大岡越前 第四部

大岡越前 第四部

1974〜1975年 TBS/東映

第1話 1974.10.7

 お忍びの上様に、刺客の魔手が忍び寄る。実行犯に選ばれた浪人は、忠高と息子自慢を語り合う釣り仲間だった。
内与力・相良俊輔誕生のエピソード。

今宮神社

ロケ地

  • 町で食い逃げ犯にされかかっていた吉宗を見た雪絵、「保護」し連れてゆく柳原の忠高邸、相国寺林光院(門のみイメージ、座敷での芝居はセット撮り)
  • 吉宗が忠相をお供に出かけてゆく室鳩巣邸、不明(塔頭の門か)
  • 大奥へ忠相を呼びつける吉宗、不明(池泉端、ラストシーンも同所と思われる)
  • 松平長八郎の家来・早瀬主水と称する侍にたばかられ拉致される雪絵のくだり、忠高不予と聞かされる玄関は相国寺林光院式台玄関(後段、辰が三次の舟宿へ走らされる際には、門内側が映っている)。駕籠に乗せられ行く道、相国寺大通院南塀際〜鐘楼脇(道が違うことにおはなが気付き駕籠が止まる→一味は正体を現し拉致へ)
  • 吉宗がお忍びで行く神田祭、今宮神社楼門〜境内(露店等多数あしらい)。吉宗に斬りかかる小左衛門のシーンは石橋上、駆けつけた忠相が吉宗を庇いつつ大立ち回りを繰り広げる際は東門扉を背にする(門は閉まっている)

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 相良小左衛門/加東大介 秋元武太夫/金田龍之介 江戸屋甚助/中村是好 室鳩巣/村上冬樹 早瀬主水/久富雅晴 滝川/白木万理 戸田山城守/永野達雄 おはな/結城しのぶ 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

※久富雅晴の表記はママ。
※福ちゃん、拉致監禁された雪絵を戒める縄に泥を塗る侍…こうやって火あぶりにするとどうとか、白木万理がグロい話をする。
※源さん、無精髭を生やし衣はよれよれで登場。第2話にも、そのさまを強調する逸話が入っている。


第2話 「仕掛けられた罠」 1974.10.14

 おはなの兄が、人殺しのかどで北の鬼同心に捕まり絶体絶命。お奉行が見過ごしにする筈もなく疑いは晴れるが、鬼のほうも筋が通っているのだった。

中ノ島橋

ロケ地

  • 北町の捕方に追われ、戸賀崎の十手に打たれ川へ落ちる清助、中ノ島橋。お奉行が俊輔をお供に夜釣りに出ていて助ける運び、三次が操る船が出ているシーンはセット撮りと思われる。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ 戸賀崎新兵衛/佐藤允 清助/森次晃嗣 お文/本阿弥周子 中山出雲守/永井智雄 猪之吉/柳生博 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉


第3話 「男やもめに花が咲く」 1974.10.21

 二話分の伏線回収、一人暮らしに蛆が湧きかけていた源さんに春。
雪絵が見つけてきたお相手と、引き合わせるまでのすったもんだを、大岡裁きにからめて描く。

相国寺

ロケ地

  • 綾の刺傷事件が決着したあと、美乃を源さんに引き合わせるべく、忠高邸へ伴う雪絵たち、相国寺大光明寺南路地〜林光院(植え込み際から門前)

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 藤枝綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 藤枝美乃/本山可久子 お千代/沢田亜矢子 伊勢屋京左衛門/浜田寅彦 家主庄兵衛/菅貫太郎 玄辰/名和宏 番頭忠兵衛/南川直 京三郎/中山克己 おさん/荒木雅子 海野呑舟/志村喬 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/加藤泰 監督/山内鉄也


第4話 「祝言」 1974.10.28

 綾に再婚のことをはっきり告げていなかったことで、齟齬を生じる。この微妙な空気のなかに、よりにもよってお忍びの上様乱入。しかも、足抜き女郎騒ぎまで関わってくるのだった。

