桂川

　　上流部　(上桂川)　京都市左京区花背


京都市左京区広河原杓子屋町

　広河原の里を過ぎ能見口から下では、両岸に山が迫るようになる。
川相は渓流、瀬と淵が交互に見られる。
岸から木々が枝を伸ばし、川面を覆う。

　花背の中心部までの桂川はほぼ渓流。巨岩を噛む荒瀬と、深い淵が見られる。
幾本かの谷水を入れて水量は増し、見応えのある峡谷を形成する。


京都市左京区花背八桝

松上げの松明　八桝の里では、峡谷もあるものの川幅が広がるので浅河原が目立つ。
川中に小山のような巨岩がそそり立つ奇勝も見られる。
八桝の河原では、お盆に松上げの大規模なイベントが催される。
このとき使われる檜の丸太が河川敷に置かれている。

　大布施の花背中心部を過ぎた川は、向きを大きく西に振り京北町を目指して流れ出す。
谷は深くなり、国道477号からは水面をずいぶん下に見ることになる。