1971年 TBS/東映
第1話 「紫の女」 1971.5.17
匂い袋を携えた復讐鬼は、「仇」を殺したうえでお上に物申さんと図る。
狙撃されたり毒殺されかかったり、なかなか大変な目に遭う忠相だが、法の欠陥に怒る女に温情をみせるのだった。
ロケ地
- 水天宮に詣で安産のお守りを貰う雪絵、御香宮本殿。伊三郎が見かけ皆に注進し、大騒ぎに発展という笑い話。
- 下城してくる騎馬姿の忠相、大阪城極楽橋〜青屋門(いずれも背景に天守)。眠気覚ましに外濠をまわって行こうと従僕に話しかけるシーンは多聞櫓にスイッチ、以降堀端を行く。数奇屋橋あたりを通りかかり、紫頭巾の女に狙撃されるのは随心院薬医門前、女は梅林の茂みに(遺留品の匂い袋を拾うのは比丘尼橋の上とナレーション入る)。
- 養生所から帰る伊織、ならず者に無体を受ける女を救う町角は上賀茂神社北神饌所裏手、渉渓園スダジイ根方。
- 夜更けて役宅へ戻る忠相、門は相国寺大光明寺門。あとで伊織と出てくるシーンもある。
- 事後、雪絵と連れ立って水天宮に詣で安産のお守りを貰う千春、御香宮本殿。これを見て早とちりの辰三が騒ぎ走り、忠相らにぶち当たるのは本殿脇、その後一同笑いつつ帰るシーンは本殿裏手、露店あしらい。摂社も映り込んでいる。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 魚勝/関敬六 加代/武原英子 妙/加藤治子 政吉/里見浩太朗 おつう/日色ともゑ 村上源次郎/大坂志郎 伊三郎/中村竹弥 大岡忠高/片岡千恵蔵
脚本/加藤泰 監督/内出好吉
第2話 「悪の決算」 1971.5.24
強盗殺人の冤罪事件、麻疹流行とからめ「三次」登場の舞台を作る。
真実を知るも表へ出られぬ三次の苦悩、脳内での善悪対決が笑える。
ロケ地
- 呑舟を伴い登城するも幕閣に容れられず下城する忠相、くぐる城門は大阪城多聞櫓。以禰が騎馬の忠相へ直訴に及ぶのは随心院薬医門前〜塀際。
- 忠相のはからいで番所から開放された以禰、憔悴し歩む道は上賀茂神社ならの小川畔。ここでぐず市と後家貞にからまれ、三次通りかかり介入の運び。
- 以禰の父の事情を知った三次、苦悩しつつ渡る夜の橋は中ノ島橋、このあと肘庵一味に襲われる町角はセットにスイッチ。
- 呑舟が新入り弟子・以禰を案内する薬草園、不明(どこかの邸内?蔵や軒先ちらり、庭に林。遠景に山裾)。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 肘庵/田中明夫 三次/松山英太郎 御家貞/江見俊太郎 ぐず市/汐路章 萩原/浅野進治郎 与兵ヱ/伊沢一郎 村上源次郎/大坂志郎 海野呑舟/志村喬
脚本/加藤泰 監督/内出好吉
第3話 「復讐・唐人剣」 1971.5.31
清の貢使が来日、将軍に謁見の運び。これを絶好の機会と狙う一味あり、まんまと特使と入れ替わるが、南町奉行の慧眼からは逃れられないのだった。
ロケ地
- 特使がやって来る街道、不明(溜池端と思しき地道、谷地田の田畔等。山城か亀岡か)。
- 鯉に餌をやる上様、不明(庭園池泉の切石橋上、枳殻邸か/芝庭やパーゴラあり)。
- 特使の宿館となる御用屋敷、大覚寺明智門。
- 顔を潰された唐人の死体を検分する源さん、大覚寺大沢池畔。後段、調べ直し聞き込みの際には屋形船が映っている。
- 呼び出された秀芳が浪人たちに囲まれるやしろ、相国寺弁天社。追ってきた辰が拉致駕籠をそれと知らず見るシーンは鐘楼脇。
- 将軍が特使と謁見の増上寺、永観堂御影堂。一味が正体を現しての大立ち回りはお堂前で。「唐人」の得物の青龍刀がわんさか出る。
大岡忠相/加藤剛 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 徳川吉宗/山口崇 辰三/高橋元太郎 宗錫烈/夏八木勲 平戸屋/清水元 天堂弥九郎/滝恵一 宗秀芳/東三千 村上源次郎/大坂志郎
脚本/津田幸夫 監督/山内鉄也
第4話 「恋文騒動」 1971.6.7
伊織と千春、長すぎる春を回避の巻。源さんの心情を誰よりも判る辰は、恋文をでっち上げて進展をはかるが、もちろんバレてしまう。