大阪城

ロケ地

  • お城を下がってくる忠相、大阪城極楽橋から天守を望む図(ロング)。お供の俊輔が馬を引いてゆく近景は、別撮りと思われる。役宅へ戻るシーンは、相国寺林光院式台玄関(玄関から表を見る図)
  • 影供をまいて城を出る上様、人足に化け門番を欺いて出る城門は大阪城大手門。芝居は門内外で行われ、駆けつけるも後の祭りな俊輔たちの出入りの際には、スロープ越しに櫓も映り込んでいる。
  • 吉宗に自分の着物をやったため、人足のボロ衣を着た源さんが綾とばったり会うくだり、相国寺鐘楼脇。綾は亡父の墓に詣でていた設定、ここで二人は足抜き女郎とその情夫と間違われて牛太郎どもに凄まれる運び。

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 千春/土田早苗 藤枝綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 藤枝美乃/本山可久子 おとき/折原啓子 おいと/服部妙子 七之助/小川真司 十三蔵/藤岡重慶 鶴亀屋の女房/近江輝子 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/加藤泰 監督/山内鉄也


第5話 「艶ぼくろの女」 1974.11.4

 梅鉢一味の引き込み女は、町歩きの忠相と運命的な出会いをする。このあと「同業」の三次と、そして死んだと思っていた妹との再会が待っている。
お葉を拾い育ててくれた梅鉢の先代が、「本格の盗賊」だったことが救済の鍵。

広沢池

ロケ地

  • お葉に連れられ、梅鉢の当代・喜三郎に引き合わされる三次、広沢池東岸。喜三郎は釣りをしている。ここはこのあと忠相の出役シーンでも出て、簀巻きからからくも脱出してきた三次が葦の間から上陸。
  • お葉が建てた両親と妹の墓、不明(立地は高台か、竹林際。宗旨は浄土宗?)

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 お千代/沢田亜矢子 お葉/江波杏子 梅鉢の喜三郎/草薙幸二郎 清造/市川男女之助 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/さわさかえ 監督/山内鉄也


第6話 「黒い影」 1974.11.11

 北の戸賀崎同心が不審に思った水難事故は、果たして訳あり。掛りが南に移ってからも圧力がかかるが、お葉の捨て身などあり悪党一巻の終わり・但し姿の見えぬ巨悪は逃げ切り。
史実の「物価対策」を織り込んである。

桂川

ロケ地

  • 濱久の船で事故死した奥祐筆とその娘の死体が検分される河原、桂川右岸河川敷(罧原堤対岸、嵐山東公園南側/自転車道にも見物衆配置)
  • 兵頭邸、寺院塔頭か。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 千春/土田早苗 藤枝綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 藤枝美乃/本山可久子 おはな/結城しのぶ 戸賀崎新兵衛/佐藤允 お葉/江波杏子 兵頭奈津/北川美佳 兵頭栄之進/河原崎次郎 叶屋善助/神田隆 大沢主水/玉川伊佐男 兵頭喜八郎/小林勝彦 久右衛門/池田忠夫 千吉/牧冬吉 甚八/岡部正純 村上源次郎/大坂志郎

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉

※濱久配下のごろつきの一人に福ちゃん、括られてお調べの席にも。
※戸賀崎のダンナ再登場、こんどはハナからいい人で、袖の下の突っ返し方がかっこいい。配下の目明しに井上茂と小峰さん。


第7話 「形見の観音像」 1974.11.18

 ある日、忍びで夜回りの忠相は、一人の老爺の自死を止める。結局その頑なな指物師は死んでしまうのだが、このことで一人の医師志望の青年が生まれるのだった。
加藤嘉、病人似合いすぎ。

ロケなしセット撮り。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おかつ/武田禎子 伍平/加藤嘉 松尾玄庵/若宮大祐 仁兵衛/見明凡太郎 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/安藤日出男 監督/内出好吉


第8話 「秋刀魚にがいか恋の味」 1974.11.25

 またぞろ、お忍びで影供まいてドロンをやらかす上様。出会った娘の身の上を知り、そっと大金を置いて去るが、それが大騒動のもととなる。
シメは、将軍を白州に座らせるという忠相のウルトラC。

