんとカワセミが川を上下している。
天理市小島町 左岸川堤 | 天理市庵治町 河川敷 |
国道24号手前付近では堤は地道となり草が猛々しく繁る。河原にも様々な植物が川面を覆わんばかりに繁っている。これらが吸着してくれる汚れもけっこうあるのだろう。さっきまでついぞ見なかった魚影も戻っている。
天理市嘉幡町・庵治町境 今帰仁橋から | 天理市嘉幡町 布留川北流流入 |
浅いちゃらちゃらの瀬が続く。河川敷の中で流れは自然に蛇行し洲を形成する。これで水量がいま少しあれば環境は更に良くなるだろう。
天理市と磯城郡川西町の境付近で布留川の分流・布留川北流が流入する。今までの川と同様に舳先状の背割堤を介して流れ込んでくる。国道24号が渡り建物も多いがこの付近の自然度は高い。堤にはタヌキの死体が転がっていた。
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