大岡越前 第十五部  1998-1999、TBS

大岡越前 第十五部

第1話  1998.8.24

 行事に紛れて御金蔵を襲った賊は、わざわざ越前守を揶揄する書を残してゆく。不祥事の糊塗に課された期日は三日、奉行を恨む賊との戦いが始まるのであった。

二条城

ロケ地

  • 江戸城イメージ、姫路城天守。勅使饗応の際の町入能の様子は、伏見城で撮られていて、お徒士が居並ぶ石垣の道を入ってゆく町人たちの描写は、天守から見下ろしたロングが導入。お城へ入ってゆく戸口は、天守入場口を中から。幔幕の隙からそっと侵入する賊は俯瞰で。
  • 金蔵破りのくだり、外で待つ一味は二条城東南隅櫓前濠端、石垣下を走る賊は伏見城、狙われるのは蓮池御金蔵で、蔵はセット撮り。夜間撮影。
  • 北島同心が聞き込みをする濠端、二条城西南隅櫓前濠端。警備の侍たちが物々しく走る姿も入れられている。聞き込みの結果辿りつく屋敷、中山邸(内部描写はセット撮り、もぬけの殻なるも遺留品あり)
  • くちなわ一味の盗人宿の古着屋が橋たもとにある栄橋、中ノ島橋(映画村日本橋を併用)
  • 御金蔵から盗られた小判の一部が見つかり、夏目に注進に走る勘太、中ノ島橋(側面から)。早暁仕立て。栄橋かどうかは不明。
  • 夜、金箱を引き上げに来た一味と捕方が立ち回りの濠端、二条城東南隅櫓前濠端(植込みの内側)
  • 翌日、金箱を引き上げる町方、二条城西南隅櫓前濠端。濠に船を出して引き上げる同心たちの描写は嵐山公園中州掘割、右岸石積護岸も使われる。二つは、うまく切り替えて同じ場所を表現。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 北島駿介/島英臣 高木保之進/高井清史 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 泉州屋/川合伸旺 蛇の弥兵衛/石橋雅史 加納久道/大林丈史 望月源三郎/堀田真三 吉次/井上博一 久助/勝野賢三 島蔵/木谷邦臣 仁七/木下通博 手下A/大橋渡 老番頭/大木晤郎 権爺/結城市朗 女郎屋の女将/三浦徳子 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/井上泰治 監督/矢田清巳

※たぬきの新しい板前・六助は、お奉行に見込まれくちなわ一味に潜入した経緯あり、ために弥兵衛に恨まれ、今回お花ともども拉致監禁されてしまう。


第2話 「殺しを見ていたお茶道具」 1998.8.31

 勤勉で物堅く、お店の白鼠とまで称される番頭。そんな男がえてしてという、法則通りのお話に、被害者の隠居が実は彼を救おうとしていたという逸話を入れ、お奉行の説諭で〆る。

ロケなしセット撮り

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 太市/水野純一 お花/森永明日夏 すみれ/吉井丈絵 おきみ/森下涼子 由兵衛/高峰圭二 伊勢屋/新井量大 善助/望月太郎 政五郎/市原清彦 与吉/青島健介 お照/東竜子 彦六/玉生司朗 おつね/星野美恵子 赤垣伝兵衛/小松政夫

原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也


第3話 「狙われた花嫁」 1998.9.7

 「オヤジさん」赤垣の嫁とり話は、四谷の大奥さまから。手がけている事件を解決してから返事するという赤垣だが、こともあろうにお相手が当の賊にさらわれてしまう。みごと「妻」を助け出し、祝言も済ませるが、新婚家庭には気の利かない独り者たちがどやどやと押しかけてくるのだった。

車折神社

ロケ地

  • 賊が捕まるのを祈願してお百度を踏む笙子、車折神社本殿。実家に立ち寄って行き先を聞いた赤垣がやしろに入ってくるシーンは中門、カメラ中から。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 笙子/河原崎有稀 房吉/うえだ峻 北島駿介/島英臣 高木保之進/高井清史 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 むささびの金五郎/内田勝正 三河屋/真田五郎 宗助/柳川清 銀八/福本清三 妓/桂川夢女 赤垣伝兵衛/小松政夫 静加/藤間紫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳

※笙子の実家は多町の青物問屋、大名家の奥勤めをしていて婚期を逸した設定。
※福ちゃんは金五郎配下の賊、冒頭の捕物で屋根まで上がって逃走劇を繰り広げる。


第4話 「鬼を生き返らせた名医」 1998.9.14

 因業金貸し婆さん、己が通夜を見せ付けられ反省の巻。婆そのものと、欲深い親戚一同に巧者を配してあり、見ていて憎たらしいことこのうえないところへ、善人にスポットを当てて終わらせるつくり。
レギュラー入りした「ご新造さま」が見せるお転婆ぶりも見もの。