囚人たちに赤痢発生、これに乗じた牢破りが出るという事件を、うまく話にからめ目出度い結末へ持ってゆく。
※ロケなしセット撮り
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 おしん/中原早苗 清太/江波多寛児 権三/高並功 吉六/川浪公次郎 村上源次郎/大坂志郎
脚本/葉村彰子 監督/田坂勝彦
第5話 「生きていた男」 1971.6.14
ことは阿片がらみ、出所はあっさり判明するが、悪党ばらへの復讐をもくろむ侍が出てきて、そやつは忠相と瓜二つの相貌という面白い展開に。「同情に値するケースだが罪を犯してしまっているヒトはアレなので消えてもらう」定型パターンが来るが、お話を畳むのに元恋仲の狂女が使われて、袖を絞らせる幕切れとなる。
三次が密偵をつとめる設定のなされる回、忠相は臨時のつもりらしいが、伊織には便利だから常態になると言われている。
ロケ地
- 阿片中毒患者を診た伊織、忠相に談判に行ったあと、役宅を出て二人して町をゆくくだり、下鴨神社。話し込む二人に行き当たり忠相の顔を見て驚愕する文蔵のシーン、一の鳥居の北、下鴨東通と別れ御蔭通に行くまでの「参道」(現存する建物もいくつか見える)。忠相を見て逃げた文蔵が「白い浪人」に斬られるシーン、泉川畔境外石柵脇から境内泉川切石橋上(斬られて泉川へドボン)。
- 駿河屋の娘・由里(狂女)がお忍びの忠相の顔を見て騒ぐくだり、疎水分線端・大豊神社御旅所付近。今はもう無い板塀、今もある石橋などが使われる。
- 狂女を誘い出し接触する忠相たち、下鴨神社河合社鳥居脇。
大岡忠相、香川小源太/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 由里/光川環世 三次/松山英太郎 松田道十郎/渡辺文雄 伊右衛門/内田朝雄 久太郎/小川真司 番頭/上田忠好 文蔵/賀川泰三 村上源次郎/大坂志郎
脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
第6話 「権三と助十」1971.6.21
冤罪事件の再審、寝覚めのわるい思いはお奉行ミラクルで昇華。
お話の勘所は、容疑者の獄死がトラウマになっていた、同心の心情。奇蹟を喜ぶ皆をよそに、蚊帳の外に置かれたことを怒る、村上のダンナのふくれっ面が傑作。
ロケ地
- 町役に知恵をつけて権三らを奉行所送りにしたあと、真犯人と思しき勘太郎を尾行する村上と辰、金戒光明寺永運院下坂。辰が博打のしぐさをしながらおりてきて、瑞泉院前にいる村上に報告。
- 勘太郎を召し捕る村上と辰、金戒光明寺参道石段下。ダンナは石段中ほどにいて、鐘楼を背に立つ。
大岡忠相/加藤剛 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 政吉/里見浩太朗 三次./松山英太郎 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 加代/武原英子 権三/財津一郎 おかん/山東昭子 助十/武藤章生 勘太郎/藤岡重慶 村上源次郎/大坂志郎 伊三郎/中村竹弥
脚本/大西信行 監督/内出好吉
第7話 「燃える牢獄」 1971.6.28
い組の常吉が博打でパクられ、主犯格とされ重罪になるもよう。裏には悪辣な岡っ引きの横恋慕というよくある話、しかし月番は北で牢屋は火事になるし、常吉のおっかあ危篤の知らせは届くし、そもそもの起こりのワルは当然妨害を企てる。
八方ふさがりの事態を打開するのは、もちろんお奉行。待つしかない源さんのやきもきが、見ている者にも乗り移る。
ロケ地
- 祭りの神社に来ていた政吉と加代をひやかす源さんと辰、松尾大社楼門前(参道に露店あしらい)。賭場を急襲する伝蔵たちは用水石橋を渡り、楼門内側にある蔵へ殺到。石橋たもとには、山吹が開花。
- 茅場町の火事のあと、大番屋仮牢とされる本郷の安養寺、神光院。「安養寺西門」と看板が架けられているのは西門で、内外を使うが、この門の表側がこれほど詳しく映った作品は見たことがなく、貴重な一件と言える。境内蔵付近では被災者への炊き出しが行われていて、中興堂は囚人寄場という設定。
