源流部 御所市内谷
■ 谷地田の端から
曽我川の源は、重阪地区に楔のように食い込んだ内谷の、谷地田のエッジからはじまる。流れはじめの曽我川はほぼ小溝で、ちょろちょろと東に向かう。
この谷の南端にはJR和歌山線が通じており、内谷から五條市へ抜ける鉄道は、切り通しを走る。切り通しを抜けた向こうの五條市には宇智川の源流部が流れていて、これは吉野川に注ぐ川なので、ここは大和川水系と紀ノ川水系の大分水界となる。
*左写真はいずれも内谷地区西部の谷地田
■ 鉄道沿いの谷
民家の脇を流れる小川 | 鉄道沿いの小川 |
ごく浅い里川 | JR和歌山線 |
谷地田はほどなく、鉄道沿いの狭い谷に入る。谷には数軒の民家と小さな畑地がある。
川は、鉄道と畑地に挟まれて東流する。
川相は三面張りながら、周囲の緑は濃い。河床にはもう立派に砂を押し流している。
県道120号五條高取線から内谷の里を遠望 |
狭隘地を抜けた川は、木材工業団地から来る県道沿いに今までより少し広い谷をひらく。
ここからは、道と鉄道に沿って北東流してゆくことになる。