金戒光明寺

ロケ地

  • 忠高をお供に町をゆく上様、金戒光明寺。登ってくる団子坂は超覚院前の脇参道坂を境内から見た図(西望)で、門前の民家も映っている(現在、呉服屋さんは建てかわり)。このあと永運院下坂上り口あたりでゴロツキ侍どもにからまれる。忠高が防ぐ間、通りかかった花売り娘のお蝶が吉宗を連れて逃げるのは長安院裏路地〜墓地脇の真如堂へ通じる路地(ここで文吉たちとすれ違う。彼らは谷中へお使いに行く途中)。忠高や源さんたちが上様を捜し回る場面には、長安院下坂などが使われる。
  • お蝶が祖父・喜作と住む家、鳥居本の民家か(萱葺民家、前畑を菊畑に演出。裏は竹薮)。殺到した大場道場の荒くれどもと大立ち回りの際は、大覚寺境内林にスイッチ・心経宝塔が樹間から見えている。

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ お蝶/ジュディ・オング 伊勢屋彦兵衛/田中明夫 大場市兵衛/川合伸旺 喜作/浅野進治郎 金貸し小兵衛/穂積隆信 外村/松山照夫 助川/小田部通麿 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/大西信行 監督/山内鉄也


第9話 「母子しぐれ」 1974.12.2

 母に置き去られた男の子は、辛苦を舐めて育ち母を恨むが、慕う心もないまぜ。手癖の悪さで問題児な彼だが、俊輔に手柄を立てさせてやりたくて女掏摸に目をつける。その女はなぜか、彼と同じ手口で人の懐を狙うのだった。

仁和寺

ロケ地

  • 時雨降るなか市中見回りの源さんと辰、入水夫婦に出くわし止める土手は大覚寺大沢池堤。保護したあと、大名家からの預かり物を掏られた被害者と判明。
  • 職人夫婦を出せと居丈高に申し入れる大名家の家臣・曽根、忠相に真意を見透かされ平身低頭して去る玄関は相国寺林光院式台玄関
  • 北の同心・菅野に捕まりかけた余吉を庇った俊輔、急に意気投合し笑いながらゆく道は大覚寺参道。ここに棄てられたのだと余吉が告白する松平家の門は大覚寺大門、余吉の回想ではカメラが御殿川河床から門にパン、門扉の前に幼い余吉が佇む姿を映す。
  • 辰を狙うも囮の岡っ引きと気付き去る女掏摸・おまさ、その後稼ぎを確かめる町外れは大覚寺護摩堂脇、アガリを取りに来た親分の又蔵と話すのはお堂前。武家の門前に棄てたから、今頃は立派なお侍になっているかもなどと話し、職人から掏ったおもちゃの刀を所持すると知れる。
  • 刀ドロを疑われている余吉の潔白を晴らすと意気込んで出かける俊輔、これを励ますおはなは相国寺林光院式台玄関。門を出てくる俊輔は相国寺大光明寺門、植え込みから余吉が出てきて捜査協力を申し出る。
  • 捜査に疲れ果て、振り売りの蕎麦をかっ食らう源さんと辰、御香宮本殿脇。お忍びの忠相が来て二人を労っていると、女掏摸のおまさが通りかかる。
  • 行商姿のおまさをつけてゆく忠相たち、仁和寺参道。同じ女をつけてきた俊輔たちは茶所脇の石段。おまさは五重塔前を通り過ぎ金堂の方へ、塔前の道から忠相たちが出てくる。おまさは水場で又蔵らと落ち合い、大仕事を持ちかけられるが、俊輔と余吉は鐘楼脇から見ている寸法。又蔵がターゲットとした、集金帰りの商人と手代が襲われるのは観音堂脇、ここで立ち回りがあり又蔵は忠相に確保される。逃げたおまさを追う俊輔、立ち回りのすえ捕縛するのは鐘楼裏、女掏摸を母と認識した余吉が物陰から見ている。
  • 養生所から荷物を持ち出し姿を消した余吉、座り込んでいるところへ俊輔が探し当ててくるのは大覚寺大門
  • おまさに大甘の判決が出たあと、養生所にいた孤児たちとおまさ母子が共にゆく湯島天神(境内に授産所が新設)御香宮参道。おもちゃの刀の持ち主の若様の、宮参りの行列とすれ違う。このあと一同は本殿で参拝、そのさまを見ている忠相は本殿脇。