常寂光寺

ロケ地

  • 親戚一同に形見分け不履行で訴えられ、お白州に出てきた帰り、お虎婆さんと息子夫婦が立ち寄る八幡さまの茶店、常寂光寺。参道石段を行き来する巫女さんを演出。茶店は境内鐘楼付近か。「殺し屋」が出て婆さんを突き飛ばすのは石段上部。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 お虎/赤木春恵 郁太郎/宮崎達也 おはま/小林かおり 松五郎/高城淳一 治兵衛/頭師孝雄 お杉/佐野アツ子 蓑助/山本紀彦 和助/小鹿番 鮫三/城春樹 菊江/弓場沙織 お民/岩上佳寿美 隠居/笹木俊志 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/井上泰治 監督/矢田清巳


第5話 「奥医師の娘」 1998.9.21

 強請り常習犯の遊び人毒殺の裏には奥医師家の事情、不幸な出自を知らせたくない親兄弟の配慮が仇に。
奥医師を探るのに片瀬が抜擢され、菊江との話も出てくる。

今宮神社

ロケ地

  • 船宿で殺された男のことを船頭らに聞く勘太、嵐山公園中州下手河原(右岸側)。桂川は、後段忠相が船宿に赴いて検分し直す際にも、窓外の風景として出てくる。
  • 奥医師・天野宗仙の娘・小夜と浅草へ出向く片瀬(書生として潜入中)、セットの露店から今宮神社へスイッチ。石橋上で「ウチにいると息が詰まる」と小夜が打ち明け、その後腕を組んで東門を出ると菊江に出くわすという次第。
  • 脅迫者・伊三次の仲間だった戯作者・梅彦が知安を脅し金を持ってこいと指定の神田明神、今宮神社稲荷社。捕方が出て梅彦らを捕縛。
  • 事後、小夜に出自を打ち明ける宗仙たち、大覚寺梅林に養生所薬草園を演出。小夜は身投げしたのを助けられ療養中。この段、説明が長く、つらっとグロい表現も出てくる。

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 天野宗仙/土屋嘉男 天野知安/竹本孝之 小夜/牛尾田恭代 春亭梅彦/石山律雄 天野祐石/井上高志 猫七/桐山浩一 伊三次/伊庭剛 治平/蔵多哲雄 おまん/星野美恵子 おふみ/赤羽美香

原案/葉村彰子 脚本/井上泰治 監督/金鐘守


第6話 「大江戸韋駄天競走」 1998.10.5

 「マラソン」を完走した中年男は、その勢いでプロポーズ。しかし女を狙うは彼のみにあらず、命のやりとりに発展してしまうのだった。
宝来屋は健康マニア、「節季ごとのアレ」健康診断を、伊織にしてもらっている設定が面白い。

仁和寺

ロケ地

  • 韋駄天競走ルート、設定は日本橋と寛永寺を往復。映画村日本橋をスタート、土手は罧原堤か。折り返し地点の寛永寺は仁和寺観音堂前で、塔映り込み。
  • 宝来屋がひとりトレーニングの道、大沢池堤か。
  • 従業員の再就職先を確保して歩く宝来屋、その日の暮れ佇み物思う橋は映画村日本橋、眼下に望む川面は中ノ島橋上手堰堤で、お勝の顔が被さる。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 すっとびの辰三/高橋元太郎 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 宝来屋/河原崎建三 お勝/木村理恵 加納屋/二瓶鮫一 田所芳太郎/武見龍磨 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/佐藤五月 監督/山内鉄也


第7話 「賄賂に揺れた老同心」 1998.10.12

 病身の妻を労わるため、職を辞そうとしていたベテラン同心は、その糟糠の妻に報いたいと思ったことが迷いとなってしまう。その男を白州に立たせる奉行だが、新しい道を示すためであった。

広沢池

ロケ地

  • 囮捜査を買ってでるお花、察した売人が船で逃げる裏口の川端、広沢池東岸
  • 売人の元締と、黒幕の紬問屋が密談の屋形船、船着きは広沢池東岸

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 粟津佐兵衛/佐藤允 たき/谷口香 大瀬屋/常泉忠通 竪川の常吉/遠藤征慈 喜平次/江藤漢 木戸番/大木晤郎 大店の内儀/和泉敬子 薬種問屋女主人/山口朱美 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二


第8話 「花嫁割いた母ふたり」 1998.10.26

 育ての母が、娘を思いやる心で「勝つ」大岡裁き。
その娘の輿入れに関わっていた四谷の大奥さまが騒ぎ、なんとかしろと捻じ込まれた「娘婿」の表情が楽しい。既視感のあるべったべたの情話を、巧者が演じる一作。

中ノ島橋

ロケ地

  • 材木が倒れてきたため傷を負ったお梶、養生所へ行くと称し出かける先は大覚寺大沢池木戸〜天神島。尾行していた太市は、大沢池船着(小)で釣りをしていた子供に、応援を呼ぶ使いを頼む。お梶を脅迫するお仙のシーンは天神島祠脇。
  • 島帰りのお梶が、赤子を抱いて身投げしようとしていたお仙から子を貰い受けた夜の橋、中ノ島橋。堰堤落水がライトアップされている。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 お梶/三林京子 おきぬ/小林綾子 お仙/根岸季衣 松田屋昇助/宗近晴見 松田屋昇太郎/宍戸勝 三河屋/真田五郎 老婆/三星東美 赤垣伝兵衛/小松政夫 静加/藤間紫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/井上泰治