- 桶川から戻る常吉を待ち伏せする伝蔵たち、街道は不明(松林や雑木林沿い、山裾の地道。立ち回り現場は、道隈に石灯籠や石仏が置かれた、用心棒シリーズなどでも出たアレ。近江か山城か丹波か、いずれにせよ遠地ロケと思われる)。
- 事後、冷や汗ものだった今回の事態を述懐する忠相・伊織・源さん、役宅のお庭は阪口青龍園池泉端。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 加代/武原英子 政吉/里見浩太朗 お糸/磯野洋子 常吉/橋本功 伝蔵/深江章喜 中山出雲守/永井智雄 弥太/牧冬吉 吉沢唐十郎/三島耕 村上源次郎/大坂志郎 伊三郎/中村竹弥
脚本/津田幸夫 監督/山内鉄也
第8話 「罠」 1971.7.5
三次の情話、以禰といい感じのところへ過去から暗雲。忠相や源さんからの厚い信頼、恩人の姐さんの慈愛と泣かせる話が続くが、面目を失った北のお奉行さまの憤懣もツボ。
ロケ地
- 辰の財布を掏ったお峰と、行商中だった三次が出会う町角、今宮神社境内(楼門近く)。三次が財布を取り上げ問答していると、東門内側の石橋を渡って辰が駆けてくる。
- 三次と以禰がデートの薬草園、不明(屋敷裏みたいな感じの畑と林、建物のほか竹林も見える)。
- 三次捕縛のあと、お奉行と源さんが語らう庭、阪口青龍園池泉端。
- 以禰が祈りを捧げる八幡さま、今宮神社本殿。お峰のことを思い出し源さんに告げるくだり。
- お峰を追い回す以禰、上賀茂神社ならの小川畔〜神事橋。
- 願ほどきに詣でる以禰、今宮神社本殿。釈放された三次が、忠相らと境内をやって来る。
大岡忠相/加藤剛 三次.松山英太郎 中山出雲守/永井智雄 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 村上源次郎/大坂志郎 白魚のお峰/長谷川待子 岩吉/鮎川浩 念仏右ヱ門/金井大 織部/高野真二 六兵衛/岩田直二 田口/穂積隆信 海野呑舟/志村喬
脚本/葉村彰子 監督/松村昌治
第9話 「消えた越前」 1971.7.12
南町奉行夫妻がさらわれるという、前代未聞の事態。源さんも神山さまも必死に動いて核心に迫るが、忠相は自力で這い出てきたり。
因となった「お家の事情」には、ぴしゃりと一撃。
ロケ地
- 雪絵がさらわれる墓地、くろ谷か(丘の上、下に池が見える)。
- 貸本に入れられていた脅迫状、それを持ってきた行商人が通る町角、相国寺鐘楼脇。ちんぴらにぶち当たり、品物を落としてしまった回想シーンも出てくる。
- 猿轡を噛まされた雪絵が駕籠で届けられる役宅、相国寺大光明寺門。
- 牢から出された卯之吉が狙撃される道、相国寺大光明寺南路地。
大岡忠相/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 三次/松山英太郎 おさん/渚まゆみ お道の方/川口敦子 西田屋/香川良介 卯之吉/宗近晴見 村上源次郎/大坂志郎 神山左門/天知茂
脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也
第10話 「下手人は火あぶり」 1971.7.19
火刑に処するにはあまりに不憫な少年を、頓知で救う越前。騒動のもととなった三十路の馬鹿息子を演じるは田中邦衛、大仰な暴れっぷりが見もの。民に人気の越前に反感を抱く、火盗改の近藤うじもいい味。ぼうふら入りの天水桶の水を飲んで七転八倒の、若旦那に対する伊織の治療法が大笑い。
ロケ地
- ご婦人をからかいながら道をゆく惣之助、今宮神社門前茶屋・かざりや前(暖簾そのまま)。東門前を、古証文携えた志乃が通りかかる。志乃に言い寄るもきっぱりはねつけられムカ→証文をうまうまと取り上げる惣之助は東門内石橋上。
- 釈放された佐吉を送ってゆく源さんと辰、上賀茂神社二の鳥居続き朱玉垣前。迎えに来た姉・志乃と抱き合って喜ぶシーンは神事橋上。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 惣之助/田中邦衛 志乃/北川美佳 惣左ヱ門/増田順司 佐吉/堀川亮 タケ/正司花江 お清/初音礼子 吉兵ヱ/外野村晋 金六/天草四郎 近藤喜三郎/外山高士 村上源次郎/大坂志郎