大岡越前/加藤剛 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ おまさ/中原早苗 余吉/島田明宏 黒門町の又蔵/田口計 長次/石山律夫 おせき/有吉ひとみ 菅野源八郎/中井啓輔 曽根孫四郎/山村弘三 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/さわさかえ 監督/内出好吉


第10話 「大江戸無法地帯」 1974.12.9

 司法の手が及ばぬ無法地帯といえば、お決まりの潜入ネタ。エラい人が単独でというのも、いちばんワルい奴は意外な位置というのも定番。お葉のフライングもまたぞろ出て、彼女にはちょっと嬉しい小芝居が入ったりもする。

流れ橋

ロケ地

  • 不動の鉄の子分二人、大八と助五郎がついにぶつかる大川端、流れ橋下河原。橋桁は流出中で、河原に横たわったそれに乗っての立ち回りもある。松明を持たされているので、暮れか薄明かの時刻設定。場所の設定については、捕方の配備は永代橋西たもとという台詞が出ている。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 おうら/菊容子 おはな/結城しのぶ お葉/江波杏子 言問の政五郎/石垣守一 石動の十蔵/城所英夫 大八/山本麟一 助五郎/内田勝正 村上源次郎/大坂志郎

脚本/宮川一郎、葉山彰子 監督/山内鉄也

※橋については、潜入の際忠相が渡る橋は映画村日本橋で、破損していない。損壊中の流れ橋がいかなる設定で使われたかは、よくわからない。


第11話 「かわうそ仁術」 1974.12.16

 お忍び夜回りの忠相が見た奇妙な医師は、やはりヘンな人で、しかも仇持ち。最後はその職能で相手の心を溶かすのだが、内臓を初めて見て感激しているレベルの手術はちょっと怖いぞ。

大覚寺

ロケ地

  • 洪庵の回想、どうしても腑分けをしたくて赴く刑場(福知山藩領)、不明(山道)。一馬の父を殺める羽目になってしまう場面は、セット撮りと思われる。
  • 一馬が仇討ち本懐を祈願する神社、赤山禅院本殿。忠相と源さんが来て説得の運び、諫言を容れず去る際、玉垣を出たところで苦しみだし昏倒。祭神については、一馬が権現さまと称しているが確かなところは不明。
  • 一馬の手術が終わり、仇討ちが無くなったことを見届け帰る忠相たち、大覚寺大沢池堤

大岡越前/加藤剛 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ すっとびの辰三/高橋元太郎 伊東洪庵/高松英郎 氏家一馬/近藤洋介 銀造/岩田直二 氏家平次郎/永田光男 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/さわさかえ 監督/内出好吉

※麻酔とか、完璧に実用化されてて笑える。


第12話 「暗闇八百八町」 1974.12.23

 流通を止めて値を高騰させる油問屋、彼らをどうにかする大筋に、やさぐれ男の哀話が織り込まれる。
お馴染みの面々が、いつものようにお調子者や悪い人を演じるなか、たいてい極悪人な吉田義夫は善人なのが味。

今宮神社

ロケ地

  • 源さんや三次と忠相が落ち合う夜道、広隆寺東塀際(木あり、下草も見える)。油問屋の動静について報告を受ける。
  • 綾をつけてゆく長太、はじめオープンセットで、声をかけるのは今宮神社東門前(かざりやに「名物大福餅」の暖簾)。言い寄るのは境内、長太が去ったあと俊輔が現れ綾に捜査協力を依頼していると、びんずる一家が出て二人を拉致するのは絵馬堂脇坂の下。
  • 三次が役宅へ駆け込み、動きがあったと知らせる段、相国寺林光院(内側)、式台玄関。
  • 長太の墓、不明(招善寺みたいな感じ、丘の上っぽい)