第9話 「白洲に立った将軍様」 1998.11.2

 またまたお忍びの上様、影供まいて自棄酒の町人と酒盛り。そのあとその職人に降りかかる殺人容疑、彼が潔白と証明したのは、葵の御紋入りの扇子だった。
タイトル通り、吉宗はお白州に立つが、引き据えられたのではなく、単なる証言者。上様に対する、同心たちのスタンスの違いが面白い。

ロケ地

  • 直太を連れて彼の父の墓に参るおしず(文吉女房)、不明(ありものの墓地か、傾斜地に墓標。基本竹林で、雑木まじり)

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 文吉/田中隆三 扇屋/中村方隆 平助/小林尚臣 加納久道/大林丈史 おしず/和泉ちぬ おうた/中里博美 直太/杉田林太郎 神尾左京/石倉英彦 政吉/溝田繁 音蔵/野口貴史 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇

原案/葉村彰子 脚本/藤井邦夫 監督/井上泰治


第10話 「信じるこころ」 1998.11.16

 あらためてお奉行の有難さをしみじみ知る、赤垣同心の情話。彼が北町時代に気にかけてやった同心の変節というのが大筋なのだが、その男がハプニングにより「善人返り」、クサい設定ながらも芝居に引き込まれる。また、赤垣の悲壮な決意をさらりとほどくお奉行の説諭は、わざわざ言うかというツッコミを越えて沁みる。

金戒光明寺

ロケ地

  • 長い内偵のすえ三崎屋の荷を臨検するもスカを引く南町の捕物、広沢池東岸(夜)
  • 沢田復職と聞き見に行く赤垣、三崎屋を知るか問いつつ上がる坂は金戒光明寺東坂。沢田付きの目明し・久助が追いついてくるシーンは、摂社の鳥居越し。
  • 斬られて堀へ落ちてからすっかり人が変わってしまったと赤垣根にぼやく久助、その赤垣を見張っていた太市がお奉行に報告を上げる鐘楼は金戒光明寺鐘楼、忠相は基壇にいて、太市は南側の「崖」から見上げるかたち。
  • さしこみを装って三崎屋に侵入した六助、露見し立ち回りのすえ船で逃れたのち上陸するのは広沢池東岸、船頭は半次。昼間のシーン。
  • 猛る夏目を抑え「自分が」と南町を出てきた赤垣、坂脇の溝を落ちてくる小石に気付き見上げると沢田がへたりこんでいるのを発見のくだり、金戒光明寺東坂東側。気の毒な人に有り金をやってしまって飯を食えず倒れていた沢田は、東坂上の井戸に凭れ(この上にあった石を落としていた)
  • 久助から聞き出して妻の墓に行く沢田、金戒光明寺墓地(下に熊谷堂の甍がちらり)。荒廃を見て驚き、死者をないがしろにしていた己の態度を聞かされ、墓石を抱いて嘆く。
  • 三崎屋と沢田を仲介した男がタカリに現れるくだり、金戒光明寺。男は鐘楼基壇にいて、長安院下坂をゆく沢田を見下ろして声をかける。沢田は取り合わずに坂をおりて去ってしまうが、鐘楼の東で見張っていた赤垣がそやつを締め上げる。
  • 記憶の戻らぬまま、己が不正を確かめに三崎屋へ赴き「芝居」、復縁を言い出して懐に賄賂を捻じ込まれた沢田、小判を擲って嘆く帰り道は映画村セット水車端、見ている赤垣は広沢池東岸土手で、切り替え。沢田を始末に用心棒どもが現れ、赤垣や忠相が介入し立ち回りはセット、剣戟の気配に太市が気付き呼子を吹くのは広沢池東岸土手。夜間撮影。

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 夏目甚八/てらそま昌紀 笙子/河原崎有稀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 沢田源蔵/須藤正裕 三崎屋/草薙幸二郎 久助/浅見小四郎 木鼠の弥太/入江毅 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/沢橋凛 監督/高倉祐二


第11話 「さまよう老人」 1998.11.23

 子供に帰ってしまった老親を世話していた娘夫婦に、その親を人質にとり多額の金子を要求する外道。町方の奔走と雪絵奥さまの機転で悪党は一網打尽、白州では追い込まれた娘夫婦の葛藤についても語られる。
老人の性について忠相夫婦が語らう際、例の「火鉢の灰」の逸話が披露される。