脚本/稲垣俊 監督/山内鉄也
第11話 「騒乱」 1971.7.26
長雨は凶作を呼び、諸式は高騰。情勢を利用し謀反を企む怪しの祈祷師あり、根城に入ってみた忠高は、豪放磊落な気のいい浪人と出会う。その侍は、たつきのため心ならずも祈祷師から扶持を受けていた。
ロケ地
- 約束した弥兵衛が来ないので門口に出てみる忠高、東福寺一華院門。辰が通りかかり、お使いを強要されてしまう。
- 江戸へ向けて凶作を知らせる早馬が駆ける街道、北嵯峨農地竹林際。いろんなアングルを使い、各所から来るさまを表現。
- 江戸城イメージ、皇居各所。千鳥ヶ淵あたりか・堀端の絵と、櫓。
- 矢継ぎ早に米価が貼りかえられる米会所、御所長屋門。
- 遂に起こった市中の騒動をおさめるべく、御用米の放出を願うため老中・安藤対馬守邸の門を叩く忠相、大覚寺大門。
- 祈祷師の根城の寺・四天王寺へ殺到する捕方、走る市中は随心院長屋門前(北西角から東望の図)。一部不明箇所あり。
- 事後、残された孫の弥一郎を連れて弥兵衛の墓に参る大岡家の人々、宝塔寺墓地。
大岡忠相/加藤剛 妙/加藤治子 三次/松山英太郎 雪絵/宇都宮雅代 村上源次郎/大坂志郎 武田源柳斉/川合伸旺 辰三/高橋元太郎 村田/伊吹聡太郎 弥一郎/三木豊 遠藤/楠本健二 中原弥兵衛(クレジットは弥一郎と表記)/近衛十四郎 大岡忠高/片岡千恵蔵
脚本/国弘威雄 監督/内出好吉
第12話 「まごころ」 1971.8.2
あやういところだった主従が、大岡ファミリーの連携によって救われる情話。
奥さまの夫の仇だった者どもは悉く忠相に懲らされ、「二人」には新しい生き方が示唆されるのであった。
ロケ地
- 以禰に幼時を語る三次、養生所薬草園は不明。2話で出たのと同所と思われる。今回は物干し場がしつらえられている。
- 以禰と三次がデートしていると、玄吉が人足たちにボコられているところに出くわす木場、嵯峨にあった材木置場か(大規模)。嵐山の裾と思しき山容が見える。
- 玄吉の回想、瀕死の母にやる薬のため杉山の印籠を狙った道、相国寺大光明寺南路地(東望、未舗装の地道)。角に、何やら怪しの「木」が立っている。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 村上源次郎/大坂志郎 三次/松山英太郎 三枝左内/小池朝雄 以禰/望月真理子 玄吉/前田吟 浪江/中村玉緒 海野呑舟/志村喬
脚本/大西信行 監督/山内鉄也
第13話 「卍組始末記」 1971.8.9
凶賊が跋扈、奉行を糾弾する声高し。
懸命の捜索が続くなか、神山左門は前線を離れ足抜き女郎の心中事件を探るのだが、それは奇しくも悪党へ迫る近道なのだった。
ロケ地
- 女郎と札差の小番頭の心中死体を検分する左門、広沢池東岸汀。設定は向島河岸。左門はこの遊女を知っていた次第。
- 足抜きを手引きした男に会いにゆく左門と三次、襲われる夜の町角は大覚寺五社明神。設定は伝通院裏。
- 小番頭と関係ありそうな下女を求め秩父さして旅に出る左門、街道は北嵯峨か亀岡か(田畔、林際)。同行した三次が聞き込みの茶店、不明(渓流端)。
- 下女・毬の手がかりを求め秩父在の神社に立ち寄る左門、走田神社鳥居前。祭りを演出。その後街道筋の灯篭で一休みするシーンは走田神社境外の道(田畔、はさ木が見える)。
- 足を痛め川に浸している毬を見つける左門、清滝河原。虚無僧の襲撃を受ける。
- 心中ではなく凶賊によって殺されていた小番頭・孝太郎の墓、宝塔寺墓地。女郎・お葉の卒塔婆も近くにある。
大岡忠相/加藤剛 三次/松山英太郎 本田民部/金田竜之介 辰三/高橋元太郎 村上源次郎/大坂志郎 お葉/磯村みどり 毬/有川由紀 徳兵衛/永井秀明 神山左門/天知茂
脚本/葉村彰子、石川孝人 監督/山内鉄也
第14話 「呪われた鎧」 1971.8.16
町雀も興味津々の、大身旗本家で起こった怪談。
夜な夜な現れる鎧武者は、遂に跡継ぎの若様を殺めるに至るが、「不思議」にはもちろん腥い思惑が隠されていた。
ロケ地
- 三河以来の旗本・坂田邸、相国寺林光院。ところは青山、坂田家は三千石。夜間撮影も昼間もあり。
