淀川  ■ 瀬田の峡谷  滋賀県大津市


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瀬田の峡谷 大津市関津あたりから、両側に山が迫りだす。
そのうち、左岸側には道がなくなる。
川幅は一気に狭くなり、巨岩を噛む瀬が現れる。
この付近は、唐橋付近で見たボートではなくカヌーの名所で、スラロームのコースも作られている。
大阪五輪の話があった頃にはここが会場になるという計画もあった。
蛙岩からはじまり鹿跳の瀬に至る1km強の渓谷は、ときに洗堰からの放流で狂暴な顔を見せることもある。

瀬田川峡谷  立木観音下付近
大石東・浄土寺 寺の前の幟

 鹿跳(ししとび)橋を過ぎると、大石の小盆地が開ける。
大石の里は忠臣蔵で有名な大石内蔵助の家の発祥地である(左写真は大石家菩提寺・浄土寺。討ち入りの日には今も行事が行われる)。現在、工業団地やニュータウンの開発も進んでいる。

国道422号鹿跳橋から 左上流、右下流望

鹿跳橋下の岩 鹿跳橋付近の川岸はがびがびの岩から成り、ダイナミックな渓谷美を見せる。
鹿跳の名は、右岸の立木山の懐にある観音さまと弘法大師の伝説から来ている。
 国道422号はこの橋から瀬田川と別れて信楽へゆく。このあと伊賀を過ぎはるか紀伊長島へ通じる道である。瀬田川には以降、2号大津南郷宇治線が沿う。
川は、この盆地を過ぎてからは宇治までずっと山の中となる。

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