梅宮大社

ロケ地

  • 大前屋の内儀・おときが、雪絵とともに父を捜しにゆく市中、梅宮大社楼門を入ったところで、神苑門越しに池畔で綾取りをする老人たちを見る格好。事後、また「逢瀬」の日常がはじまる段も同所。
  • いよいよゴロツキに金を渡す羽目になった大前屋、買うはずだった表店の物件を断り、売主が好意で作ってくれていた看板を泣く泣く投棄する橋、中ノ島橋
  • 金と父を引替えの谷中墓地、不明(9話と同所と思われる、傾斜地にある墓地。竹林が迫っている)。大立ち回りが撮られている。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 すっとびの辰三/高橋元太郎 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 伊平/江藤潤 おとき/大塚良重 松造/庄司永建 疾風の銀八/片桐竜次 小梅/伊吹友木子 赤垣伝兵衛/小松政夫

原案/葉村彰子 脚本/鶴島光重 監督/山内鉄也


第12話 「罪を着た男」 1998.11.30

 持ち逃げ犯を見つけて騒ぐ男だが、被害者のはずの番頭が「盗っ人」を庇って逃がす。謎は白州で明かされる作り、伊織先生手術二件入って大忙し。

大覚寺

ロケ地

  • 養生所薬草園、大覚寺梅林に演出(5話と同所)。忠相が、重篤な番頭の診察を依頼にくるくだり。秩父から来た正助(実は卯之助)が薬草を植えているところへ顔を出す運び。手配書を見て気付くというシーンの伏線。
  • 番頭を刺して逃げていた亀吉を見つける夏目たち、中ノ島橋たもと(煮売り屋台で飯をかっ込む亀吉)〜橋上(居合わせた子供を盾にとり、直後身を躍らせて逃走・ちょうど下に船が)
  • おそのが卯之吉から簪を貰った思い出のやしろ、鳥居本八幡宮。鳥居前に朱鳥居を二つ足してある。回想シーン以外にも出てきて、夜間撮影もあり。鳥居前、舞殿や本殿が使われるほか、本殿裏手の崖地も出てくる。

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 卯之吉/五代高之 おその/佐藤恵利 茂兵衛/矢野宣 亀吉/三田村賢二 近江屋/西山辰夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/藤井邦夫 監督/金鐘守

※お白州、書役の一人に福ちゃん。もう一人の人は顔も上げないが、福ちゃんは証人が入ってきたりするときょろきょろ挙動不審。
※赤垣不在の理由は腰痛。


第13話 「母恋し!」 1998.12.7

 御落胤悲話、今回は吉宗のそれではなく、先々代家宣公の姫さま。時の目付役が危険と判断し消されるところ、将軍の密命を受けた侍が守り育ててきたが、病を得て余命幾許もないと知った「姫」はおっ母さんに会いたいと望み、「養父」は時の将軍に縋るのだった。

上御霊神社

ロケ地

  • 江戸城イメージ、姫路城天守。吉宗が目安箱を開けて、丑松の訴状を見て「ただちに忠相を呼べ」とやるくだり。
  • 吉宗の命を受け。丑松の住む漁村へ赴く忠相、海イメージの断崖、不明。漁村風景はセット撮り。丑松(侍の時の名は明かさない)が語る、目付の刺客が母子を襲った林、下鴨神社糺の森(足を痛めた母から赤子を預かり「丑松」は逃走)
  • 病篤い姫・さちは養生所へ入れたと吉宗に報告する忠相、二条城清流園(植込みと芝地)
  • 母に会いたいという姫の願いを知った吉宗の回想、姫と同じく父の気まぐれで出生した赤子の吉宗が母と離される日(迎えの侍が赤子を連れ去る情景)民家玄関。悪ガキ「吉宗」が駆け回る竹林、北嵯峨か。やがて迎えられた紀州の城イメージ、和歌山城天守(遠景)。そのお城の庭での野点の席にいたずらをする「若様」吉宗、二条城清流園芝地。
  • 姫の母を捜しに小金井村へ赴く同心たち、道標のある野道は鳥居本八幡宮付近の地道・山際。名主一家が皆殺しに遭ったのは野盗の仕業ではないと話しながらお昼をつかう一行、北嵯峨農地田畦。むかし「姫の母」らしき娘を助けたという和尚に聞き込みのシーン、鳥居本八幡宮舞殿を崖下から見上げのアングルで。
  • 商家の女将におさまっている姫の母・おときを説得に行く雪絵、二人話す神社境内は上御霊神社、北門近くの水場近くでお芝居、カメラぐるっと回る。
  • 姫が母と会ってすぐ落命した顛末を忠相から聞く吉宗、二条城清流園池畔。
  • 吉宗の命で「養父」丑松を追う忠相、雲水となって西へ下る丑松に追いつき、密命を果たした事に対する将軍からの労いの言葉を伝え、供養料の下賜金を渡す街道、下鴨神社馬場

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 すっとびの辰三/高橋元太郎 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 おとき/久野綾希子 お初/竹本聡子 さち/秋本美恵 新太郎/岡田聡 女房/町野あかり 丑松/長門裕之 おゆり/塚本加成子 おくめ/新海なつ 春海和尚/千葉保 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/鶴島光重 監督/高倉祐二