- 坂田家の跡取り・左馬之介が怪異の果て頓死したことを注進らおよぶ辰、源さんの家へ走る夜道は本能寺塔頭前。門を叩く源さん宅はセット。
- 幻燈を見に出かけた両国の見世物小屋で、幻燈し見ずに出刃打ちを見物して帰る忠相たち、帰り道は相国寺方丈塀際。辰に謎解きが開陳される大岡邸門前は、相国寺大光明寺門前。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 以禰/望月真理子 辰三/高橋元太郎 坂田左馬之介/吉田輝雄 汐路/北林早苗 坂田大二郎/高森玄 中平喜内/本郷秀雄 楓/上村春子 村上源次郎/大坂志郎
脚本/大西信行 監督/内出好吉
第15話 「煙草屋喜八」 1971.8.23
とんでもない悪党どものせいで、不幸のどん底へ叩き落される、か弱き町人夫婦。相手が火盗与力なもんだから、忠相も奇手を用いて対抗。
複雑に絡み合った人間模様が、巧く解きほぐされてめでたい結末を迎える。天津敏の極悪ぶりと、老盗を演じる島田正吾の渋さが凄い。
ロケ地
- 質屋で大金を見て悪心を起こしてしまう喜八、懊悩して参詣し鰐口を鳴らす神社は赤山禅院本殿。その後かん(千代の養父の目明し・五兵衛の後妻)と熊蔵に懐中の四両を奪われる際には、延命地蔵が映り込んでいる。設定は穀町の神社。
- 火盗与力・久保寺の無体から逃れ、裏口から飛び出してくるお千代、不明(塔頭の通用門か)。
- 源さんの示唆で駕籠訴をするお千代、随心院薬医門前塀際。「南町奉行の駕籠」は、北西角を曲がってやってくる。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 村上源次郎/大坂志郎 お千代/佐々木愛 喜八/早川保 久保寺幸之進/天津敏 太三郎/小林勝彦 五兵衛/見明凡太郎 伊兵衛/島田正吾
脚本/加藤泰 監督/内出好吉
第16話 「朝顔」 1971.8.30
アル中の義母を嫌う青年だが、彼女が矢場で稼いだ金で勉学してこれたという、ジレンマを抱えていた。ある日、女は手ひどく斬られ川に落ちて人事不省に陥るが、はじめ亭主が、次いでその倅の青年が犯人として名乗り出る。真実に迫るお白洲は、生さぬ仲の親子を結び合わせる場となる。
ロケ地
- 明日は養生所入りという日、倅・数馬に最後の稽古をつける早瀬浪人、下鴨神社河合社裏手糺の森。伊織や呑舟に紹介してやった辰(数馬と同じ長屋の住人)と、呑舟のお使いの以禰がやって来る。
- チンピラ・猪吉の回想、言い寄るも夫への愛を理由に拒否され激怒・園を手にかけた夜の橋、上賀茂神社神事橋。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 以禰/望月真理子 辰三/高橋元太郎 村上源次郎/大坂志郎 園/河村有紀 早瀬数馬/池田秀一 屋台の親爺/美川陽一郎 猪吉/宮口二朗 早瀬半兵衛/高松英郎 海野呑舟/志村喬
脚本/石川孝人 監督/内出好吉
第17話 「天狗退治」 1971.9.6
岳父の依頼で、源さん連れて青梅に赴く忠相。事件は神隠し、庄屋の跡取り息子が失踪、後妻には腹を痛めた男児がいた。
身分を隠していた忠相が、最後に名乗る「印籠」パターンが楽しい。
ロケ地
- 青梅の助左ヱ門邸(庄屋屋敷)、不明(長屋門、母屋は萱葺き、門越しに蔵が見える。庭も立派)。
- 失踪した庄屋の長男を捜索する村人たち、不明(山裾の棚田、古びたやしろ等)。
- 忠相と源さんがゆく街道、不明(田畔)。
- 庄屋の後妻の父・青砥那右ヱ門が寺子屋を営む、氷川の寺・光福寺、不明(石段上がると門)。
- 源さんが青砥を目撃する竹林、北嵯峨か。
大岡忠相/加藤剛 雪絵/宇都宮雅代 吉本作左ヱ門/堀雄二 篠/西尾恵美子 助八/入川保則 青砥那右ヱ門/下元勉 助左ヱ門/成瀬昌彦 岩吉/藤岡重慶 柴山十造/山崎直衛 雲海/武藤章生 村上源次郎/大坂志郎
脚本/大西信行 監督/山内鉄也
第18話 「すっとび辰の失恋」 1971.9.13
寝込むほど入れあげた女は悪女、挙句の果て罪に落とされかかる辰。哀れな女の背後には、腐りきった寺社方小検使がいた。
この女が千春に生き写しという事実がまた哀れであり、逆転の鍵ともなる。雪絵さんの大立ち回りは必見。
ロケ地