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 美乃/本山可久子 相良俊輔/三浦友和 おはな/結城しのぶ 出来星の長太/工藤堅太郎 惣兵衛/吉田義夫 富田屋/横森久 びんずる角兵衛/富田仲次郎 てっぺん東助/江幡高志 加兵衛/北原将光 村上源次郎/大坂志郎

脚本/加藤泰 監督/山内鉄也

※びんずる一家に福本清三(クレジットはベタ)、賭場への手入れを知らせたり、立ち回りもあり。


第13話 「除夜の鐘」 1974.12.30

 金のため、とてつもない性悪とずぶずぶになってしまう南町同心。忠相らが指し示した救済の道も目に入らず、深みに落ちてゆく。
悲惨な結果ながら、大岡越前らしく、残された人々はみんな前向き。

ロケ地

  • 事後、雪絵のたてる茶を喫しながら除夜の鐘を聞く忠相、鐘撞きイメージは本法寺鐘楼か(鐘楼越しに多宝塔のシルエット。バンクフィルムか)

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 東条才治郎/早川保 乙部九郎右衛門/外山高士 おはな/結城しのぶ 富助/坂田金太郎 重四郎/南原宏治 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/加藤泰 監督/内出好吉


第14話 「巷談縛られ地蔵」 1975.1.6

 「大岡政談」からとった逸話を軸に、大岡ファミリーの新年を描く。
なんといっても地蔵捕縛の映像化が見もので、大真面目な源さんや、嫌々来ている俊輔の棒読みなど、いつものメンバーの性格付けが生きていて楽しい。辰つぁんの願い事で締めるのもいい。

随心院

ロケ地

  • 近江屋が反物を納入する先の久保田藩上屋敷(佐竹右京太夫邸)随心院薬医門。門松の代わりに裃の武士二人が座る。
  • 近江屋の手代・喜助が、初荷を曳いて佐竹さまへ向かう途中小休止する、業平橋たもとの南蔵院境内地蔵、相国寺林光院脇生垣際に設置(林光院の西、光源院の北の「空き地」の生垣前、大通院の塀南西角や、鐘楼基部がちらりと映り込む)
  • 大岡さまがとち狂って地蔵を連行したと町衆に漏れ聞いた三次、慌てて注進におよぶ忠高邸、相国寺林光院門(表側)

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 美乃/本山可久子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ 近江屋嘉右衛門/増田順司 丹後屋伝兵衛/山岡徹也 権次/鮎川浩 丑三/三角八郎 横井源太夫/北原義郎 喜兵衛/海老江寛 喜助/池田秀一 弥次馬/神戸瓢介 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉

※冒頭、初日の出を拝む江戸市民の一人に福ちゃん、町人姿。


第15話 「ともだち」 1975.1.13

 辰つぁん、お役目と友情に板挟みの巻。上方の盗賊が江戸へやってくる気配、その頃辰三の前には、ずいぶん前に江戸を離れた友が現れる。
辰を案じるファミリーも泣かせる、人情話。

広沢池

ロケ地

  • 石投げをして遊ぶ俊輔と綾、広沢池東岸汀。ここへ、幼馴染の友・弥太郎の母を捜して奔走中の辰が通りかかる。辰は土手上の並木際を走ってくる。
  • 弥太郎の母・おふくを看病してくれていたおはなが、辰三に弥太郎の態度の悪さを言い立てる養生所の庭、不明(小さな池のほとり、対岸に建物)

大岡越前/加藤剛 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 美乃/本山可久子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ 弥太郎/寺田農 おふく/露原千草 唐次/牧冬吉 村上源次郎/大坂志郎

脚本/大西信行 監督/松尾正武

※三次に見咎められる一味の一人は山口幸生、大きな声で真言を唱え続けて源さんと辰の見張りをやり過ごす。彼とツナギをとっていた仲間は川谷拓三。


第16話 「父と娘」 1975.1.20

 十五年の遠島という過酷な冤罪事件を、忠相の誠実さが解決。
同情の余地無い真犯人には相応の罰を、心ある「父親」には情状を酌みとり、そして司法が苦しめた男には心からの謝罪、名奉行の采配が光る。