第14話 「小さな出会い」 1998.12.14

 忠相が川端で知り合った子供は、穴場を教えると約したのに来ない。その、来れない訳を出来させた「制度」を改めるに至るプロセスを描くお話。
たぬきでなされている、連座制についてのわざとらしい会話が笑える。

嵐峡

ロケ地

  • 大川に糸を垂れる非番の忠相、嵐峡汀。友吉が寄ってきてまた坊主かと声をかけ(ここしばらく観察されていたもよう)、明日穴場を教えてやると約束。来なかった友吉を、お奉行に言われて捜す半次のシーンでも出てきて、船着きあたりも使われる。
  • 菊江を使い、番屋に留置されている宗吉の妻子と弟の友吉を外に連れ出す雪絵、嵐峡端護岸(嵐亭生垣前の石積に妻子を腰掛けさせ/雪絵が友吉に浮子を与え励ますのは嵐峡汀)
  • 奉公先の大旦那に命じられ釣りに行く友吉(雪絵の工作)、「前に約束したご浪人さん」が釣っている大川端は嵐峡汀。穴場を教えるため渡る橋、中ノ島橋(ご婦人に貰った浮子と、浪人の持っているそれが同じなのに気付き?の友吉)

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 笙子/河原崎有稀 北島駿介/島英臣 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 お七/三浦リカ 中山出雲守/入川保則 文六/冷泉公裕 蔦田源之進/南条弘二 宗吉/黒田隆哉 友吉/松田聡也 おさと/岩上佳寿美 熊蔵/山本弘 庄兵衛/山村弘三 老主人/江並隆 茶店の親爺/徳田興人 お兼/鳴尾よね子 女将/ひろみどり 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇

原案/葉村彰子 脚本/井上泰治 監督/山内鉄也

※お白州、蹲い同心から証拠品の匕首を受け取りお奉行に渡す与力に福ちゃん、ナチュラルメイク。


第15話 「思い込み」 1998.12.21

 仇討ち奇譚、十年もの間逃げて追っての間柄が、ある事件のため庇い庇われる関係に逆転。武家の掟のむごさ馬鹿らしさがクローズアップされ、「思い込み」の激しい男は抵抗しつつ折れるのであった。

下鴨神社

ロケ地

  • 小五郎が大黒屋殺しの下手人とされ逃亡したあと、屋形船で密談する大黒屋の弟と妾と「実行犯」の浪人、船がゆく川は広沢池東岸。後段、早や主人気取りの弟が妾と忍びあうシーンも同所、桟橋に船が舫っており、見張りの同心たちが土手に。
  • 易者・平内の素性を洗う赤垣、行き倒れの彼を助けた和尚に聞き込みのシーンは大覚寺聖天堂前、寺男が落ち葉を焚く演出もある。
  • 身分を明かし小五郎の姉・弥生と話す忠相、大覚寺天神島木の根方。
  • 拉致された弥生を取り戻しに行く小五郎、下鴨神社河合社裏手糺の森、中に入るシーンはセットに切り替え。設定は、今戸龍雲寺裏手にある空家。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 田山平内/米倉斉加年 弥生/未來貴子 清次郎/松井誠 篠崎小五郎/斎藤隆治 沼倉重蔵/伊藤達広 お紺/津島令子 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/藤井邦夫 監督/高倉祐二

※福ちゃん、なんと五態。まず、六助が篠原姉弟捜しのため行く道場で荒稽古をしている侍の一人。姉弟の行方を占うため、平内流奥義の草履投げをかました平内が水車に草履をとられて慌てるシーン、怪訝そうな顔をしてうしろを通る行商人。北島がお奉行に篠原の仇討免状を見せるシーン、御用部屋で忠相のうしろにいる同心の一人。大黒屋を見張る北島たちのシーン、店の前を通る男。そしてラス立ち、沼蔵の仲間の浪人の一人。


第16話 「髪結い姉妹の殺意」 1999.1.4

 たくさんの人に深刻な迷惑をかけていた悪い浪人の死は殺し、怨恨が錯綜してたいへんだが、お奉行は慎重かつ情をもって事に当たるのだった。
伊藤高の悪者ぶりが熱入ってて、ほんっとに憎たらしい。

法輪寺

ロケ地

  • 桐山「殺害」現場の常念寺、法輪寺。桐山が難に遭うのは夜、検分等は昼間の絵で、山門から石段中ほどが使われる。石段落ちもある。
  • 河内屋のアリバイを証言した老爺の倅・安吉に聞き込みをする同心たち、罧原堤下河原(川普請現場)。安吉も桐山の被害者。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 太市/水野純一 お花/森永明日夏 すみれ/吉井丈絵 お弓/立原麻衣 河内屋/真夏竜 桐山采女/伊藤高 甚助/相馬剛三 銀次郎/青井敏之 安吉/高野浩幸 お登勢/早瀬真奈美 女客/鈴川法子 おとき/ひろみどり