- 大量の魚が浮いたため、源さんたちが検分に船を出す浅草田圃の用水堀、広沢池東岸。底を突いていると、金貸しの死体が見つかる運び。
- 忠相がお梶を呼び出した件を長谷川へ注進に及ぶ儀十、今宮神社境内。設定は富岡八幡宮。
- 事後、辰を慰める役を買って出る雪絵、お梶のことなど語りつつ二人釣りをする水辺は広沢池観音島。鰻が釣れて大騒ぎ。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 中山備前守/永井智雄 長谷川大蔵/菅貫太郎 儀十/小林重四郎 神さん/赤木春恵 甚助/汐路章 額次/五味竜太郎 伊助/高峰圭二 佐四郎/遠山金太郎 黒田豊前守/西山辰夫 村上源次郎/大坂志郎
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
第19話 「新助そばの悲願」 1971.9.20
ようやく駆けつけの手札を頂いた髪結いだが、さっそくの出場で公用箱を強奪されてしまう。その箱に入っていた、十二年前の因縁が動き出し、怨念は悪党どもを刺し貫くのだった。
ロケ地
- 事後、庭を逍遥しつつ事件を述懐する忠相と源さん、青龍苑池泉端。築山上から見下ろしたアングルもあり、今との違いがよくわかる。
大岡忠相/加藤剛 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 加代/武原英子 政吉/里見浩太朗 村上源次郎/大坂志郎 鶴吉/工藤堅太郎 新助/長谷川哲夫 中山出雲守/永井智雄 八巻連三郎/戸浦六宏 伊三郎/中村竹弥
脚本/津田幸夫 監督/山内鉄也
第20話 「若様誘拐事件」 1971.9.27
事件はタイトル通り、若様は無事だが、無用の血もたくさん流れる。おおもとの「お家騒動」には、悪人善人貴賎問わず、さまざまな人の思惑と事情が絡みついていた。
ロケ地
- 番町の旗本屋敷から、座敷牢に入れられていた若様を連れ出したお島、「匿う」本所十間川の家は大堰川河川敷に小屋しつらえ。土手も使われるほか、堤内地の家並みもちらり。お島はヒモと住んでいる設定(事件ではグル)。
- 旗本屋敷に女中として潜入する以禰、小間物屋で入りツナギ文を受け取った三次が、屋敷を出て文を見る塀際は広隆寺東塀際(木あり)。
- お島が殺めた御女中が焼かれた千住光明院、招善寺墓地に似る。焼場へ送った浅草の寺、化野念仏寺。
- お島が源さんを呼び出す茶屋、平野屋。源さんは若様と引き合わされ、助けてと縋られるが追っ手かかり皆で逃げ出し。暖簾そのまま。
- 源さん宅に匿われたお島のことで憤慨、家に入れず待っていた千春が旗本の手勢にさらわれてしまう薬師さま、今宮神社東門内外。設定は茅場町薬師と思われる。
- 京へ派遣されていた三次、馬を駆る山道は不明。千春誘拐あたりで挿まれる街道は嵐山自転車道。旗本の手勢が待ち伏せしていてピンチの鈴ヶ森は下鴨神社馬場(梟首台あしらい、忠相が騎馬で駆けつけ加勢)。
- 事後、皆と亡妻の墓に参る源さん、化野か。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 三次/松山英太郎 村上源次郎/大坂志郎 お島/中原早苗 安間平左ヱ門/垂水悟郎 大岡忠高/片岡千恵蔵
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
第21話 「勇気ある挑戦」 1971.10.4
異国の医術を欲した伊織は、鎖国政策を続ける将軍を痛烈に批判、吉宗の怒りを買う。忠相をも巻き込みかけた捨て身の願いは、薄汚い思惑もかいくぐって天に届く。
ロケ地
- 伊織の意見書のことや、長崎行き希望の件を源さんに話す忠相、相国寺大光明寺石庭。
- 忠相の裏をかいて伊織に会いに出かける吉宗、養生所前で駒をとめるシーンは広隆寺東塀際(境外)。お供は御側衆の有馬兵庫、養生所はセットに切り替わり。
- 品川へ出向いた伊織を追って街道に馬を駆る吉宗、嵐山自転車道(堤外地から見た図、背景に東公園の木立)。流感で死んだ者の野辺送りを見て駒をとめ、更に川で疫病退散の禊をする民を見るという場面・川は桂川。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 雪絵/宇都宮雅代 辰三/高橋元太郎 以禰/望月真理子 徳川吉宗/山口崇 お仙/田村奈巳 村上源次郎/大坂志郎 海野呑舟/志村喬