ロケ地

  • 材木商・近江屋の木場、斉宮神社脇にあった材木置場と思われる。蔵や大木も映り込んでいる。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 美乃/本山可久子 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しのぶ お市/二宮さよ子 伊兵衛/美川陽一郎 近江屋万七/幸田宗丸 紋次/平井昌一 おとき/新井麗子 おたか/荒木雅子 銀造/木村功 村上源次郎/大坂志郎

脚本/津田幸夫 監督/山内鉄也


第17話 「友情」 1975.1.27

 両替商vs.大岡越前の巻、結末は史実通り一旦妥協で落としてあるが、忠相は最強のブレーンを得て意気軒昂というお話。室鳩巣に荻生徂徠を頼れと示唆され、当の儒者から紹介された人物に会ってみれば、彼は青春を共にしたなつかしい友だったという運び。忠相と車屋の、悪童じみたやりとりが見もの。

ロケなしセット撮り

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの 鍵屋仙兵衛/山内明 車屋藤兵衛/中丸忠雄 室鳩巣/村上冬樹 相模屋番頭/長浜藤夫 権七/高木均 お糸/二本柳敏衣 荻生惣左衛門/辰巳柳太郎 村上源次郎/大坂志郎

脚本/稲垣俊 監督/内出好吉


第18話 「似顔絵の女」 1975.2.3

 おはなと辰の痴話喧嘩をフレームに、凶賊摘発の大捕物が描かれる。喧嘩のきっかけになった、辰の心に棲む「顔」も登場し、恋人たちに気を遣う、ファミリーのどたばた芝居が繰り広げられる。

大阪城

ロケ地

  • 喧嘩中だった辰とおはな、仲直りと見えてまた喧嘩の大岡家玄関先、相国寺塔頭か(大光明寺に似るも、中仕切りの向こうは石庭に非ず・壁も違う。以前弓の稽古で出たところと同じと思われる)
  • 下城してくる忠相、大阪城極楽橋(背景に天守)〜多門櫓(和田倉門?)〜堀端(道三堀?背景に天守)
  • 源さんの情報と、辰・おはな関係のことで村上家を訪ねる忠相夫婦、源さんに会えず帰る道は広沢池東岸(靄?かかり)
  • 源さんが乞食に身をやつして肥前屋を尾行するくだり、肥前屋が「かしら」と会う湯島天神の茶店は石座神社参道中ほどの屋形に設営。尾行シーンは鳥居前から始まる。見張りや、「お薦」として神職たちに追っかけられるシーンには、本殿まわりも出てくる。
  • 雲霧の被害者で生き証人の女性・おときを呼びに馬を駆る俊輔、大覚寺大沢池堤。設定は日本堤か。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 千春、おとき/土田早苗 綾/吉沢京子 美乃/本山可久子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 雲霧仁佐衛門/汐路章 肥前屋小兵衛/長谷川弘 向こうみずの三吉/市村昌治 おはな/結城しの 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/加藤泰 監督/松尾正武


第19話 「天下を盗る 前編」 1975.2.10

 遠乗りの吉宗が俄かの不予、ここより次期をめぐっての大いなる陰謀が萌す。忠相が車屋と共に練り上げた物価統制の草案も、陽の目を見ずに終わるかも知れぬ危機が、そこに来ていた。

一様院

ロケ地

  • 近習一人を連れ遠乗りの吉宗、馬を駆る道は北嵯峨農地竹林際。ここで一旦止まり、忠相が籠る禅寺・瑞祥寺を目指すとお供に告げる。再び馬を駆り、具合悪くして落馬・昏倒する野原は酵素河川敷・小川べり。
  • 江戸の西はずれにある瑞祥寺、一様院山門。内部はセット撮り。
  • 綾が辰をお供に亡父の墓参に赴き、旧友・志津と出会う墓地、宝塔寺墓地。志津が駕籠に乗って去るシーンは楼門前、坂を下りてゆく。
  • 忠相に託された文を懐に品川さして馬を駆る俊輔、途中子供を避けてトラブルを起こし侍に腿を斬られてしまう街道は琵琶湖松原。後段、忠相が負傷した俊輔を連れ帰る道も、辰が長崎さしてゆく街道も同所、碑や岬が映り込んでいるので舞子浜と思われる。