原案/葉村彰子 脚本/佐藤五月 監督/井上泰治


第17話 「嘘で暴いた大岡裁き」 1999.1.11

 阿漕な金貸しが殺され、強い恨みを抱く小僧が逮捕されると、金貸しの後妻である姉が我こそ下手人と名乗り出る。しかし調べが進むにつれ、この二人ではない犯人像が浮かび上がる。そして、真犯人を屈服させたのは、久々に出た伊織の大嘘であった。

大覚寺

ロケ地

  • 配達中の弟・梅吉(大黒屋丁稚)のところへ行き問い詰める姉・鈴(安達屋後妻)大覚寺放生池堤。二人を見ている北島と辰は放生池畔。

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 鈴/伊藤葉子 大黒屋/杜澤泰文 梅吉/山下慎司 松蔵/松田明 竹市/西尾塁 煙管屋/泉ひろし 伊助/野土晴久 安達屋/結城市朗 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/鶴島光重 監督/金鐘守


第18話 「消えた財布」 1999.1.18

 匠を、己が店へ引き止めるばかりでなく、安くこき使う女将あり。調子に乗って欲をかき人を追い詰めるが、行き過ぎた行為は自分に返ってくる。
一筋縄ではゆかぬ悪女を、みごとにハメるお奉行の為様が見もの。

白沙村荘

ロケ地

  • 伝七宅から盗まれた「広東縞の財布」を注文した、目黒の大庄屋に会いに行く北島同心たち、ところの目明し・三五郎が出迎える道は北嵯峨農地竹林際。
  • 篠塚宇右衛門邸、門は法然院山門。宇右衛門が財布を出してみせる座敷は白沙村荘存古楼

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 夏目甚八/てらそま昌紀 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 笙子/河原崎有稀 北島駿介/島英臣 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 伝七/浜畑賢吉 おやす/有沢妃呂子 お秋/美苗 松乃屋/原田清人 篠塚宇右衛門/児玉謙次 柿ノ木坂の三五郎/青木卓司 お甲/宮田圭子

原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/井上泰治


第19話 「花は知っていた」 1999.1.25

 冤罪と判明し島から戻された青年だが、遠島になった事実が重くのしかかる。そんななか、依怙地から彼を苦しめた隠居が殺され、間の悪いことに青年が第一発見者となってしまうのだった。
サブタイトルは、真犯人による真実の暴露を引き出した、花の生態。

罧原堤

ロケ地

  • むかし、忠相と伊織がトウカエデの盆栽を見つけた花の市、不明(山際か林際の造園業敷地か)。ここで清吉と知り合う。後段、清吉夫婦が花を仕入れに行き甚兵衛に妨害されるのも同所。
  • 赦免船が着く浜、水面は広沢池か(船番所はセット撮り、切り替えで併用)。御赦免船の棹を操る役人は福ちゃん。
  • 花市で甚兵衛の妨害に遭った清吉、その場を走り去り背負子を擲ち嘆く川辺は罧原堤下汀

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 出目の勘太/谷幹一 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 清吉/田中実 お米/堀江奈々 甚兵衛/坂本長利 上州屋/久保明 富吉/和泉史郎 宇田川屋/田中弘史 川崎屋/亀井賢二 作造/寺下貞信 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/佐藤五月 監督/山内鉄也


第20話 「裏切られた友情」 1999.2.1

 夏目同心、貧乏旗本の次男坊との友情に熱血すの巻。彼らを優しく見守っていたお奉行は、「厄介叔父」のしがらみも除いてやるのだった。

直指庵

ロケ地

  • 誘拐されたかも知れない子を捜しまわる夏目、もう日暮れなのにと激する橋の上、中ノ島橋(鐘の音演出、落水入り)。その後橋下手右岸河原に、当の子を連れた人足がいるのを発見(迷子を拾ったと主張する人足とつかみ合い、被り物を取ってみると武士という次第/その後詫びにたぬきで痛飲・親友に)
  • 平四郎が人足仕事をしている普請場へ、辻斬り目撃者の蕎麦屋を連れて行き首実検させる夏目、罧原堤下河原
  • 北島と片瀬が調べる茶人・桂香庵邸、中山邸門。駕籠が出てくるが警戒厳しくためらうところ、変装した六助が表れて二人に目くばせ・そのまま尾行してゆく。
  • 平四郎の姪・初音の墓参のお供で来ている、下女のお袖(平四郎と恋仲)に昨日訪ねてきたかと問う夏目のくだり、直指庵道場前小柴垣の細道まわり。境内奥へ行くところにある門(両側にベンチのある一件)も使われている。お袖、初音ともに平四郎は無実であると訴える。
  • 母の長患いで難儀するお袖が、十両もの借金を返済したと聞いた夏目、激して平四郎を問い詰める河原、桂川・罧原堰堤下右岸河川敷(砂河原、背景に激流・堰堤も見えている)
  • 平四郎とお袖が祝言を挙げている頃、出席せずに釣りにいそしむ忠相、嵐峡汀。お供は伊織。