脚本/稲垣俊 監督/鎌田房夫
第22話 「幻術師」 1971.10.11
第23話 「鬼の目に涙」 1971.10.18
強請りで捕われた性悪婆、お白洲でついた嘘が却って己を苦しめる結果に。そんな婆でも皆は憐れみ、倅夫婦とひと時を過ごさせようと芝居を打ってやる。身のほどを省みぬ居丈高な婆だが、ほんものの大悪党のお使いをさせられたことで、改悛の道は開けるのだった。
ロケ地
- おたか婆さんの倅・清三郎が嫁と舅を連れて下る東海道、琵琶湖西岸(砂浜)。
- おたか婆さんの婿ということになっている、源さんの家設定の実は大岡忠高邸、伊勢屋が軸を届けに来る玄関は相国寺林光院式台玄関。
- 牢名主がおたか婆さんに託した千両の隠し場所の神社、平岡八幡宮。やしろの名前は詳らかでないが、永代の向こうという演出あり。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 おたか/笠置シズ子 長右ヱ門/曽我廼家五郎八 四郎左ヱ門/細川俊夫 大岡忠高/片岡千恵蔵
脚本/加藤泰 監督/内出好吉
第24話 「やまいぬ」 1971.10.25
よくあるお家騒動、野心を抱く江戸家老は、跡継ぎの若様を害さんと謀り殺し屋を雇う。「仕事」の現場に出くわした忠相は介入するが、刺客のなりは奉行の忍び姿そっくりなのだった。
ロケ地
- 大聖寺の若様が狙われる一回目の向島土手、広沢池東岸(現在団体所有の「垣根の向こう」、土手をおりてゆく表現はあるが、水辺は無し。船のシーンはセットと思われる)。
- 夜、新しい笠を携え屋敷を出る忠相、相国寺大光明寺門。伊織がやって来てともに歩む道は相国寺方丈南西角(法堂映り込み)〜西塀際(東望)。
- 殺人依頼を取り持った香具師の丑松が殺されたのを見て帰り、藩の江戸家老が殺し屋殺害を命じる町角、御香宮参道。
- 引き続き探索のため忍び姿で出る忠相、相国寺鐘楼植え込み付近〜相国寺大光明寺南路地(南の塀を飛び越して三次が現れ、松平家の動静を報告)。
- 伊織や三次と別れた忠相が通る町角、相国寺湯屋角(辻に見立て、直後藩士らが通りかかり、編笠姿の忠相を殺し屋と誤認・尾行を開始)〜相国寺弁天社・鐘楼前を経て御香宮参道・参道石段。藩士の一人が報告に駆け戻る藩邸(松平備後守邸、看板には大聖寺の字)、相国寺林光院(門前に探索中だった三次が来ているが、真昼間?に盗人装束のまま)。下鴨神社紅葉橋から河合社脇と糺の森。家老と合流した藩士たちが忠相に襲い掛かる明神下、北野天満宮御土居下の天神川端(橋を渡るシーンや、御土居からおりてくるシーンもある)。
- 家老らの始末が済んだあと、なお不明だった殺し屋と遭遇し対決する忠相、相国寺鐘楼脇(伊織が忠相と間違えて声をかける)〜境内(編笠同士の対決)。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 以禰/望月真理子 辰三/高橋元太郎 三次/松山英太郎 安部右近/成田三樹夫 大槻玄蕃/河津清三郎 丑松/富田仲次郎 権六/河上一夫 吉兵ヱ/山岡徹也 村上源次郎/大坂志郎
脚本/大西信行 監督/田坂勝彦
第25話 「おとし穴」 1971.11.1
若い同心が落ちた甘い罠は、奈落へと続く。唯一の救いは、女が彼の名誉を守り通してくれたことだった。
抜け荷一味に加担してしまう同心がいる一方、神山左門が荒くれ船頭に身をやつし潜入。どちらの筋も見もの。
ロケ地
- 奉行所をあげて中川筋に張り込むも空振り、の捕方待機の橋下、唐橋。橋脚と川面のみ映る。
- 始末された船頭の検分、瀬田堤下か(土手法面にステップ)。
- 田所に不審を抱いた源さん、彼を詰問する川端は瀬田橋竜宮、「傾いだ玉垣」脇の河川敷。川には船が舫っている。
大岡忠相/加藤剛 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 村上源次郎/大坂志郎 お栄/野川由美子 田所精一郎/島田順司 喜三郎/今井健二 豊前屋/野口元夫 田所の母/近江輝子 伊之/穂積隆信 神山左門/天知茂