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの 水野和泉守/神山繁 車屋藤兵衛/中丸忠雄 九一/浜田光男 卍屋総兵衛/曽我廼家明蝶 小川円庵/北沢彪 松吉/陶隆 志津/立木悠子 鍵屋/西山辰夫 海野呑舟/志村喬 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/稲垣俊 監督/山内鉄也


第20話 「天下を盗る 後編」 1975.2.17

 高熱を発し寝込んだままの吉宗は回復の兆しも見えず、老中・水野と卍屋の陰謀は急速に進行。遂に忠相が謹慎を食らうまでに追い詰められるも、頼もしい友の帰還と健気な娘の献身で、陰謀は食い止められるのであった。

琵琶湖

ロケ地

  • 吉宗の熱を下げるため、連日運ばれる氷、御用の馬が走る街道は酵素ダートか(林道)
  • 辰がゆく街道、琵琶湖松原。
  • 尾張家への人身御供にされる不幸な身の上を、綾に語る志津、不明(神社境内と思われる)

大岡越前/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 千春/土田早苗 美乃/本山可久子 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの 水野和泉守/神山繁 車屋藤兵衛/中丸忠雄 九一/浜田光男 卍屋総兵衛/曽我廼家明蝶 小川円庵/北沢彪 松吉/陶隆 徳川宗春/菅野忠彦 志津/立木悠子 海野呑舟/志村喬 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/稲垣俊 監督/山内鉄也


第21話 「情は人のためならず」 1975.2.24

 身に覚えのない火付けの罪で、呑んべの大工は火あぶり寸前。ここへ自分が犯人と名乗り出る女あり、それは命を賭けた恩返しなのだった。
タイトル通りの情話が繰り広げられるが、忠相の丁寧な仕事も光る。

京都御苑

ロケ地

  • 大工・徳三が岡っ引・唐次に曳かれてゆく大番屋、京都御苑管理事務所長屋門。後段、おせつが門前に立つ。
  • 火事のあと活気付く近江屋の木場、不明(材木置場、置いてある丸太はかなり大きい)
  • むかし、おせつが父子心中のところを徳三に助けられた百本杭、セットかロケか不明。水は流れているように見えるが、演出かも。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの 徳三/浜田寅彦 近江屋七左衛門/鈴木瑞穂 おせつ/鮎川いづみ 唐次/上田忠好 伊東洪庵/高松英郎 村上源次郎/大坂志郎

脚本/木下亮、葉村彰子 監督/倉田準二


第22話 「人情雛裁き」 1975.3.3

 暮らしに倦んだイライラ男が嫁のお雛様を売っ払うと、村上のダンナがそれを露店で買って人にやる。この物の動きが、いろんな人を巻き込んで騒動を起こし、末には悪人を懲らしめる機会を作る。
シメはもちろんお奉行の人情裁き、あらぬ疑いをかけられた気の毒な奥さんにもちゃんと心遣い。

大覚寺

ロケ地

  • 雪絵奥さまとおはなに白酒を頼まれた辰、村上のダンナにも届け物を託されてしまうシーン、役宅の門は相国寺大光明寺門。辰はくぐり戸を開けて出てくる。
  • 雛を売ったことを咎められ家を飛び出した仙之助、自棄酒を食らう茶店は大覚寺大沢池畔に設営。ここをお光連れの源兵衛らが通りかかる。お光が突き落とされようとしているのを見て止める仙之助は、大沢池堤。源兵衛から逃れて隠れるのは護摩堂脇。設定については、「池に突き落とす」の台詞あり。