大岡越前/加藤剛 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 雨宮平四郎/若山騎一郎 お袖/堀川早苗 桂香庵/青山良彦 初音/杉浦香奈子 梶原図書/溝田繁 雨宮敬一郎/西園寺章雄 女将/安岡真智子 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/藤井邦夫 監督/井上泰治


第21話 「疑惑の恩人」 1999.2.8

 強盗殺人で捕まった、赤垣の碁仲間の冤罪を晴らす話、何か知っていそうな研師には、恩人のため黙りとおしてきた秘密があった。
このところの赤垣の「オヤジさん」ぶりについて、セルフパロじみた展開がある。

北嵯峨農地

ロケ地

  • 別れて暮らしている、勘助の妻子を王子在に訪ねる赤垣と片瀬(旅装)、おうめに会って話を聞くのは北嵯峨農地(野良仕事)広沢池東岸(野菜洗い、汀に足場)
  • 勘助の娘・おはるが幼い頃溺れ、巳之助に助けられた石神井川、桂川か(モノクロ、川面と汀のみ)。白州にて、昔の書類を読み上げるお奉行のシーンに被る回想。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 すっとびの辰三/高橋元太郎 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 笙子/河原崎有稀 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 お花/森永明日夏 勘助/新克利 巳之吉/篠塚勝 おうめ/梶三和子 玉吉/森川正太 井田屋/田中弘史 与平/梶本潔 おはる/赤羽美香 源造/中嶋俊一 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/佐藤五月 監督/井上泰治

※白州、蹲い同心の一人に福ちゃん。お奉行の「引っ立てい」の声に「はっ」とこたえる台詞あり。


第22話 「餅騒動の名裁き」 1999.2.15

 商標権にまつわる情話、恩を忘れた増上慢も、欲をかいた元祖も、ともにお白州で反省する。純愛が評判となったくだんの夫婦は、お忍びの上様が結びの神という寸法で、白州も覗きに来ている吉宗であった。

宇治

ロケ地

  • 影供をまいて消えた上様を捜しまわる同心たちのくだり、赤垣が急ぎ渡る橋は宇治公園・橘橋で、その直後橋たもとで身投げ寸前の与吉を吉宗が阻止している。このあと、勤め先へ吉宗に押しかけられたおみよが、与吉のもとへ来るのも同じ橋のたもと。心通じ合い、吉宗の提案を受け三次屋へ走ってゆく与吉は橋上、そこにはやっと将軍を探し当てた赤垣と北島もいて会釈。
  • 三次屋が名前を貸すと承知したことを聞いていた元従業員の証言を聞くべく、流山へ向かう太市と辰三、「流山みち」と道標のある街道は北嵯峨農地農道
  • 唯一の証人が既に死んでいたと知り落ち込む与吉、別居していたおみよが心配して捜しにくるシーンは宇治公園・橘橋下手左岸河川敷(堰堤脇から上流を望む絵、背景に橘橋が来る)

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 房吉/うえだ峻 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 菊江/弓場沙織 おみよ/八木小織 与吉/山口粧太 徳兵衛/工藤堅大良 老いた男/徳田興人 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/沢橋凜 監督/矢田清巳

※影供の一人に福ちゃん。


第23話 「辻斬りは拝領の太刀」 1999.2.22

 頻発する辻斬りは、片瀬の読みどおり旗本の仕業。その男、図に乗ってよその家の宝刀を血で汚すところ、切っ先を折ってしまうという椿事が出来する。そして、相手が武家でもきちんと始末をつけるお奉行であった。

大覚寺

ロケ地

  • 脇田の倅に拝領刀を持ってこさせ、その刀で辻斬りをはたらく左京、大覚寺五社明神。本殿に入って刀身を確かめ、表にいる宗九郎を背中から斬ろうとするものの、通行人の方をやることにし襲い掛かるのだが、有栖川畔を来たのは伊織。体をかわした伊織が舞殿に駆け上がるシーンもある。結局、本殿前の石灯籠に刃を当ててしまいポッキリ。設定は、捕吏が走る町イメージに挿入される切絵図にある神田明神か。
  • 刀剣マニアの佐賀屋摘発に走る町方、大覚寺放生池堤〜佐賀屋寮?(不明)

大岡越前/加藤剛 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 水口左京/鷲生功 脇田宗右衛門/佐竹明夫 佐賀屋/奥野匡 脇田宗九郎/高橋浩二朗 弥助/村井克行 彦兵衛/阿木五郎 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/大西信行、久慈俊旭 監督/金鐘守


第24話 「冤罪」 1999.3.1

 隠れ岡場所の主殺しで捕まる青年、彼には充分な動機があり現場にいたことも確かだったが、頑として犯行を認めないその態度を見て、お奉行は九分九厘の残りの一厘を調べさせる。