脚本/宮川一郎 監督/鎌田房夫
第26話 「脅迫者」 1971.11.8
大店に強盗、内通者が疑われ、番頭には脅迫状が来る。今なら違った判決が出るあたりが妙味の、渋い情話。
解明の一端に、雪絵の助言があるのも面白い。
ロケ地
- 「弥生橋へ来い」との脅迫状を受け取った番頭・喜助、使いと称し店を出て、その文をあらためて見る道、建仁寺禅居庵・久昌院間の塀際。少し待ってみる弥生橋は太秦のオープンセット、その後赴く本来のお使い先の旗本屋敷は建仁寺久昌院(門を入ってゆく)。
- 疑われ、辰の見張りがつくなか動く、喜助の妾・おせん、辰が追うルートは相国寺弁天社前〜鐘楼脇〜宗丹稲荷(おせんはここでお百度を踏む)。
- 事後、伊織と事件を述懐する忠相、阪口青蓮苑池泉。二人ははじめ切石橋上にいて、築山を登ってゆく。アングルは役者と同位置のものと、はるか上からとの二つ。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 喜助/林真一郎 清六/東野孝彦 おせん/二本柳敏恵 お梅/伊藤るり子 嘉兵衛/小栗一也 お鶴/松本路子 大吉/吉原正皓 若侍/木谷那臣 村上源次郎/大坂志郎
脚本/津田幸夫 監督/内出好吉
第27話 「小西屋事件」 1971.11.15
三次と以禰が大喧嘩のすえ仲直りする話を縦糸に、成立から成就までトラブルだらけの気の毒なカップルを描く。
心ならずも人を殺してしまった哀れな娘を救うため、忠相は「先例」を盾にとり、胸のすく判決を下す。
ロケ地
- 以禰と喧嘩、呑舟のとりなしも聞かず養生所を飛び出した三次、むしゃくしゃして濠に石を投じていると、同じく投石していた丁稚が鴨を殺したとして引き立てられてゆくのを見る堀端、彦根城佐和口多聞櫓前堀端。三次がいるのは埋木舎側。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 三次/松山英太郎 以禰/望月真理子 お光/有川由紀 村上源次郎/大坂志郎 長三郎/石山律 元益/藤岡重慶 小西屋/増田順司 武左衛門/村上不二夫 庄兵衛/富田仲次郎 海野呑舟/志村喬
脚本/稲垣俊 監督/山内鉄也
第28話 「祝盃」 1971.11.22
宙ぶらりんだった、伊織と千春の仲に決着の巻。地方からもたらされた難事件に総力であたる大岡ファミリー、調べの段で諸々の言葉が伊織と源さんの胸を刺す趣向。
強烈なマイナス指向を持つ男を小池朝雄が怪演、首の無い二つの死体が出来する経緯が見もの。
ロケ地
- 長崎行きについて聞かされていなかった千春、養生所へ押しかけ伊織と話す町角(二人は外へ)、今宮神社稲荷社前。
- 源さんが越後高田から囚人・伝吉を護送して戻る街道(信濃追分宿手前)、不明(杉林沿い地道)。
- お裁きが終わったあと、伝吉とお専はいい夫婦になると話しながら町を行く源さんと伊織、今宮神社東参道を門の方へ。二人立ち止まり、心決めて千春のことを話す橋、上賀茂神社神事橋上。
- 伊織と千春を見送る忠相たち、舞子浜松原。
大岡忠相/加藤剛 榊原伊織/竹脇無我 千春/土田早苗 辰三/高橋元太郎 雪絵/宇都宮雅代 三次/松山英太郎 吉本作左ヱ門/堀雄二 中山出雲守/永井智雄 上台憑司/小池朝雄 以禰/望月真理子 妙/加藤治子 村上源次郎/大坂志郎 伝吉/高津住男 お専/北川めぐみ 神山左門/天知茂 大岡忠高/片岡千恵蔵
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
★放送日時について、
「大岡越前非公式サイト−越前蟹−」 http://www.interq.or.jp/orange/mitumi/etizengani/
を参照させていただきました。現在休止中とのことですが、膨大なデータを掲載しておられて、いつも勉強させていただいたことを感謝いたします。
→大岡越前 第一部
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→ 大岡越前二時間スペシャル(2006)
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