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 美乃/本山可久子 相良俊輔/三浦友和 仙之助/樋浦勉 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの お島/磯村みどり お光/杉田かおる おけい/珠めぐみ お峰/杉山とく子 今戸の源兵衛/富田仲次郎 大家/阿木五郎 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉


第23話 「持った病の人助け」 1975.3.10

 因業大家への制裁を期待していた町衆は、お奉行の裁定にがっかり・だが実は…という、大岡政談を翻案した一作。
真実懲らしめられるのは徳力屋ではなく大家、主人公は病的に世話好きな魚屋となっている。
キャスティングによる味付けも面白く、珍しく色をなして怒る三次なども笑えるポイント。

ロケなしセット撮り

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの 佐吉/品川隆二 大家六兵衛/花沢徳衛 大塚平兵衛/福田豊士 正太/関敬六 お勢/西岡慶子 村上源次郎/大坂志郎

脚本/大西信行 監督/内出好吉


第24話 「姿なき怪盗」 1975.3.17

 正体不明の凶賊が跋扈、奉行所が保護した目撃者もあっさり消されてしまう。そんななか、喜楽に来た怪しの客の密談を盗み聞くとまさに当の賊、しかしそれも罠なのだった。
お奉行の恩に報いたいと思い続けてきた、お葉の心根が哀れ。

大覚寺

ロケ地

  • 三次たちからもたらされた賊の情報に勇み、奉行所を出てくる村上のダンナと辰、大覚寺明智門。彼らを待ち構えていた御小人目付・多羅尾は、御殿川べりにあしらわれた「柵」のところにいる。
  • 奥山で軽業師の女について聞き込んできた俊輔、女にからまれる帰り道は大覚寺大沢池畔、茶店仕立てに緋毛氈の床机が出されている←ここで「女連れの三浦さま」を文吉が目撃。その後もつきまとうお袖、放生池堤(放生池には白っぽい枯れ草ぼうぼう、遠景にはやけに鮮明な遍照寺山)

大岡越前/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 すっとびの辰三/高橋元太郎 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの お葉/江波杏子 多羅尾孫四郎/日下武史 吉五郎/田口計 お袖/八並映子 海野呑舟/志村喬 村上源次郎/大坂志郎

脚本/葉村彰子 監督/倉田準二


第25話 「天下を裁く名奉行」 1975.3.24

 忠相、政敵の讒言に遭い大ピンチの巻。名君なのに、ツーカーの仲なのに、悍馬に夢中の上様の目は曇ってて、忠高と俊輔は土壇場に追い詰められる。しかしこんなときは、やはりの源さんと三次、捨て身の働きを見せ、みんなの窮地を救うのだった。

上御霊神社

ロケ地

  • 稲生に贈られたペルシャ馬・松風を乗り回す吉宗、不明(城内馬場設定、まわりは林の地面)
  • 俊輔に早く綾と結婚しろとけしかける忠高、広沢池東岸。お供は他に辰と三次、釣堀?この帰り、放馬となった松風に出くわす。
  • 閉門となった忠高邸、不明。塔頭の門か。
  • 囚われの身となった俊輔のためお百度を踏む綾、上御霊神社福寿稲荷。後段、母・美乃も加わり祈願。
  • 馬術指南役の大室玄蕃邸から芸者・お照を救出してきた源さん、追っ手と戦う塀際は広隆寺東塀際・木あり。

大岡越前/加藤剛 徳川吉宗/山口崇 雪絵/宇都宮雅代 猿の三次/松山英太郎 綾/吉沢京子 すっとびの辰三/高橋元太郎 美乃/本山可久子 相良俊輔/三浦友和 文吉/三ツ木清隆 お千代/沢田亜矢子 おはな/結城しの お照/北川美佳 本間出羽守/滝田裕介 大室玄蕃/天津敏 市助/小林勝彦 稲生下野守/高野真二 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 大岡忠高/片岡千恵蔵

脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也


★放送日時について、
「大岡越前非公式サイト−越前蟹−」 http://www.interq.or.jp/orange/mitumi/etizengani/
を参照させていただきました。


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