妙光寺

ロケ地

  • 目明しの仙造が南の同心たちに教えた政吉の居場所の、芝神明近くの妙正寺という荒れ寺、妙光寺。夏目らが踏み込む際は、破れ障子の隙間から政吉が見ているという絵で、向唐破風?の入口が見えている。町方を見て政吉が逃げ出す門はここか不明(桟や柱が赤い)。捕まってしまう墓地は同寺敷地内で、無縫塔など見える。室内はセット撮り。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 仙造/三夏紳 政吉/片桐光洋 お崎/松井紀美江 お妙/藤田志穂 治兵衛/岩尾正隆 弥五郎/久賀大雅 杢兵衛/徳田興人 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/田上雄 監督/金鐘守


第25話 「最後の罪が恩返し」 1999.3.8

 赤垣のおやっさんの情が、難事件解決の突破口をつくる。どう説得しても足を洗わない娘掏摸は、いま命を救ってくれた赤垣の手が、その昔も自分を掬い上げてくれたものと知り、「最後の仕事」を捜査に役立てて貰おうとするのだった。

神護寺

ロケ地

  • 釣り帰りの子供が人にぶつかり、しつこく指弾されているのに介入するお秀、神護寺山門内側参道白州。お秀は、文句を言い立てていた権高な内儀から財布を掏っている。神護寺境内はこのあと何度も出てきて、五大堂下の崖際や、参道南側の道へおりる段差、廟所付近などいろいろ細かいカットがある。
  • 加田屋内偵中の赤垣、石段に腰掛けているお秀を見つけるシーンは神護寺石段、お秀は一番下にいて、参道側から見る図。このあと石段をおりてくる男女を狙うが、赤垣に阻止される。
  • 赤垣の説諭から逃げたお秀、ごろつきにからまれて川に放り込まれる橋は中ノ島橋、赤垣が飛び込んで助けるシーンは嵐峡にスイッチ。中ノ島橋は、後段、お秀を捜しあぐねた赤垣の慨嘆シーンでも出る。
  • 掏摸の元締を通じ、大間々の嘉兵衛の仕事(加田屋の財布を掏る)を受けたと赤垣に打ち明けるお秀、神護寺鐘楼裏手。ここを去る際には、鐘楼前石段を走り降りてゆく。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 出目の勘太/谷幹一 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 笙子/河原崎有稀 隼の六助/桂三木助 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 お秀/笹峰愛 鎌吉/木村元 加田屋/梅澤龍峰 荒布の利八/木村栄 戸崎織部/穂高稔 母親/宮田圭子 松風軒/芝本正 大間々の嘉兵衛/中山仁 赤垣伝兵衛/小松政夫 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/金鐘守

※お秀にひっぱたかれて口を切り流血、むかっときて皆して女の子を川に放るというゴロツキの兄貴分は福ちゃん、クレジットはベタ。
※大間々の嘉兵衛は狡猾な強請の常習犯。


第26話 「帰って来た友情」 1999.3.15

 疱瘡が流行、今年の種は弱いとみた伊織は、人痘法の実施を進言。しかし、紛い物の新薬で大儲けを目論む悪徳奥医師どもは面白くない。伊織と、長崎から帰ったばかりの新三郎に魔手が伸びるが、お奉行は丹念に悪事をあぶり出していた。

神光院

ロケ地

  • 江戸城イメージ、姫路城天守。奥医師に人痘法の可否がはかられるくだり。
  • 品川を過ぎ、夜道を江戸へ急ぐ新三郎が闇討ちに遭う橋、中ノ島橋。狙撃されて新三郎川へドボン。
  • 臨時に小石川養生所仮病舎となっている源心寺(両方ともそう書いた看板がかかっている)神光院。新三郎が患者の子らをみるシーンは中興堂、元気を取り戻し遊ぶ子らは宝筐印塔付近、急患(襲撃犯の一人・升吉の母)が担ぎ込まれるシーンは山門。ラストシーン、すっかり回復した子らが親に引き渡される場面でも出る。

大岡越前/加藤剛 雪絵/平淑恵 丁の目の半次/左とん平 すっとびの辰三/高橋元太郎 出目の勘太/谷幹一 夏目甚八/てらそま昌紀 北島駿介/島英臣 片瀬堅太郎/佐野圭亮 隼の六助/桂三木助 笙子/河原崎有稀 房吉/うえだ峻 高木保之進/高井清史 太市/水野純一 すみれ/吉井丈絵 お花/森永明日夏 菊江/弓場沙織 結城新三郎/西郷輝彦 今井了仙/内藤武敏 升吉/新田純一 長尾伴内/中丸新将 仁平/出光元 権造/粟津號 李仙山/楠年明 多岐元孝/溝田繁 大家/柳川清 赤垣伝兵衛/小松政夫 徳川吉宗/山口崇 榊原伊織/竹脇無我

原案/葉村彰子 脚本/鶴島光重 監督/山内鉄也

※福ちゃん二態、疱瘡患者で大忙しの養生所を視察に来るお奉行のお供と、新三郎を闇討ちするゴロツキの一人。
※上様がたぬきに来て皆で祝杯というシーンで締めるが、特段「最終回」という感じは受けなかった。


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